白馬鹿日記

2004年05月31日(月) 起訴が決まって・・・

Winnyの金子氏起訴で、色々な報道が流れた。腹が立つというより寒気を覚えたね。
なお、引用は http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040531-00000003-mai-l26 から。

まずはこれ。「捜査幹部は逮捕の狙いを「一罰百戒の一言」と説明する。仮に違法な利用を前提としていても、現在の法体系では開発そのものの違法性は問えない。「金子容疑者の処罰よりむしろ、100万人を超える利用者に『開発者逮捕』の衝撃を与えることで、まん延する違法コピーに警告を発することが重要だ」と語る。」
見せしめ逮捕であることをとうとう明らかにしたわけだが、そのためにあえて法を曲解すると宣言しているのである。これはもう、警察が法の番人であることを自ら放棄したに等しい。違法だから逮捕したのではなく、警察のカンに障ったから逮捕したのだ。日本は本当に民主主義国家なのだろうか、法治国家なのだろうかという疑問は以前からあったが、これで良くわかった。少なくとも法治国家でない事はあきらかだ。

「実は、府警内部の反応も分かれている。」そりゃそうだろう。真面目に働いてる、犯罪を防いで安全を守る事を本当に大切に思っている警察官だっているのだ。問題は、そういう良心ある警察官の声が内部の暴走を防げない警察機構にある。無論、監察官という制度はあるが、地方警察本部の捜査方法にまで口を出す事はあるまい。目をつけられたが最後、もう誰も助けられない仕組みだ。

「しかし、捜査幹部は「検察庁とも相談し、半年がかりで準備を進めてきた。証拠は既にそろっている」と自信を見せる。」なるほど、証拠が揃っているにもかかわらず、証拠隠滅の恐れを理由に勾留を延長したんですな。自白させるための嫌がらせだったと公言したか、でなければ証拠が揃っているという嘘をリークしたという事。犯罪者を作り出すプロセスの一端を見た思いだ。

「背景には法務省の強い後押しがあるとされ、本来は道具に過ぎないソフトの開発者についての「ほう助罪成立」という新たな判例を作った上で、「無法地帯」と評されるネット社会への法規制に乗り出したい、という同省の思惑も透けて見える。」これはサイバー犯罪条約を盾にした、ネット上の検閲や表現統制への布石、という事だろう。犯罪者が必要なのだ。なぜこのタイミングで金子氏が逮捕されなければならなかったのか、その理由がこれなのだろう。

こういうコメントもある。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040601-00000115-mai-soci より。
「検察側は「著作権侵害ほう助の意思が開発者にあり、ウィニー自体もほう助するシステムだ」と立証に自信を見せる。」これは警察側の、「開発したから逮捕したわけではない」というコメントと矛盾する。技術者の手からP2Pシステムを取り上げるのが検察の目的なのだろうか。ネットの法規制のためなら技術の立ち遅れもやむなし、という発想は危険だ。ささいな手柄と引き換えに日本の将来を左右してしまう。だいいち本当に著作権保護が目的なら、P2Pを撲滅してもしかたがないのだ。

さらにこれ。「京都地検は31日午後の会見で「ウィニーは大半が違法コピーに使われ、被告自らも違法コピーにしか使っていない」などと指摘した。」 http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/shakai/20040531/20040531a4190.html より。
たしか金子氏はダウンロード専用Winnyをつくっており、それが著作権侵害を認知していた証拠だと言っていたはず。明らかに180°違う事を言っておる。呆れてモノも言えんぞ。そこまでして犯罪者をでっち上げたいのか?恥を知れ。

