イヌノサンポ
TEZ



 苦しみの向こう側

今日の早朝から、女子フィギアの放映を見守っていた人達
は、かなり多かったのではないでしょうか?

僕も帰宅したら、ちょうどTVでやっていたので、ちょっと
お茶入れてたらミキティーが終了してて、「どうなったん
だ???」って、なんだかわからないうちにTV見ながら
寝ちゃいました...。

朝起きて、つけっぱなしのTVから「荒川やりました!アジ
アで初の金です!!!」って、どのチャンネル回しても
やってて「おぉー!!!」と、1人声をあげてしまいまし
た。

今回のオリンピックの女子フィギアは、オリンピックの選
考会の段階から、非常に熾烈な争いで、久々にこの手の
番組とかに興味を持ちました。

オリンピックの開会式前日?くらいにやっていた、ドキュ
メンタリーがあって、荒川さんとミキティーのインタ
ビューと、なんでこんなに混戦しているのかという、今の
採点方法に関しての解説を、この番組では詳しくやって
いました。

どちらも採点方法が改正される前までは、最前線を走って
いた選手だったのに、改訂された2004年の成績は、あまり
良いものではなかったようです。

荒川選手がインタビューで、浅田真央と世界選手権に出な
ければならないコトに対して「とても嫌だった...」と
コメントしていたのが、すごく生なましかったし、痛かっ
たのが印象的でした。

ミキティーも、しかり。
あれだけ、メディアに追いかけられては、平常心を保つの
は、かなりキツかったでしょう。
彼女は、オリンピックの会場に入っても、やっぱり4回転
の質問やら、なんやらの質問攻撃と、完成度の上がらない
技の仕上がりに微妙な表情のまま、本番に入っていった
ような気がします。
18歳の精神力には、あのマスコミの口撃は、どれだけ
キツかったのでしょう...。

今回出場した3選手の結果は、本当に対照的だったと思い
ます。

苦しんで、悩み続け、技の完成度にこだわり過ぎた結果、
自分らしさをなくしていたかつての女王は、4年に一度の
一番大事な舞台で、見事に返り咲きました。

きっとこの喜びは、本人にしか分からない、なんとも言え
ないものでしょう。

苦しみ抜いた先の、栄冠。
素直におめでとう!!!って言いたいですよね。





2006年02月24日(金)



 DIALOG IN THE DARK

ダイアローグ・イン・ザ・ダークってプロジェクトを知っ
ていますか?

友人に教えてもらったこの企画に、行ってきました。
場所は、Dior@表参道...。
入るのに、スゴク勇気がいりました(苦笑)

>>>

「ガウチョ×ダイアログ・イン・ザ・ダーク」展を開催

2月18日(土)〜3月5日(日)の期間、ディオール表参道
にて、新作バッグ「ガウチョ」の発売を記念し、「ガウ
チョ×ダイアログ・イン・ザ・ダーク」展を開催する。
ちなみに「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」とは、視覚に
障害をもつ人が案内人として働く同名のNPO法人が運営す
るワークショップ形式の展覧会のこと。エキシビションで
は光のない暗闇のなかで「ガウチョ」を展示。特別にデザ
インされた会場では、視覚以外の感覚(触覚、臭覚、味
覚、聴覚)を呼び起こしながら、「ガウチョ」を体感する
ことができる。エキシビションに参加したい人は事前に電
話で予約を。入場は無料。

期間/2006年2月18日(土)〜3月5日(日)
時間/11:00〜20:00
会場/ディオール表参道4階イベントスペース
東京都渋谷区神宮前5-9-11
入場料/無料(事前予約制・15分のガイドツアーあり)
予約受け付け/ディオール表参道 tel. 03-5464-6260

>>>

いや、マジやられましたよ。
この企画で体験するのは、もの凄くシンプルな事なのです
が、ここで書いてしまうのはもったいないというか、是非
ともここを読んでるみなさんに予約して、体験してきて頂
きたいです。

僕は、この企画で感じた事は、いかに日常生活で眼に見え
るものに頼っているかということでした。

この企画では、盲人の方に真っ暗闇の中をアテンドして頂
くのですが、彼らと逆転した世界に自分が踏み込んだ時、
身をもって「ハッ!」させられました。

会場を出た瞬間、自分が五体満足に生活しているありがた
みと、これから生きて行く上で、万人に対してどう接する
べきかが、明確にわかりました。

みなさん、是非このエキシビションに参加してみて下さ
いね。









2006年02月23日(木)



 冬の雨は、好きですか?

