Sun Set Days
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2004年05月29日(土) |
新しい町でも焼肉に行こう。 |
今日は仕事帰りに、社員と大学生アルバイト5人で焼肉に行った。 牛角。いままでに様々な土地で入ってきたけれど、やっぱり焼肉と言うと牛角が無難で妥当な感じになるのだ。 メンバーと場所とが変わっても同じように焼肉を食べながら、大学生の女の子が教育実習に行く話だとか、それぞれのメンバーの地元の話だとか、そう言った話をする。 食べ終わってからは様々なゲームなどができる店にいって、ダーツをしてきた。 それで帰りは0時過ぎ。 場所が変わってもやっていることはあまり変わらないような気もするのだけれど、人数自体が前の店よりも少ないので頻度も少なくなるだろうからちょうどいいかなとも思う。 いずれにせよ、明日も頑張ろう。
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お知らせ
朝が早いので、もう寝ます(ちなみに、いまは30日の午前1時10分頃)。
引越しを機に買い換えた洗濯機が届いたので、早速洗濯をしてみた。乾燥機つきなので、とりあえずタオルなどを入れておまかせコースにしてみる。 丸い窓の中で洗濯物が回っている様子が見えて、しばらく新鮮な気持ちで見入ってしまう。チェックのシャツも入れていたのだけれど、それがちょうど中央で回転して、なんだか催眠術をかけられているみたいだよなと少しだけおかしく思う。 今回は最初と言うこともあって洗濯から乾燥までをすべて行うコースにしたのだけれど、なんだかんだで3時間以上機械は回り続けていた。洗濯に1時間、残りが乾燥という感じだ。そして乾燥の場合仕方がないのだろうけれど、結構しわがついてしまっていた(しわになりにくいというのがうたい文句の柔軟剤も入れたのだけれど)。 まあ、確かに説明書を見てもしわになりにくいものを選んで欲しいと書かれているコースではあったので、そういうものなのだと納得はしたのだけれど。 それなので、ボタンダウンシャツなど、しわになりやすいものに関しては、少しだけ乾燥のコースか、あるいは洗濯だけのコースにして自然乾燥させるやり方でいいかなと思う。 でもまあ、来週から入梅するということでもあるし、乾燥機が活躍するのだろうなと思う。
日中は出掛けていたので、夜になってから引越しのダンボールの整理を続ける。毎日少しずつやっているのだけれど、なかなか全部は片付かないのだ。細々とした荷物が結構多く、また収納スペースはそれほど多くはないので、溢れてしまう物が出てきてしまう。とりあえず、溢れた物に関しては、ダンボールに詰め込んでできるだけコンパクトな形にまとめてみる。一息つく頃には大分人の暮らせる部屋になってきたけれど、もう少し手を入れようと思う。そして、少しずつ処分できるものを時間がかかっても処分していこうと思う。引っ越し前に少しは処分したのだけれど(大々的に荷物を減らそうと思っていたのだけれど、なかなかそこまでできなかったのだ)、まだかなり残っているし。 そして、コーヒーを入れて先日買ってきたフィナンシェを食べながら、一息つく。苦いコーヒーが疲れた身体に心地よく感じられる。今回の転勤では、仕事と、部屋の中でゆっくりといろいろと好きなことをする時間とのメリハリをつけられるようになりたいとも思っているので、気持ちよく暮らすことのできる部屋にしようと思う。
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お知らせ
日中用事があって、2時間くらい歩いていました。歩くのは好きなのでいいのですが、とにかく暑い一日でした。
出張からは、26日の深夜に帰ってきた。羽田空港からモノレールとJRを乗り継いで東京から新幹線に乗り、最寄の駅に着いたのが23時30分頃。それからなんとなく駅周辺を少し歩いて(今後のために、遅くまで開いている店が駅周辺にないかなと探してしまったのだ)、タクシーに乗って部屋に帰った。 出張では、久しぶりに飛行機に乗った。もちろん、機内誌を持ち帰ってくる。機内誌の記事には結構読み応えのあるものが多く、また綺麗な写真を使っているものが少なくないので、ついつい見入ってしまうのだ。 また、移動の時間が長かったこともあって本を2冊読み終える。行きは『コーチングの技術』(ヒューマンバリュー著。オーエス出版社)で、帰りが『やがて哀しき外国語』(村上春樹。講談社)だ。行きは個人的に若い社員の「教育」が昨今のテーマだけあって以前読んだ本を引っ張り出して再読してみたもので、帰りは行きで仕事系の本を読んだのだから帰りは楽しみのための読書をしようとこれもまた再読で引っ張り出してきたものを読んだ。後者に関してはこれが3回目の通読で、村上春樹のエッセイは読みやすくその文体やトーンに浸れるだけでやっぱりいいよなあとあらためて思う。