あまり深刻な話ばかりでもつまらないので、笑えるヤツも。 http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200405310029.html より。
「99年10月に創刊され、ウィニーの紹介もしてきた上中級者向け雑誌「ネットランナー」発行元のソフトバンクパブリッシング広報は「ウィニー自体は違法ではないと考えるが、著作権法違反が広がっていると認識しているので、違法だと思われるファイルのやり取りは掲載せず、使用方法の紹介にとどめてきた。今後も倫理的な編集方針を守る」としている。」
ちなみにこの本の8月号の見出し。
「激生ぶっこぬき」「あれも欲しい。これも欲しい。ネットにあるもの全部欲しい。欲望をむき出しにして、自分が欲しいと思ったものを根こそぎぶっこぬくのは、ネトラン者の正しい姿だ。そんな欲望に忠実な人のために、ネットから根こそぎぶっこぬく最新のテクニックを徹底解説するぞ。これを読めば落とせないものは何もない!」
ここまで平然とやられてはもう、笑うしかない。

「本ソフトが犯罪に使われるとほう助で逮捕されてしまいますのでしばらくの間公開を停止します。」そう宣言して自作ソフトの公開を停止してしまうページがあらわれた。はやくも逮捕・起訴による悪い影響が出てしまった。まあ、警察や検察にとっては痛くも痒くもないんだろうね。どうせソフトの事なんて何も知らないんだろうし。



2004年05月30日(日) 起訴確定の模様

勾留期限切れを持って起訴する方針。例によってまたまたリーク作戦ですか。やる事がイヤらしいなあ。でもまあこれで、警察の手は離れるので、金子氏の待遇も少しは良くなるかもしれない。保釈・在宅起訴でも何も問題ないはずなんだけどね、検察・警察ともいかに確信がないかという事なんでしょう。長い戦いになりそうな予感・・・だがこれはもう、是が非でも勝たねばならん。負けたら日本のソフト開発業界に重い足枷がはめられてしまうのですよ。

何だか知らんが負け続ける阪神。とうとう勝率5割、3位に転落してしまった。首位決戦で連敗はないよなあ。選手の使い方に少々疑問もあるのだが・・・大丈夫だろうか、岡田阪神。あんまりコロコロ変えられると、選手もやる気無くしまっせ。



2004年05月29日(土) 甘えるなよ、オラッ

京都新聞に府警の捜査書類流出とWinnyの総括記事が出ていた。あまりに呆れたのでコキ下ろす。なお、「」内は引用。

ネット上から削除できない理由を、「止める要請ができない。誰かが管理している状況ではない」と述べて管理者不在の状態を原因にしているらしいが、P2Pにおいては利用者一人ひとりが管理者なのだ。捜査書類などという、取り扱いには慎重の上にも慎重を期さなければいけないシロモノを保存していたパソコンを遊びに使うとはいったいどういう神経なのだ、と。流出形式を見る限りAntinny系のウイルス、いわゆるキ*タマウイルスを踏んだようだが正体不明のEXEはクリックしないというのはWinnyに限らずネットワークでは当たり前の事。それを承知でクリックしたとすると何らかのソフトないしインストーラーをダウンロードしたという事であり、これはもう明らかに買わずにタダでゲットという事でありまず問うべきは警察官としてのモラルであろう。それを、誰も管理してくれてないから、で逃げるのは甘えに他ならない。

そういう流出経緯があるにもかかわらず、記事では「同署の巡査が公用認定を受けたパソコンには、ウィニーのソフト本体もウイルス感染の形跡もなかった。ただ、巡査の自宅には別に数台のパソコンがあり、ウィニーを使って動画を取り込んでいた」と報道されている。考えられるパターンとしては
 1:公用認定を受けたパソコンからWinnyを削除した
 2:私用のパソコンに捜査書類をコピーした
のどちらかであり、1である場合これは捜査書類の取り扱い事犯に関する証拠隠滅であり、さらにいえば京都府警には削除されたデータを復元して確認する能力がないか、もしくは削除された事を承知でなかったフリをしているかだ。後者であればこれはもう、組織ぐるみの犯罪隠蔽行為でありそんな事はないと思うが、前者とするとそんな組織にWinnyのようなプログラムを本当に理解できるのかという疑問が浮かんでくる。前の著作権違反の裁判の証言もずいぶんといい加減なものであった。その程度の能力で犯罪認定をする資格があるのかどうか、確認する必要があると思う。2である場合は何をかいわんや、である。東京まで金子氏を捕まえに来る暇があったら署内の職員の再教育をやれといいたい。そういう事をする人達に犯罪捜査に関わって欲しくない、とすら思う。いずれにせよ、どのような方法で確認を行ったのかを明らかにしていただきたいものだ。