長野育ちのオレにとって、冬の雨ってのは、どうも好きに
なれません。
雨が降るくらいなら、雪降れよー!って。

もう2月も終わろうとしてる、今日この頃。
今必死にスケジュール調整してる予定は、3月末〜4月末
にかけての週末の動き。

この前に日記で「待つのを辞めた。」と書きましたが、
さっそく一つ動かしました。
そうしたら、ずっと引っかかってたものが、自然に一つ
動きました。

結果は、大荒れ(苦笑)でしたが、すごく気持ちがスッキ
リしました。

結局、何事も甘えてたんですな、自分に。

中途半端に身の回りのものを守ろうとしていたけど、単純
に「キープしていたい」と思ってただけでした。

手放すことや、諦めること、言いづらかった事を告白する
ことで、新しい世界が見える事もあります。

今は、そんな時みたいです。

話は変わって、先週末。
友人が引っ越してしまうと聞いて、急いで電話すると、
恵比寿で彼の友人のレセプションに来てるとのこと。
急いで、そこに合流すると、久しぶりに会う友人達がいま
した。

みんな元気そうで、よかった!

引っ越してしまう友人は、僕の大好きなカメラマンです。

彼の作品を沢山みているわけでもないけど、見せてもらう
写真の構図、色、雰囲気、全てが好きです。

そんなに遠くに行ってしまうわけでもないので、まぁまぁ
なんて話してたけど、やっぱり彼とは仕事を一緒にして
みたいといつも思っていたので、改めてオファーしてみ
ました。

「まだ何にも決まってないけど、絶対今年一緒に仕事しよ
うね!」って。

彼も、快く「うん、やろう!」って言ってくれました。

今年というか、今年こそは一緒に動きたい人たちが沢山
います。
第一弾は、先日あったTNFの展示会でガツンと一発プレゼ
ンできたと思います。

3年越しの友達と、やっと一緒に仕事もできたし、最近
いろいろと助けてもらってる友達とも一緒にいい仕事が
出来たと思います。

オレなんか、所詮まだまだピヨッコです。
でも、今年は一つアクション起こすごとに世間に痕跡を
残したいと思っています。

まずは、3月末。

ぼちぼち、旅の準備を始めます。

2006年02月20日(月)



 決心が必要な時かも

昨日の夜から、ついさっきまで色んな事が一気に起こりま
した。
良かった事、悪かった事、不安な事、気になる事、期待し
てしまいそうなこと、まぁ色々です...。

最近、仕事に集中しようとして、いろいろ動いてみたりし
ていましたが、どうもペースが悪い。

企画のプレゼン一つにしても、なんかしっくりこない?
提案をする時点でまず日程調整。
提案した後のレス待ちで、また数日経過。
一つ結果が出ても、決めてかけて、再度提案。
やっと2度目の提案したら、また振り出しに戻るとか..。

なんにしろ、待機の時間が長い。
しょうがないとわかっているものの、ストレスが溜まる。

色んな事が、結構いい線まで決まってるの?と気になって
いる企画も、結局また「確定」できない苛立ち!
やっと「確定」できる?!ってとこで、また調整。

「企画を開始する前の準備期間」だと勝手に思ってました
が、どうやら勘違いしていたようです。

単純に、自分に対する決心が甘かったから、色々期待して
待っていたんだと、今日のプレゼンの帰りに気がつきまし
た。

もう待つのは辞めました。

失敗しても、間違っても、自分の責任。

失敗したら、やり直せばいいし、元に戻らないなら、それ
にこだわらず、自分で次の事を始めればいいやと思ったら
スパーンとなんか弾けた感じがしました。

仕事に限らず、変に期待していたものは、全部忘れること
にしました。

明日から、今まで迷ってたものは、全部動かします。

きっと、そーゆー時なんだと思います。

自分は、自分。

しばらく柄にもなく大人しくしようとしてたのが、間違い
でした。
明日からは、なるべく仕事机から離れるようにします。

本来のオレは、机に座って企画書を書いたりしてるタイプ
の人間じゃないわけだし。

色んな出来事や、人々と触れ合ったり、知り合ったりする
中で生きて来たのに、最近は...。

今年のコレからが、どーなっても全部自分の責任。
明日から、やりたいよーにやることにします。

もともと、アラスカに旅立つ決意をした日から、失うもの
なんか何にもないんだから...。

think positive

keep move

just do it.

2006年02月16日(木)



 支援金の行方

だいぶつまらない記事を見かけました。
カトリーナの被害者への支援金は、こんな感じで使われて
いたようです。

本当に困っている人も、実際沢山いたんでしょうけど、
でもこーいった使い方をされていると報道されると、寄付
した人はホントがっかりですよね。

以前、報道番組で新宿西口でよくみかける募金を募ってい
る人にTVアナウンサーが突撃取材しているのをみたことが
あります。

中には、ホントに募金してもらって、復興支援に協力して
いる人もいると思いますが、カメラに写ったいた人は、募
金箱をもって逃げて行ってしまいました。
自分用貯金箱なんでしょうか?