また、印象に残ったのはモノレールだ。 行きは昼過ぎまで仕事をして、15時過ぎに会社を出た。そして、夕方の飛行機に乗るために羽田空港に向かった。その途中でモノレールに乗り換えた。窓側の席に座り、本の続きを読んでいる途中にふと顔を上げた刹那、なんだか妙に見入ってしまった。 そこには、東京の湾岸の下町的な光景が広がっていた。あまり水質が綺麗とは言えない濁った川縁に建つ古い団地に、いくつかの流通センターや工場。汐留付近などとは異なり年数の経ったビルのたくさんの窓と、そこで働く人たち。それらの林立するビルの影から時々見える夕方の東京タワー。気温が高かったこともあって、外の景色はどこか退廃的で、すべてがゆっくりと進行しているように見えた。 はじめて飛行機に乗って東京に来たときにも、モノレールの窓からの景色は同じようなイメージを与えてきた。その後何度か飛行機に乗る機会が増えた時期にも、やはり同じように感じることがあった。そして、久しぶりにモノレールに乗った今週にもやっぱりそんなふうに思えたのだ。空気がいくつもの分厚い層をなして、それがゆっくりと周囲を覆い尽くしていくような、そんな鈍重な気配がうごめいていくような感覚があった。 横浜に住んでいたときには京急を使っていたから、モノレールに乗ったのは確かに随分と久しぶりだった。だからこそ、その同じ感覚が新鮮だったし、印象的に感じられたのだと思う。それから本を一度閉じてしばらくの間窓の外を見ていたのだけれど、昔ぼんやりと想像したことのある光景を思い出した。 それは、川縁にある古いマンションに住んでいる高校生の少女がいて、川と団地の間にあるちょっとした緑地のベンチに座っているというイメージだ。その隣には同じマンションに住んでいる男の幼馴染みが座っていて、いろいろな言葉を交わしているのだというものだ。それこそ【Fragments】の断片のような、ある種の物語の一部を切り取ったようなイメージ。実際にそんな光景を見たことはないのだけれど、それでも窓の外の流れていく小さなベンチに、そういう人たちがいることもあるのではないかと勝手に想像してしまうのだ。 印象的な光景はきっと人によって違う。ある人にとって胸をつかまれるような象徴的な景色も、他の人にとっては何の感慨も呼び起こさない。そんなことは当たり前のことだ。そんな中で、個人的にはモノレールの窓から見える景色の一部になぜだか妙に心を惹かれてしまう。物語のようなものを紡ぎ出したくなるくらいには、深くてなかなか消えない余韻のような印象を残す。 そういう景色が自分の中に少しずつたまっていく。すべてをすぐに思い出せるわけではなくて、ふいに思い出されたりするものも少なくないけれど、それでも印象的な風景が少しずつストックされていく。それらが時間をかけて溶け合いながら、まったく別の風景になったり、自分にとっては象徴的な何かを持つ風景になったりするのだ。 そんな風景が増えていくことが人生のある種の側面を満たしていく。そして個人的には、それは嫌なことでは全然なくて、むしろ風景が蓄積されていくことを求めているような感じさえする。
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お知らせ
『やがて〜』を読むと、時事的な部分が懐かしく不思議な感じがします。
今日は帰ってきてから、明日からの出張の準備をしていた。出張と言っても2泊なのでたいした荷物でもないし、すぐに準備ができてしまったのだけれど、新しい店に出勤していろいろとやりたいことがあるのにとちょっと残念に思う。もちろん、先は長いのだし、やるべきこととやりたいこととを着実に続けていけばいいはずなのだけれど、とりあえず現状を見て手を付けたい部分が結構あるので、そんなふうに時間が惜しく感じられてしまうのだ。 上司(幾つかの店舗を統括するマネジャー)は、そういう状態(手をつけるべきところが結構ある)で申し訳ないけれど頼むなというようなことを言っていて、個人的にはむしろその方がやりがいがあると思っている。様々な意味で歯ごたえがある場所の方が、波風の少ない凪いだ場所よりは達成感(のようなもの)を感じることができるはずだし。 また、今日は自分がいなかった時期についての報告書を急遽作成することになったのだけれど、様々な数値を見て、まだ残っているメンバーにヒアリングして、そこから問題点を抽出するような形で報告書を作成しながら、逆に客観的に見ることができるなと考えていた。まだ外部の目の比重が多く残っているこの時期に、できるだけ客観的に問題点を(もちろん優れている点も)観察して、そこからの対策に結びつけていきたいと思う。
