アキラさんとはいろいろありました。。。



   
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アキラさんとはいろいろありました。。。...各務優有

 

 

唐突ですが・・・。のこと - 2002年10月24日(木)














...

ちょっと、考えてみたこと - 2002年10月15日(火)













え〜・・・。唐突に何なのですが

「アルジャーノンに花束を」

というドラマをぼーっと見ておりまして。

ドラマがどうこうって言うんじゃないんですが

障害を持った子供を、捨てたお母さんが出て参りましてね

いしだあゆみさんが熱演していた訳なんですけど

いしださんは素晴らしい女優さんですから

そりゃもう、見事な感情表現をされておりました。



一般的に見たら、このような母親は

決して許されないものなのでしょう。

あたくしの愛息子、武灯さんは

障害を持って生まれた訳では御座いませんが

あたくし、こういう母親の気持ちが

分からないでも無いんですよ。



いえ、別に武灯さんを捨てようとか

手放そうとか、そういう訳では御座いません。




皆様ご存知の通り、あたくしは

未婚の母で御座居ます。




子供を育てるに当たって

奇麗事を言うのは簡単です。

只、それが上手く行かないのが

子育てというモノで・・・。




あたくしは、これでも一応

お馬鹿な短大を出ておりまして

保育士資格を持っている訳ですが

例え、理屈や理論を一通り勉強していても

子供を育て上げた母親には敵いません。




別に、育児理論なんぞ

欧米式であろうが、何だろうが

実行している親の自己満足に過ぎません。

子供が望んでいるとは限らない訳です。



あたくしは離婚した一人親とは違いますから

妊娠した時から既に戦いが始まっておりました。

あたくし自身は望む覚悟でおりましたが

産むまでは一人で立派に育てきろうと思っていても

目の当たりに現実を見ると、訳が違います。




母親は、妊娠した時から既に母親だなんて

よく言いますけどね

あたくしはそうは思いません。

それは幸せな状況で

子供を宿した人の言葉だと思います。




子供を授かって、産むだけなら

誰にだって出来ると思います。

母親になるというのは

自分の手で育てる日から始まるのが

本当なのではないでしょうか?




あたくしが武灯さんを産んだのは

二十歳の時で御座居ました。

二十歳と言えば、遊びたいさかりです。

友達は、呑みに行ったり

合コンをしたり、バイトしたり

彼氏を作ってデートしてみたり

あたくしには全く縁の無い事ばかりです。




あたくしはと言えば

睡眠時間もろくに取れず

おむつを替えて、乳を与え

夜泣きの酷い子供を毎日あやしていただけです。




一度は親にも見離されましたから

狭いアパートを借り

一人で子育てに明け暮れておりました。

産んで直ぐに、児童手当の申請はしましたから

家賃は何とか賄えました。

直ぐにでも働きたいのは山々でしたが

保育園には直ぐには入れてくれませんでしたし

託児所も首が座るまでは預かってくれませんでした。




それでも、子供を育てるのにはお金が必要です。

内職なども致しましたが、たいしたお金にはなりません。

仕方が無いので、友達が雇われママをしていた

パブで週に一度だけ働いておりました。

武灯さんは友達のご主人に預けておりました。




お客さんはついておりましたが

子供が居ては、週1日が限界でした。

優有ちゃんは、どうして週1しか居ないの?

と、お客さんに言われ

あたくしは意味も無く事情を話しました。

未婚の母で、食べるものも食べられないから
ママのご主人に子供を預けて
週に1回だけ働かせて貰ってるの。


すると、お客さんはあたくしに言いました。

俺、子供好きなんだ。
今度美味しい物買って行ってあげるから
遊びに行っても良い?


