今週のしば子



今週のしば子
上海に行って来ました→

2004年02月29日(日) 休職66日目〜みしっくさんとお会いする〜

◆今日は、みしっくさんとお会いした。
 最後にお会いしたのはいつやったやろう・・・とにかくめっちゃ久しぶり。
 
 麻布十番駅の改札口で待ち合わせて、まずはお昼ご飯〜と、海南鶏飯食堂へ。みしっくさんとこあらはチキンライス、私は、インドネシア風チキンシチューとやらをいただいた。
 みしっくさんは、初めてのチキンライスの食べ方にやや戸惑っていた模様。

 ランチの後は、六本木ヒルズ内のtoraya cafeにてお茶。こあらは、きな粉と木の実のケーキ、みしっくさんは、白あんのカステラ。私は甘いモノを食べる気分ではなかったので、菊プー茶(菊花茶とプーアル茶のブレンド)をいただいた。みしっくさんとこあらにそれぞれ一口ずつもらって味見。
「それにしても、この店のリピーターになる人ってどんな人なんでしょうね」
というみしっくさんの言葉にうなずいてしまう。

 カフェを出てから、広尾方面に散歩。有栖川宮記念公園を抜けて、ナショナルマーケットへ。
 ナショナルマーケットは思いのほか、みしっくさんのツボにはまったらしい。店のあちこちをひょいひょいと見て回るみしっくさん、結局、タイ米やらその他もろもろの食材を購入してはった。

 そしてまた六本木ヒルズへ戻り、森都市未来研究所へ。
 ここには、NY、東京、上海の都市模型が展示されてるんやけど、かなり細かい模型で思わず見入ってしまう。
 NYはさておき、東京は自分の住んでいる街だけにかなりハマってしもうた。今住んでるマンションとか、会社のビルとか、よく散歩する近辺の街並みとかを模型で見るのはなかなか面白い。

 研究所を出てからは、アカデミーヒルズへ。
 
 今日は日曜日。アーテリジェントスクールが開催されてるせいで、カフェはえらい人出。そしてライブラリーゾーンもかなり混んでいた。
 カフェでおしゃべりしつつ、浪花家総本店の鯛焼きをいただく。
 いつも大行列またはごっつい予約待ちで全然手に入らない浪花家総本店の鯛焼き。皮は香ばしく、中のあんこも甘さ控えめで素朴な感じでとてもおいしくいただけた。あれだけの人気があるのもうなずける。

 夕ご飯を、麻布十番の蕎麦屋さん布屋太兵衛でいただいて、みしっくさんとはお別れし、うちまで歩いて帰宅。
(お休みの日にお付き合いくださってありがとうございました。また遊んでくださいね>みしっくさん)






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2004年02月24日(火) 休職61日目〜香港旅行3日目〜

〜香港旅行3日目(2月23日)〜
 香港最終日。

 あれよあれよという間に香港に来てもうたけど、帰るのもあっという間やなぁとしみじみ。

 ガイドブックによると、うちらのお気に入り「糖朝」は月曜は朝11時開店らしい(土日は朝7時半なんやけどな)。
 ほんなら、糖朝が開くまで〜とお散歩。
 漢口道まで歩いて、東京の新宿高島屋にもある「英記茶荘」へ。
 新宿のお店はお店に並んでる品物も、カフェのメニューもえらく高いねんけど、香港の英記茶荘は、茶葉はさておき、茶器はそこそこのお値段でした。
 ここで、自分のために、茶杯、聞杯、杯托セットを購入。2,500円そこそこの値段やった。おそらく日本で買う半額くらいやろうと思われる。

 桃の柄がお気に入りなり。
 
 英記茶荘を出て、惠康Wellcomeという、庶民派スーパーマーケットを散策。
 昨日行った、シティスーパーとはうってかわって、日本でいうならジャスコとかダイエーちっくなごく普通のスーパー。
 ここでいろんな商品を見てたんやけど、日本にもある商品の広東語訳がえらくおもろかった。例えば・・・











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 うひゃひゃひゃ〜、なんじゃこりゃ〜と言いつつお店をひやかす。

 なんも買わんと出るのもなんやしなぁ・・・と、適当にビール(←これは飲みたいちゅうのがあった)やら緑茶を引っつかんでレジに行ってから出た。


この時買ったお茶。蜂蜜入り緑茶やった。緑茶と思わなければ美味しかった。


ビールはこんな感じ。1番右にある中国の国賓用とかいうやつが一番美味かった。
サンミゲルなんかは日本でもおなじみですよね。

 お散歩の後は、今日の朝ご飯は、やはりここでしょう!と、糖朝へ。

 一昨日、昨日との教訓を活かし、「どうすればしばこあ2人の幸せ度が増すか」という観点においてメニューを選ぶ事とする。

 その結果・・・。

まずは、先日こあらが注文した魚団子とレタスのお粥。

お粥の付け合せに油條(中華風ドーナツ?適度な塩味でかるーく揚げたもの)

チャーシューまんは、昨日食べたのより皮も具もあっさり。私はこっちの方が好き。

そして素晴らしく美味しいマンゴープリン。
マンゴーの果実たっぷり。適度に柔らかくてぷるぷる♪。

 2人して、「美味しいよぅ〜〜」「食べたらなくなっちゃうよぅ〜」とのけぞりつつ平らげる。
 あぁ、こういうお店がうちの近所にあればなぁ。

 糖朝を出て、廣東道、彌敦道近辺をお散歩。

 スターフェリーの乗り場近くの、中藝(Chinese crafts & arts)という中国の民芸品を取り揃えた百貨店にも行って来た。
 日本でいうなら、そうやなぁ・・・・表参道にあるオリエンタルバザールを10倍くらい小奇麗にして洗練させた感じの百貨店。
 どんなもんかと覗いてみたけど、どれもすごい高価な価値ある民芸品って感じで、うちらには手が出ず。
 唯一、アラン・チャン(←英記茶荘のプロデュースをしてはる香港人)のデザインのめちゃイケてるTシャツがお手頃やったけど、サイズが合わず。はふ〜。
 店内には、欧米人の裕福そうなじーちゃん、ばーちゃんがうじゃうじゃいた。お願いや〜、ワケわからんまま変なチャイニーズ商品を買うなら、私に何か買ってくれ〜と思うも、そんな願いは届くはずもなく。