会社に入ってから何年も経つけれど、趣味で文章をたくさん書いてきたことが地味に役立っているなと思うことが結構ある。それが顕著なのが報告書を書いたりするときで、数字と文章とで結構な量になる報告書を書くときでも、結構よどみなくキーボードを打っていくことができる。また、語彙だとか言い回しなども、簡潔に書きながらもわかりやすい表現をするために必要なところを(基本的には)選択することができている(と思う)。報告書の類には面倒なものや必要性に疑問符を抱いてしまうようなものもなくはないけれど、それでも提出を求められれば提出をしなければならないし、記入するからにはある程度以上の内容があるものでなければならない。そう考えたときに少なくとも文章を書くことに抵抗感がないということは、便利だし役立っていると思う。今日も報告書を書きながら(厳密に言うと打ちながら)、そんなことを思ったりした。
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お知らせ
たとえばこのDaysでも、かなりの量の文章になっていますしね。
今日は夜に、前の店の後輩2人から電話がかかってきた。 ちょうど1時間くらい間隔を空けて。 それぞれ30分くらいずつ話したのだけれど、用件は新しい土地がどんなものですか? というものだ。いいところだと思うよということや、やりがいがありそうな場所だと思うよというようなことを伝える。 パソコンのメールアドレスを教えてくださいという話になり、それも伝えた。いままで同じ店舗で一緒に働いていたので携帯はともかく、パソコンのメールアドレスは必要なかったのだと思うとなんだかんだいって密だったのだなと改めて思う。 他の店に異動した別の後輩ともども、元同じメンバー同士でメールのやりとりをしましょうよという話になる。ネタ(いつもそれがお約束なのだ)を送りますよと。 転勤の多い会社なので、一緒に働いたメンバーが様々な場所に離れていく。そんな中で、ごくたまにでもやりとりが続くのであればそれはいいことだよなと思う。
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お知らせ
ようやく人の住める部屋に片付いてきました。
2004年05月20日(木) |
18日と20日のこと |
18日と20日の休日にしたこと(順不同)。
・ダンボールの開梱と部屋の整理(まだまだ途中)。 ・市役所にて各種手続き(転入届と印鑑登録の提出。住民票と印鑑登録票の取得)。転入者向けの資料に書かれてあったゴミの分別の細かさに大いに驚く。横浜市は結構アバウトだったのだ……と実感。 ・宅急便でNESPRESSO「C250」を受け取る。 ・歩いて10分くらいのところにある気になっていたうどん屋(地元チェーン)に行く。つめたいうどんを食べる。 ・スターバックスでカフェモカを飲みながら「買い物リスト」を確認する(天井につける照明、LPガス用のガスレンジ、靴、クイックルワイパーの詰め替え用のシートetc)。 ・タクシーがつかまらず勢いで40分くらい歩く(18日)。タクシーはつかまらないだろうと勢いで30分くらい歩く(20日)。 ・新しい口座を作る。 ・新しい町ではじめてのバスに乗る。一律料金。 ・ホームセンターで照明を購入(クイックルワイパーの詰め替え用のシートも。他にもゴミ袋やぞうきんなど引越しグッズを購入)。 ・百貨店で靴を購入。 ・ディーラーに行き、車を注文する。 ・タリーズでハニーミルクラテを飲みながら車のパンフレットを眺める。 ・ドコモショップで住所変更の手続きをする。 ・タワーレコードでCDを2枚購入(TamiaとMario Winans)。 ・近くのラーメン屋に入る(引越し初日に入ったところとは別のところ)。
などなど(他にも細かく書くとあるのだけれどきりがないので)。
