目口覚書



■目口覚書■
ごめんください
どちらさまですか
お入りください ありがとう

2002年03月31日(日) 青山で観劇

さてさて(緑のケチャップ及び麦飯の話は明日以降(^^;)

紙婚女は 重量ずっしりな弁当をダンナさんに持たせ、
その後 ひとりで青山円形劇場へと向かう。

表参道は 何度も何度も仕事で行っているのに
やっぱり方角がわからない。

目の前には紀伊国屋。
目の横には青学。
でも わたしはひげを切られた猫。
触覚をもがれたこうろぎ。
今後は真面目に方位磁石を持って歩こう。


私の育った街 神戸は坂の街である。
例えばアクセスを人に説明する時も ごくごく自然に
「山側」「浜ッ側」という言い方をする。

立ち並ぶビルのせいで山が見えなくとも 
ビー玉一個で方角がわかる。

東京から出張してきた人に 真面目に
「神戸を知りたければ ビー玉持参」
そう指南した。

ビー玉が転がる先が南。
転がる方をセに
右手は東、左手は西。

でも
でも
表参道は ビー玉がたまたまころがる先は 溝だったり
地下鉄の階段だったりする。


まぁそうこう苦心しながら 青山円形劇場到着。


即興演劇集団「FREECRUZ」の「カワニナ」を拝見。
舞台はその名の通り円形で
360度観客席。
これは役者にとってたまらない緊張感だろーなー。

予め開演時間前に観客に書かせた名詞や言葉を使って
芝居のブレイクタイムを作っていく。

以前から行きたいと思っていた芝居だったのだが
想像以上に面白かった。


お芝居の中で
離れ離れにならざるを得ないカップルが
手話で「ずっといっしょ」を表した。

その瞬間
ダンナさんが浮かんだ。



いやはや
ポリポリ・・。


わたしの覚書って
おのろけばかばか日記でしょ。
わかってるですよ。

でも
ここに至るまで
ダンナさんと知り合うに至るまでにも

ただただ 搾り取られたり
裏切られたり 
金 取られたり
そらもう あんた ごっついことおましたんや。

言うに言われんごっついことおましたんや。

ただ それもこれも 今の私の一部です。
だから どれもこれも 消さんとわたしの中に収めますんや。


まぁそれはそれとして
全く初対面の人も含めて
観劇後お食事へ。

友人が私を「めぐっち」と呼ぶのを耳にした初対面さん
「もしや『手フェチ』のめぐっちさん?」と聞かれた。
椅子からおちそうになった。




2002年03月30日(土) 玄米百表

玄米やら麦やら五穀雑穀 もうわーいわーいと
楽しくチョイスして今日は何を炊こうと思い巡らす。



中学の頃から ナチュラルハウス大好きっこで
はと麦とか、自然派化粧水とか、椿油とか
試しては中途半端に使い切れずにおきっ放し人生のわたし。

低GI値の名のもと 堂々と麦くうぜ!玄米くうぜ!
ビールも焼酎も飲んでいいなんて なんていいダイエットなんだ!
そもそもビールは麦でないのか?
なぜ飲めば飲むほど 健康にならないのか腑に落ちない。

ま、そんなこんなで食を楽しむのだが
どうやら家人は 銀シャリでないのが嬉しくないらしい。

でも正面切って反対はせず
ご飯の「おかわりは?」というわたしの問いに
「いらない」という一言で反抗している。

食べる量も減って ヘルシーであればイチイシニトリだぜ。


だいたい玄米とか麦とかって 炊き方が難しいとか
食べるとぱさぱさするとか 特有の匂いがする などで敬遠されるらしい。

最近は発芽玄米がでまわって電気炊飯器でも
簡単に炊けるようになったらしいが 本来は圧力鍋が適しているとか。


丁度ええやん!!