あたくしは、お客さんに連絡先を教えました。




数日後、お客さんはコンビニの袋を下げて

あたくしの家に参りました。

あたくしは彼にとても感謝しました。

今思えば、たかだか2000円程度の

買い物だったと思います。

それでも、あたくしには大金でしたから

涙が出るほど嬉しかったのです。




あたくしには、彼に返すものがありませんでした。

彼の目的も分かっておりましたから

あたくしは体で返しました。




そうやって、何人もの人に

食べるものを宛がって貰いました。

ほんの数ヶ月の話ですけどね・・・。





















今、この話を人に話すと

辛かっただろうと、よく言われます。

正直申し上げまして、何も辛くはありませんでした。




自分が餓死するのは構いませんが

あたくしが食べなければ、乳を与える事が出来ません。

脚を開けば食べ物がやって来る

只、それだけの事です。

真っ当に子育てをしている母親なら

何としてでも働き口を見つけて

ベビーシッターでも雇った事でしょう。




でも、あたくしは一人で産んだ自我が有り

子供を人に預けるというのは

出来るだけ避けたいと思っておりました。

此れが、親の自己満足というものです。




そもそも、二十歳の小娘が

一人で子供を育てて行くなど

精神的な負担があまりにも多く

余程出来の良い人間で無い限り、出来る筈が無いのです。




何度も武灯さんを

風呂桶に沈めてやろうかと思いました。

子供を殺して自分も死のうかとも思いました。

思うだけで、実行はしませんけどね

思っている時点で母親失格です。



















あたくしは、来月で29歳になります。

母親として8年の月日が経ちました。

今あたくしは、出来る事なら

武灯さんを産みなおしてあげたいとさえ思います。

今なら最初から

きちんと育てられるような気が致します。




親にも頭を下げて

友達にも、きちんと事情を話せば

助けてくれない事など無かったでしょう。

ええ、幸いあたくしは

良い友達に恵まれておりますから・・・。




でも、一人で育てなければと思う自我が

このような事になってしまいました。

全く、馬鹿な母親です。




















武灯さんの1ヶ月検診に行った時

あたくしは手作りの靴を履かせて行きました。

何分、お金が無かったものですから

武灯さんは百日参りも、お食い初めも行っておりません。

それでも、人前に出す時は何とかと思い

自分の手作りの帽子や手袋や涎掛けは避け

既製品を着せて参りました。

でも、靴ばかりはどうにもなりませんでした。

市販されているものは、あまりにも高すぎました。




あたくしが武灯さんに

靴を履かせて行った理由は只ひとつ

靴下を落とすと困るからです。

靴下は2足しか持っておりませんでした。

赤ちゃんの足は小さいですから

靴下など直ぐに抜けてしまします。

ですから、あたくしは靴を履かせて参りました。




隣に座っていたお母さんが

あら、この子可愛い。靴履いてるわ!

と、言いました。

あたくしは、恥ずかしくて仕方がありませんでした。




あたくしの手作りは道楽では無く

貧乏の賜物でしたから

その人に悟られたのだと思いました。

其処まであたくしの心は

荒んでいたので御座居ます。




その後、育児検診の最中

育児相談の保健婦さんに言われました。






















最近、貴方みたいに若い母親が多いのよ。

しかも一人身で勝手に産んだんでしょ?

親の気持ちなんか、全く考えちゃいないんだから!

貴方みたいな母親が

きちんと子供育てられる訳無いじゃない。

どうせ育てきれなくなって、親に泣きつくか

子供を捨てるのが目に見えてるわよ。



まぁ、捨てるよりはマシだから

今すぐ親にでも連絡してみたら?