休日に一気に雑用を済まさなければならないと思っていたので、なんだかあれもこれもと随分と慌しくなってしまった。それに、20日は台風が近付いている影響なのか一日中雨が降っていて、傘を片手にかなりの距離を歩いていたから、随分とびしょ濡れになってしまった。 けれども、個人的には結構嬉しかったりする。 と言うのは、車の注文をしてきたからだ。 以前から、次に転勤になったら車を買いたい(と言うか地域的に車がないと暮らしていけない)と思っていて、何にしようかとずっと考えていた。ただし、正直な話車にはそれほど興味がなくて、どれもいまいち「これ!」という感じを抱くことができなかったのだ。そんな中で、昨年「いいな」と思えた車種があって、正直な話ほとんどその車に決めていた。 そして、その車に決めてきた。 選んだのはトヨタの「プリウス」だ。人生で2台目の車で、はじめての新車だ(と言うか新型プリウスは昨年発売したばかりで中古車が出回っていないからなのだけれど)。 とりあえず基本的には車に興味はないので長く乗るだろうからと自分に理由をつけてナビもつけたりしたので、諸経費込みで300万円強になった(大きい買い物をするときには、どうしても自分を納得させる理由を探してしまう……)。頭金を150万円入れて、残りは3年ローンにすることにする。月々の支払額も現実的な金額だし、エコカーだけあって燃費もかなりよいとのことだし、維持費も(長い目で見たら)かからなそうではある。それに、鍵を差し込まずにパソコンのように電源ボタンでエンジンがかかるとか、そういうところに妙に惹かれてしまったのだ。 営業の人の話では納車までは1ヶ月半から2ヶ月かかるとのことで、それまではてくてくと徒歩生活だ。まあ、いままでがそうだったので別にいいのだけれど。 とりあえず、納車されたらドライブにでも行きたいなとぼんやりとうかれて思っているのだ。
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お知らせ
バスやカフェの中で、川上弘美『ゆっくりとさよならをとなえる』を読了しました。
現在、20日の1時過ぎ。30分くらい前に部屋に帰ってきた。 今日は新しい店での初出勤で、仕事が終わった後にそのままメンバーと飲み会に出掛けてきた。14人くらいが参加で、メンバーのいきつけの居酒屋に行く。 感想としては、若いなあという印象。 会社自体若い社員が多いところなのだけれど、僕が店長として着任した店は20代前半のメンバーが半分以上を占めているのだ。当然飲み会も激しい感じのもので、初日から結構笑わせてもらった。ただし、ふざけた話の合間に普通の話をした限りでは、若いだけあって教育されることに飢えているというか、様々なことを学びたいという意識は高いようで、それはとても育て甲斐があるなという印象を受けた。 実際問題、29歳の僕が店長で社員が20代ばかりなのだから、どんどん教育していかなければ成り立たないなとも思ったのだけれど。 いずれにしても、様々な面でやりがいがありそうな店ではあるので、どんどんやっていこうとは思う。
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お知らせ
案の定若く見えますねとか若いですよねと言われました……29歳なんですけどね。
明日は休日なので、再びダンボールと格闘して、とりあえず人が住める部屋にはするつもりです。
引越し終了。 と言っても、3つの部屋の中はまだまだものすごい数のダンボールに占拠されているし、普通の生活を送るためにもいちいち数多のダンボールの中から目的のものを探し出さなければならないような状況だ。明日(19日)から出勤なので、まあ焦らずに少しずつ片付けていこうとは思っているのだけれど。
17日の朝は、結局徹夜してしまった。送別会から帰ってきて2時くらいから最後の準備を始めたのだけれど、「8割くらいまでは一気にできるのに最後の2割が大変の法則」通り、引越し準備の最後の2割にかなり時間がかかってしまったのだ。横浜の部屋に引越しの業者がくるのが9時になっていて、引越し準備に目処がついたのが午前7時過ぎ。もうこれは眠るのもちょっとなあとそのまま起きていることにした。 近くのコンビニまで歩いていき、もうこの店に来ることはないのだなと思う。もちろん、人生なんて何がどうなるかわからないから、もしかしたら再びこの場所を訪れることがあるかもしれない。けれども、きっとおそらくこのコンビニにはもう来ることはないだろうと思う。それは別にとても寂しいことではないのだけれど、なんとなくすこやかさとせつなさとが交じり合ったような妙な感覚だ。朝だけあってコンビニ前のバス停には会社員や学生たちが並んでいる姿があって、そんな光景ももう見られないのだと思うと不思議と感慨深く思う。
時間になって引越し業者とクーラーを取り外す業者とがやってきて、荷物の搬出と取り外し作業をはじめる。その間僕は所在無くダンボールがなくなって開いた床に掃除機をかけたりしながら過ごした。たくさんのダンボールが次々と運ばれていき、部屋の中が妙に広く感じられる。いつも引越しのたびにこの部屋はこんなに広かっただろうかと思うのだけれど、今回も同じようにやっぱりこの部屋はこんなに広かったろうかと思った。 搬出がすべて終了したのは11時。約2時間分の荷物ということになる。 ちょうど不動産屋と待ち合わせしていたのも11時で、不動産屋さんがやってくる。10分ほどの簡単な室内チェックと鍵の引渡しを済ませる。 これから詳細な点検をはじめる業者にブレーカーを落とすことを依頼して、部屋を出て階段を下りる。1年半過ごした一人暮らしをしてから6部屋目の部屋も、こうして最後の日を迎えたことになる。 それにしても18歳で一人暮らしをはじめて、11年で7部屋目というのは、いったいどうなのだろう? 平均値よりはもちろん多いとは思うのだけれど。