うちは随分前から 白米を圧力鍋でたいている。
すっごい安いコシヒカリやササニシキでも ぴかぴかに立つのだ。
で 麦をお米にまぜて炊いたのだが 味も匂いも遜色がない!
と言い切れるぞ。

なのにビジュアルで 食いしん坊ダウン気味の家人は 駄目駄目。

ビジュアルといえば 昨日 すんごいビジュアルになる調味料を使った。

それは ま緑になるケチャップ。
もう 取り返しつかへんような まみどり。

これに関してはまた後日。


※※※※※※※

と ここまで書いて アップしたら日付みて気が付いた。
本日 めでたく紙婚。一年もったぜ オカァサン。いえーい。



2002年03月28日(木) マルビル

昨年のクリスマスイブ、
一触即発な空気を察したダンナさんが
東京ミレナリオっちぅイベントに連れてってくれた時。

東京駅を出て会場へ向かう牛歩の中
「マルビル竣工中」というのぼりを見た。

駅前にマルビルかー。大阪といっしょだぁねー。
そう思いながら マルビルを探した。

が、ない。
マルビル。
マルビル。
丸いビル。

大阪梅田駅前にある茶色いビルは、
円筒形で てっ辺に電光掲示板があり、
そのオレンジの文字が くるりんくるりん
くるくるりんと描く情報で
野村監督が辞任したことや
星野監督が就任したことや
愛子さまご生誕を知ったり
辻元女史が辞任したことを知る。

生活密着型ビルであり、吉本興業の持ち物であり
TOWER RECORDも居酒屋もホテルもオフィスも
なんでもありの ビルである。

が、そんなビル ここ東京駅前には 見えない。
しかも 「マルビル竣工中」というのぼりが立ってるのは
工事中の大きな四角いビルだ。

なんでー?
なんで四角いのにマルビルやねーん?
東京は丸いことを四角いっていうんかいなー?

わたしにしてみれば
至極もっともな素朴な質問だったのだが
人ごみの熱にうなされて 隣のダンナさんは応えてくれなかった。




そして 
そんなことも忘れていたつい先日。

地価公示価格発表のニュースを見ていたら
「東京駅前 マルビル前が日本一!」とかいっている。


東京の人なら きっと何も不思議でないネーミングなのね?
マルビル。
丸の内ビル・・・・。

ミレナリオの雑踏で 
なんでー?
なんで四角いのにマルビルやねーん?
東京は丸いことを四角いっていうんかいなー?

と叫んでいたわたしは
周囲の人から見たら
寒い寒い関西人だったろう。

ちなみにそのマルビル前地価。
1㎡  1870万円だそうです。

あぁ 寒い。



2002年03月27日(水) 低インシュリンダイエット

遅まきながらやっとこさ学び中のGI値。

こないだ実家から送られてきた瀬戸の春の名物
いかなごのくぎ煮を ダンナ実家へ持参。

その時 ダンナ母から炭水化物をやめて40キロ減量
した人の話を聞く。
野菜と果物中心のジュースを飲み 肉も魚もがんがん食べ
ただごはん類はやめて40キロ減。
もともとは120キロあったらしいが(^^;。

きのうコンビニにごまアイスを買いに行ったついでに
「低インシュリンダイエット」の本を買う。

そして今日、玄米や押し麦やらフレークやらを買い込む。
買いだめしているパスタがなくなったら全粒紛のパスタを買おう。

前述の痩せたご婦人だが、毎日人参を一本 ミキサーに
かけて飲んだらしい。
人参ってじゃがいもと並んで高GI値野菜の代名詞ではないか。

とにかく明日から銀シャリとはおさらばだ。



2002年03月26日(火) 荒川線追記

荒川遊園近くの公園で
缶ビールと屋台のたこ焼きを手に
ベンチに座っていると

小学校参年生くらいの男の子が隣に。

手には 四角いメンコ状のものを束にしてもっている。
これが小学生の間で有名な 紙取引のブツか。

デジモンって書いてある。

「わー おにーちゃん ぎょーさんもってるねー」

急に となりのおばはんに関西弁で話し掛けられた少年は
決して目をあわさない。
「これ 強いの?」
「これは?」
「いっぱいあるねー」
「宝物やなー」
「ごっついなー」

