正しい生活と読書記録

2011年12月01日(木) ビジネス書

なぜかお金持ちになる「時間の王様」いつもビンボーな「時間の奴隷」
中島孝志
2003年5月初版

ビジネス書にありがちな時間とビジネスの指南書であるが、
所詮、ビジネスはアイディアと行動力が軸であるので
真似したらだれでもお金持ちになるわけではない。
だいたい本はベストセラーにすることが前提なので「大成功」した
お金持ちの話が掲載されている。大成功するのはすばらしいことだが、
誰でもできることではない。出版された2003年ごろはまだ「大成功」が
ベストセラーがカギかもしれないが、現在では、小成功した普通の人たちの
体験談が望ましいのである。
細かいことを書くようだkが、「騙された証券会社に復習して云々・・・」の章だが個人投資家が大手証券会社に株式投資を薦められ薦められるままに
購入し、大損こいた大学教授が、株式を猛勉強して株式投資の専門家に
なったエピソードである。大手証券会社は、この大学教授を「ごみ投資家」扱いし、値下がりする見通しのある株を売ったのである。個人投資家なんぞは「ゴミ」扱いされたのだ。しかし2011年現在、この教授のように証券会社の営業なり、相談係なりと直接話すことはほとんどありません。
個人投資家はネット証券で株を購入するので銘柄は自分で選び、自分でなっとくしてから購入するのである。この大手証券会社は個人投資家をゴミ扱いした報いを向けていると思います。値が下がりそうな株を売りつけた相談係りや、株式投資を薦めた受付係もリストラされているのでしょうね。

あと、もう一点気になる章がありました。「15分早く出勤しただけでダメ会社が蘇る」です。この中で企業の「名刺100枚」の印刷コストであるが「高い」の良いのか「安い」のか良いのかまったく理解できません。
私の理解では比較的印刷コストが「高い」ほうが企業の持つ技術力があり「M&A」をしたときお得であるということらしいけど、名刺は、名刺スキャナーで読み取ったときに一発で正しく読み取ることができるのが良い名刺でそれは、白黒で文字のみのシンプルな名刺である。だから名刺印刷コストは企業の持つ実力とは関係ないのである。


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どんぶり [MAIL]

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