 そんなこんなで、集合時間がやってきたのでランガムホテルのロビーに戻る。
 
 ロビーに着いたら、シンさんが待ち構えていて、バスへ乗り込む。
 ホテルのボーイさんが、ガラガラとスーツケースを運んでくれはった。しば子、ここで、初めてチップ体験。どれくらい出せばええんかわからんかったので、10HKドル札を渡しておいた。
 
 そして、空港まで向かうバスの中では、シンさんに、

(いろんなビルやら風景を見て)「あれは何?」
「あんなに高いビルがいっぱい建ってるけど、香港には地震はないの?」
「シンさんはどうしてそんなに日本語が達者なの?」
(日本で2年間勉強してたという答えをもろて)「日本ではどこで勉強してたの?」
「北京語と広東語ってどれくらい違うの?」
「香港で働きたいと思ったら、どんな能力が必要?」

 などなど質問攻めにしてしもうた。
 面倒くさがらずにひとつひとつちゃんと答えてくれはってありがとうございます>シンさん。
 とりあえず、香港に住もうと思ったら、日本語と英語だけや足りんのね。っとほ。

 そうこうするうちにバスは無事に空港に着いて、搭乗手続きを終えた後、シンさんとお別れ。

 香港の空港ってエラく広いなぁ〜と思いつつ、40番搭乗口近くのラウンジまでこあらと2人タッタカタ〜と歩く。
 ラウンジではビールを飲みつつ、日本語は読めるけど、入力は出来んパソコンでネットをチェック。お気に入りの日記などをざざ〜っと読む。

 そして飛行機の搭乗時間。飛行機に乗りこむ。
 帰りの飛行機ではほとんど眠っていた。
 機内の免税品販売で、こあらが、シュウ・ウエムラのブラシセットを私のために買ってくれた。そして自分で、練り香水のセットをゲット。

こんな感じのブラシセット。ありがとう>こあら

練り香水はこんな感じ。自分用&お土産用にしようと思う。

 帰りの飛行機も特に荒れることはなく、定刻よりやや早目に無事空港に着いた。
 
 そして帰りもあいのりタクシー。
 飛行機の中も、タクシーの中も、半分うつらうつらしてた。
 
 遠足はおうちに無事に帰るまでが遠足と申しますが、とにかく、夫もわたくしも無事に家にたどりつくことが出来ました。やれやれ。

 無事に楽しく旅が出来たのは何より。
 これからの2人の旅も、楽しく行きますように(祈)。




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2004年02月23日(月) 休職60日目〜香港旅行2日目(後編)〜

※2日目前編はこちらをご参照ください。

 夜のツアーの集合時間まで、時間があるので、再び尖沙咀散策。廣東道とハーバーシティを攻めてみる。
 シティスーパーなるスーパーマーケットにも行ったが、ここは輸入食品やら高級食材が並んでいて、日本の高級スーパー(紀伊国屋とかインターナショナルマーケットとか)を見るのと変わりなかった。このスーパーの品揃えを見ていると、香港で暮らしていて和食が恋しくなっても大丈夫そう。

 その他にもたくさん歩いて、そろそろ時間かな〜ってところでホテルへ戻る。

 ロビーには夜のツアーガイド、キンキさんが待ってはった。
 ストレートロングの髪に、パッチリとした目、大きな口がチャーミングな女性。この方もシンさんのようにスーツをバシっと着てはった。
 
 キンキさんにフェリー乗り場まで連れてっていただいて、一緒にフェリーを待つ間おしゃべり。彼女は、かなり日本語が達者。聞いてみると、「日本で1年間、日本語を勉強した」とのこと。なるほどな。ころころとよく笑う魅力的な方で話しててとても楽しかった。

 クルージングフェリーには、うちらだけ乗り込んでキンキさんはお留守番。
 フェリーは1時間かけてビクトリア港内を回るんやけど、ずーっと靄が出ていたせいで、夜景はイマイチでした。帰りのバスでシンさんが、「100万ドルじゃなくて、10万ドルの夜景ね」って言うてはったけど、10万ドルでお釣りがきそうや・・・と思ったことであるよ。残念。ちなみに、11月〜12月頃、とりわけクリスマス近辺が1番綺麗に見える時期らしい。
 フェリーには、日本人5,6人のグループとガイドさん、欧米人のカップル、地元民っぽい男女3人組、そしてうちら夫婦しか乗っておらず、ガランとしていた。

 クルージングの後は、彌敦道に面したホリデーイン ゴールデン マイン ホテルの、広東料理レストラン、ルーン・ユエンでディナー。
 ホテルのレストランだけあって雰囲気も悪くなく、ウエイターさんたちの対応も、よろしい。
 観光客だけやなく、地元民っぽい人も混じってて、「わりかし流行ってるんちゃうかな」って感じ。
 お会計は、ツアー料金の中に入っていて、「この人らはもう会計済みやで」と区別するためなのか、レジ横のちょっと隔離された感のあるテーブルに通される。

 ここで出た料理は、

◎仔豚の皮を北京ダックのように焼いたのを薄い小麦粉の皮で包んだもの。
(甘味噌をつけて食べた。パリっとして、豚の脂がじゅわっと出て、めっちゃ美味しかった。)
◎コーンスープ
(中国風のコーンスープは初めて食べた。蟹のほぐし身がたっぷり入っていた)
◎野菜と魚の炒め物をオイスターソースとともに。
(白身のお魚を皮つきのまま刺身大に切って、さっと火を通しただけのようだ。魚はいい感じに脂が乗っていて、その身はプリプリ、皮はコリコリしてて噛むほどに旨味が出て、のけぞってしもた)
◎野菜の炒め物、お皿に山盛り。
(何の野菜かは知らない(前に食べた豆苗のような感じ)けど、オイスターソース風味に炒めたやつがこんもりと盛られて出てきた。野菜は、”太陽と大地のめぐみ、ガッチリ吸い取ってまっせ!!”という力強さでめっちゃ美味しかった。気がついたら皿がからになっていた)
◎エビ入りチャーハン
(プリプリのエビと干しエビがいいコントラストやった。ちょっと物足りない味?と思ったが、XO醤をかけると急に味が深みを増した)
◎マンゴープリン
(糖朝のより色が濃く固めのプリン。味はミルク強め。骨太で男らしい感じのプリンやった。とても美味しかった)
 
