鼻くそ駄文日記
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2002年03月30日(土) 話してよ

君と話せたこと
それは
とてもうれしいことだった

だけど
君が他の人と話しているのを
見たら
これまでになく
悔しかった


2002年03月29日(金) 花は死なない

桜の花びら
風吹くまま
飛ばされていくよ

今日は雨
ぼくの心に
夢は届かない

悲しいこともあるね
つらい思いもする
花びらは散ったさ
だけど
花は死んでない

たんぽぽの種
子供の息
飛ばされていくよ

環境の変化
不安ばかり
夢はあるのか

悲しいこともあるね
つらい思いもする
花びらは散ったさ
だけど
花は死んでない



2002年03月28日(木) 歩いてきた道

歩いてきた道を
ずっと
忘れていた
先の事ばかり
見ていたから
心が
ふさいでいたんだね

ゆっくりと
思い出すよ
これまでに
ぼくは
どれだけ
一生懸命
生きていたのかを

歩いてきた道を
ずっと
忘れないでいよう
今日起こったことが
悲しい事でも
ぼくは
だめな人間なんかじゃない


2002年03月27日(水) 悪視界

ずいぶんと
強い黄砂が
振ってるね

もう
前が見えないよ
もう
前が見えないよ

君はどこ
気持ちは
飛んだの

もう
前が見えないよ
もう
前が見えないよ

明日は
必ず
来るのかな

もう
前が見えないよ
もう
前が見えないよ


2002年03月26日(火) 攻めは強くても

君は

守りに入ると

とたんに

弱くなるね


2002年03月25日(月) 単純

君の目は

かっこいい男しか

見ていない

趣味は音楽鑑賞

だけど君は

歌唄いの顔が

かっこいいかどうかを

いつも気にしてる

たまにはスポーツ観戦

だけど君は

選手の顔が

かっこいいかどうかを

いつも気にしてる

音楽やスポーツを楽しむのは

あくまでおまけ

一番の問題は

顔がかっこいいかどうか

そして

顔がすきだったら

はまる

女の子って

単純だね


2002年03月24日(日) 仮復旧です。

パソコンの移転で、ネットにできない環境にいました。
常連さん、逃げちゃったかな?
これからもぼちぼちやるんで、おひまならいらしてください。
では。


2002年03月20日(水) 牙を剥け

従順なシマウマにはなるな

牙を剥け

傷ついた獣たちは

最後の力で

牙を剥く

苦しくても

死にそうでも

牙を剥ける

獣になれ

愚かな笑顔を

見せるな

自分の殻を

突き破れ


2002年03月19日(火) 何を言ったんだ?

