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2001年09月19日(水) テロ、第2の悲劇

今、アメリカではイスラム系住民への迫害が始まっている。
ニューヨークには60万人のイスラム系住民が暮らし、そしてついに殺人事件にまで発展してしまったらしい。
大変不幸な事である。本来のイスラムは平和を愛する宗教である。
そしてひとつ理解して欲しいのは今回のテロは決して宗教とは関係無いという事である。
ブッシュは「自由と民主主義への挑戦だ」と言ったがそれは違うと思う。
私が思うにこれは全世界の平和を愛する人々への挑戦である。
これはキリスト教もイスラム教もユダヤ教も仏教も関係無くタダの狂人の仕業である。
一部のアメリカ人にはそこのところを冷静に考えて欲しい。イスラムの信者だからという理由だけで殺人を犯した一部のアメリカ人、テロリストと変わらないではないか。
もしこれを読んでいるあなたがいまいちピンと来ないならこう考えて欲しい。
数年前にオウム真理教が地下鉄サリン事件を起した。
しかしもしあの事件がニューヨークの地下鉄で行われたとしたらどうであろうか。
オウム真理教は日本の仏教系新興宗教である。
その時の我々の立場は今のアフガン人の立場と同じ様な状態に置かれるのではないであろうか。勿論日本はタリバンの様な組織が支配している訳では無いが、ニューヨークに暮らす約一千人のタリバンと全く関係無いアフガン住
民が殺されたり嫌がらせを受けている現実と照らし合わせると、日系住民は勿論、ひいてはタイ人などの仏教徒まで迫害を受ける事になるであろう。
そうなった時の事を考えて欲しい。


2001年09月13日(木) 米国テロについて。

今回起ったアメリカの同時多発テロ事件。
許されざる行為でありそこに正義は全く存在しない。
しかし事件後のブッシュ大統領の会見を観ていて非常に気になる事がある。
ブッシュは「これは善と悪との戦いだ」と言った。
いかにもアメリカ政府的な見解である。 
確かに無差別テロ行為は悪である。しかしアメリカが善だとは私はちっとも
思わない。
アメリカという国は広大な国土を持つ歴史が浅い多民族国家である。
そういった中で国民をバラバラにしない為には常に愛国精神を植え付けてい
なければならないとアメリカ政府は考えている。そう、あらゆる面からである。まず、「アメリカが常に世界のナンバー1だ」という事を国民の意識に
植え付け続ける。また、「常にアメリカ=正義なのだ」という事も…。
笑ってしまうがアメリカ政府は大真面目にそういった事柄を国民に植え付けていないと不安なのだ。
そして一部の良識ある国民以外はこれを信じている。
アメリカのプロパガンダはそういった政府の声明や行動だけに留まらない。
良い例がハリウッドである。そこには「世界を救うアメリカ人の活躍」や
「自然や動物を守る為に命を賭けるアメリカ人」などが描かれている。
活躍するのは必ずアメリカ人である。
そういった映画を制作すれば政府から多額の資金が出るという裏話があるからそんな映画が多いのも仕方の無い事ではあるのだが…。
とにかくアメリカという国家は、いや政府はこういった自慰行為を常にして
いないと持たないのである。裏返して観ればこれは政府が国民を信頼していないという事なのである。
もう一度繰り返す事になるが今回のテロ行為に対しての報復は決して「善」
などでは無いし、またアメリカが「善良なる国家」という事も決して無い。


2001年09月03日(月) 幸せという事

人間はそれぞれに価値観があり、それぞれに幸せの感じ方もちがいます。
親は誰でも自分の子供に幸せになって欲しいと考えますね。
そして子供の将来を考えます。その剰り熱心に教育に力を入れ、有名大学
に入れたがったりします。
その結果、大切な少年時代が勉強の日々になってしまう。
しかし私はこう考えます。「その年代、その年頃の幸せを大事にするべき」
であると。
そして問い掛けます。将来の幸せを目指して「今」を我慢している子供が
万が一事故か何かで死んでしまったらその子供の幸せは何処にあったのか…
と。あまり考えたく無い事ですが現実にあり得る事です。
ですから小学生には小学生の、中学生には中学生の、その時々にしか無い
幸せをもっと大切に考えるべきであると。
それは大人になってからもそうです。明日、何があるかは誰にも解らない。
だからきょうを目一杯幸せに生きる。そう心掛けるべきではないでしょうか。確かに日常の中でそれは難しい事です。やはり明日の事や将来の事を考えます。それも勿論大切な事ではありますが日々の幸せの積み重ねの結果、
将来自分の人生を振り返った時、「ああ、自分は幸せだったな」と心から感じられるのではないでしょうか。


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