本気でボランティアしている人たちも、こういった人たち
が、同じ場所で活動していることが広まると、いい迷惑で
すよね。

以前、深夜番組でみた生活補助の支給額カットも、もとは
健全な人が役所に嘘ついて支給してもらい、そのお金で
遊んでいるのが、バレた例が沢山でてきたからのようで
す。

元はと言えば、僕らの給料から引かれている税金が、心な
い人たちのパチンコ代や、酒代になっていると思うと本当
不愉快ですよね。

カトリーナ、スマトラ、新潟、そして1995年1月17日の震
災から約10年経過し、やっと復興してきた神戸。
本気で助けを求めている人たちに、確実に募金やボラン
ティアの人たちの救済が届くことを願います。

そして、チベット問題や、亡命する子供のことも知って
もらいたいと思います。

チベットに限らず、日本国内にも様々な状況の人が、沢山
いるはずです。
偽善者になる必要はないけど、気がついた時に手を差し述
べられる人間にはなりたいと思います。

異国で旅をしている時の、仲間達のように。


2006年02月15日(水)



 久しぶりに関西行ってきましたー

とは言え、仕事だったんで全快遊んできたわけではナイ
んですが。

今回は、会社の仕事で担当してるアーティストの人たちの
インストアライブと、イベントのサポートで行ってきまし
た。

2/11(土)

16:30から始まる仕事の前に、CDの店頭プロモーションを
行っている梅田界隈のタワレコに展開内容のチェックを
しに行く。

その後、インストアライブを行う別の店舗に行って、店員
さんに挨拶をする。

少し時間が出来たので、数年ぶりに大阪在住の友人達と
遅めのランチをとる。
久々の再会だったけど、特に変わりもなくホッとする。
近況報告なんかしながら、ランチ終了。
みんなと別れて、急いで会場に向かう。

18:00インストアライヴがスタート。
19:00終了。
22:00スタートのイベント出演の為、急いで撤収!

軽くゴハンを食べて、会場に直行。
22:00 イベントスタート!
スゴイ人が集まって、イベントは大成功!

2/12(日)

6:30 イベント終了。
7:30 撤収完了で、会場から梅田に直行。
9:00 駅で軽く朝食を取って、名古屋に移動。
11:30 名古屋に到着。

徹夜明けでダウン寸前だったので、とりあえず友人にヘル
プを求めて電話する。
名古屋での仕事の前に、友人宅で一休みする。

体調が回復したところで、友人と一緒に栄に出動。
東京で一緒にアート系のイベントや展示をしていた友人の
地元なので、面白そうな場所とか、いろいろと案内しても
らう。

友人と別れてから、年末にイベントを行ったお店に挨拶
をしに行く。

名古屋でもCDのプロモーション展開を行っている店舗に
チェックをしに行く。
結構、いい感じにやってもらっていて一安心する。
担当者さんに挨拶して、引き続きセールス強化に協力して
もらうようにお願いして各店舗を後にする。

20:00 名古屋駅に到着。
近いようでいて、遠い名古屋。
サクサク帰らないと、東京で足止めを食らうので、早めの
時間に出発する新幹線を見つけて、速攻乗る。

22:OO過ぎに東京着。

あんまりゆっくりできなかったけど、久々の大阪と名古屋
は良かった。
大阪は、ホント時間なくて行きたかったとこが、ほとんど
見れなかったのが心残り。

春になったら、また行こうと思いました。
今度は、仕事じゃなくてプライベートで行きたいなー。
京都も、しばらく行ってないし、久々に寺巡りもしたい。

明日から、06 FWの展示会です。
メインクライアントの仕事で、今回は前回よりも数段グ
レードアップした感じでアプローチかけてます。
展示会に来るお客さん達の反応が、非常に楽しみです。

さてと、今週もガンバってこー。

2006年02月12日(日)



 今日の気分

こんな感じです。




週末に行われていた、東レ・パンパシフィックオープンで
今をときめくシャラポワが、帰ってきたヒロインのヒンギス
破れました。



ヒンギスは、結局準優勝だったけど、復活の手応えを確実
に掴んだことでしょう。

一旦は、挫折した天才が、数年経って戻ってくる。
きっと今の彼女は、純粋に挑戦者になれたから勝ち進めた
んだと思う。

確かに、無様な負け方はできないっていうプライドはあっ
たと思うけど、頂点に立つものが、その地位を死守する
プレッシャーに比べたら、はるかに試合を楽しめたんだと
思う。

今後の彼女の復活劇に、ちょっと期待したいと思った。
かつてアンドレ・アガシがそうだったように。

2006年02月05日(日)



 中国の横暴

チベットの情勢は、最近も全く良くなっていないようです。

こんな書き込みを、見つけました。

>>>

テンジン・デレク・リンポチェ救済の行動計画!