さらにこんな発言もある。「ウィニー開発者の著作権法違反ほう助事件の着手は、鳥インフルエンザの問題で遅れただけなのに、捜査書類流出の仕返しのように言われて残念だ」
京都では鳥インフルエンザというのはハイテク事犯なのであろうか?それともまさか、ニュースバリューを考えて時期を遅らせたという事なのか。手柄を広めるために検挙を遅らせるような事犯に対して、証拠隠滅の可能性があるから勾留延長とは恐れ入る。手柄の発表でなければ見せしめ効果の増大しかないだろうが、21世紀の文明国家で見せしめ逮捕などという事が行われたとは信じたくない。わけがわからんからとりあえず捕まえてしゃべるまで出すな、では魔女裁判と同じなのだぞ。

「流出した情報を削除できないネットが誕生したことは、社会の脅威」Winnyじゃなくても、その辺のアップローダーだって同じでしょ。どっかのHDDに眠っていたら削除した事にはならないし、流れてもキャッシュを保存しているHPはいくらでもあるんだぞ。紙に書いた情報だって、風で窓から飛ばされれば回収不能の情報になってしまうのだ。この場合、悪いのは紙でもペンでも窓でも風でもなく、窓辺に紙を置いたヤツだ。テレビとは違い双方向通信であることを理解し、重要な情報が流出しないような使い方をする、という自覚と能力のない馬鹿にパソコンやネットを触らせるなっての。実験レベルの高度なテクノロジーをオモチャにした報いである。小学生が見よう見まねで車を運転したら事故を起こした、というに等しい。

ただこの流出事件、ひとつだけ良いことがあった。この、Winnyを使っていた警察官、内規ではどうだか知らんが逮捕されたという話は聞かない。という事は、Winnyでダウンロードするだけなら法には触れないという事であり、知らぬ間にアップロードしてしまった場合も同様、という前例ができた事になる。合法利用にまで干渉されてはたまらんからね。

*引用ソースは以下
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004052900057&genre=C1&area=K00



2004年05月28日(金) 勾留期限まであと3日

Winny続報。特別抗告、勾留執行停止ともに棄却。なんだかもう、裁判官もグルになって冤罪を作り出そうとしておるのではないかという最悪の妄想が頭をよぎる。妄想なら良いのだが。実際、どちらも滅多な事では通らないらしいんだけどね。まもなく勾留期限、凶悪犯罪じゃないんだからさっさと釈放しろよっ!
どうもACCSの反応が微妙。P2Pの違法使用は牽制しつつも作者の違法性については不思議なほど慎重なコメントしか出てこない。無罪になった時に「ワシらは何も言っとらんもんね」と言わんがため、という感すらある。援護してくれとは言わんが、ぜひ中立を守っていただきたい。
ちなみに寄付総額は1500万円に迫る勢い。意思表示の手段としての寄付という当初の見込みは功を奏しているようだ。

ちょと修正。衆議院法務委員会での質問は民主党の松野議員によって本日行われた模様。ソフト製作者の逮捕に疑問を投げかける内容。26日の文部科学委員会での加藤紘一議員の発言といい、追い風が吹いてきた感じだね。いいぞいいぞ。



