目口覚書



■目口覚書■
ごめんください
どちらさまですか
お入りください ありがとう

2003年03月20日(木) 老人と猫

これは私の持論だが 老人の多い町には猫が多い。

ということで、猫の多い町住まいのめぐっちです。こんちわ。

先日、老婆の皆様ご愛用の、カート、あれ何てネーミングですかね。
乳母車のような、荷物も入れられるし、腰も掛けられるってーの。
あれ、足を痛めた母に買ってあげたら すごく複雑な顔してましたっけ。

で、その乳母車を押して店から出てきた背中の曲がった老婆さん。
身長を超えるのではないかってーくらい前に積んでるのが
「大人用紙おむつ」。

なんだかこっちが複雑になりました。

で、猫。

猫が多いと困ります。
何が困るって あーた。
道をすんなり歩けない。

立ち止まっては
「あ〜ら みぃちゃん」
とか
「おいでおいで〜親分。 まぁ〜ケンカしたんかいな〜 血ぃでてるやん」
とか
「わぁ あんた ぶっさいくな顔やなぁ ガッツ」
とか
勝手に名前つけて いちいちしゃがんだり手を拱いたりで
駅まで時間がかかって困ります。


で困りながらも先日、門前仲町までいってきました。
銀行やら携帯電話屋やら郵便局やら もろもろの手続きに。

私の横で、同じように盗難にあって新規に手続きしてるお姉ちゃんがいてね。
銀行内って、案内係みたいな人がいるでしょ。
そのお姉ちゃんに対応しているおっちゃんが、
「キャッシュカード再発行なら1000円かかるよー。
でも、その通帳をやめて新規に通帳つくったら タダだよー。」
とかゆってる。


私には何も聞かず、とっとと1000円払うコースを薦められていたので
いささか聞き耳をたててむっとしていたんだが、
で そのお姉ちゃんもすんなりと通帳を解約して新規作成の手立てをうったようだが。

その通帳で、クレジットの引き落としとか公共料金の引き落としとか
してるかどうか確認しなくていいのかい。ふーん。

私が担当してくれたおばねーさんは こちらもカード喪失と名義変更と
住所変更と、といろいろ面倒なことが多くでご迷惑なことだったが
やたらと不備が多くて、「ごめんなさい」を私に連発している。
10回目くらいに だんだん違和感を感じてきた。

それは「ごめんなさい」を言い過ぎているからか?
一度も「申し訳ございません」が入ってないからか?
自分でいろいろ自問したら 結論。

言いながら 一度も目を見ない。

ンあー、態度か。
これで、また仕事のネタができた。それでよしとしましょ。

門仲で仕事の事務用品とか買ってたら

こんなの見つけて買ってしまった。
んあー、ファンシーとかキャラもんって嫌いやのに。

こいつね、光に反応して首振るんすよ。
朝カーテンをあけたら 首振るンすよ。
夜も蛍光灯の下で、今も首振ってます。


・・・・・・さみしいのね。あたし。

こないだ、すごく黒い夢みちゃってね。
あたり一面、黒い動物達が死んでるの。
普通の街中なんですけど。
犬猫はもちろん、サルとかフェレットとか ゴリラも 真っ黒で
で 皆死んでる。
私はその死体をよけて自宅の露天風呂に、黒い飼い猫を抱いて
入浴してるの。


その翌日は、
ダンナさんに 慰謝料を出せ!って詰め寄ってんの。

あぁ〜ぁ
わたしって まだ許してないんだなぁ と実感して がっくり。
許すって 結果的に、自分をね。
まだ光は 先か・・・。






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お好み焼き食ってきま〜す



2003年03月18日(火) ほんま、世の中いろんな人いたはるわ。


今日は、以前仕事を担当したブランドからのSOSに応じて
そこの女性中間管理職とお話をした。
私は、コーチングをするつもりだったのに、
彼女は自分の主観に揺れて、客観的に物事を喋れない。