斜めがけしたバッグだけで身軽になって、iPodを聴きながら駅までの道を歩く。引越し先へ向かうために電車に乗り、横浜駅で乗り換え、それから東京駅で降りる。横浜には2つの部屋で併せて3年半住んでいたから、見慣れた電車からの景色ももう見納めなのだなと思っていた。そして、東京駅では地下街を歩き、大丸の地下で引越しの挨拶用のお菓子(引越しの挨拶にはなくなるもの=お菓子の類がいいと思う)を購入し、同じ店で前の職場に送別会のお礼も兼ねたお菓子の詰め合わせを宅急便で送る手続きをとる。 それから、東京駅構内にあるMonna Café et Boutiqueでパンとコーヒーを購入してテイクアウトする。 新幹線のホームに出て、コーヒーを飲みながら新幹線の車内の掃除が終わるのを待つ。目的地までは約1時間。切符代は5000円くらい。 そう、今度の転勤先は群馬県なのだ。
新幹線の車内で、まずパンを食べた。徹夜していたので眠ったらまずいなと思っているはしから眠りについていて、気がついたら目的の駅に着く10分前だった。その奇跡的な短時間睡眠で大分疲れが取れて、駅のホームへ降りる。 その駅には以前、2、3度来たことがあった。もちろんそのときにはまさか数年後に自分が住むことになるとは思っていなかったのだけれど、そういうこともあるのだから人生は面白いと思う。
まず電気屋に寄って洗濯機を購入する。以前のDaysにも書いていたように、横浜の部屋でベランダに洗濯機を置いてあったこともあって、これを機に18歳から使っていた洗濯機を買い換えることにしたのだ(古いものはお金を払って引越し業者に処分してもらった)。 購入したのはNationalのドラム式のやつ。あのグリーンの斜めドラムになっているやつだ。 10万円以上したしもちろんそれは痛かったのだけれど、最近の電化製品は簡単には壊れないし、そのことを考えると結局は長く使える物にしようということでそれに決めていた。今度は乾燥機付のやつにしようとはずっと思っていて、その中でもやっぱり色と形とが特徴的で気に入ってしまった斜めのやつにしたのだ。 ただし、商品自体はただいまメーカー欠品で、20日過ぎに入荷したら連絡をくれるということになった。
それから不動産屋に行き鍵をもらう。 部屋に到着すると引越し業者もすでに着いていて、それから今度は搬入をしてもらう。 箱をそれぞれこれはあっち、これはこっちと伝えながら搬入が進んでいく。おびただしい量のダンボールに新しい部屋が埋もれていく。クーラーの取り付け業者がやってきて、それからガスの開栓の業者もやってくる。なんだかんで搬入がすべて終了したときには17時を過ぎていた。
昨晩から電車の中の数十分だけしか眠ってなく、かなり眠くもあったのだけれど、それでも周辺の散策に出てしまう。やっぱり、新しい部屋の周辺がどうなっているのかっていうことは気になってしまうのだ。
結局1時間くらい歩いていた。歩いて回った感想は、郊外の新興住宅地っぽいところだなということ。一戸建てやアパートが舗道のある通りに整然と並び、少し広い道路沿いには様々な店舗が並んでいる。また、個人的に嬉しかったのは、外食の店がたくさんあることだった。しかもチェーンばかりではなく、地元の店も結構あって、それらの店舗が22時とか23時とかまでやっているのだ。これは重宝しそうだと嬉しくなってしまう。また、コンビニ(しかもセブンイレブン!)もあったし、スーパーだってあった。生活に必要な店舗やインフラがどの程度整っているのかというのは結構大切なことだと思うのだけれど、これは結構いい感じだと歩きながら心の中で思っていた。 もちろん、駅まで徒歩40分以上かかるなどそう意味では不便な場所ではあるのだけれど、それは車を購入すれば済む話だし。 車が前提の生活にはなってしまうのだろうけれど、車があれば随分と便利な町なのだと思う。
そして、若者向けっぽい外装のラーメン屋を見つけて入り(徹夜明けなのに……)、ラーメンを食べてから帰ってきた。 それから荷物を少し片付けて、20時過ぎに眠った。さすがにすぐに眠りに落ちてしまった。
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お知らせ