せいぜい頑張りなさいね。






















あたくしは、寝る間も惜しんで内職して

子供に乳を与える為に

愛してもいない男に脚を開いて

死ぬ気で育てているというのに

世間の目はこんなものなのかと

呆然とするばかりでした。




仕方がありません。

勝手に産んだ、あたくしが悪いのですから・・・。



















あたくしは、虐待する親や

子供を殺して死にきれなかった

親の気持ちは理解出来ません。

子供を殺す位なら、自分が死んだ方がマシです。



只、止むに止まれず

子供を手放す親の気持ちは分かります。




自分が育てて行くよりも

他人が育てた方が幸せになれるのではないかと

思っているのだと思います。




母親として、精神が充実しておらず

自分が負けてしまったのでしょうね。




今現在、武灯さんに父親はおりませんが

最近よく、父親の話を致します。

もう8歳なのですから

少しでも理解できると思います。

武灯さんには、父親の悪口は決して言いません。

此れも母としての勤めです。




武灯さんは心の何処かで

自分が父親に捨てられた事を察しております。

それでも、あたくしは

お前は父親に愛されているんだと言い聞かせます。

此ればかりは、どうにもなりませんが

あたくしが愛情を持って接して行くしかありません。




ちょっと大変な事ではありますが

自分が産んだ以上は

責任持って最後まで愛して参ります。




















これでも、母親ですからね。



...

あたくしの遺伝子のこと - 2002年10月13日(日)




唐突に何で御座居ますが
実はこの日は
あたくしの愛息子の
誕生日で御座いまして
遅ればせながら
10月13日の日記を
更新させて頂きたい
次第で御座居ます。

ええ。
おかげ様で無事に
8歳の誕生日を
迎える事が出来まして
日々息子の成長を
祝いながらも
何処がどのように
成長してるのやら
全くもって
気付かないモノです。

何でも先日学校で
席替えがあったそうで
今回隣の席になった
女の子の名前を
聞いてみたりしたのですが
少し首をかしげて
暫く考え込んだ後・・・




















事件が解決
しないと
分からない























と、言われて
しまったので仕方なく
事件が解決するのを
待とうかと思います。

そうそう。
今日の夜、何気に
武灯さんが・・・

あ!そうだ。
ウチの息子のHNは
タケトウでは無く
ムトウですυ

因みに本名も
結構変わってます。
ええ・・・。
苗字と間違われる事も
しばしば御座居ます。

いや、別に
鈴木とか佐藤とか
御手洗とか
勅使河原とか
そんな名前じゃ
ないんですけどね!?
(3文字だし・・・)

話が反れましたυ
その武灯さんがですね
テレビ覧をチェック
していたもので
「何見るの〜?」
と、聞いてみた所






















お母さんの
2時間
スペシャル























等と言い出した
ものですから
大変驚きました。

「何の番組だよ!?」
と、突っ込んでみた所
























お母さんの
秘密が今
明かされる!
























という返事が
返って参りまして
お母さんとしては
あまり秘密は
明かされたくないと
思いましたυ

一応お母さんにも
プライバシーって
モノが有るんです。

「誰も見ねぇよ!」
と、更に突っ込んだ所
息子の答えは・・・























お母さんの
お風呂姿も
見られる!
























と、由美かおるじゃ
あるめぇし!?
というような答えが
返って参りました。
でもやっぱり
誰も見ませんね(涙)

現代の小学生というのは
何を考えているのか
よく分かりません。
誰か助けて下さい。

ってゆーか・・・























いきなり
深夜枠かυ





















とも、一寸だけ
思いました。

取り合えず
撮影日までに
風呂場の掃除をして
おこうかと思います。

それより何より
武灯さんや!?
貴方は子供なのですから






















深夜は
寝なさい!
























と、いう答えが
母として一番
真っ当な答えだと
信じてなりません。

これがあたくしの
愛息子の思考であり
あたくしが一人で
産んで育てた
遺伝子で御座居ます。






















全くどんな
遺伝子だよυ



...

只、思う侭に書き綴ってみること - 2002年10月10日(木)



え〜・・・。
まぁ、最近思うんですけど
何と言いましょう?
人生って
選択を間違えると
本当にあらぬ方向に
向かってしまう訳で。

全てを間違ってると
思ってしまうと
自分があまりにも
悲しくなってしまうので
飽きのこない人生と
自分で言ってみてる
訳なんですけど
此れをひとえに
言い訳とか慰め
って言うんですか?