口から出るのは、怒りや不満などマイナスパワーばかり。
それでも私は彼女と寄り添った。
いい所や強みに目をやろうとした。

「わたしがいなくなって皆が困ればいいのに。」
「ざまぁみろって思う。」
「人事採用がまったくもって最悪」

自分自身の採用を 周囲が最悪と思っているとは全く気付かず。
不満ばかりが口をつく。


それでも決して、彼女を否定はしない。
彼女は彼女の才能があるのだから そこに光をあてて
次にできることまで漕ぎ着けた.。さぁそこから先はあなたの力。


おかげで今日のてんこもりの仕事は、午後10時を過ぎても終わらず。
もう うっちゃってしまった。


:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

この連休に、実は大学時代の同窓会がある予定だったのだけど、
幹事であるO君から、皆の予定が結局会わなくて見合わせたと連絡が入った。

別に皆の予定にあわせるこたぁないのに、
とは思ったが「お疲れ様でした」とレスをした。

丁度 自分の関西出張と、同窓会予定の日が合致してたから
流れたなら まぁしゃぁないべ なら個人的に会って呑もうや
と話が進んだ。

O君は、学生時代からグループでヨットに乗りにいったり、カヌー漕いだりと
遊び仲間で 気安い仲だったが、会うのは卒業以来。


結構楽しみにしていたのだ。


で、待ち合わせの時間を決めるメールを飛ばしあってる時の話。

丁度、弟のお嫁さんになるご実家の方々を神戸にお招きして
お食事会をする というのと重なったので、それが終わる時間を換算して
16時ぐらいには大阪に行けるよ?と O君へ連絡した。


すると、何度も「その日は、移動中なの?」「本当は何時がいいの?」
「都合のいい時は、本当はいつ?」とか メールが入る。

だから、16時か17時ゆうとるやろ!と思い始めて、なにやら暗雲が。

どうやら彼はもっと遅い時間がいいということを暗にいっていて、結果
「別に何時でもいいけど。16時なんて 中途半端に明るいやん。
口説くのに 照れるやん」と レスがきた。




プチ。瞬間切れ。


それが、リップサービスや単なる冗談であることを重々承知した上で
もう我慢ならなくなった。


昔の学友として楽しく語ろうと思っていた私は間違っていたんだろうか。
今から思えば、何であれほど虫唾が走ったのか考えてみれば
まぁ奴のことを男とは思えなかった ということか。


つーことで、お会いするのをお断りした。
絶対また連絡してやーと メールがきたが、
うん、絶対しない。そう心で呟いた。


結局、すごくゆとりのない女の誕生、ってことだな。ま、いいや。







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2003年03月17日(月) 我が家の春

愚弟の結婚が決まった。
そういう相手がいることを全く匂わせぬ男だったので
「正月に連れてくる」との言葉に老母とその娘はそれぞれあわてる。

へ、部屋片付けないと。し、皺のばさないと。

愚弟の彼女にしては、かわいく頭の回転もききそうなお嬢さんだ。
私は、心の底で(五月蝿い出戻り小姑と思われたくない)と
きっとあったんだと思う。なんだか一生懸命話題を作って
明るくふるまった。

後で、彼女が「お姉さん 面白い人やなぁ。もっとボケといたら
よかったかなぁ」と言っていたという。これぞ浪速女。よっしゃ!




で、最近東京出張の際には我が家へ寄る弟だが、家を借りるのに
保証人になってくれと電話がきた。
なんでも年金暮らしの母親では 保証人になれないそうで。
そんなのお安い御用なんだが、必要提出書類のひとつに
保証人の「所得税納税証明書」ないしは、「所得証明書」がいるという。
もちろん昨年度の。


は・・・。はは・・・。
ご、ごめんね、弟よ。
ねーちゃん、所得税払ってへんし。
払うほど収入ないねん。だって、配偶者控除の範囲内だよ?
あー、わたしは保証人にさえなってやれない(泣)




結局、同時期に申し込んでいた公団が補欠で当選したらしく、
手付金はパーにして、公団へいくらしい。
よって、保証人は不要となりにけり。



秋には、大阪城の近くのたいそうなホテルで挙式をするそうだ。
親の世話には一切ならず、全部自分たちでするという。

実はこの弟、日常はケチケチマンなのだが、
私の結婚祝にくれたのし袋にびっくり。
帯封こそついてないが、ひと束入っていたのだ。

さて、同じ額を祝ってやれない姉は姑息な手段を思いついた。
「し、司会、司会したるわー」と言ったら
「ねーちゃん、余計なこと言いそうやから ええ」と断られた。・・

あのホテルランクなら司会頼むのに10万はかかる。
それを祝儀代わりにしようと手ぶらで行くつもりだったのにw。

もちろん、お互いそんなことは本気で言ったり聞いたりはしてないが、
末の兄弟の結婚式の親族席に、
着物きて 所在なさげに手酌でビール飲む映像が今から浮ぶ。

そして嫁側の親族たちがひそひそと
「ほら、あの後ろで、帯ゆるめて酒くろてるおばはん、
あれが、新郎のお姉さんらしいで。
わ、自分でついではるわ。
ひゃー、目ぇすわってんで。
あの年で、振袖着てるって ええ根性してるな。
フジカラーの樹木希林そっくりやで。
あぁ あんなんが姉におったら嫁にいっても苦労するかもなぁ」