18日のことは、また今度に……
現在、17日の1時20分過ぎ。 少し前に送ってもらって帰ってきた。今日は送別会だったのだ。何人かの歓送迎会を兼ねたもので、40人くらいで食べて飲んできた。 これからあともう少しだけ残っている引越しの準備をして、たぶん少し眠って、午前中には引越し業者の搬出も終わっているはずだ。 明日の今頃は新しい町にいるのだ。 なんだかそういうのって不思議な気がする。今日も後輩の車で送ってもらいながら、話しながら助手席の窓から横浜の街並みを見ていたのだけれど、明日からもう見ることはないのだということが不思議なことのように思えていた。 この場所でもたくさんのことがあった。新しい町でもたくさんのことがあると思う。 少し感慨深くなってしまっているのはやっぱり送別会のせいで、たくさんの人とお別れの握手をしたからだと思う。 なんだか本当に悲しいのだけれど、永遠の別れというわけではないし、お互いがそれぞれの場所で頑張っているのが風の便りでわかるくらいがちょうどいいのかもしれないとも考えたりする。 なんだかあんまり考えるとさみしくなってしまうので、とりあえず段ボールを組み立てることにしよう。 横浜最後の夜というと、なんとなく歌謡曲の歌詞にでもありそうな感じではあるのだけれど。
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お知らせ
楽しみなことの方が多い引越しができるのは幸せなことなのだろうなと思います。
引越し前最後の休日=荷造りの一日。 なんでこんなに荷物があるんだろう……と毎回引越しのたびに思うことをやはり今回も痛感しているのだけれど、物欲が強いので仕方がないかなとも納得している。 たとえば本やCDを詰め込んでいるだけで引越業者が持ってきたダンボールの(小)が10箱以上平気で埋まってしまうし、他にも一人暮らしなのにどうしてこんなにいろいろな物がと思ってしまうくらいに雑多な(でも個人的には気に入って集めてきた)物で溢れているのだ。 また、いまは2DKの部屋に住んでいるのだけれど、1ルームや1DKに暮らしていたときと比べて明らかに荷物が増えてしまっている。これはある程度広さがあるとどうしても荷物も増えてしまうものなのだなと実感していることだ。スペースがあると、いずれ何かで埋まって(埋めて?)しまうのだ。ただ、よかったのは次の部屋も2DK(8畳、6畳×2、バストイレ別。3階建ての建物の3階)なので似たような感じに収納することはできそうなことだったりする。 いずれにせよ、この調子だと引越しの準備自体を引越し当日のぎりぎりまでやっていそうな気がするのだけれど……
日中に少し時間を見つけて区役所に行ってきた。転出届を出してくるためだ。久しぶりに訪れた区役所を見ながら、1年半前(02年12月の頭)に転入届を出しに来たのだよなということをぼんやりと思い出す。転勤が多いのはお約束だし、個人的には楽しく思えているので全然いいのだけれど、そこがどんな土地であろうと離れるときにはほんの少しだけ悲しいような気持ちを抱いてしまう。 ほんの少しだけ、ではあるのだけれど。
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お知らせ
今回の引越し準備のBGMは大塚愛とUsherです。
今日は仕事が終わった後、一人で近くにあるファミリーレストランに行ってきた。 理由は、社内で受けている講座の課題を仕上げるためだ。社内には社員向けに業務に関係のあるいくつかの講座が開設されていて、そのうちのいくつかを受けているのだ。 22時過ぎに店に入り、まずはメニューから夕食を注文する。メニューがくるまでバッグに入れていたビジネス雑誌を読んで、それから運ばれてきたメニューを食べる。 そうして、全部食べ終わってからバッグの中からテキストと提出するための課題用紙、それにシャープペンシルに消しゴムなどを取り出す。最初にぱらぱらとめくり、見慣れない単語が並んでいるのにうーんと思う。 黙々とテキストを読み、課題の解答欄を埋めていく。 本当なら、引越しの準備を少しでも進めたいところなのだけれど、提出期限があるためにまずは課題を片付けてしまいたかったのだ。 ちょうど提出日と異動の日付が近く、タイミング的に今日しか課題を片付けるチャンスはないなと思い、ファミリーレストランでやろうと思ったのだった。 試験前の学生のようだけれど、部屋に帰ったら引越しの準備をはじめてしまいそうでもあったし。
大体2時間かけて課題をほぼ終了させる。とりあえず一安心。 もちろん、多分に自分のせいでもあるのだけれど、こんなに慌しいのに、来週の水曜日にはすでに新しい場所で働いているのだなんてまだうまく信じられないのだけれど。