年上の人妻からのアプローチは、彼が無言で立ち去るという
愚行によって断ち切られた。



2002年03月25日(月) 荒川線一日乗り放題

まだ春浅いとある休日。

ダンナさんとあてどもなく都電荒川線ぶらり二人旅へ。
一回160円の乗車賃だが、今回は位置一日乗車券を購入。
ひとり400円也。

今まで乗ったことのない荒川方面行きのちんちん電車に乗って
さぁ出発だぁ 今ぁ帆をあげろー♪(BGM 上條恒彦 旅立ちの歌)

まずは荒川遊園で下車。
公園ではフリマやってるし、
壊れそうな古い屋台で腰のまがったおばぁちゃんがおでんとか売ってる。
荒川遊園って 名前を聞く割にあんなにチープで
地域密着型遊園地とは知らなかった。
入場料大人160円(^^;
この微妙な価格設定は何なんだ?

そういや私たちって遊園地とかあまり縁がなくて
観覧車にも初めて乗ったんだけど すぐ後ろが隅田川なのね。
叩くと「はぁ~るのぉ~ うらぁらぁのぉ~♪」と
音が出る鉄琴がある。ここがそうなのね。

で、荒川遊園は動物園でもあって、ポニーとかうさちゃんとかいるんだけど
インパクトは「牛」に軍配。そう、ただのでっかい牛が目の前で
ねころがってる。
触り放題のヤギとかいて 
彼ら子供たちに触られまくられながら
諦めの表情で寝てるふりしてたり 
くじゃくの檻は すずめたちに荒らされ放題で
あぁ動物園で動物やってんのも楽じゃないわねってことで。

で、荒川遊園を出て そそられてた「駄菓子屋が店の奥でやってるもんじゃ」
に挑戦。もう チープ感絶好調!
結構込んでて 空席待ちの間に店先で買った あんずが氷の中に入ってる
なんか怪しい食べ物で 舌真っ赤にしてるダンナさん。

もんじゃは うすうすなのに美味い気がするし
焼きそばなんて具ナッシングだし。
ビール飲んで もんじゃ3つ食べて
そば食べて1600円。!

ほろよいでまたちんちん電車に。
続いては町屋というところ。
なんということもありませんでしたが ここでパチンコしまして
ダンナさんボロ負け わたし持ち直してファインプレイでどっかんと
取り返す。
ちなみにこのときの借金は2ヶ月ローンで小遣いから天引きされてる
ダンナさんは今も苦しんでいます。

一日乗車券なんだからもっといろいろいくつもりだったんだが
気が付いたら もう最終ちんちんが出るところで焦りながら帰路へ。

だから活動開始時刻が遅い(いつも午後2時すぎる)のが悪いんだ。



2002年03月24日(日) 人生いろいろ

GATBYのヘアカラーのCM。

モックンを中心にモヒカンの男三人。
バラード調の「人生いろいろ」にあわせて
開いて閉じるモヒカン。

今やたらと流れるこのCMで
すごく気になっていることがある。

モックンは眉をしかめ、こぶし握りそうな様子。
何がいいたいかはわからんが、「演技」している表情。
それはそれで「らしい」顔だ。

それに反してモックンの後ろにいる男2名。
めっちゃ普通の顔して
涼しい顔して

人生 いろいろ (パタ パタ)
おとこも いろいろ (パタ パタ)

まるでモヒカンの開け閉めは日常の出来事
といわんが如く モックンの苦悶の表情とは対照的。

しかも。
後ろの男たち ふたりともマバタキをしているのだ。
とても不思議な間合いで マバタキをしているのだ。
これは普通カットにならないか?
ならないところをみると あえてマバタキをするよう
命じたのか?
なぜ二人ともしているのだ?

