としょかん日記
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2007年07月21日(土) 守護天使

桃鉄に時間をとられているくせに、意外と本を読む時間はあった。おもしろかったのはこちら。

「守護天使」上村佑
いいとこなしの50男が女子高生に恋をした!彼女を護るのは自分しかいないのだ。自分こそが彼女の守護天使なのだから…。
ストーカーか?てな具合な冴えない中年男のお話なのだが、実はこれ第2回日本ラブストーリー大賞だとかいう賞を受賞しているれっきとした恋愛小説なのである。ちなみに第1回は原田マハ。あの原田宗典の妹らしいよ。
さて、この作品、読みやすかった。何の気無しに読み始めたのだが、一気に読まされる。文体・内容が軽めなのかもしれないが、面白みが薄れているわけではなし。
キャラクターもよかった。ああ、この鬼嫁一番人気高いんだろうな、おれは大衆の思いにはついていかないぞ、といいつつやっぱりついて行っちゃった。緩急のつけ方だろうか。それと、もと引きこもりながら主人公の手伝いをする高校生も結構好き。
ちなみにラブストーリー大賞って映画化が約束されているんだって。そういやあ映像化しやすそうな作品だな、と思う。主人公をだれが演じるか想像するだけでも楽しい。やっぱり温水洋一だな、と行ってはみたものの、「階段途中のビックノイズ」の時にこちらも冴えない中年教師を温水洋一でと言っていた気がする。んー、想像力が無いねえ。


2007年07月06日(金) 好々爺

年のころはじーさん。孫がいてもおかしくなさそう。多分退職して、図書館を使い始めたんだろう。

その人、予約の本がいつ届くのかうるさいほど聞いてくる。端末上では機械的に計算して貸出予定日としてでてくるのだが、現在借りている人が返却日どおりに返してくれるでもないし、予約により他館に回る時間も考慮されていない。なので、「あくまでも順調に返却される事が前提で、何月何日ごろになります」とお伝えする。これがおもしろくないらしい。

「順調に返却される事が前提ってそれが当然だろ。貸出す側に言うんじゃなくて返さない奴に言えよ。本末転倒だろ」ですって。仰ることは全くもってそのとおりです。返す言葉もありません。

ただ、ただ、わたしはその時心の中でそっとこう思った「この人部下に嫌われていたんだろうなー」と。

実際言ってる事は正しいのでこちら側としては地道に督促をしていくしかないんですけどね。まーこまめに電話攻勢でもかけます。


2007年07月04日(水) しごと

月も変わって復活。奥さんが桃鉄にはまっちゃった。

図書館を取り巻く環境は相変わらず厳しい。もちろん図書館だけではないのだが。下手をすると、わたしが一生の仕事としたい図書館で働けなくなる日が来るのかもしれない。指定管理者云々というやつですよ。

さて、わたしにとって図書館で働けなくなるのは避けたいのだが、他の方々はそうでもないらしい。先日も偉い人主導でこれからの図書館についてと言う事で集まりがあったのだが、人が来ない。来ても嘱託職員の方が多い。ずっと図書館で働きたい!なんて思っているのってもしかしてわたしだけ?

うちの図書館は専門職ではなく、所詮は市役所内の一部署である。三つあるうちの地区館の館長で有資格者はわずか一人だけ。職員全体の司書率も最近では半分くらいのはず。

腰掛だと思っているのならばはよ出て行けよ。図書館で働きたい優秀な人物はたくさんいるのです。早く土日休みの規則的な仕事でもしたらいいんじゃない。わたしは図書館の仕事に誇りを持ってやっているのだ。


信々 |MAIL

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