2004年05月24日(月) 最近大きなニュースが多いね

くそお、風邪が治らねえなあ。もう3週間くらいひいてるんじゃなかろうか。クシャミと鼻水と頭痛でボ〜ッとして何もできん。でもやらんわけにはイカンのだよなあ。木曜日にドライバのテストがあるし。実はまだ何もやってないのよねん。アイディアはあるのだが上の理由で全然まとまらん。どうしましょ。

Winny続報。寄付金が1200万円を超えたらしい。天井知らずだな。海外のメディアも驚きのコメント。だいたい、日本のメディアはグレー中立寄り、海外メディアはやりすぎ疑念、技術者は白黒両方だがどうも黒派の人たちはWinny自体が違法という概念から抜けられないでいるように見える。アメリカの国内法では逮捕はできないだろう、と書いていたメディアもあった。民主主義のモデル国家であるアメリカでできない事が、日本ではできてしまう。文化的、イデオロギー的には日本は後進国である。発展途上国ではない。むしろ、後退しているとしか思えないからだ。

拉致被害者関連、モメてますなあ。確かに小泉さんが安易な妥協をし過ぎた感はあるが、共和国の特殊性を考えると慎重に事を進めるという判断は同意できるものでもある。独裁国家は面子を潰されるのをもっとも嫌がる。時間を与え、弁明の機会を与えるのは必要な事だろう。誘拐しておいて何が面子じゃ、と思うかもしれないが理屈の通じる相手ではない。逆切れされて生きている者にまで累が及んだら誰が責任を取るのか。漏れ出てくる情報が正しいとすると、彼の国では珍しい事ではないのだ。もう充分に待った、いつまで待たせるのかという声は、歴代の政府首脳に向けられるべきものだろう。今だけが怠慢なのではない。今までがずっと怠慢だったのだ。それに比べたら大きな進展なのではないかな。



2004年05月22日(土) 勾留延長決定

Winny続報。金子氏の勾留延長が決まったらしい。不服申し立ても却下。予想していたとはいえやはり良い気分ではない。前にも書いたかもしれんがこの裁判、被告側の主張をはたして裁判官や検察官が本当に理解できているのだろうか、というところがどうしても気になる。無論、彼らの正義に対する信念や法と良識に対する経験と知識には一点の疑いも持つものではないが、残念ながら彼らはプログラマではない。あいも変わらずバージョンアップにこだわっているらしいが、それが何を意味するのかわかってこだわっているとはどうしても思えない。雑誌に掲載されて急激にユーザーが広まった後、GUIの使い勝手やBBS機能の改修を止めていたら違法ユーザーが増えなかったというのだろうか?よくわからんがそういう雰囲気なので違法、などと言うに等しい判決で有罪にされてはかなわない。何度も書いてしまう所以である。
プログラマにとって自分の作ったソフトは可愛いもの。見栄えを良くしてやりたいと思うのは当然の心理なんだけどねえ・・・

週中に逃がしたゴキらしきヤツを発見、無事処分。ああ、せいせいした。



2004年05月20日(木) また忙しくなるのかな・・・

ううむ、半ば忘れかけていた次の仕事がいよいよ始まるらしい。時間がかかったわりにはあんまり進んでないんだよなあ、下準備が。もっとも、ハードができない事には自分のやっている事が正しいのか間違っているのかもわからんわけだからなあ。すでに前金を貰っているので面倒だからやめます、というワケにもいかんしなあ。しばらく忙しい日が続きそう。やれやれ。

Winnyの金子氏支援の募金、とうとう1000万円を超えたらしい。2chもやる時はやるんだね。自然発生的なテーマの場に匿名の有志が集まって盛り上がった議論の結果、いや途中経過にすぎない状況と考えると驚くべき内容であり、実はこれが最も民意を反映した意見なのではないかとも思える。今の日本のキナ臭い風を止める力があるのは、もしかしたらこういう場なのかもしれない。期待してますぞ>2ちゃんねらー諸君