本木演技と対象的にするのであれば
演技で涼しい顔させるのが常套手段だったはずだ。

松雪泰子が「毎日5分ほど走っています。欽ちゃん走りで。」
この時の表情が 今まで演技として使われている涼しい顔のはず。
演技している以上 本来涼しくはないはずなのだが
わたしたちは 演技している演技が普通と感じながら
ドラマやCMを観ていたのだ
と 何かすごく大きなことに気が付いてしまったわたし。

モックンの後ろの男たちには いったいどんな演技指導が
なされたのだろうか。
その趣旨はなんだったのだろうか。

なぜこんなにも わたしは気になるのだろうか。



2002年03月22日(金) 真摯に反省

仕事のあがりが悪く 超凹む。

毎週毎週の出店数が スタッフ採用の許容量を超えている。
だから(人の)質も片目をつぶって採用せねばならんなんて話を
採用担当者から聞くのだが それでははなっから相手を否定して
かかってしまう姿勢になりはしないか と疑問をもつのだが。

どんな人であっても 
まずその人を認め、
その人が必ず持っている潜在能力を信じて諦めず、
レクチャーの進行に厳しくありたいと
望んでいるのに

あぁ のにのに。

固執、諦め、固定観念、いろいろな理由から
とうとうわたしは自分を柔らかくできなかった。

仕事後提出された彼ら各々のレポートには
各自 反省や前向きな思いが綴られている。

わたしは諦めが早すぎる。
人に対して諦めるから 厳しさが表出しない。

来週も仕事だ。
同じ反省は繰り返すまい!





2002年03月21日(木) どてらいやつ

さぁおでかけ~って時に
いつもの黒いコールテンズボンをはくダンナさん。

義兄が香港か中国で買ったはいいがあまりの大きさにはくことが出来ず
ダンナさんにあげたというもの。
ウエストなんてヒモで調節できるしもちろんゴム入りだし
ジャンボ尾崎もびっくりなくらいの腿幅も 丈も
とにかくデブ仕様だとおもう。

それが数回の洗濯を重ね すっかりいい按配。
皮膚にぴったりとしているらしく、この冬ずーーーーーーと
そのズボンで出勤していた。



そのおでかけ用意できたよーというダンナさんの足元に
なんか違和感を覚えた私は 目線を下に落とす。

!!!!!!!!!


裾が破れて、いや裂けて きれぎれしている。

「だ!ダンナさん! 足!下!あう!あう!」

指差す私に応じ 目を下にやりすぐ笑顔で応える彼。
「あぁ 破れてること? 知ってるよ。俺、気にしてないし。」


破れてるっつっても ちょっとやそこらじゃなく
縦に15センチほど裂けて その間から裂けた生地が糸状に
びやぁあああっとでているのだ。

知ってる?
気にしてへん?


「きょうび ホームレスのほうが もっとこぎれいやわ!」

脱げ!そんな格好で平気ででかけようとするな!
つか気にしろ!

Gパンなら他にもあるし こましなチノパンもあるというに。
多分 自転車でひっかけたか何かしたんだろう。
しかし無頓着にもほどってものがある。

もうこんなズボン捨てる!と鼻から煙を出すわたし。
哀願する男。
「やだ!やだ!俺 これ好きなんだよ!
履き替えるから、あとで縫ってよ!捨てちゃいやだよーーー」


わたしはかけつぎ屋か。


まったくこやつの感覚がわからん。
ぶつぶついいながら裂けたズボンを修理する私であった。



2002年03月20日(水) ばかばっかり

チェーン店の居酒屋って 競争激しいからどんどん安くなって
アクセスもいいし、広いし、メニューも豊富だし、客が多いのもわかるし
だからガキが多いのも仕方がないっちゃぁない。

しかし まいったな。

駅前の店に行ったんだが、通されたボックス席は二人連れなら
トイメンに座る形。
なのに隣の座席には わざわざ隣同士にびっちゃーとくっついてる
ハタチそこそこのカップルが一組。

やーな予感。

男(フリーター風)はボトルで焼酎かっぱかっぱいってるし、
女は、白っぽいカクテルをこれまたクンクンいっちゃってるし。

私とダンナさんは、今日の遊戯場での釣果談義をしていたんだが
目の端っこにはいってくる その馬鹿っぷるの傍若無人ぶりが
酒をどんどんまずくしてくるのにむかついていた。

まずは、はい あーん と食べさいあいこ。まぁこれは我慢しよう。
一口いれるたびに いちいちチューしている。
はじめはフレンチだったのが どんどんディープの様相を呈してきた。