 以上。めちゃくちゃお腹一杯になったわ。

 食後、夜の街巡りをしようか、尖沙咀の蘭佳坊と言われているナッツフォードストリートにでも行こうか、などなど話しててんけど、すっかりお腹一杯になってしもたので、ホテル近くを軽くぷらぷらするだけにしておいた。香港の無印良品も見てきた。日本と品物は全く同じ。表示も日本語。しかし値段は日本よりやや高め。でも、香港の若者がいっぱいいた。お洒落なイメージがあるんかねぇ。
 こあらが、フェラガモのお店に行きたいということでついていったが、8時閉店でございました。残念。

 ホテルの部屋に戻って、昨日セブンイレブンで買った、33というお酒にチャレンジしてみる。
 アルコールサイダーと書いてあってどんなもんかと思ったら、軽いスパークリングワインのような味やった。

こんな瓶。けっこうお洒落。オーストラリア産らしい。

 香港のマツキヨ、ワトソンズで買ったバスソルトをお風呂に入れてゆっくりあったまってから就寝。






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2004年02月22日(日) 休職59日目〜香港旅行2日目(前編)〜

 今日はツアーの日。

 もともとANAのフリープランのツアーでやって来てたんやけど、2日目の夜は「ビクトリア港夜景クルーズ&レストランで夕食」ってのが組み込まれていた。

 それまでの時間をどうつぶそうと、しばこあ間で協議した結果、午前中は、シンガポールでもお世話になったパンダバスの歩いて発見!! レトロ香港ウォーキングツアーに参加しようということになった。

 やはり異国の地で、テンション高めなのか朝早く目が覚めた。
 昨日の夜行った糖朝で朝ご飯を食べて、九龍公園をお散歩しようではないかとホテルを出る。

 ここの糖朝。んも〜、すんばらしい。
 お値段はお手頃(めっちゃ美味いマンゴープリンが18HKドル(約290円)。他のお食事メニューも高い素材を使ったものを頼まなければ、だいたいのものは20〜50HKドル(約360円〜800円)程度で食べられる。
 今朝は、「朝やし、粥だ粥だ!中華粥!」と、こあらは「生菜絲○玉粥」(○は、魚へんに綾のつくりの部分)という魚のお団子とレタスが入ったお粥。私はピータンと鶏肉の入ったお粥(名前忘れた)を食べた。
 こあらのお粥に入っている魚団子は何か香味野菜が入っているようで、とても爽やかな味。魚の生臭みも全然なくてとても美味しい。レタスの千切りもいい具合にしんなりしてたし。
 そしてピータン!ちょっとクセはあったけど、旨味がギッシリと濃縮されていてめちゃめちゃ美味しかった。黄身は新鮮なレバーに軽く火どおししたような感じ、白身はつるるんとしているけれどもしっかり旨い。今まで日本で食べてたピータンって何??
 お粥は日本標準で考えると、丼一杯入っていて数人で取り分けるんちゃう?くらいな量やってんけど、夫婦揃って黙々と、ぺろりと平らげた。げふ。
 
 しっかりお腹がつんだ後で、九龍公園をお散歩。
 緑がいっぱいの公園の朝はとてもすがすがしく、こあらと2人ご機嫌で歩く。公園の中には、百鳥園という珍しい鳥を集めた場所もあり、朝の太極拳の後、談笑してはるらしい集団を見たり、法輪功の方々が円になって瞑想していたり。うちらと同じように散歩している人たちも大勢いて、朝からけっこう賑わっていた。
 なんちゅうか、いい空気の流れてる場所やなぁと思った。

 九龍公園を出た後は、尖沙咀をお散歩して時間をつぶす。
 異国のような、でも東京にいるような、不思議な感覚が面白い。

 10時半に、待ち合わせ場所の九龍酒店(カオルーンホテル)へ。
 ツアーガイドは、タカハシさんという日本人の男性やった。ツアー客はうちら以外に、東京から来たという30代後半と思しき男性が1人。

 全員集合したところで、さっそく地下鉄に乗って香港島へ向かう。
 香港の地下鉄って思っていたよりずっと綺麗やった。尖沙咀駅から中環(セントラル)駅まで向かう。
 結構混んでいたので、スリに遭わないかハラハラしてしもうた。

 ※香港はスリが多いらしい。プロの集団がいて、「えぇ〜っ??」と思うような技で財布やらパスポートを抜きとって行くそうだ。
 なので旅行の間中、気が気でなかった。外出中は、ハンドバッグをガッチリ押さえてキョロキョロしておりました(かなり挙動不審)。
 香港のスリは観光客だけをターゲットにしているのではなく、現地の人でも気をつけていないと被害に遭うらしい。この旅行中、3人のガイドさんにお世話になってるけど、皆さん口を揃えて、「香港はスリが多い。だから気をつけて。パスポートは絶対に持ち歩かないように。」とおっしゃっていた。夜のクルーズのガイド・キンキさんは、実際に被害にも遭われたそうな。こわいこわい。


 セントラルについたところで、ツアー開始。
 まずはウェスタンマーケットへ向かう。
 セントラルの海側はオフィス街らしく、日曜である今日は、わりとガランとしていた。
 最初に目指したのはウェスタンマーケット。その名の通り、昔、市場があったところらしい(写真は、パンダバスのHPの左側を見てください)。今は、市場はなくなったけれども建物を残して、カフェだの雑貨屋さんだのが入っていた。ヨーロピアンな雰囲気やけど、カフェ以外の店はなかなかちゃいにーず。

 そしてそのままてくてくと歩いて行くにつれて、街の色は下町色に染まっていく。あぁ、これって香港♪っていうイメージの通りの街並み。
 途中で、お茶の立ち飲みスタンドへ寄る。
 日本では見かけないいろんなお茶が並んでいる。「脂肪流去」とか「減肥」という文字に心ひかれるが、ちょっと高そうやったし、既にタンクに入っている状態のお茶から選ぶことにした。