昨日

酔っぱらってました

映像の記憶は

残っているんですが

何を話したか

どんなことを言ったか

聞いたかを

憶えていません

友人によると

ある女性に向かって

君をオカズに

ひとりエッチしたと

告白してしまったようです

酔っぱらったつぎの日は

こわいです


2002年03月18日(月) ここじゃない

空気が引き裂かれんばかりに
大声で叫んだ
ぼくの声
君の胸に
届かない理由は
なんだろう

時間は止まってくれない
しあわせや満足は
いつも過去のもの
だけど
しあわせだったと
思い出したい

肩に止まった春風は
すぐにどこか遠くへ
行ってしまう
ぼくらも遠くへ行く
途中だね

みんなが愛にあふれている
わけではない
悪い人にも
たくさん出会うだろう
そんなことを忘れるために
いい人を大切にしよう

悲しみはぼくらを
壊したりしない
命を燃やす火種になる
つまづいた痛みは
バネにして歩こう
ここじゃない
どこか遠くが
ぼくらを待っている


2002年03月17日(日) 忙しいから

忙しいから
何もできない

忙しいから
何もできない

忙しいから
何もできない

忙しくなくても

忙しいから
何もできない


2002年03月15日(金) どこか遠くへ

まばゆい光を
背中に浴びて
どこか遠くへ
歩きだそう

ぼくらのことを
知らない人も
きっとぼくらを
受け入れるさ

ただひたすらに
見切り発車で
歩いていこう
どこか遠くへ

まだ道はない
ぼくらの歩いた
あとにも道は
できないだろう

どこか遠くへ
行きたいんです
どこか遠くへ
行きたいんです

目的なんか
いらないんです
どこか遠くへ
行きたいんです





2002年03月14日(木) 自然の摂理

あなたは強者ですか
あなたは弱者ですか

本当は弱者なのに
心の底では
強者なんだと
なぐさめてはいませんか

どちらでもない
というのが
日本人の
中流意識ですか

あなたは強者ですか
あなたは弱者ですか





2002年03月13日(水) 自然

ダーウィンの進化論を
日がな一日勉強しました
弱者は滅び
強者のみが生き残るのが
自然のようです

首の短いキリンさんは
木の実が食べられないので
死んだそうです
そして
首の長いキリンさんだけが
生き残ったそうです

そうやって
強いもののみが
生き残り子孫を
残せるのが
結果的には種の力を
強くするそうです

セイウチが
ハーレムを作ることは
よく知られています
群の中でオス同士は戦い
いちばん強かったオスだけが
群のすべてのメスと交尾が
できるんです
あれなどは典型で
強いオスの遺伝子を
メスは残そうと
してるんですな

このダーウィンの
進化論をもとに
一九八〇年代
ペトリーという英人が
ある研究をしました

クジャクのオスは発情すると
求愛のダンスを踊ります
発情期になると何羽ものオスが
並んでダンスを踊り
メスを誘います
ペトリーは十羽のオスを
観察しました

強者のみが子孫を残せる
自然界の残酷さは
当然のごとく発揮されました
十羽のオスのところに
十一羽のメスがやってきました
しかしそのなかで
交尾ができたオスは
たった四羽でした
さらにその四羽のうち
もっとも交尾できた一羽は
五羽のメスと交尾しました

ペトリーは考えました
どうして交尾ができるオスと
できないオスがいるのだろうか

そしてペトリーは大発見をします
オスの羽根の目玉模様
あの目玉模様の多いオスほど
メスと交尾していたんです
この研究は現在では更に進み
たとえばツバメは尾羽が長いほうが
メスと交尾する機会が多いことなどが
確認されています

つまり美しいオスほど
メスと交尾する機会が多いんです
更に美しいオスほど寄生虫など
外敵への抵抗力が高いことも一部ですが
確認されています
美しいオスほど
大きななわばりを持つことも
確認されています

美しいものイコール強いものであり
美しいものほど生存能力も
あるわけです

ということは
ヒトがよく言う
顔が悪くったって
というのが自然界では
通用しないわけです

美しくない生き物は
子孫は残せない
病気になりやすい
なわばりも小さい
それが動物界の
常識なのです
そして
人間も動物です

ぼくは
キリンさんが好きです
でも
ゾウさんのほうが
もっと好きです






2002年03月12日(火) 耳なし

しけもくが
暗闇の中
灰皿で
燃えてるよ

だってとだから
君はなんども
繰り返す

夜は長いね
午前二時
君の耳
ぼくの言葉は
届かない

君は言う
またしても言う
ぬるい風
毒を吐く

話せること
自己主張だと
思わないで

夜は続くよ
終わらない
二人して
話を聞かず
言うばかり






2002年03月11日(月) 卒業式から

もう長いつきあいになったね
傷つけあったこともあったけど
腐れ縁でいいじゃない
ずるずるといこうよ

ぼくの根性の曲がり具合を憶えているかい
君のいやなところは知ってるよ
いまさら幻滅する仲じゃない
笑い飛ばせればそれでいいね

いましかできないことを
ムキになってやってた
それでもやりのこしたことが
たくさんある
そんなもんだろうね
十代なんて
君の笑顔は本当に青かった
夜を超えるために今夜ぐらいはいっそ
思い出にふけようか

お互い様だよね
夢の相手は手が届かない
忘れられるわけはないけど
あきらめるしかなかった

理想は見つからなくて
現実に挫折して
妥協するだけ妥協して
ぼくらは大人になった

すべてのことが思い通りに行かないことを
あれから知った
自分以外に信じられる人を
いつも探してた
どんな男に愛されてるの
ぼくに似てたらぼくは嬉しいけど
誰の助けも借りずに
生きていけるように
そろそろならないとね

地下鉄は今日も走るよ
自動改札は人を止める
君の声は懐かしい歌みたい
聴けば時間が戻ってしまう

ただ懐かしい人じゃない
忘れられない人でもない
何十年経ったとしても
一緒にいて楽しい人だろう

君にはぼくよりも大切な人が
いるはずさ
ぼくだって君じゃない女に恋をする
遊びに行こうよ
いつかふたりで
君がいればどこでもいい
君の心の中に
ぼくの居場所がどのくらい
あるのか教えてよ




