:::排出系列:::




俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。





2002年12月31日(火)  大晦日 除夜の鐘

耳障りな金の音 2002年12月31日火曜日
その日は 終わりを受け入れる
 
君は何かを 得られたか?
 
君はもう 新しい日々を 受け入れる準備はできているか?
 
出来ていない人も そうでない人も
案ずる事はない
 
年が変わったからといって 大して何も変わりはしない。


2002年12月30日(月)  叫び

「いかないでくれ!」
 
そう叫んだ俺の声は、なんだか空しく響いた。
本気で悲しくなって、少し涙を浮かべていたら、
最後に一度だけ振りかえって君は、
「バカな男」
そう一言冷たく言い残して、嘲笑うかのように
消えていった。
 
いつか呪ってやる。
オレは本気で、そんな事を思ってしまった。


2002年12月28日(土)  たくらみ

何を目論んでいたのか
カレは突然 消え去った
何を企んでいたのか
彼女は突然笑い出す
何を危ぶんでいたのか
少女は突然泣き出して
何を知ってしまったのか
少年は突然消えてしまった


2002年12月22日(日)  計算

いちたすいちはに にたすにはに
答えの出る問題なら まだ 立ち向かう気にもなる
そんな事を言っていた人が居た
 
生憎 人生設計の計算問題は 答えがないので
計算する気にはならないね
だから 僕は 自由気侭にいきてるのさ
その人は そんな事も言っていた
 
あながち間違いではないと思った
だから 少し反省した


2002年12月20日(金)  銀色の約束

陳腐だと 思っていた。
うそくさい。
縛っているだけだ、とも。
 
だけど、いつしか、あたしが、それを愛する時が来たのは
なんて、摩訶不思議な事であろう。
 
あの頃 嫌悪していたものは
本当は 温かかったり、するもの
そう 気付けたあたしは 我が儘代表
 
銀色の約束 ―永年なんて有り得ない― だけど
なんて 愛しい・・・


2002年12月17日(火)  そうして

必要なのは
 
快楽と 安眠だ。
 
生憎僕らは、時々どちらか欠けている。
 
どちらもみたされるなんて なんて贅沢極まりない!
 
まあ。それもそれで。
有りだと思って 良いと思う。
 
心労山積みケーナちゃん。


2002年12月15日(日)  躍起

躍起になって 一生懸命何かを繕った
躍起になって 一生懸命何かを信じた
躍起になって 一生懸命何かを忘れた
(それらの何かが何だったのかは思い出せない)
 
躍起になって 自分の気持ちを殺していった
躍起になって 自分の気持ちにウソを付いた
躍起になって 自分の気持ちに蓋をしていく
(どんな気持ちだったのかは忘れたけれど)
 
躍起になるのは やめた方がいい
きっと
あとで 後悔する


2002年12月14日(土)  信じてた

気持ちを全部注ぎこんで
何かを信じていた
 
それは未だに気持ちのなかにあって
なんだか、しこりになっている
 
風穴を 空けなくちゃ
 
あたし、昔、いってたじゃん。
 
忘れたい人程 忘れられない人になるって
 
それ、正論じゃん?
 
昔の私が 笑う
正論か・・・
正論ならば 何事でも信じられるというの?
 
嘘でも信じろというの?
 
誰か教えて


2002年12月13日(金)  盲目に

言葉も なにもいらないから。
その時間だけは そんな風に感じていたあの日。
 
言葉なんてなんの役にも立たなかった。
あの日は確かに 深く深く愛していた。
 
あなたがいればなにもいらない。
そんな風に思ってた。
 
最後の日記。
やっぱりあたしはあの人が好きなのだ。
 
そう書いていた。
 
そんなこと、昨日になって思い出した。
かなり 遅すぎた。
 
過ぎたことは仕方ない。
 
なにが、どうなって、あたしは、こんなに変わったのかを
ちょっとだけ考えた。
 
そして、ちっとも変わっていないと思った。
 
なにひとつ。
 
だってこんなに間抜けなのだもの。


2002年12月12日(木)  簡易ポジティヴ

ああ。
だるいなぁ。
なにもしたくないなぁ。
 
こうしていたいなぁ。
 
…そんな日の午後、雪が降り始めて
少しだけ悲しい気持ちだった僕も
 
誘われるように
 
雪の降る町へ。
 
忘れないように。
深く深く閉じこめた。
 
その日の記憶。


2002年12月10日(火)  ゴシック

どうしても、見つからない。
何もかも、よくわからない。
 
もう、
泣きたいわけじゃなくて、死にたいわけじゃなくて、叫びたいわけでもないから
 
なんでもない。
ごめんよ。


2002年12月09日(月)  メンタルヘルス

心臓の音が だんだんだんだん 大きくなって
どくんどくんと
鳴り止まない。
 
止って、お願いとまって
こわい。


2002年12月08日(日)  TELL ME

問題は そういうことではない
もうすこし 単純なことだとおもう
 
例:きみはなにをしているのだ?
例:そこはどこなのだ?
例:きみにはなにがたりないのだ?
例:いったいどこにいきたいのだ?
 
どうだ?
単純明快だとおもわないかい?
 
要するにだ 君が君自身に問いただしたいことは
君自身に 問うしか方法はないということだ
 
他人に聞けば 何かを 与えてくれないこともないであろうが
確実な方法は 君にしか分からないのだ
 
汝 自身に問え!


2002年12月06日(金)  ロングレター

ああ。
くうきが
とてもつめたいね。
のどにながれこむそのくうきが、
つめたくて、つめたくて、
いきができなくなってしまいそうなんだ。
 
だれかぼくをたすけてよ
だれかきいているのかな
だれかぼくをたすけてよ
だれかきいているのかな


2002年12月05日(木)  ごめんね

ごめん
本当のことを言うと 消えちゃった貴方には
あたしが謝らなきゃいけないんだよ
 
『気持ちを繋ぎとめられなかった』のは
あなただけど
『気持ちを繋ぎとめて欲しかった』から
あなたを試したのはあたしだったと 思うから
 
あんなためしかたをしてごめんなさい
もっと ちゃんと 愛してあげたかった
何もしてあげられなかった
なにも そう 何一つ
 
だから あたしはちゃんと謝るよ
ごめんなさい
 
嘘ばっかりついて あなたを試すようなことばっかりして
その結果 何もかもを壊す原因にしかなれなくて
本当にごめんなさい
 
『どこにもいかない』と言ったあなたは
どこかへ行ってしまったけど
結局あたしが 行かせてしまった
 
ごめんなさい
あなたには 謝ることがいっぱいある
本当にごめんなさいと
 
ありがとうと。
いわなくちゃ。
 
今のあたしは もう あなたに直接的な愛は あげれないけど
あなたもきっと そんな愛をくれたりはしないだろうし
二度と あたしの前に現れることはないのだろうから
 
そうしてしまったのは あたしだと
そう思って 自分を責めたりしないで
 
あなたにも 判ってほしかったことはたくさんあったけれど
それを 口に出せなかったあたしが悪いのだから
ごめんね
 
愛していたよ
さようなら
 
また どこかであいましょう あなたに会う気があるのなら
あたしは あなたに会いたいから
 
ひとつだけ 頼みがあるの
どんな手段でも構わないから
これを もし これを見たのなら
教えて?
 
あんな終わりかたにしてしまったのはあたしだけど
あんな終わりかたは どっちにしても 残酷だと思うから。
 
あたしは ずいぶん変わってしまったけれど
 
あいたいというのは ただの我が儘だと思って
最後の そして 最大の。


kei ☆メール ☆少女カタルシス



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