 酸梅湯とかいうのにしようとしたら、お店のおばちゃんが、

「これはとても苦いからやめといた方がいい」

 と言ってるらしい。
 苦いちゅうより酸っぱいちゃうのん?と思ったけど、アドバイスにしたがってやめといた。おばちゃんのオススメとかいうお茶にする。お茶の名前は忘れてしもたけど、甘茶に漢方を混ぜたような味でなかなかイケました。
 ガイドさんが飲んではった五菊茶というのも味見させていただいたが、こっちは、甘苦くて、なんというか夏バテとか食欲不振に効きそうな味やった。

 紙コップのお茶を飲みつつ、坂をずんずんのぼっていく。

 次に着いたのが、骨董街キャットストリート。ガイドさんによるともともとお金のない学生などがガラクタを売り始めたのが由来らしい。
 ガラクタのことを、香港ではネズミと呼び、そのネズミを求めてネコ=人が集まってくることからキャットストリートと呼ぶようになったそうな。

 お洒落な店などなく、古びていて、適当に品物並べてまっせ〜という店が続く。こういう店って下北にもありそう(こっちの方が面白いけど)。

A cat on the Catstreet.カメラを向けるとポーズをとってくれた。
もう1枚。

 キャットストリートを抜け、

 「いいお茶屋さんがあるんですよ」

 と案内してくれたのは、茶縁坊(チャユェンフォンティールーム)。
 3〜4人も入ればそれで満員になってしまう小さなお洒落な店内には、お茶葉と茶器がセンス良く並べられている。50代くらいのご夫婦とその息子さんの3人でやっておられるお店やってんけど、あの恐ろしい「さぁ、日本人よ、どんどん買え〜」というチャイニーズビームが発されることもなく、静かな居心地のいい店内でゆっくりと品物を眺めることが出来た。お母さんが小さな中国風のお湯飲みに入れたお茶を、息子さんが押しつけがましくなく、笑顔で出してくれはった。英語で、

「今、出しているのは、このお茶です」

 と、品物を指し示してくれたり。
 ウーロン茶を2種類(リーズナブルなやつと、鉄観音)、それとバラ紅茶の3種類をお母さんは鮮やかな手さばきで入れてくれはった。
 どのお茶もすばらしく美味しく、そして値段もリーズナブル。

「お茶屋さんはたくさんありますけどね、ここのは安いし、品物に間違いがないんです」
「ガイドブックには載ってないかもしれないんですけど、香港の観光局に優良店として登録されてるんですよ」

 と、タカハシさんもこのお店が好きらしく嬉々と説明してくれはった。

 いや、もうほんまなんちゅうか、すんごいいい雰囲気のお店やったのですよ。いい品物と、いい人達が、いい雰囲気を醸しだしてて。お母さんはにこにことして穏やかで、息子さんもお母さんに似た笑顔と控えめな態度、そしてお父さんは、「この店に自信を持ってるんだぞ」という風情で後ろに控えてはった。
 息子さんは英語が達者やったけど、さらに日本語を勉強しようとしてるのか、レジの後ろに「たのしい日本語 初級」というテキストが置いてあったのも微笑ましかった。

 ここで、義妹M嬢へのお土産として聞香杯と茶杯と杯托のセット、それからバラ紅茶を自宅用とM嬢用に。
 
「いや〜、いい店やった〜。お店の人ごと、東京に持って行きたい!!」

 とご機嫌で店を出た。
  売らんかな売らんかなと、チャイニーズビームを発さなくても、いい品物を揃え、いい客対応をやっていれば自然とお客がやってくるのだ、そしてそれは国境に関係ないのだということを改めて思ったお店であったことよ。

ここで買ったローズティ♪

 次は、香港で1番古いお寺、文武廟(マンミョンビョウ)へ。赤や緑、金色などの極彩色で彩られた建物が、いい感じに古びてくすんで建っていた。今日は何やら特別な日らしく、大勢の人で賑わっていた。
 ここは文武廟という名前の通り、文武の神様が奉られており、受験シーズンともなると受験生やその親で溢れるらしい。今日も、「勉強が出来ますように」と祈っているらしき親子連れが多く見られた。
 中に入ると、線香の煙でもうもうとしていた。なんか、蚊取り線香に燻される蚊になった気分。

入ってすぐのところに大量の渦巻き線香が!1つで2週間は燃え続けるらしい。
廟内部。蝋燭の火と線香の煙がすごかった。神様のいらっしゃる異空間。

神様の像の左には剣、右には筆が立ててあって、それぞれの願い事によってどちらかを撫でると良いらしい。私は、筆を撫でつつ「おりこうさんになりますように。おつむの病気がよくなるように」とお祈りしてきました。

外観はこんな感じです。

 文武廟を出た後は、創業70年とかいう飲茶のお店、蓮香樓へ。

お店の外観。

 見るからに「うわ〜、古そう」と思ったお店の内部は・・・・・、「ざ・ちゃいにーず」という感じでございました。
 丸テーブルが店内一杯に並んでおり、広東語のおしゃべりっていうかマシンガントークが店内にガンガン鳴り響いている。狭い通路には飲茶を運んでくるワゴンから早く蒸篭を取ろうとする人々がぐわ〜っと押しかけていて、なかなか前に進めない。良くも悪くも中国的混沌に包まれたお店であった。こんなん日本やあり得へん。

 しかし、地元の人に評判のいい店らしく、店内は大混雑。別のガイドさん(香港人の女性)が先回りして4人分の座席を押さえていてくれはった。

 うちらに席を渡した後、席を取ってくれてたガイドさんが、うちらのテーブルとワゴンを行ったり来たりして点心を次々に運んでくれはった。
 
 食べたのは、

◎春巻(皮がパリパリしていて軽くて絶品)
◎エビの腸粉(米粉で作った皮を蒸したものにエビを包んだもの。つるつるぷりぷりした不思議な触感)
◎エビのシューマイ
◎肉のシューマイ
◎大根餅(お店の手作りらしい。とても大きかった。餅に干しエビのダシがしっかり出てて美味しかった)
◎チャーシューまん(皮も具も甘かった。これはこれで非常に美味)
◎デザートにクワイを材料に作ったとかいう甘いお餅
 