2002年03月10日(日) 恐ろしい風

恐ろしい風が吹く

恐ろしい風が吹いている

ほこりをまき散らし

髪の毛崩して

恐ろしい風が吹いている

チャイムが鳴り響く

静かな教室

君とぼくは毎日

顔を見ていた

好きなんだけど

言えやしないよ

別れの日にち

一日一日

胸に重いよ

時間は止まらない

もうすぐぼくら

会えなくなるんだね

恐ろしい風が吹く

恐ろしい風が吹いている

この風に耐えれば

春がやってくるものの

恐ろしい風が吹いている


2002年03月09日(土) テレビショッピング

totoが当たったら

一日中見てやる

すべての商品

買い尽くしてやる

夢の


2002年03月08日(金) 複雑

考えすぎは

複雑のもと

おいおい

みんな大丈夫か


2002年03月07日(木) ぽかぽか陽気

つくしの子が
こわごわと
外に出ていく

黄砂混じりの
風が吹く
三月の日

春の川に
浮かぶのは
カジカの卵

新しい命が
生まれる
大雨のあと

君は泣きながら
死んでやるさと
電話で叫んだ
君の涙の意味が
わからない
わからない
ぽかぽか陽気

蛙たちは
泥だらけで
春を迎える

休める季節が
終わって
戦いの日々

外に出るのは
生命への
挑戦状だね

暖かい季節が
ぼくらを
待ちかまえてる

君は泣きながら
だめになりそうと
電話で荒れた
そんな君なら
だめになればいい
だめになればいい
ぽかぽか陽気


2002年03月06日(水) となりに

冗談めかして
いたずらっぽく
ここまでしても
ひかないよね
と確かめていたけど
さすがの君も
唇を奪われるのには
驚いたみたいだね

金も未来も明日の就職も
何もないぼくらだけど
でも
君がいてくれたら
それだけでいい

外はうっすら明るいよ
新聞配達の原チャリが
表の道路を走ってた
夜は終わりかけていたけれど
ぼくらの夜ははじまったばかり

君がとなりにいてくれたら
それだけでいい


2002年03月05日(火) ゴキブリラブストーリー

ぼくはゴキブリと
つきあってる
あの子の黒光りに
ぞくぞくしたんだ

霧のような雨が降る
あの子はうれしそうに
ぼくの部屋を走り回る
湿気が好きなんだね

あの子は毒なんか
持っちゃいないよ
あの子は他人を
痛めつけたりしない
だけどみんな
ぼくのあの子を
嫌ってる

あの子はすばしっこくて
自由にどこへでも行ける
空だって飛べる
命を賭けて生きているから

エレベーターホールで
マンションの管理人さん
手に殺虫剤
ぼくの部屋のドアの前
待ってくれてた
あの子の死体

君のようにぼくも
いつか空を飛びたいよ
君のようにぼくも
命を賭けて生きたいよ


2002年03月04日(月) 明日こそは

総理大臣の
髪型まねて
今日から
クラスの人気者
出世街道
まっしぐら

説教好きの
中年さらって
自尊心を
ぶっ壊せ

机のひきだし
鼻くそ並べて
腹が減ったら
ねぶって
しょっぱい

明日こそは
まともにやろう
明日こそは


2002年03月03日(日) はくめい

薄い光
暖かい布団
冷たい君の足
心地よい

最後のチャンス
ずっと抱けなかった
今宵こそは

朝が来た
君は寝た
意気地のない心
空に溶ける


2002年03月02日(土) 文学青年

後期の大江健三郎
引用ばかり
知識見せびらかし
自慢親父と大声で叫ぶ

趣味が読書だなんて
冗談としか思えない
だけど読書と
真面目に語り
ナードじゃないと大声で叫ぶ

評論家の言葉を借りて
叫び続ける文学青年
普段は真面目だ文学青年
シャブなんか見たことない文学青年
それじゃだめだろ文学青年

カタカナ言葉を得意に語る
ラテン語詳しいのに
英語はしゃべれない
演繹法と帰納法しか考えが浮かばない

女なんか知らないくせに
甘いロマンスだらだら書いてる
そうですのとしゃべる女
いけませんわと困る女
男しか出てこない小説書けよ

痛い女にもて続ける主人公は
ズバリ作者だ文学青年
自分の世界で満足文学青年
世界中に説教したい文学青年
それじゃだめだろ文学青年


2002年03月01日(金) 桜散る

春の匂い
頬に涙
だらしないね
男の子なのに

歩いてみるよ
菜の花の道
君は約束
守ってくれるかい

君が遠い町へ
行ってしまう日が
一日一日
迫っている
春に散るのは
桜だけじゃない

外は大きく
春二番
派手に飛ぶよ
君と夢

あの町で君は
恋に出会うよね
距離X時間
心冷めさせる

君がぼくのことを
忘れてしまう日が
一日一日
迫っている
春に散るのは
桜だけじゃない


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