2004年05月19日(水) もう、どんどんキナ臭くなるな

またまたWinny。逮捕に関してJASRACからコメントが出た。なお、以下の引用は http://www.mainichi-msn.co.jp/it/jiken/news/20040519org00m300096000c.html からのもの。

とりあえずまあ、「ウィニーそのものが良いか悪いかでなく、今回の逮捕は著作権法違反のほう助罪。不法行為があったとの前提で京都府警を支持する」という部分は妥当ですな。不法行為があったとの前提で、というのが容疑者への配慮なのか弱気の表れなのかはわからないが、前者であると好意的に判断したい。これだけなら協会として、やるべき事をやっているんだなあという気にもなるのだが、この後がイカンよね。

「中には確信犯的な人がいるが、挑戦状を叩きつけられたようなもの。売られたけんかは買う」

何ですか、これは?いまどき893方面の人でもおおっぴらには言わないんじゃないですかね?頭の悪い中学生のグループとかじゃないんだからさあ。「通信インフラが整備されてきたこの時代に相応しい、新しい著作権のあり方がまもなく確立する。音楽メディアの流通に日本から革命を起こす」くらいの事は言って欲しいもんだが、DATが登場してデジタルコピーの危険性が問われてからはや20年、何の手も打てなかった(まさかCCCDが案ですってか?)音楽著作権協会にそんな知恵も行動意思もあるワケがなかろうねえ。ハッタリでもいいからせめて「こちらにも人材がいる、不正コピーには技術で対抗する」とか言えないのかねえ。時代に取り残された自分たちにあわせて、技術の進歩を遅らせてくれるとでも思っているのかしらん。自らを省みて改善することなく、法と規制で押さえつけるのではどっかの半島の北のほうの国と変わらんのだぞ。頭が固く、著作権より保身が大事な人が万事に裁量権を握っている、協会維持のための協会だと思われてもしかたがないんじゃないのかね。

しかしまあ、この発言で一番影響を受けたのは、仕事に熱意と誇りを持っている若手〜中堅の社員(でいいのかな?)でしょうね。旧態依然のシステムを変える気がないと知ってしまったわけだし、たとえアイディアがあっても実現に向けて改革を行うより売られたけんかを買うほうが先だと言われちまったわけだし。お気の毒としか言いようがないですな。

それに引き換え、最後の部分のNTTコミュニケーションズのコメントの、なんとオトナな事か。人材の豊かさと組織の柔軟さの違いなんでしょうかね。

ううん、何とも皮肉っぽいイヤラシイ文章。書いてる本人にそんな気持ちは毛頭・・・くらいはあるか。(笑

批准した(知ってた?)サイバー犯罪条約にむけて法改正を行うという。検閲を禁ずるという憲法の精神は、どうやらサイバースペースには及ばないらしい。コンテンツ健全化法案などという冗談のような法案もすでに可決しており、表現や言論の自由までついでに剥奪するつもりらしい。しかしまあ、「一切の教養・娯楽は健全でなければならない」っていったいなにをさせたいのかねえ。娯楽にまで司法の干渉を受けなきゃならんのかい。犬の飼い方の本に書いてあるならともかく、仮にも民主主義を標榜する国の法律に書くことじゃないと思うんだけどねえ・・・
キナ臭さは日々、増すばかり。気が重いですなあ。

今年初のゴキ登場。しかも逃げられた。くそ。殺虫剤が効いてりゃいいんだが。



2004年05月18日(火) 裁判官閣下、マジっすか?(w

金曜日に続いてWinny関連。今日は金子氏の勾留理由開示請求があり、閉廷数十分後には速報が出ていた。2ちゃんねらの行動力はすごいですな。勾留理由の正当性・不当性をそれぞれ証言し、証拠隠滅の恐れ云々という事で拘留が妥当という判断になってしまったようだが、支援者の姿を見る事ができただけでも金子氏には励みになっただろうと思いたい。日がな一日「サインしろやオラッ」とか言われてたら精神的に参っちまうでしょうからねえ。冤罪に屈せず頑張っていただきたいものである。