 最後には、珍しいものということで、何やら牛か豚かわからないけどの内臓を湯葉と一緒に炒めた物、これは見た目はグロかったけど、湯葉と一緒に食べるとコリコリとろりとしていて美味しかった。

 タカハシさんが、

「ちょっと量的に物足りないかもしれないんですが・・・」
 
 とおっしゃってたけど、ごっつい満腹になりました。香港人ガイドさんが「脂肪を流してくれるからたくさん飲んだ方がいいよ」とおっしゃっていたプーアール茶もたらふく飲んだし。

 いっぱいになったお腹を抱えて、さらにお散歩続行。

 街の青空市場へ。市場独特の野菜やら魚やらの混じったにおいがぷぅ〜んとただよってくる。
 日本では見たことのない野菜を見たり、えらく巨大な茄子やトマトに驚いたり、すんごい色と大きさのエビやカニを見て「これ、どうやって食べるんやろ?」と思ったり、興味津々で歩いた。

 ごちゃごちゃしてる場所の嫌いなこあらは、「ツアーじゃなければ絶対来ない!」とつぶやいていた。よかった〜、こういう場所がツアーに組み込まれてて。

野菜屋さんにつながれていた猫。

 市場をのんびり歩いているわんこの写真を撮ろうとしたんやけど、わんこさんは恥かしがり屋さんらしく、カメラを向けるとすたこらっさっさと逃げてしもた。残念。

 市場見学の後は、有名な香港映画「恋する惑星」の撮影にも使われたとかいうセントラルと半山區を結ぶヒルサイドエスカレーターへ。これはなんと800メートルの長さになるらしい。

長さがわかっていただけるかしら?

 1番下から乗り込んで、上へと向かう。


 最初のあたりで見えたのが香港の下町風景。

 これが、ほんの数分で・・・・



 こんな風景に!。ちなみに、これらは警察の建物。

 このあたりでエスカレーターを降りて、SOHO地区を歩いて散策。
 ここは、欧米人がたくさん集まるところで、お洒落なカフェやらレストランがずらりと並んでいる。うちらが歩いていた時も、回りは欧米人だらけで、「ここはどこや?」という錯覚に陥った。日本でいうなら、青山とか広尾のあたりに似てるかも。
 
 そしてそのままてくてくと歩き、香港の六本木蘭佳坊(ランカイフォン)へ。ここには様々な国籍のバーやレストランがあり、香港の代表的な夜の街らしい。
 昼間やったから、わりと閑散としてたけど、夜に来ると面白いんやろなぁ。
 確かに六本木っぽい雰囲気。でも、六本木の通りより綺麗やった。

 そして、そのまま坂を下って、セントラル駅前で解散。
 人数が少なかったので、たったかた〜とペースよく回れたらしくかなり早めの解散になったけど、大満足。

 その後、こあらと駅前周辺のブティックなどを見てまわり、スターフェリーで、尖沙咀に戻ることとした。
 スターフェリー乗り場周辺の道や広場は、日曜のお休みに友達と集まっているフィリピン人女性(香港にはメイドや子守として出稼ぎに来てる女性が多い)で溢れかえっていた。
 茣蓙を敷いて、お弁当を食べていたり、カードゲームに興じていたり、お茶を飲みながらおしゃべりしていたり。
「女3人寄ればかしましい」といいますが、ここは、その1000倍くらいは集まってるんちゃうか?って感じで、んもー、すごい活気と熱気でございました。
 日曜のこのあたりはリトル・マニラと呼ばれているらしいです。

 フェリーに揺られて、尖沙咀へ。

フェリーから見た香港島。
滞在中、ずっとこんな感じで霞んでた。

 尖沙咀に着いてから、しばし、ホテルで休憩。
 こあらはシャワー、私は足湯をする。






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2004年02月21日(土) 休職58日目〜香港旅行1日目〜

 朝、5時半起床。
 こあらと2人、ハイテンションで出発の準備をする。
 相変らずまめまめしい夫のおかげで、スーツケースのパッキングは完璧。身支度を整えたり、手荷物のチェックだけで済んだ。
 
 現在割り引きキャンペーン中とのことで、あいのりタクシーを利用して成田空港へ向かう。タクシーの中ではほとんど寝てた。

 空港には出発2時間半程前に着いた。
 こあらが「去年の怒涛の出張そして若干のマイル修行」によって、ANAのプラチナカードをゲットしてくれていたおかげで、ファーストクラスの窓口で搭乗手続きをし、そしてANAの専用ラウンジで出発を待つことが出来た。

 ラウンジでは飲み物のみ放題(見放題ではありません(笑)>G氏)で、サンドウィッチ、巻き寿司、お稲荷などなどの軽食が置いてあった。
 大きな窓から空港の眺めを楽しみつつのんびり。
ラウンジ内部。
ラウンジからの眺め。

 飛行機は定刻に出発。SARSやら鳥インフルエンザの影響があるのか機内は空席が目立った。エコノミークラスの1番前のシートやったので、足をのびのびと伸ばして(座席も若干広かった)くつろぐ。
 機内では地球の歩き方を読んだり、ビデオを観てたり、うつらうつらしてたり。
 ファインディングニモを観てんけど、これがとても良くて笑ったり、ほろりとしたり。映像も綺麗やったし、劇場で観たかったなぁ。日本語吹き替え版やねんけど、これもいい味になっていて良かった。

 飛行機は無事、定刻に到着。
 出口へ行くと、ガイドのシンさんが待っていてくれはった。バシっとスーツを着ていて、足もスラリと綺麗で、とても有能そうな女性。
 関空から飛んできた女性2人とともに、空港からバスでホテルへ向かう。

 空港からホテルへは特に渋滞もなく1時間弱で着いた。
 タクシーからの香港の眺めは「日本と似てるっちゃぁ似てるけど、やっぱり異国やなぁ」という風情。たくさん立ち並ぶ高層ビルや、ボロボロのアパートが香港っぽいな。
 