おいおい。ここは同伴喫茶じゃねーぞ。って もうそんな店ないか。

次に女のちちを触りだした。
た、たのむからそんなの自分の部屋でやってくれ。
もしくはカラオケBOXででもいいから他人の目に触れぬ個室へ行ってくれ。

ここは壁も敷居もない こうこうと灯りの照る和民だぞ?!
はじめは服の上から触ったり、揉んだりしていたのが
エスカレートしてきて彼女のTシャツの下から手を入れてやがる。

ついに、女は男の膝の上に乗って酒を飲んだりキスしたりモノ食ったり。
おまえら 欲望のまま生きてるなっ!!!!

で、コスト削減なのか店員がただでさえ少ないところに
そのカップルの異常さに目を背けたい気持ちを反映してか
追加オーダーしたくともぜんぜん人がこない。

はじめはこちらを気にしていた馬鹿女も自分の性欲には負けたか
もう堂々としたもんだ。
親に見せたいね。あー、デジカメもってたんだ。撮ればよかったよ。


女よ。自分や相手を本当に大事にする男なら そんな公衆の面前で
その大切な人を揉みしだくようなことはせんぞ?

電車で化粧をする奴といい 居酒屋でちちくりあう奴といい
どいつもこいつも人の目はないも同然なのか?
おばちゃん怒りピーク。
もう ダンナさんのイライラは頂点。

やっとこさオーダーとりにきた店員にきれまくってしまった。
帰り、このタイトルをずっと唱えながら家路についたダンナさんでした。



2002年03月19日(火) 天晴れ花婿 あっぱっぱ花嫁

行ってきましたぜ。花花な写真撮影。

花嫁衣装は
白無垢で綿帽子と角隠し。
色内掛け。
ウエディングドレスベールつきとベールなし。

人様にお化粧していただいたり
浮かれた香港人のようにポーズつけて撮るのも初めての経験。

司会を生業にしていた頃は、宣材としてプロフィール用の写真撮りを
したことはあったが、こんなにヘアもメイクもしてないし。

予めこっちから用意していく物があって ダンナさんの足袋なんて
買いに行く時間ないから出張先の名古屋で 新幹線改札前にあった
高島屋で急いで買ったというのに もってくの忘れたり。

高島田のカツラかぶった瞬間、想像どおりのすごい女が鏡の前にいて
そりゃもう笑いをこらえるのに 何度頬の裏側の肉を歯で噛んだ事か。

ドレス着用前に自前のウエストニッパーつけたはいいが 久しぶりなんで
上下逆さまにつけたり、ニッパーのお陰で ウエスト10年ぶりくらいに
くびれたはいいが、その肉が全部上や後ろに逃げて
ドレスのファスナー 上まであがんないし。

ダンナさんは生まれて初めて礼装用のエナメルぴっかぴかおリボン仕様の
ヒールつき靴を履かされ、まっ平らなところでこけて足首くじくし。

もうお祭りマンボでした。


和装ではね、
色内掛けの時のヘアスタイルは カツラでなく地毛でアップにしてもらって
どうにか 文金高島田お化けから逃げることができてにっこり。

洋装もね、
わが体三頭身であることにはかわりなけれど
それはそれは嬉しそうな顔で笑っているのは
はじめてお姫様みたいな かんむりのっけてもらったり
社交界デビューの後家みたいに夜会巻きしてもらったりで
嬉しかったの。

今回お願いしたのは
マンションの一室をスタジオにして
若い女性がやってるブライダル会社なんだけど
ヘアメイクしてくれた人も カメラマンも
おされな感性だったので よかった。

遠い昔、19歳の正月に地元の海神社の写真室で撮った
悲しいまでにブスなお見合い写真ちっくの思い出から
どうにか惜別の口笛をふけそうだ。

デジカメで撮ったスナップを
帰りの電車で何度も何度も眺めてニマついてしまいました。

ダンナさんは くじいた足首が痛いとか 着慣れない着物で疲れたとか
文句いってましたが そもそも写真撮ろうと言い出したのはあなたで
お陰できっとどちらの母親も喜ぶ写真を残すことができましたよん。

