:::排出系列:::




俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。





2005年12月17日(土)  泣き顔の少女

とてもブスな女の子がいました
女の子は十七で娼婦になろうと決めました
ブスな女の子はなにもありません
女である以外何一つとてありませんでした

女の子はであいました
それを求める彼に与えました
ブスな女の子にひどい言葉を投げた彼
女の子怒りました
なのに幸せでした
またおいで
ブスでかわいい女の子

帰りの電車に揺られて
彼の肩にもたれている夢をみた女の子は
なんて幸せなんだろうと思いました

だけどいま女の子 泣いています
どうして彼はいないんだろうと泣いています
女の子 泣きました
体を丸めて 誰かの名前を呼びながら
女の子 泣きました

女の子 笑いません
女の子 怒りません
女の子 死ねません

女の子 泣きました
ブスだった女の子は ブスな泣き顔で泣きました
かわいいといった彼の顔と汗のにおいが
消えないから泣きました
消したくないから泣きました

女の子 泣き笑いました

明日も泣き笑うでしょう
女の子は苦しくて吸った息の行き場がわからなくなりました
女の子 探しました
みつからないとわかりながら
明日もきっと探すでしょう


2005年12月16日(金)  会いたい

つめたい てのひらをあおむけに
あたし地面に直結してる
ねえ 夕方になってしまうよ もう 帰る時間が くる

あたしを ぎゅっと抱いて
放さないで ね わらって
呟いてくれる そのちいさな優しさがいとしいね

あいたくて 雪の轍越えて
凍える手 投げて走るよ
凪いだ空気食べて 生命線は青
早くあいたくて 逃げられないように結んで ね
おねがい あたしをみて
あいたい あえない くるしいのはわがまま?


君のために 空気の澄んだ
街のそばまで急ぐよ
だれも いなくてもいいの

ああ ひとりぼっち
いないね あなたはここにもうこなくなる?
…いや!あいたいあいたいあいたいあいたいあいたい
あたし 狂ってる
あなたに 狂ってる
もう戻らなくなってる

会える日 たくさん数えて
口付け まってる


…あいたい


kei ☆メール ☆少女カタルシス



マイ追加