 ホテルは、尖沙咀(チムシャツォイ)にあるランガムホテル。街のど真ん中にあり、同じビル内にDFSもあってかなり便利なホテルでした。
部屋の中はこんな感じ。

 ホテルで少しのんびりしてから近所を散歩。
 この尖沙咀は、東京でいうなら、新宿と銀座を足して割ったようなところで、ごちゃごちゃと人が多くて新宿っぽいなぁと思う一方で、海港城(ハーバーシティ)のある廣東道(カントンロード)あたりはブランドショップがずらりと並んでいて、道行く人々も上品で裕福そうな人が多く銀座に似てるかも。

 彌敦道(ネイザンロード)をてくてくと海の方に歩いて香港藝術館へ。
 今は「劉国松的宇宙」、劉国松という現代の画家の展覧会をやっていた。特に期待もせずに入ったが、これがなかなかよかった。現代美術と古くからの中国の美術がいい感じに融合している絵の数々にぐぐーっとひきこまれた。墨でぐぐーっと書かれたラインときれいな色使いの月や太陽に心ひかれたことであるよ。

 常設展は中国の古美術品を展示していて、これがまたよかった。私は陶器や磁器を観るのが大好きやねんけど、「うひゃ〜、これは素晴らしい!!」という品の数々がさりげなく展示してあったのですよ。
 お腹が減ってイライラしているこあらを無視してじっくりと観てしもうた。

 こあらがあまりに「腹減った、腹減った」と五月蝿いので、陶磁器以外はささーっと流して藝術館内のカフェでひといき。
 こあらはガツンとクラブサンドサンドウィッチなどを注文していた。私も少しいただいたが、なかなか美味しかった。

 こあらのお腹が落ちついたところで、彌敦道近辺をお散歩。

 外国に来ているはずやねんけど、道行く人は私達と同じ髪の色、肌の色の人達で、お店にあるもの(ブランドものとか電化製品とかコンビニに並んでいるものとか)は、日本とあんまり変わらない感じで、全然異国にいる感じがしいひん。
 
 そういや、ホテルのアメニティにバスオイルとかバスソルトはなかったよな、と思い立ち、ボディショップ(←これも日本にある)に入った。
 日本人がよく来るのか、店員さんはカタコトの日本語で「何をお探しですか?」とやってきた。うちらやっぱり日本人に見えるのね。

 ソルトはなかったが、バスオイルを無事に手に入れお散歩続行。
 こあらは、香港が意外に暑かったようで、ジョルダーノにてTシャツを購入。
 ここってなんちゅうか日本のユニクロをもうちょっとクールにした感じのお店やった。Tシャツが安いし、デザインも気に入ったので、こあらに乗っかって、わたしもTシャツゲット。

こんな感じ。
柄は、こんな感じで。漢字混じりなのがいい味。
最終日にはこんなのも買った。

 すべて夫と色違いのおそろい♪あぁ、らぶらぶ。






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 その後、九龍公園を抜けて廣東道へ。
 日本にもいくつか支店のある糖朝へ入った。
 ここはマンゴープリンが美味しいと有名なお店やったので、ちょっとお茶でも・・・のつもりやってんけど、実はデザートだけやなく、普通のご飯類もやってるらしい。
 小腹が空いていたので、「我が家伝来チャーハン」ってやつと、こあらはマンゴープリン、私はマンゴータピオカを注文。(店員さんに英語で頼むと日本語メニューを出してくれた)。

 お店は、地元の人たちが8割、観光客が2割くらいな感じでけっこう混んでいた。いいお店な予感。
 
 果たして、店員さんは愛想なかったけど、料理もデザートもすばらしく美味しかった。
 チャーハンは絶妙の塩加減とご飯のパラパラ具合やったし、デザートも「これ、洗面器サイズで出してください!!」と頼みたくなるような美味さ。

 大満足でお店を出て、セブンイレブンとDFSに立ち寄ってからホテルへ戻った。

 ホテルでしばし休憩の後、ホテル内のバーでちょっと一杯。

 こあらはシャンパン、そして私はブルーベリー風味のウォッカを注文。ウォッカの品揃えが豊富なバーらしい。それから地中海風サラダとやらも頼んだ。

 糖朝でお腹一杯になっていたので食べられないやろうと思いきや、このサラダ、野菜の味がくっきりはっきりしていてものすごく美味しかった。で、私もガツガツと食べてしまう。

 満足したところで部屋に戻り、就寝。





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2004年02月16日(月) 休職53日目〜讃岐うどん&ブッククラブオフ〜

◆今日は、エンピツ日記友達のfumiさんと、新宿にて讃岐うどん&ブッククラブオフ。

 夕方6時半、小田急の改札前にて、fumiさん、こあら、私の3人集合。

 fumiさんとお会いするのは、一昨年の青山さんのオフ会以来。
 めちゃくちゃ久しぶりやのに、久しぶりな感じがしないのは、お互い日記を読んでいるせいなのか。なんとなく不思議な感じ。

 お腹が減っているので、まずは目的地である東京麺通団へ。
 ここのお店、安いし、美味しいんですよ。

 私は今日も釜玉をいただいた。天ぷらはかしわ天とゲソ天をチョイス。
 おしゃべりをしながら、美味しくいただいた。

◆食後は、麺通団の近所にあるブッククラブへ案内していただいた。

 ここは、100万語を目指して英語の本を読むというところらしく、会員になると、たくさんの洋書を貸し出してもらえたり、読書相談会に参加出来たりするらしい。
 洋書って意外に高いし、それにやはり日本語と同じように易しいものから読み始めたいと思うと、こういうクラブに入会するのがリーズナブルかなと思う。
 ぐりとぐらやら、おさるのジョージ、それにバナナフィッシュとかあさきゆめみしなどのマンガもあって、とても面白そうやと思った。
 とりあえず、今日は入会案内のパンフをいただいてきた。

◆ブッククラブを出てから、近くのカフェにておしゃべり。
 おめでたいことに、fumiさんは、もうすぐ結婚しはるので、結婚にまつわるいろんな話やら、英会話スクールの話などで盛り上がった。いや〜、すごく楽しかったな。あっという間に時間が過ぎたよ。






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2004年02月15日(日) 休職52日目〜別府旅行2日目〜

◆朝ご飯は、別府駅前のミスドにて。お宿は素泊まりやったもんで。
 
 宿を出る時、おばあちゃんに「これ、お土産」と小さいパックに入った柚味噌をいただき、さらにおじいちゃん、管理人のおばさんで「いってらっしゃ〜い」と見送っていただいた。いい宿やったなぁ。