ありがとね。
もうすぐ結婚一周年だお。





2002年03月17日(日) 収支

先月のことだが、二人で確定申告しに税務署へ行った。

ダンナさんはサラリーマンなのに年末調整してもらってないので
毎年申告しに行っている。

わたしは、去年の11月から元会社で非常勤スタイルで働いてて
扶養控除範囲内の稼ぎなので所得税の還付があるはず。

生命保険の証明書や、所得証明やら印鑑やら通帳やらと
忘れ物がないか確かめて出かける。

二人ともそろって出かけられる日で、税務署があいてる日が
一日しかない。土日もやってくれ、税務署。

でもって、書類なぞはなから用意する気はなく
当日、端末を使ってプリントアウトしようと話を決めていた。

個人経営者じゃないから、経費とか領収書など予め整理する必要もないし
だからこそ、必要書類さえ忘れなければ前準備なしで完成しちゃうのだ。

しかしこの端末を利用してる人はあまり見かけない。
会場を埋め尽くす おっさんおばはんは 老眼鏡と電卓をお供に
係員を何度も呼び止めて 熱気むんむんだ。
端末のほうが 字も大きいし、画面いっぱいに電卓がでてきて
計算しやすいんだよー。
その日端末利用している人はわたしたち以外に 
スーツ姿の男性1人だけだった。

プレハブに仮設置された場所で所定の用紙をもらい、
パソコンに打ち込む。
「配偶者がいますか? はい・いいえ」
えーっと どっちだっけ?って手間取ってるあんたが信じられん。

私 さくさくっと完成。
ダンナさんは結婚前の申告では5000円程度しか戻ってきてなかったらしく
配偶者控除とか、生命保険で控除されて還付される金額をみて
しばらくぼーぜんとしている。

「おおおおお!」
一ヶ月の家賃より多い金額が戻ってくることですっかり気が大きくなった
ダンナさんったら、ランチに焼肉へ行こうとか、パチンコへ行こうとか
あぁ キリギリスってこういう人のことをいうんだなと
とてもわかりやすく行動してくれる。

さて、この私は静かな笑みをたたえながら その実頭の中で
くるくるまわっていることがあった。

実は半年定期で契約してあったシティバンクの外貨預金がこの月、
満期をむかえたのだ。
こわがりで保守的なダンナさんはドル買いなんぞあてにならん と
反対していたが わたしの持参金(独身時代の目くそのような貯金を
わたしはわざわざそう呼ぶ)でやるのだから文句言うな と黙らせていた。

ドル買いをしたのが去年の8月。そしてそのあとあのテロ事件。
ドルはどんどん下がっていく。
実はこれがいいのだ。
毎月決まった円金額でドル買いしていくので、ドルが下がれば下がるほど
たくさん買えるというしくみ。
テロ後によほどもっと買おうか と欲も出したが
人様の不幸に乗るような気がしてやめておいた。
今から思うとやっておけばよかった。

で、満期になるころに、ドルは上がっていった。
たった半年で家賃1ヶ月どころか4ヶ月分、利益が出たのだ。
ただし、これはあくまでもドル換算して の話。
いつ円に換えるか、もしくはドルを持ち続けてもっと上がるのを待つか。
これは国際情勢とか経済とかが反映されるので 自分自身の関心も
広がるし 勉強にもなるのでは と思った。

が。

私は2月3月といえば 仕事大忙しでまめにドルチェックなんぞ
しておられんし、そもそも国際情勢も経済よりも明日の自分が
生きてんだか死んでんだかって中でそれどころでない。

そして ちょっと放っておいたすきに
ドルの野郎とっとと下がりやがったので まぁそんなこんななことが
「焼肉いこー」「パチンコいこー」と嬉しそうなダンナさんの顔と
重なり ちょっと複雑だったのだ。

でも所詮わたしたち快楽主義者。
たらふく肉をいただき、わたしの好きなハネモノ台を探し、
フィーバーでは確変ゲットし、はたまたあっというまに使い果たし
収支トントンで帰路についた。


