2004年11月26日(金)  さよなら、小津先生  





 を、塾から帰ってきて、途中から見た。
 後半からしか見てないけど、親からの無視する虐待(リジェクト?)の話だった。


 ある女の子が、母親に向かって「おはよう」と、いっても無視されて、
 「おはようもいっちゃだめなの?」と、言った後、
 どけ、見たいな感じで、女の子を横にやった。
 そのあと、女の子が包丁で死のうと手首を切る場面だった。




 思わず目をつぶった。
 涙が出た。
 痛かった。



















 あたしは虐待なんて知らない。
 でも、世の中にはたくさんそういう人がいるという事実が、
 現にある。
 どうしてそんな風になってしまうんだろう。
 あたしは親に、ちゃんとなったことないからわからないけれど、
 同じ血を分けた、自分の中から生まれてきた生命を、
 どうしてそんな風に扱うことが出来るんだろうか。


 世の中はわからない。
 ちゃんと考えたいけど、今はそんな時間ない。
 また、テスト終わったら考えよう。
 やらなきゃいけないことは、たくさんあるんだ。













       
2004年11月21日(日)  さみしい  





 暇だからネットなんてやってみるけど、
 本当は暇なんかじゃなくて、勉強をしなければいけない身である。
 でも、やる気がなぁい。なぁい。なぁい。







 そういえば、昨日の夜たくさん泣いて、
 うん。
 変な悲しみに襲われた。
 涙が止まらなくて、もうなんかどうしようもなかった。











 さみしいな。
 うん、さみしい。



 何でこんなに寂しいか謎。




















       
2004年11月16日(火)  精一杯の恋文。  





 あたしの口に含んだ、最後の君の体液の味は、
 正直、覚えていない。
 ただ、どろどろとしたものをあたしの口は拒否をした。
 「気持ち悪い」が浮かぶ。
 それでも、あたしは口をあけて君に見せて、
 目を見つめながらそれを流し込む。




 君の"モノ"についた体液。
 舐めてあげようかと思ったけど、そのときはしなかった。
 後に君とのいつものメールで、
 「してくれると思ったのに」そう告げられた。




 君にも意思はあるのか、なんて思った。
 ああしてほしい、こうしてほしい、
 そういう意思を君から感じ取ることはなかった。
 されるがままにされ、望んでいるだろうことをあたしはする。
 さっと手を出し、さっと手を引く。
 君に干渉したいと、何度思ったか計り知れないけれど、
 実際、君の本当の核と言うものに触れたことは、
 無いに等しいと思う。






 君、と言う存在に触れること、
 怖かったけれど、あたしは望んだ。
 君が触れてくれることで、あたしの何かが満たされていた。
 君は滅多に、あたしがしてほしいことをしてくれなかったけれど、
 時々垣間見える君の優しさに、
 あたしはきっと恋をしていた。




 メールだけでつながる関係。
 他の恋人たちは何をしているんだろう。
 毎朝学校へ一緒に来て、
 そして一緒に帰っていく。
 休み時間にたまにおしゃべり、
 彼に冗談を言われて、彼女は軽く彼の腕を叩く。


 そんな光景が、あたしを日々苦しくさせた。
 どうしてもっと近くにいないんだろう。
 口に出したことは、一度も無かった。
 でもきっと、心のどこかで、頭の隅で、
 どうして。と、常に思っていた。





 街中で、手をつないで歩く恋人たちを見ては、
 自分と君が浮かんでくる。
 あたしの右にいない君の存在。
 あたしから、何百キロ離れたところにいる君の存在。
 距離が、数ミリもない時間もある。
 でも、それより多い、何百キロ離れている時間。


 どうしてドラえもんいないんだろ。なんて、
 馬鹿みたいなことを、本気で考えたりもした。













 それでも、君との時間は何より変えがたいもので、
 あたしを見つけて、すぐに頭をなでてくれることは、
 初めて逢った時から、変わることは無かった。
 どんなあいまいな関係になっても、
 よしよし、ってしてくれた。
 君は、本当はわかっているのかもしれないね。
 あたしが、どれだけ君とはなれて苦しいことを。
 それとも、君も同じように苦しいのだろうか。
 「会いたい。」そう言われること、
 あたしはどんな言葉より嬉しかった。


 一緒にいるときは四六時中手を離さない。
 あたしの手にキスをする。あたしの手を噛む。
 目が合えばキスをして、身体中でお互いを確認する。








 そんな時間は、もう傍にはなくて、
 そんな時間は、本当にもう、二度と戻ってこなくて、
 悔しいけれど、悔しいけれど、
 やっぱり君に出逢って、本当によかった。


 つらい時間も、苦しい時間も、
 こんなにも心が痛むことは無かったかもしれない。
 けれど、
 君と出会えなきゃ、間近で愛を感じることは無かったし、
 こんなに温かい人の体温を感じることも無かった。
 君の前で笑って、君の前で泣いて、
 君の前で不機嫌になって、君の前で拗ねた。
 そんな時間は、きっとなかった。






 君と歩いた道や、行った場所、言われた言葉、会話。
 君の部屋、別れ話をしたミスド、きつく抱きしめられた朝6時の改札。
 ココアばかりを飲む君と、オレンジばかりを飲むあたし。
 ずっと離れなかったカラオケと、君の大好きな歌。
 君の歌声と、君の悲しい声。
 最後のデートの帰り、君が嘆いた「寂しい」
 それがどんなに嬉しくて、君がどんなに愛しかったか。
 きっと君は知らない。





 大好きだった。
 


















 もう、君を口に出すことはしないから、
 これ以上、君を思って泣くことなんてしないから、
 この届かない思いを、大好きだったことを、
 君の心に残しておいてください。




 あたし以上に、しあわせにならなくて良い。
 あたしといたときを、次の恋人の前で思い出して。
 そして、あたしをたまに思って。
 あたしを、少しで良い、愛しく思って。
 あんなことをして失うんじゃなかった。そう後悔して。






 君は最悪で、君は馬鹿で、何も考えていないやつだけど、
 でも、全部あたしに似ている。


 違うのは、前向きな君と、後ろ向きのあたし。
 そこが違ったから、きっと離れていく。
 プラスマイナスなら、一緒になれたかもしれないね。













 君とあたしの間に「愛」なんて似合わないけれど、
 あったのはあたたかさ。


 それを一度でも感じてくれてありがとう。









 さよなら、最低男。














       
2004年11月13日(土)  近況  





 全然日記を書いていない、と言うことに気づく。






 疲れています。
 何故だか、とてもいろんなことに乗り気がしません。
 自分で、笑顔を作っているという感じです。
 最近気づきました。
 なんだか違和感があるのです。
 心の中と、表面に現れている表情が、
 ぎこちないような、そんな感じです。





 自分が良く分からない。
 のは、自分を良く見ていないから。
 今は、逃げている。
 悲しい現実を、悲しいものと認めたくないから、
 それから逃げている。


 自分と向き合うと、自分を保っていられなくなることを、
 知らない間に身に付けてた。
 でも、今はそれで良い。
 なんて、勝手に思う。
 じゃなきゃ、むり。 










  

#





ほっとけない 世界のまずしさ 

MY ENPITU
BbS