◆今日のプランは、別府駅周辺路地裏散歩と、鉄輪温泉めぐり。

 別府をお散歩するには、地元のボランティアの方が開催してくれるツアーがあるので、便利。
 まずは基本から、とTaroさんが勧めてくれはった「竹瓦かいわい路地裏散歩」に参加。参加者はうちらの他、福岡からやってきたという50代くらいのご夫婦、それから地元の50代くらいの女性の計5名。

 路地裏散歩は思っていた以上に面白かった。
 参加していた地元の女性が、
「わたし、別府で生まれ育ってるけど、知らなかったこといっぱい」
 と言うてはったくらいディープな内容でした。

 迷路のような路地裏を歩くだけでもワクワクやし、なんというても昭和の懐かしい街並みがそのまんま残ってるし。変に観光地化されてるわけでもないディープな感じがまた良かった。
 ボランティアの男性(おそらく70は超えてはるやろう)もいい味出してはったし、途中に寄った紙屋温泉や羽衣温泉では、現地の人がいろいろ解説してくれはったのも楽しかった。
 お値段もお手頃やし、別府に行かれる際には是非オススメします。

◆路地裏散歩は予定通り12時半に解散。そのまま駅前のとよ常へ向かう。
 ここの特製天丼は600円とは思えないボリュームとお味でした。

 うちらは、たまたまカウンターの席が空いたため、ポッと入れてんけど、うちらの後からは店がめっちゃ混み始めて行列が出来ておりました。地元でも評判らしい。

 お昼ご飯の後は、バスにて鉄輪温泉へ。

 別府の中でも一番温泉っぽいというか、湯治場としても有名な鉄輪。
 海地獄とか血の池地獄だのおどろおどろしい名前の地獄も有名やけど、時間もないし、とりあえず前だけ見てスルー。
 湯治場の風情ある街並みをてくてくと歩いて、目的のひょうたん温泉へ。ここは新しくて綺麗な温泉で、鉄輪っぽさを味わうにはちょっと・・・かもしれへんけど、いろんなお湯があって楽しめた。
 ここの蒸し湯はそれほど息苦しくならずよかったと思う。有名な市営の鉄輪蒸し湯(一遍上人が開いたと言われている)なんかはどうなんやろ?ひょうたん温泉程度の熱さならなんとかなるかも。

◆別府駅へ戻ってから、お仕事の途中で抜けてきてくれはったらしいTaroさんと合流(ほんまにありがとうございます)。

 路地裏散歩で通過した国際民宿こかげに併設の喫茶室でしばし歓談。
 ここの喫茶室は日曜日しかあいてへんレアなお店。お店の中にはいろいろなレトロなグッズや別府の古い写真などが展示してあっていい雰囲気を醸し出している。

 お店の名物のカレーライスが切れたとかで、早めに店じまいをしていたところを、Taroさんがお店のご主人にお願いして無理に開けて頂いた。いやー、ほんまにありがとうございます。

 ちっちゃなバームクーヘンや駄菓子がセットになっているとっても可愛いコーヒーセットをいただきつつおしゃべり。
 セットがあまりに可愛らしかったので、思わず写真に撮ってたら、

「いや〜、そうやって写真に撮ってもらえるなんて嬉しいなぁ」
 
 とご主人がおっしゃって、なぜか記念写真を撮ってもらい、しかもその場で現像したのをいただいた。

 なんだかとてもいい時間が過ごせた。空港へのバスを1本遅らせたかいがあったことであるよ。

◆大分空港へはちょうど良い時間に着いた。
 お天気もいいし、飛行機は時間通りに飛んで無事帰宅。

 普段は意識してへんけど、東京って空気が汚いねんなぁ・・・・。

 なにはともあれ、無事に楽しい旅行が出来て良かった。
 別府ブラボー!な旅でした。おそらく(いや、きっと)うちらは別府リピーターとなることでしょう。






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2004年02月14日(土) 休職51日目〜別府旅行1日目〜

◆朝は5時半起き。寝ぼけまなこで空港に向かう。

(眠過ぎたので思わずタクってしもうた。空港からそう遠くない所に住んでいてよかった)

 早めに空港に着いたので、ラウンジで休憩。フリードリンクをがぶがぶ飲んだり、マッサージチェアでほぐされたりしつつ出発時間を待った。

 飛行機内では結局寝てた。気付けば大分空港着。
 空港からは、ホーバーフェリーで大分市内へ向かう。大分のフェリー乗り場にてTaro様がお迎えに来て下さることとなっていたのだ。

 生まれて初めてのホーバークラフトは向かい風が強くてかなり揺れたけれども、特に乗り物酔いになることもなく、20分遅れ位で無事に到着。

 乗り場には、Taroさんだけやなく、Hanaさん、Masa君も来てくれてはった。Hanaさんは急にお仕事が休みになったらしい。インフルエンザからも無事に復活しておられたようで、よかった。Masa君は、約半年前に会ったきりやし覚えてくれてるかなぁと思ったら、「しばさ〜ん、こあらさ〜ん」とにこにこしてくれてて嬉しかった。Masa君、私も会いたかったよ。

◆Masa君を保育所に預けてから、まず向かったのは、いちのいで会館。もともとは仕出し屋さんらしいのですが、ここでお食事をすると温泉に入れてくれるらしい。で、その温泉っちゅうのが別府屈指の名湯やそうな。

 いちのいで会館はごっつい坂道の続く高台の上にあった。「これはよっぽど運転の上手い人か慣れてる人やないと危ないなぁ・・・」と思ったが、Taroさんの華麗なハンドルさばきで無事に到着。

 で、会館のメニューは別府名物「だんご汁定食」オンリー。名物に美味いものなし、な〜んていうけど、ここのだんご汁はすごく美味しかった。

 お味噌汁の中に、まん丸ないわゆる「お団子」ではなくて、太くて平べったいうどんのようなものが入っていて、あとは、大根・人参・里芋・椎茸等の豊富な野菜が入っていて、これにかぼすの果汁をかけて食す。
 サッパリしてるけど旨味もしっかりあって、ペロリと平らげてしもうたよ。ここは、地元でも美味しいと評判の料理屋さんらしく、だんご汁以外のつけ合わせもとても美味しかった。