しかしまあ、バージョンアップが証拠隠滅の意思の表れとは片腹痛い限りですなあ。もうちょっと勉強してもらわないと国民の信用を失うのは勿論、世界中の笑いものになりますぜ>裁判官各位
はやいとこ陪審員制度を導入した方がいいのかもね・・・



2004年05月16日(日) 久しぶりに芝居など

久しぶりに芝居見物で中野の光座へ。萬國四季協會公演の「鬼沢」。脚本家さんが変わったせいか、私のような素人でも分かりやすい。物足らん、という人もいるのかもしれないけどね。雨が降ってジメジメムシムシとしていたが、それを忘れさせてくれた。是非お運びを、と言いたいところだが残念ながらこの日が楽日。次は7月末の公演予定だそうですので是非そちらを。



2004年05月15日(土) 国外脱出しかないか

ずいぶんダラダラと書いてしまったなあ、昨日の分は。間違って飛んできた人でも最後まで読んでくれた人なんでいないんだろうなあ。まあいいか。ちなみに興味のある方は以下のリンクをたどって下さい。

http://help47.net/
http://www.moodindigo.org/blog/

しかし、イラク派兵といい(実はあれには全く反対というわけでもないんだが)、今回の不当逮捕といい、輸入CDの規制法案といい、魚釣島の仮想敵国発言といい、なんだかどんどんキナ臭くなってきますなあ。100年前もきっとこんな風が吹いていたんじゃないのかなあ、などと思う今日この頃。ワガママ言いまくって日本が世界のハナツマミ者になった時に、いったいどうなるのかしらん。その前に逃げるかな。どこか技術者を必要としている国はないですかね。できれば、暖かくて釣りのできる国がいいな。引越し費用と住むところだけ保証してくれれば、あとは格安でいいですぜ。



2004年05月14日(金) Winnyに関する私見(珍しくマジメだぞ)

どこかのアンケートのコメントの修正版。書ききれんかったので。あっ、でもこれだと身元が特定できてしまうぞ。(笑
まあよい。ワシは何も悪い事はしておらんのだ。来るなら来なさい>京都府警


Winnyは確かに既存の著作権構造を破壊できるだけの環境を創れるツールだし、金子氏もそれを知っていて作ったのだろう。その事は自分の考えとして2ch上で公表もしていたらしい。

では金子氏は「さあ皆さん、できましたのでその(私の考えの)ために使ってみてください」と言ったのだろうか?そういうコメントは、少なくとも私は見た事がない。彼のコメントとされるものはあくまでも自分の考えを述べたに過ぎないものであり、犯罪予告や扇動と読み取れるものには全くお目にかかった事がない。いや、それはお前が無知なだけだ、ここにこうしてあるではないか、という方がいらしたら是非メールを頂きたい。事実には素直に耳を傾ける用意がある。

Winnyのアーカイブには違法なファイルの遣り取りに注意を促す文章が添付されていたはずだ。注意を促す文章は、PL法の出現以来、肥大・氾濫していると言って良い状態になった。不注意を他人のせいにするという非常識を権利に押し上げてしまったこの、ちり紙ですら危険物に仕立て上げてしまおうという愚法のおかげでかえって注意書きに目を通さなくなったという人も多いのではないだろうか。そのせいもあるのかどうかは分からないが、残念ながら金子氏の意に反して著作権法に抵触する利用者が現れてしまった。理想や欲望のために新しい技術を誤って利用してしまったわけだ。これは歴史上の新しい科学技術の開発においては珍しい事ではない。ちょっと検索をかければ化学や原子力の分野でいくつもの実例が見つかるはずだ。などというと大袈裟な表現に聞こえるかもしれない。初めて見たコーラのビンに驚愕したブッシュマンがトンチンカンな行動をするという映画があったが、それに例えても良い。P2Pというのはそれくらい新しく、インパクトのある技術であり、また同時にそれくらい真価を理解し難い高度な技術でもある。IPv6の実用化が目前に来ている現在、P2P技術はこれからの生活を大きく変える事になる。金子氏はその技術を理解し実用化への道筋をつけられる技術者であり、そのテストモデルのひとつとして発表されたのがWinnyだったのだ。