とかなんとか言う姿まで見える。私は恐山のイタコか。


ま、それが現実とならぬようせいぜいおとなしくしていよう。
そして、いつかまた保証人が必要になったら 是非
お姉さまのところへいらっしゃい。


去年の10倍をまずは目指して頑張っております。
保証書くらい何枚でも書いたるでー!

自分の食い扶持くらい、自分の選んだ仕事で得ますので
だから、
在宅ワークのお誘いはけっこうでーす。
夢ありますかーなんて聞かれなくても
ちゃんとありますんで、けっこうでーす。







2003年03月16日(日) ナマ上川&ナマ唐沢

多忙の中休み。

我職種にとって、この時期というのは
チョコ屋の2月、カーネーション屋の5月みたいなもんで
身体はいっこしかないので、奔走してまふ。

その途中急遽腰が立たなくなり、悪寒と関節痛と
発汗と熱がゴン!と。
しかし今倒れるわけにはいかぬ、と10分でも時間があれば
控え室で横になり、早めに薬飲んだりした。

その日の帰路は、寒くてガタガタ震え、一歩踏み出すのももどかしく
歩いて5分の家までタクシー乗りたかった。
洗顔する気力がないので、美肌水で湿らせたコットンで
顔面をぐいっと拭き取り、そのままベッドへ倒れこむ。

翌日午後には復活。
我ながら恐ろしい回復力。


夜12時前にホテルに戻って4時半には起きてシャワー浴びて
って生活がさすがにたたったようです。
そしてこーんな合間にも、
大好きな舞台をふたつも観てしまった。

だから熱でたのか(笑)

ひとつは、演劇集団キャラメルボックス。
上川隆也は やっぱ存在感あるなー。
丁度、彼ネタのフライデー発売の日で隣の席の人が記事みてた。

この日は素敵なレディと初めて一緒に観劇したのだが、
わたしの総資産千円未満。しかもその夜から出張で。
(先だっての財布盗難の件で、現金をあまりいれないようにしていた。
その日、財布に現金を入れ忘れて外出。うぅ)

初めてお会いするというのに、借金しちゃったよ。
わたしってさいてー。でも助かった。

ポートアイランドのホテルには、駅から2種類の乗り物を乗り継いで
最終に間に合って乗れたので 終わりよければすべてよし。

もうひとつみた舞台は、
これは絶対ロングランすべきミュージカル「ミーアンドマイガール」。
ビル役が唐沢寿明ときいて、ピンとこなかったんだけど
彼 すごい。彼の舞台歴あまり知らなかったが、調べたらすごい。
山口さん、あんたの旦那すごい。

ああぁ でもなー相手役のサリーがなー。
かわいいし、一生懸命やってんだがなー。
じゃじゃ馬じゃないとだめなんだがなー。
木村佳乃じゃ汚れなさすぎて、だからラストの大どんでん返しも
全然意外性がなくて、あー、ちがうんだよなー。

!それこそ、唐沢の奥さんなんか、どうよ。
でも歌、下手そうだしなー。

ジャッキー役の涼風真世は抜群にきれいだっなー。
この舞台は、宝塚でやった時、何度も観に行ったので
もうオーバーチュアがかかったときから涙目。

ナマオーケストラもいいし、指揮者ノリノリも驚いた。
驚いたといえば、自分ちと銀座が、ほんの3駅ほどだったこと。
知らなかった。

さて、大忙しの残り6割が来週半ばから。
それまでの数日 ちょいと息抜きしますか。



2003年03月13日(木) とにかく

神戸と東京、往復してます。
元気です。



2003年03月06日(木) 今 めちゃめちゃ仕事が忙しい

この間、神戸本社で起こったミスの話を聞いた。

午後2時過ぎになって、
食堂から「お弁当、まだ引き取りに来られないんですがー?」
と内線が入ったらしい。

人を集めて仕事をする時、数十人分の弁当手配を社員食堂にするのだが、
担当者が書面でなく口頭の発注をしたらしい。

その日は、弁当は不要な日。
ましてや連絡が入ったのは すでに社員達は昼食を取った後で、
社内で食うという処理もままならぬ状態。


その話を聞いたとき、頭にすぐ浮んだのは
「もったいなーい」
「無駄な経費がかかったやん」
「原因は何よ」
「次、同じミスを起こさないには どうすべきか」
「責任は誰」
「食堂の担当者のミスでもあるよな」
「経費はどこもちになるんやろ」