いやね!?
何って言うんじゃ
ないんですけど
二十代初めの頃は
三十路になる頃には
儚げで美しい女性に
なりたいなんて
思っていたりなんかしてυ

そりゃまぁ
原形に限界が
ありますから
美しいっていうのは
無謀だって
分かってますけど(涙)

今でもせめて
老化は避けようと
コラーゲンだの
ビタミンだの
食事を考えてみたり
しちゃってるんですよ。

夜になれば
体中のお手入れをして
お肌の改善に
日々努力してましてね
校歌が・・・
いえいえ硬貨が・・・
いやいやυ効果が
あるかなんて
分かりませんけど
気休めってヤツです。

それが何故か
儚く美しいどころか
三十路が近くなるごとに
肝っ玉の据わった
図太い母ちゃんに
なってしまって
居る事に気付いてυ

でもまぁ
人前に出る時は
出来るだけ
恥ずかしくない
母になろうと思いまして
安物ながらも
それなりの格好をして
出かけてみれば!?





















キャバクラ
だの風俗の
お誘いが
わんさかυ






















来ちゃったりするんですが
何ででしょう???

ってゆーか
風俗は置いといて
キャバクラって
アンタ・・・?

今年29歳になる
子持ちババァが
キャバクラで
働いちゃって良いんですか?

お水の経験は
確かにありますけど
キャバクラって
二十代前半まで
じゃないんですか?
って言っても
スカウトのおっさんにゃ
21歳も29歳も
見分けなんかつかないかυ

先日、スカウト
頂いた際には危うく・・・





















へい。
喜んで♪























と、働いてしまう所でした。
いやυ別に金には
それほど困ってません。
でも、毎月貧乏ですけどυ

ああ!そうそう。
昨日近所のコンビニに
煙草を買いに
出かけた際に道で
ぼ〜っと突っ立ってたら
通りすがりの
車の中の兄ちゃんが
「あ♪可愛い」
なんて犬でも見るように
あたくしに言って
下さいまして、挙句の果てに
「ヒューヒュー♪」
なんてして下さいまして



















新手の
嫌がらせ
かと・・・?




















思ったりもした訳
なんですけどねυ

そりゃぁ有難かった
訳なんですけど
何分、夜でしたから
小ジワ等
見えないでしょうし
ソレ以前に彼の視力は
弱視なのかもしれません。

だって、この時の
あたくしの格好と
言ったら・・・






















すっぴん!
パーカー!
半パン!























これを何処に
可愛いと思えるのか?

ってゆーか
「このままナンパとか
されちゃっても
この格好じゃ
出かけられないわ!」
なんて思ってる
あたくしもなかなかの
ナルシストだなぁ
なんて思います。

嗚呼。。
先ほども言いましたけど
普段は普通の格好して
出かけております。

武灯さんのテニスに
行った際には
周りのお母さん方に
「子供が居るのが
本当に似合わないわね。」
なんて言われちゃて
そりゃぁ、20歳で
子供産みましたから
この歳にしちゃ
デカイ子供が居るん
ですけどね!?

この言葉を
ちゃんと理解するなら






















人間として
浅すぎ!






















って言われてる事位
分かっております。

ええ!
浅いってより
まだペラペラですよ。

本当に人生勉強ばかりで
それでもまだ
足りないのか?って位
未だに勉強中なんですけど
ココまで人生勉強
しまくってて
良いものかと・・・?






















そろそろ
卒業したいυ





















なんて思っちゃ
いけないんですかねぇ?

そうそう・・・。
今回勉強中の
アキラってテキスト
なんですけどね。

ええ、まぁ
7年ばかり勉強して
おりまして
小学校でも6年で
終わるっちゅーに?






















つまりは
落第・・・?
