人間欲をだしても 結局はとんとん なのかも。



2002年03月16日(土) 泥々

やっと、怒涛の2週間が終わりました。
昨日出張先から帰ってきて、
いや家にたどり着くまでの地下鉄南北線の中で
大荷物を足元と膝の上に抱えながら
このまま座席に溶けていって、妖怪人間のようにグリーンの液体になって
消えてしまうのではないかってくらい、だから溶解人間なのかって
座布団とられてしまうくらい馬鹿な頭になって、
目覚めたら終点の埼玉折り返して目黒方面にむかっているか
もしくは真っ暗な車庫の中でまだ寝ているか

それくらい眠りこけました。

それでも週半ばの休日にはダンナさん@喧嘩前と仲良く
都電荒川線ぶらりふたり旅なんぞにでかけたりして
覚書したいことはいくつもあるのですが
おのれの体の回復力低下におののく土曜日の朝です。

たまったごみを捨てねばならぬので起きました。
たまった洗濯物も いままわしています。
干したら また寝ます。

出張で 支給される弁当をきれいさっぱり完食していたら
これまたきっぱり太りました。
明後日、ウエディングドレスを着るというのに
泣きたい気分ですが もうあきらめました。

作家の山本文緒さんの結婚式のお姿が かわいいなぁと。
だからだれかあと2日で8㌔、痩せる方法教えてください。

文緒さん、おめでとう。



2002年03月10日(日) オフ会の心残り

先週、オフ会に行ったことはこの覚書にも書いたし、
あまり人が来ない掲示板は、オフで知り合えた方々が
顔のぞかせてくれるし、あまりに楽しかったので
来月オフお疲れオフをやる予定だし、

一週間経ってもその余韻にこの身をゆだね、
時の過ぎ行くままテレサテンの「空港」など口ずさんでしまう。

でもただひとつ口惜しいことがある。
一次会は、銀座の掘り炬燵風、電磁調理器完備
刺身、てんぷら、茶碗蒸 豪華付き出し勢ぞろいなお料理で
メインに「鍋」だった。

魚や野菜やきしめん風糸こんにゃくやら
いろいろ具材を放り込み、煮えたところを器にとる。

が。

そのまま、なのだ。
鍋からすくった白菜やら、ねぎやら、春菊やら、豆腐やら
そのまま食べるのだ。
ポン酢はないのか?薬味もないのか?
東京は「素鍋」がおしゃれなのか?
なら「おしょうゆ取って」なんていうとダサいかも。

でもお湯からあげた白菜もねぎも春菊も豆腐も
そのままの味しかしないし、それはそれでヘルシーといえば
そうなのだけれど どうにもふにおちない。

ただ、その頃にはすでにピッチャーでレモンサワーいっちゃってたので
「きっと東京は 鍋はそのままなんだ」
と納得して食った。

そして、そろそろおひらきって頃に
「こんなものありましたよ?」と おおきな醤油注しのような入れ物が。
はじめは天つゆかと思ってたが どうにも酢的だ。

隣の杉作さんが呟く。
「これって、もしかして鍋用?」


今まで素鍋で食ってた悔しさを取り戻すが如く
びっちゃびちゃにポン酢に浸して 鍋の具食いました。食いました。
残ったてんぷらも いっぱいいっぱい食いました。

さぁーおひらきだよー。ここ出るよー。
と言われても 食いました。最後まで箸持ちました。
だから二次会は結構お腹いっぱいで入場できました。まる。



2002年03月09日(土)

へとへとな出張でおました。

経費節減とかで、仕事をサポートする女性が1人削減されてしまい
ただでさえ人手不足なところを マイナス1でやりきった関西仕事。
金けちって効果激減だったらどうすんだよ>会社


明後日から江戸仕事in半蔵門だぞ。
染ノ助染太郎が揃って最後に余興をした場所、○ランドアークで
しばらくどっぷり漬かることになりますな。

昨日、新神戸から新幹線に乗った往路で 爆睡したわたしは
完全に寝ぼけました。
ふと目覚めると「しずおかぁ~ しずおかぁ~ 次は新横浜までとまりまっせーん」アナウンス。

やってもた!
車庫に入った新幹線が逆戻りしている!
咄嗟にそう思ったのはなぜだ?
で あわてると人間って 全然関係ない行動とるのはなぜだ?