とまぁ そんなことがつらつらと。


ところが、我プロジェクトの神戸リーダーは何と言ったか。


「謝りにいったのか。
お弁当を作った人に 申し訳ない。
誰が悪いのか の前に、謝れ」



彼の言った言葉を人づてに聞いて
私は大いに自分を恥じた。



犯人探しやコストや問題解決や・・・・
そんなことばかり考えた自分。

それを作った人がいるのに、
それをすべて無駄にしてしまったこと。
それに対して「ごめんなさい」と思わない人間。
リーダーは、それを多いに嘆いていた。



私は、そんな事を言葉に出せる人と
一緒に仕事ができる事を誇りに思う。

私の所属するプロジェクトは、
来月から子会社化され、彼は取締役となる。
人が活き活き仕事ができるような環境作り
それが我々の仕事である。



2003年03月02日(日) 渋谷にぴゅー

この間の金曜日、渋谷マークシティにあるルネッサンス大学で
田坂広志氏の講話を聞きに行った。

 毎週金曜日は、研修をしているので18時過ぎにそれを終え、
大急ぎで後片付けをして、渋谷へ向かった。

会場は200人ほどの紺色軍団(ビジネスメンたち)でいっぱい。
複雑系、暗黙知などのキーワードといえば田坂氏で、
今私がやりたいこと、求めていることを 彼は解きほぐすように言葉にしてくれる。

経営コンサルタントのお薦めの本には、必ずといっていいほど彼の著作が
でてくるような気がするが、かといって視点が経営者的トップダウンじゃない。
わっかりやすーい言葉と表現方法(彼の喋り方は絶品だと私は思う)で
伝える。

田坂氏は、某大学院の教授でもあり、孫さん系のシンクタンクのトップでもある。
この講話を誘ってくれたのは、その某大学院の社会人院生だ。

私は今毎週、その院生が主催する勉強会に参加している。
コーチングの個人勉強会だと思って参加したのだが、
いやはや奥が深い。

右脳も使って「本日のお題目」に関して参加者同士
ディスカッションするのである。
そこには、熱く悩めるビジネスマン ビジネスウーマン、その予備軍(大学
3年、4年)が集う。

特に、大学生たちが混沌としながらも 自分が(就職目前にして)
真剣に道を模索している姿が素晴らしい。
彼らと今一緒に学んでいると、「今時の若いもんは」なんて言葉でてこない。
彼らが特別ではなくて、皆その要素はもっている。
ただ、両目をあけるか目をそむけるかの差。
対峙するか、逃げるか。


 昨日とんでもない飲み方をした翌日だというのに、
今日は彼らとディスカッション&闇鍋会で、
昼過ぎまで死んでいた私は コップ一杯のシャブリで
壊死していた細胞を揺り起こし状態。ヘロヘロ。









2003年03月01日(土) 2度あることは3度ある

以前、シモキタで飲んでいたらいつのまにか池袋にいた
という話を書いたが。

昨夜はひさしぶりに、毎日新聞カルチャーでのクラスメート有志の
飲み会だった。
皆様そこそこのお仕事について、そこそこがんばっておらっさる男女で
情報交換やら知性的なお話なども聞けて、頭の中でアホな飲み方はすまじ

ブレーキがかかっていたはずなのに。


わたしのブレーキは壊れているんだろうか。
いや そもそも初めから存在してないという話も。



目黒で飲んでいたのに、
気が付いたら ひとりで神保町を歩いていた。
しかも、・・・あぁこれは書けない。


お金 はらったんだろうか。
皆といつどうやって別れたんだろう。
いや、勝手に店を家出したんじゃないだろうな。
それにしてもそんな状態で、ちゃんと傘もって帰ってきた私ってエライ。



ひどく自己嫌悪です。
まだ、気分悪いです。オエ。


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