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お知らせ
テキストには√とかσの文字があったのですが、ものすごく久しぶりに√とかを見たような気がします。
引越し準備ばかりで部屋から出なかったので、日中に一度近くの郵便局とコンビニまで行ってきた。 郵便局に行ったのはツアーが中止になってしまったPet Shop Boysのチケットの払い戻しのためだ(はじめての生Pet Shop Boysをとても楽しみにしていたのに……)。 コンビニには飲み物でも買おうと思ってでかけてきた。 部屋の近くには歩いて5分圏内に4つのコンビニがあるのだけれど、なんとなくファミリーマートに行く。 店内を回っているときに、ふいに目がとまったのが無印良品の「輪切りバウム」だった。 それで、結局手に取った購入してしまった。 個人的にはバウムクーヘンが特に好きだというわけではないし、ぱさぱさした感じがするので食べるときには飲み物も欠かせないところもあんまり気軽にとは言えないと思っている。それでも、しばらく食べていないなと思い、それで手に取ったのだ。 ダンボールだらけの部屋の中で食べてみたのだけれど、当たり前のことなのだけれどバウムクーヘンという感じの味だった。変わらないなあとかぼんやりと思いながら、もさもさと食べた(一緒の飲み物には熱い紅茶が一番合うような気がするのだけれどどうだろう?)。
バウムクーヘンと言えば、以前に異動した上司へのプレゼントに、CLUB HARIEのバウムクーヘンをプレゼントした。本人はそれほど甘いものが好きではなかったのだけれど、奥さんへどうぞという感じで。それに、門出に贈るお菓子としては、バウムクーヘンは最適なものの一つであるわけだし。 店は横浜高島屋の地下1階にあって、作っている様子が見えるのが新鮮だった。バウムクーヘンって、どんなふうに作るのだろう? というのは結構謎だったし。
ちなみに、CLUB HARIEのホームページの引用なのだけれど、バウムクーヘンが門出に送るお菓子に適している理由は下記の通り。
「ドイツの代表的な焼菓子。直訳すると「木のお菓子」というように切り口は木の年輪の模様をかたどっています。何年もかけて形づくられる年輪のように、年を重ねてもこの幸せがずっと続きますように、また幸せが何重にもふくらんでいきますように…との意味をこめ、記念日や門出の日などの祝い菓子として親しまれています。」(CLUB HARIEホームページより)。
クラブハリエのホームページ
http://www.club-harie.co.jp/index.shtml
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お知らせ
ダンボールを組み立てるのはお手のものです。
2004年05月09日(日) |
dinnerrush |
お腹いっぱい。 久しぶりのDaysの書き出しがそれと言うのもどうだと思うのだけれど、この8日間、仕事が終わってから毎日ご飯を食べに行っていた。それで部屋に戻ってくるのは大体0時前後(遅いときには2時過ぎ)で、もちろん8時から22時くらいまでは仕事をしていたので、疲れてすぐに眠ってしまっていたのだ(ゴールデンウィークで忙しかったこともあるし)。 ちなみに、この8日間の夕食を書き連ねてみると。
1日(土)焼肉:7人 2日(日)九州ラーメン:6人 3日(月)韓国料理:6人 4日(火)中華料理:7人 5日(水)焼肉:10人 6日(木)サイゼリア:5人 7日(金)回転寿司:3人 8日(土)ラーメン:4人 9日(日)家系ラーメン:7人
という感じ。ラーメンと焼肉の比率が圧倒的に高く、いかにも子供味覚という感じがする(特に1日から5日の間で焼肉2回というのは確かにクレイジーだ)。それぞれメンバーは微妙に異なっていたりして、様々なことを話しながら食事をとっていたのだ。 もちろん、こんなふうに連日連夜外食というのには、17日には引越しをするということも関係している。最後だと思うと、なんとなく感傷的な気分にもなるし、最後に一緒にご飯を食べておこうという気持ちにもなるのだ。それで毎晩朝から働いて仕事が終わった後に食事に出かけていた(7日は唯一の休日だったのだけれど、遊びにでかけるために午前8時に集合で、帰りはやっぱり0時を過ぎていた)。 もちろん、そんなだから引越しの準備は全然進んでいない。致命的というか、見通しが立たなくて笑えてしまうくらいに。 後輩たちがやばいときには手伝ってくれるということになっていて、最悪どうしようもなくなったときには一気に複数人でかたをつければいいのかなとも思うのだけれど、できれば手伝ってもらわずに終わらせたい。ということで、最後の休日である月曜日と金曜日には、一日中梱包をしていることになりそうだ。 やれやれ。