って事なんですかねぇ?
まぁ、人生は落第
しっぱなしなんですが。

このテキストが
今現在、拘置所に
送られまして
全然逢ってませんから
手紙のやり取りを
してる訳ですよ。

いや、もういい加減
別れた方が良いのは
自分で分かってますから
それについて
色々書き綴ってみてる
最中なんですが
テキストは一向に
応じてくれなくてυ

そんなら見切りつけて
勝手に縁切れよ!

って言われちゃう事位
分かっておりますけど
帰って来られた時に
こじれて又話し合うよりも
今きっちり話し合って
二度と逢わない選択を
する方が良いかと
思いましてね!?

ほら、だってね
手紙って冷静に
書く事が出来ますし
そりゃぁいくらでも
嘘は書けますけど
あたくしは本心を
書いて送ってますし(涙)

面会に行ったなら
監視がおりますから
感情的にならずに
話す事が出来るんですよ。

痴情のもつれって
大変でしょう!?
だから、今の機会に
きっちりと納得行く迄
話し合う覚悟で
居る訳なんです。

ってゆーか
ふと、思ったんですが























この
ご時世に
文通って
すげぇなυ



...

父に向けて思うこと - 2002年10月05日(土)












父さん・・・。

僕を見捨てず、今まで育ててくれて本当に有難う。

僕は貴方の子供である事を、誇りに思います。




父さん・・・。

僕が中学生の時に

「良いか!お前、結婚するまで

処女でいろとは言わないけど

せめて婚約するまでは

自分の身をちゃんと守るんだぞ。」

って、教えてくれましたね。




父さん・・・。

僕はあの時、父さんに言いたかった事があります。

なかなか素直に言えなかったけど

























実は既に
処女じゃ
なかった
訳で・・・υ






















父さん・・・。

こんなふしだらな僕をどうか許して下さい。




今日、僕が実家に帰ると母さんから聞いて

僕の為にビールを買っておいてくれましたね。

父さんは僕と一緒に呑むのが好きだから

楽しそうにビールを呑んでいた訳で。




でも、父さん・・・。

僕が2本目に手をかけたとき

「どうした?何か嫌な事でもあったのか?」

と、僕を心配してくれましたね。

僕は・・・

「ちょっと、仕事で色々とね!」

と、言って誤魔化したけど























内心はもう
ドキドキυ




















だったなんて事は、気付いていましたか?

父さん・・・。

僕は何だか、貴方が少し怖いです。




貴方は休みの日になれば

盆栽をいじってみたり

日曜大工を楽しんだり

山に出かけて山芋を掘ってきたり

たらの芽や山椒を摘んできたり

何の利益にもならない趣味だけど

僕達を沢山愛してくれているんだと

身を持って実感する訳で。



でも、父さん・・・。

貴方は休む暇さえ無い刑事なのですから

少しは自分の体を気遣って下さい。

それから、出来たらで良いので

山に行った際には

























蛇とか蛙を
持って帰る
のは止めて
下さい!

























僕が思うに多分、蛇も蛙も・・・
























自分で冬眠
出来ると
思うんでυ





















貴方が心の優しい人だという事は

僕は身を持って知っている訳で。




でも、父さん・・・。

春になってから、ふと庭を見ると

























やっぱり
ビビって
しまう訳でυ






















それは、父さんの良い所だけど

ちょっとだけ、僕の嫌いな所でもある訳で。




それから父さん・・・。

僕はずっと、貴方に隠していた事があります。

僕には本当は、7年付き合った恋人が居た訳で。

それがしかも

























間違い無く
犯罪者な
訳で・・・υ























父さん・・・。

僕は貴方を裏切りました。

僕を責めて下さい。

僕は、貴方の知っている子供ではありません。



しかも、その犯罪者は今でも僕に手紙で

プロポーズを続けている訳で。




そんな子供に育ってしまった僕は

とても自分が情けない訳で・・・。

























いや・・・υ
もう来年
三十路
なんだけどυ

























父さん・・・。

僕を許して下さい。




北の国は、もうすぐ冬です。



...