 お腹が一杯になったところで、湯。
 別府市内が一望できる「景観の湯」と、天然の滝がすぐそばにある「金鉱の湯」の2種類があり、男女日がわりになってるらしい。今日は、男性が景観の湯、女性が金鉱の湯の日やった。

 Taroさん&こあらと別れて、山道をてくてくと歩くと……突然露天風呂が現れてビックリした。
 なんちゅうか、ほんまに山の中にどかーんとあるねん。めっちゃオープンエアーなお風呂。

 お湯は、青味がかった乳白色で、熱過ぎずぬる過ぎず、柔らかい肌触りでした。

「いや〜、いい湯ですね〜」

 と、Hanaさんと2人、楽しむ。

 男性陣は男性陣で、別府の眺めを楽しんできたらしい。

◆次に向かったのは、別府八湯のうちの明礬温泉。泥湯で有名な別府温泉保養ランドに行きたい!とリクエストしてたのです。

 保養ランドに行く前に、連れて行っていただいたのは、岡本屋。ここの地獄蒸しプリンが評判らしい。

 車から降りた瞬間、ものすごい硫黄臭で、あたりのそこここに温泉の噴気が噴き出している。
 こんなんで蒸したプリンはやっぱり硫黄臭いんやろか?と思ったけど、さにあらず。
 滑らかな舌触りと、程よい甘さ、そしてほろ苦いカラメルソースが舌の上で溶けあって、悶絶してしもうた。多分、素材がええんやろな。それに硫黄臭さも全然なかった。

 プリンの後は、別府温泉保養ランドへ。
 ここの建物が・・・・昭和30年代〜40年代の高度成長期に「え〜い、とりあえずデカいハコだけ作っとけ!」と建てて、その後はほったらかしという風情の、良く言えばレトロな、悪く言えば、ごっつい古びて寂しくなるような感じやった。
 建物はさておき、お湯のほうは、これまたよかった。
 最初に、コロイド湯という白く濁って硫黄の臭いのするお風呂に入る。入った瞬間はちょっとピリリとするのに、しばらく経つとほにょ〜んとほどけてきて気持ちのいいお湯。お肌に非常によろしいということで、Hanaさんと2人、顔にばしゃばしゃとかけてみる。

 コロイド湯で気持ち良くなってから、目的の泥湯へ・・・・・。

 名前の通り泥色に濁ったお湯。ぬるぬるする床をそろりそろりと歩いてお湯に浸かる。

 確かに泥が積もってる。手をかき回すと、「ぬるり〜ん」とした感触。
 でもなー、泥も多いけど、砂利も多くてちょっと痛かったかも。

 うちらよりも先に、おばちゃん3人組が入ってはって、おしゃべりに花を咲かせつつ、うちらに、

「ちゃんと泥を落として上がるのよ」
「あら〜、若い子はお肌が違うねぇ〜。肌が柔らかいといい泥がつくのよ〜」

 などなどツッコミを入れつつ、いい味を出してはった。

 露天にも泥湯やら蒸し湯があってんけど、混浴ゾーンということで断念。

 休憩室で男性陣を待った。湯上がり後も体全体に薄い膜が張っているようで、ぽかぽかするし、お肌はしっとりすべすべやしいいお湯でございました。

 この時、一番最後まで入っていたのがこあら。
 Taroさんによると、「美肌〜、美肌〜」と唱えつつ入っていたらしい。いい傾向だ。
 
「ひょっとしたら、今、泥を握り締めて、”び、びはだ・・・”とつぶやきつつ倒れてるんじゃないか?」

 と心配した頃に、こあらもサッパリとした表情であがってきた。よかったよかった。

◆お風呂の後は、一旦お宿へ。今回のお宿は、別府駅近くの田の湯館

 ここのお宿。HPの写真で見ると、めっちゃ綺麗でお洒落っぽい。なんでも、明治時代から大正にかけて、お金持ちの別荘として使われていたそうな。
 だがしかし、だがしかし、実際は、なかなかボロかった(笑)。部屋の畳は微妙に傾いてるし、窓は閉めててもカーテンがなびいてるし、部屋の暖房はおこたとホットカーペットだけやし。

 でも、こあらも私もえらく気に入ってしもうた。
 外の道を行く車の音以外は何もないし、テレビもないし、もちろんパソコンやゲームもないから否応なく静かな時間を過ごせる。
 部屋の空間が広々としていて、落ちつける。
 宿の人もつかず離れずで親切にしてくれはるし。
 中途半端な安ホテルに泊まるより、こっちの方がずっとええわ〜と、こあらと2人おこたでうたた寝。

 宿の近くにある、別府市中央公民館へお散歩もした。古い建物やけど今も公民館として機能してるらしく、気軽に中に入れた。
 各町ごとの「町内報」なども掲示してあって微笑ましかった。

◆そして、夜は、Masa君も合流してこの別府旅行のメインイベントのひとつ、金なべ亭でチキン南蛮を食べる!を実行。

 昨年、TaroHanaご夫妻に連れて行っていただいて以来、うちらには「金なべ亭の精」が取り憑いていたのですよ。

「うぅ〜、金なべ亭のチキン南蛮〜」
「あぁ〜、あのタルタルソースがぁぁ」
「食べたい〜」
「でも遠い〜」

 と、発作を起こすくらいに。

 ここの南蛮は、サックリと揚げられたジューシーなチキンに、卵多めで少し甘い、そしてきっと「金なべ亭中毒」を起こす特殊成分が入っているに違いないタルタルソースが絡んで、ほんまに絶妙な味がするのですよ。

 そして今日も無事に堪能出来ました。TaroHanaご夫妻も、うちらが昨年訪れた時以来とのことで、オトナ4人+3才児1人で黙々と食べておりました。
 食べ終わると・・・・なんちゅーか、さっきまで憑いていた何かがストンと落ちたような感じ。は〜、満足満足。

 お腹が一杯になった後は、カラオケへ。サビになると急に元気になるMasa君がキュートでございました。

 明日は1日、しばこあらで行動する予定。
 貴重なお休みを割いて、お付き合いいただいて、本当にありがとうございました>TaroHana様。 






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