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お知らせ
隣の部屋を見ると、ダンボールに占拠されているのです。
昨日は7人で焼肉を食べに行って、今日は7人でラーメンを食べに行った。 焼肉屋はほとんど貸切状態で(24時閉店の店に22時過ぎに到着したせいかもしれない)、ラーメン屋はこの間中華街に行ったときに座ることのできなかった円卓になぜか座ることができた(ラーメン屋に円卓があるのもどうなのだろう? とは思うのだけれど)。 どちらの店でもいろいろと話し、笑った。
当然のことながら数人顔ぶれが変わることがあっても基本的には同じメンバーなので、同じ話だって何度も繰り返されている。けれども、それでもやっぱりおかしいのだ。不思議なことに、同じところで同じように笑ってしまうのだ。
そして今日ふと思ったのが、同じ話で盛り上がることができるようなメンバーというのは、やっぱり得難いものなんじゃないかということだ。 それは同じ話題やネタが繰り返し出てしまうくらいいろいろと話しているということを意味しているはずで、それだけ一緒に過ごしている時間が長いということはたぶん悪いことじゃないのだろう。もちろん、今日一緒にご飯を食べた7人のうち僕を含めた3人は1ヶ月以内に別々の場所に転勤してしまうのだけれど、だからこそそんなふうに思えるところもあるのかもしれないけれど、やっぱり同じようなメンバーで、同じような話をしていられるというのは、ありがたいことだよなと思う。 くだらない話が多いのはまあ脇へ置いておいて……
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『ホーム・デポ 驚異の成長物語』再読。バーニー・マーカス、アーサー・ブランク、ボブ・アンデルマン著。島田陽介訳。ダイヤモンド社。 『一冊の手帳で夢は必ずかなう』読了。熊谷正寿。かんき出版。
前者は、以前読んで本当に面白くて、店長になる前に読もうとぼんやりと思っていた本。店長になることが決まったので、引っ張り出して再読してみた。 副題に「ゼロから3兆円企業をつくった男たち」とあるように、熱い成長物語で、店舗の面白さの醍醐味のようなものや、フォー・ザ・カスタマーの精神のようなものがかなり感じられた。ホーム・デポというのはアメリカで第一位のホーム・センターのチェーン店で、大きな倉庫のような店を持つ会社だ。実際の店舗にも入ってみたことがあるけれど、材木や天井につけるファン、あるいは工具など、住に関する多くのハード・グッズが高い天井近くまで並べられた巨大な店舗だった。よく話題に出てくるウォルマートやターゲットなどと同じように見ていて圧倒される、考えさせられる店で、業態を作り出したことにはやはり大きな意味とアドバンテージがあるのだと実感させられる。
日本でも同様の流れがあったのでわかりやすいとは思うのだけれど、かつて住に関する商品は、それぞれ○○屋というところで購入されていた。たとえば金物屋がそうだし、水道関係はその業者に、壁紙はまた別の業者にといった具合にいちいち異なる店舗や業者に頼まなければならなかった。けれどもホーム・デポは店に来さえすれば、住に関するニーズを全部一箇所で叶えることができるということを売りにした。売る側の都合による○○屋ではなく、顧客の生活状況に合わせた商品を一箇所に集めた新しい業態を開発したのだ。いまではそのようなホーム・センターは別段珍しくはないけれど、それでもホーム・デポがそれをいまある形のように作り出していったのだ(ただし、アメリカのホーム・センターには日本のようにヘルスケア商品などは取り扱っていない)。
結局、顧客起点の企業や店舗が生き残り成長するのは自明の話だ。他社や他企業の話はすべてと言うわけではないけれど、本当に興味深いし参考になるなと思う。
『一冊の〜』は最近ベストセラーになっている書籍で、面白そうだなと思って購入、読了。GMOグループの社長の書いた本で、一番印象に残ったところはビジョンを抱いてそこから逆算して活動を続けている点。夢とか理想だとか、そういった大きなビジョンを描いている経営者は魅力的だし強いのだろうなとあらためて思う。
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お知らせ
ゴールデン・ウィーク中は6連続出勤です(稼ぎ時ですしね)。曜日の感覚がない感じです。
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