早い話が余りにカリスマ性のあるお坊様だった為に中国当
局に目をつけられ、「テロリスト」容疑で逮捕され、不当
な裁判の後に死刑判決が下った、ということです。

死刑執行の日時が今年の12月2日に迫っている為、ヨー
ロッパを中心に救済計画が持ち上がっています。下記のア
ドレスをたどり、WATCH the movie のWatchの下線部をク
リックすると、ショート・ムービーが観れます。又、中国
高官に抗議電子メールを送ることができます。

http://www.studentsforafreetibet.org/

関心のある方は、テンジン・デレク・リンポチェの顔写真
を知り合い等に添付し、認知度が高まるように協力して下
さると、それだけでも(チベット人にとって)大きな支え
になると思います。私はまだチベットにもインドにも行っ
たことはありませんが、チベット人の人間性が個人的に大
好きです。行ったことのある人、興味のある人、是非ご協
力をお願いします。

>>>

まったくひどい話です。

先日、2年前にダライ.ラマが来日した際に講話を絵本にし
た友人から、ダライ・ラマ14世が2005年10月23日(日)に
インド・ダラムサラ TCV 45周年記念行事にてスピーチし
た内容の翻訳したものが、なんと全文手元にあるとのこと
だったのでメールで送ってもらいました。

内容は、「仏教の教え」と「道徳」などについて話してい
たりもしたのですが、途中「難民となって46年目になる」
という内容もでてきました。

非常にいたたまれない気持ちになったのは、以下の内容のところでした。

**************************

最近、寺の僧侶や尼僧たちを中国政府が分離主義者として
捕まえ、殴ったり、蹴ったりして、命を落とすことがある
ようです。
「ダライ・ラマを批判しなさい」とその時に言われます
が、危険を冒す必要はありません。自分の命を賭す必要は
ありませんから、批判するときは、ぜひ批判しなさい。

チベット国内にいる人は、気持ちを率直に話す機会があり
ませんから、中国の言うなりに、言う通りにしなくてはな
りません。

自分の命をさらしてまで、私を尊敬し、祈る必要は全くあ
りません。

拷問を受けた場合、私を批判することで拷問が軽くなるなら、そうしなさい。
生きるためにはそれが一番、手っ取り早い方法です。その方が、私も嬉しいのです。

中国の言うことを聞くことが、かえって、良い結果につな
がることもあるでしょう。

僧や尼僧が私を批判せず尊敬したために、お寺から追放さ
れることがあります。追放されるだけなら問題はないので
すが、殴られたり蹴られたりして体に障害を受けたり、中
には命を落とす人もいます。それは長い人生にとって本当
に良くないことです。

中国の言うとおりに、笑顔を見せる時は笑顔を見せ、中国
の機嫌を損なわないように、言う通りにすることが大切で
す。

批判するときは、ためらうことなく、私を批判してくださ
い。

**************************

昔の踏み絵のようなことが、今でも行われているとは..。
なんとも、悲しい事実です。
でも、そういった中国の行動に対して
「批判するときは、ためらうことなく、私を批判してくだ
さい。」
と自分を信じている全チベット人民に言えるダライ・ラマ
は、すごいと思いました。

暴力では、何も解決しない。

何かが間違っていると思います。
それが、アメリカだとか、中国だとか、なんだとかって
名指しに出来るところもあるんだけど、日本も一緒。

ちょっと前に、夜中にやってた報道特番で国内の保険関係
の手当が支給されずらくなっているところに、更に国は
各都道府県への支給金額をカットすると通達したと言って
いました。

この御時世に、日本国内で餓死してミイラ化して発見され
るというなんとも悲痛なことも現実におきていると。

もうちょっと、世界中の人たちが自分以外の人のことを
考えられるようになったら、少しは何かが変わるのかな
と思いました。

こんなこと言ってる僕自身も、人にあーだこーだ言える
ような人間じゃないけど、気がついた時から変われば
いいし「こうした方がいいんじゃないか?」って思ったら
アクションを起こすようにしています。

テンジン・デレク・リンポチェが、なんとか解放されるこ
とを祈って。

とりあえず、抗議メールを送って見ます。



2006年02月01日(水)
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