寂しい時に思うこと - 2002年10月04日(金)












昨日の夕方

アキラの担当の刑事さんから

あたくしの所に

電話がかかって参りました。





















アキラは今日

拘置所に移動になったそうです。





















刑事さんは

「遠いので逢いに行くのは大変だろうけど

 時間を見て、少しだけでも

 安心させてやって欲しい。」

と、あたくしに言いました。




あたくしは

「もう、逢いに行く事はありません。」

と、お話致しました。そして・・・

「手紙を頂けましたら、返事くらいは書きますから

 それを本人に伝えて頂けますでしょうか?」

と、お願い致しました。

刑事さんは

「分かりました。伝えられたら伝えておきます。」

と、おっしゃって下さいました。

アキラに、それが伝わったかは分かりませんが

察してくれているとは思います。

アキラの担当刑事さんは

本当に良い方でした。























アリガトな
吉田!

↑吉田刑事は本名ではありません。
でも、自分であたくしに名乗りましたυ























もう、アキラは留置所には居ません。

あたくしの知らない所に行ってしまいました。




とても遠い所です。

本当に遠い所です。

辛いです。

本当に悲しいです。

悲しくて、寂しいです。



さようならなんですね・・・。






















そして、あの人にも

さようならを言いたかったんです。




今まで、あたくしに

とても優しくして下さって有難う・・・。






















山さん。



...

悲しい時に思うこと - 2002年10月01日(火)












自分の人生について

ふと振り返ってみました。

17歳の時に心底惚れた男を

親友に寝取られて気が狂ったり

20歳の時に妊娠したまま捨てられて

未婚の母になったり

23歳の時に、浅墓にも妊娠して

子供を堕ろしたり

全く、ろくなものではありません。




それでもアキラが居てくれた、この7年間

あたくしは本当に幸せでした。




アキラは本当に、子供のような人で

一人で生きているような顔をしていて

身勝手な事ばかりして

素行が馬鹿みたいに悪くて

何度も泣かされて、何度も悩まされたけど

泣いたり悩んでいた時間より

笑っている時間の方が多かったから

今まで生きて来た中で

一番安心出来た幸せな時間でした。



アキラが留置されてから

あたくしは待つ事だけを考えて

アキラの身を毎日案じて

アキラに必要な物を全て揃え

毎日のようにアキラに逢いに行きました。



















真実を知るまでは・・・。




















アキラはどうして

あたくしを選んだのでしょうね。

あたくしは、自分の過去を振り返ってみて

不幸な人間だとは思いません。



只、悲しい事が多かっただけです。




あたくしにとって悲しい事であって

人様からしてみれば

たいした事では無いのかもしれません。




あたくしの生きて来た道は

あたくしが選んだ事なのですから

自分が苦しむのは当然の事であり

誰に助けを求めてもいけないのです。



















でも、あたくしは

アキラに助けて貰いました。




















子供を堕ろして戻った時

アキラが笑って待っていてくれたのが

あたくしの唯一の救いでした。





















何故、そんな事が出来たのか

あたくしには分かりません。

アキラに、つい最近になって

「あの時、助けてくれて有難う。」

と、ずっと言えなかったお礼を言いました。




アキラは、あたくしに

「あの時って何?」

と、聞き返しました。

アキラは、あたくしを助けたとは

思っておりませんでした。




アキラはそういう男です。

頭で考えて、善意を行わない男です。

ですから逆に、頭で考えて

悪行を成し得ない男なのです。

只の、馬鹿な男です・・・。




















あの時、笑って待っていてくれたのだから

あたくしもアキラが帰って来る時に

笑って待っていたかった。




でも、それは叶わぬ夢です。

あたくしはアキラを

返す所に還さなければなりません。






















最後の最後に

アキラに報いる事が出来なかった自分が

悲しくてなりません。





















今はただ、悲しいばかりです。



...



 

 

 

 

†すべての奴†

†昨日の奴†

†明日の奴†










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