:::排出系列:::




俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。





2011年04月19日(火)  反時計周り

雨が降る
風は東の彼方から強く吹き付け
泣きたい時に上手く笑えるように
特別な訓練を受けて
突然の滂沱の襲来に備えて
変わらないものを変わっていくわたしを許す
 
不条理?
あなたの強張った顔が見える
いいえ、ちっとも
凡ては茶番劇
約束なんてこれっぽっちも交わしていないよね
 
わたしから離れる
夢が希望が歌が砕け散る
寂しかったのは始めだけで
すぐに慣れた
わたしに近付いた
優しいのは変わらないで
戸惑うことも忘れ
受け入れている
 
言っても
離しても
壊れないなら
簡単に繋ぐ
目を見て
あの時みたいに真剣に
目を見て
愛でて
 
当たり障りのない言葉だけ?
いいえ
凡ては明白な答えの最中
 
なんでもいい
あなたの嘘が聞きたい
騙されたい
散々騙されて
そのまま続いていきたい
わたしが嘘をつけるのは
あなたの嘘が
嘘じゃなくなって
なにかが変わりはじめる時
わたしが嘘をつけるのは
あなたの嘘が
嘘じゃなくなって
突き放して
また近づける
その時だけ


2011年04月17日(日)  touch

触れる
深く 深く 一番深くまで触れる
離れるのが惜しい程に深く 深く
握った手の平がやけに温かくて
一瞬の錯覚が起きる
だけど 凡ては流れのままに
身体を委ねて いく
 
背中を這う唇
あなたの髪に鼻を押し付けて
その中に陶酔
 
白濁しそうな意識に
あなたの声が現実に引き戻す
 
深く 深く 一番深くまで触れた
それだけで
様々なことは散り散りになり
最早
わたしは意識になっている
 
その瞬間だけは
確かに
何かを手の中に
収めている
 
凡ては
流れのままに
触れて
揺れて
触れて
 
一番深いところに
届く


2011年04月15日(金)  ワカレウタ

まだ間に合うから
まだ間に合うなら
傍に居させて 夜が更けるまで
 
遠い あの日からずっと
願いつづけた事がありました
君には打ち明けられない
秘め事みたいな大切な言葉
優しい日々に微熱を感じるような
けだるさがいつからかそこにありました
 
涙の意味なんかわからなくて
ただ俯いたり 視線を反らしたり
君が好きで、君が怖くて
矛盾だらけの答えは そう
さようなら
 
もうおわりなら
まだ始まらない
離れて行かないで 朝が来るまで
まだ間に合うなら
まだ間に合うから
傍に居させて 夜が更けるまで
 
きっと
希望は絶望から生まれたのでしょう
そこに当たり前のように存在した景色
君の横顔にみた写し画
優しさなんてちっぽけなもので
繋いだ手と手を離したら
さようなら
 
君がずっとずっと好きでした
泣いてしまうくらい好きでした
こんな別れの歌に込めた想いは
もう届かない幻でした
伝えられないままでした
それで終わってしまうから
君が知らないままでも
君が好きだったわたしに
さようなら
 
まだ間に合うから
まだ間に合うから
その手に触れられたい 生命が失せるまで


2011年04月14日(木)  クローム

もう 隠すことなんかなにもない
君の嘘には食傷気味
騙し続けて
 
今 彼女の気持ちが理解できるの
所有欲には羊の綿毛
流れ繋いで
 
夢も愛も希望も全部
泳ぎ疲れて ほら
ハピネス
色も音も想像超えて
急ぎ疲れて もう
ハピネス
 
ゆらゆら ゆらり
目を閉じたら
見えてくるでしょう
湛えてた 残像
 
今 見えるものなんて信じない
人に与えて空になれ
そんな呪い
 
さあ 投げ出せ凡てを捨て去って
あらゆる根拠に陶酔感
逃げ出していいよ
 
夢も愛も希望も全部
望み疲れた この
ハピネス
肌の熱も揺らいだ果ては
渇いた身体に ああ
ロンリネス
 
くらくら くらり
目を閉じていたい
消えてしまいたい
 
ゆらゆら 揺らぎ
目を閉じたら
もう 開かなくていい
信じない わたしを
 
ふらふら ふらり
くらくら くらり


kei ☆メール ☆少女カタルシス



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