しかし、Winnyは完成には至らなかった。最後にリリースされた時点で、Winnyというものは金子氏の思想をある程度具現化する事ができるテストツールに過ぎなかった。そういう意識があったからこそベータ版としてリリースされていたのではないか、と同じ技術者(といっても残念ながらスキルでは遠く及ばないが)としては思えてならない。236回にわたる頻繁な改修作業も未完成の証であろう。中にはこれを匿名化向上の為のみのように行っていたかのような報道も見られるが、技術的な知識が少しでもある者ならば、匿名化及び暗号化がそのような頻繁な論理改修を行えるほど底の浅い技術ではない事はすぐに分かるはずだ。でなければ百単位で互換性のないバージョンが登場していたはずであり、そうなっていたらその時点でWinnyネットワークは自壊していただろう。では何をやっていたのかというと、改修履歴を見る限りではほぼすべてが掲示板機能の改修と使い勝手の向上、要するにプログラマならば誰でも行う改良とデバッグに過ぎない。これをさも違法要素の増長の様に報道する各社の記事を見ていると、「当社の人材はかくも貧しい限りなのです。記事を書く者で技術的理解のある者はひとりもおりません」と宣伝しているかのようにすら思えてくる。誤った報道で何ら落ち度のない技術者を犯罪者であるかのように喧伝するのは、いい加減に止めていただきたい。マスコミの使命は事実と良心を守る事であり、無知を武器に司法の肩代わりをする事ではないはずだ。

最近のツールやアプリケーションは非常に高機能だ。少々知識があれば悪用できないものの方が珍しいのではないか。開発時点で、悪用できる事を開発者が知っていた事が犯罪に当たるとしたら開発を中止する以外に途はない。はっきりと意識していなくても、警察の取調室で刑事に睨まれながら「本当は知っていたんだろう」と聞かれてNoと言えるものなのだろうか?私には自信がない。もちろん、冤罪であれば裁判が覆して名誉を回復してくれるだろう。しかし、そのために失われた時間が戻ってくる事はない。そして、御存知の通り、人生というのはそんなに長いものではない。人権の価格が非常に安価な日本において、納得の行く賠償はまず得られない。開発を中止するか、人生を無に帰するか。情けない話だが、私なら迷わず前者を選ぶ。

もし今回の逮捕で有罪の結論が出れば、警察は技術者に対してフリーハンドで逮捕する理由を得る事になる。馬鹿な、そんな大袈裟な、そんな事になるはずがない、と思うかもしれない。だが、金子氏は「開発者が逮捕される事はないだろう」とも発言していたという。それを知って「考えが甘いんだよ」と思った人もいるのではないだろうか。さて、現実に起きたのはどちらだったのだろうか。事はWinnyのみ、金子氏のみの問題ではない。



2004年05月03日(月) エンジン完成

強化クラッチを組む。ダイアフラム→スプリング式にいわば退化したわけだが機能は上々。7000rpmを超えてからのクルったような加速をしっかりと受け止めてくれた。
・・・というのが先週末の話で、今日は日光方面へツーリング。宇都宮から一般道でいろは〜金精峠〜赤城山を抜ける。いろは坂はパワースライドしまくり。恐ええなあ。金精峠は路肩が雪だらけ、融け出した水でビショビショ。攻めるどころかコケないのが精一杯。赤城山の日光側が一番楽しかったかな。帰りも不思議と渋滞には合わず、夕方早めに帰着。
という訳でエンジン関係は一段落。次はホイルだけど・・・来年かな。高すぎるぞ、バイク用


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