今月頭くらいに、いつもの整体に行ったときのこと。
「家を建ててる最中に、嫌なこと言うと思わないで下さいね。実は、うちのお客様に、電磁波に敏感な人がいて、地震の予知が出来るって言うんですよ」
この話をして、わたしを含め、世間には歯や歯茎で地震予知が出来る人は、多いらしいという話をした。
まあ、外構工事の職人さんたちが、「この辺は、本当に地盤が固いね。地震が来ても、ここいら一帯は大丈夫だよ」と言っていたから、いきなり倒れたりはしないだろうが。
「それでね、そのお客様が、27日に、大きなのが来るって仰るんですよ」
日付まで判るとはそりゃ凄い。 ……と、思ってたら、来たよ。 日本じゃないけど、でかいには間違いない。
2004年12月18日(土) |
引越しは十日後なんですが。 |
荷造り、ひとっつもしてない。 どうしよう!と言ってる間に荷物をまとめろ、自分。
数日前、29日以降は新住所に郵便物が届くように、書類を提出したのだが、今日、それについて、電話がかかってきた。
「すみません、新住所に該当する地番がありません」
はぁ!? ちょっと待て! 更地を買って、その上に今現在、家を建ててるのに、該当しないってなんだ!? 土地の売買契約書や、権利書を引っ張り出してきて、確認。 更に、設計士さんにも確認。 間違えてないぞ。
郵便局に、その旨伝えると、
「いえ。地番と、住居表示は別物なんですよ」
地番は、土地の売買や、取引時に使われる番号で、所番地とは、また別物なのだという。 売買時に使う地番では、郵便物は届かないのだとか。
ええええええええ! ちょっと待て! 28日には完成予定だろ? 郵便物の届かない地番で、表札(住所入り)が、出来上がってしまったらどうするんだ! 年賀状を兼ねた転居のお知らせ葉書も、書けないじゃないか! と、パニックを起こし、取り急ぎ、工務店に電話。
建物が完成間近になったら、役所に、表示登記申請書というものを提出するのだそうな。 場合によっては、土地売買に使う地番を使えるかもしれない、とのことだが、来週まで、正確な新住所が判らないという間の抜けた事態である。
「表札に関しては、大丈夫です。電話して、御承諾いただかなくてはならないと思ってたところなんですが、フェンスや門柱は、下請け業者さんの仕事が詰まってて、来年までかかってしまいそうなんで……」
……あー……28日に、引渡し予定だったんだけども…… このタイミングで言われると、文句言いにくいなぁ……
缶コーヒーと、ベルンのミルフィーユ持って、自転車で新居に。 足場が取り払われていて、外観は、完成状態である。 ランディの先輩が、近くを通ったとき、「目立つ家だよなぁ」と言っていたそうだが、確かに目立つ色かもしれない。 中身は、まだクロスも貼ってないが、システムキッチンは組み立てられていた。 外構の工事をしている職人さんたちと、お茶を飲む間、雑談。
「いつ頃引越し?29日?……間に合うのかなぁ?」
おいおいおいおい。 間に合わせてくれよー。
「いやー、最悪、荷物だけ入れられればオッケーですよー」
「あー、そうだねー」
いや、ほんとは困るんだけど。
ランディの風邪は一向に治らず、今日は病院に行った。 治りかけた頃、忘年会に行き、三次会まで行って、午前三時に帰ってきたりするからじゃ。 年末、新居引渡し、引越し、御近所への挨拶、新年と、これから死ぬほど忙しくなるのじゃ。 気合で治せ、気合で。
2004年12月13日(月) |
玄関タイル、照明、鏡 |
玄関タイルはドアに合わせて濃紺、キッチンと洗面所の照明を決定。 洗面所の鏡は、特注するか既製品を選ぶか検討するため保留。
引越業者決定。 合見積取ろうと思ったが、期限も迫っているので、一社目で決定。 30日大安は、押し迫りすぎてるし、正月扱いで割り増しになるというので前日の29日に決定。 仏滅だ。
今年は転居通知も兼ねて、年賀状も書かないと。 嗚呼、忙しくなってきた。
2004年12月06日(月) |
壁紙、床、天井、建具、手摺…… |
なんとか年内に出来上がりそうな新居に出向き、クロスを選んだ。 外壁は、今日と明日の二日で終わり、後は室内の作業になるのだそうだ。 リビング、寝室、客間、和室、トイレ、洗面所その他の壁、天井を物凄い数の見本から選ぶ。 和室はランディの私室になる予定なので、一任した。 壁紙のサンプルの山を見ているうちに、どれにしたらいいのか判らなくなった。 こうなると、あり得ない奇抜な柄か、無難かの両極端しかない。 一箇所を除いて、無難に落ち着いた。 で、その一箇所とは、客間である。 なんでよりにもよってそこを冒険の場にしたかというと……普段は使わないからである。 失敗だったら、客人が気の毒だが、堪えて戴こう。
組み立てる前のシステムキッチンが、キッチン予定地に積み上げられている。 なにをしたわけでもないのに疲れたので、ランディの実家に行くのも、ジムでの運動も休んで、整体に。 物凄く凝ってると驚かれてしまった。
彼女が、遠いところへ去ってから、一年である。
今夜だけ、禁酒をやめて、飲もう。 彼女は、酒が好きだった。
ランディは、毎年、この日近くになると風邪をひいて体調を崩す。 ともあれ、おめでとう、わたし。
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