わたしは両の手を 窓ガラスにぴたっとくっつけて
首をかしげて向かいのホームの「しずおか」っていう看板を
5秒ほど眺めてました。

なぜか西に向かって進んでいるつもりだったんだね あたし。
いまだに「帰る」って意識は東京でなく神戸なのかな。

さて、
今回今年大学卒業する新卒の新入社員さんたちてんこもりとお仕事させて
いただいたのだが いやー、今年ほど時代を感じたことおまへんでした。

それぞれが各店舗に配属されたとき まずは時間管理が大切になるんで
研修でも各人の時間コントロールを徹底的にしてもらう。
ところが
腕時計をしてない人3割ほど。

え?

もうおばさんびーっくり。
今の人って すべて携帯でこと足りてるのね。
でもって社内レポート書いてもらったら
カッコ笑カッコ閉じる とか顔文字とかあるのね?

ね?
どうしよう?

昨今の就職難を反映してか 通常はあまりウチになんぞ縁がないような
有名大学出身さんが多い。
偏差値は ウチのようなサービス業とリンクしない。

他社落ちたから でも しか できてるんだろーけど
こんな対人能力の欠落した奴らを選んだ人事の野郎の責任だぁな。



2002年03月03日(日) モヘジ 偽りの夜in新宿だってばよ

このオフ会出席者ってば、タイトル統一して同時発信しっちゃっててさー
フライングしておまけにその後出張しちまったあたしですが
タイトルだけ変えてみる という意味の無い寄らば大樹の影っぷり

********
こっち(江戸)に来てから初めてオフらしいオフ会に出席。
ひゃっほー。


銀座などといふ ごじゃれた街で開催される大人のオフで
ちーとばかし緊張しつつ会場に突入したのだが 
主催者名「おき らくや」
宴会名「のねがまよにて会」という
いったいおまえら正気か?なわけのわからんタイトルなので 
まだシラフのあたしゃお店の人に
「すんません。おきらくやの宴会場はどこ?」とは聞けなかった(^^;

入り口では幹事ご一行さまが会費や宿題を提出させてて
おとなしく順番を待ちながら さっと集合人全体に目を通す。
今回の主役であるモヘジはどこだ?

ほどんど全員が初対面で 彼女の画像など「行き倒れの少年姿」しか
みたことないのに すぐわかった。
いやモヘジがわかったのではなく、隣にふわふわの産毛を頭頂にはべらせた
柔らかい笑顔のおっさんがおったので あぁかのこっぱげ氏だ、すると
その横のミニサイズがモヘジさんかー とニマニマ。でも後姿しかわかんねーな。


最初はおずおずと手酌(この段階で「おずおず」でないし)で
ビールを飲むのだが 自己紹介が済む頃にはすでに酒池肉林。

ネットでしか知らなかった人たちが、リアルでまみえて
とてもチャーミングな人たちだと知る。

ある人と喋ってたら ダンナさんちの喫茶店があるマンションに
お住まいで こりゃまったびっくり。

ある人と喋ってたら 3年ほど前に別のオフ会でお会いしていた事がわかり
こりゃまったびっくり。ちなみにその方は こっぱげつながりで
オフ会にきていたので二度びっくり。世間は狭い。

ある人と喋ってたら 今私がはまってるネットゲームを教えてくれた人
だったことがわかり はらひれほろびっくり。

わたくし的には たいへん品行方正に居住まい正しくその場にいたつもりなのだが
人さまに頼まれた「梅酒サワー」というオーダーが覚えられず
「あんずサワーだっけ?」「えっと、ライチだった?」と何度も戻って
聞き直したことまでは覚えてます。

1次会の中盤で もうその状態でした。
それとモヘジ謎美女がピンクのナース帽をかぶって普通に人と会話してたのが
もうだれもそれが変だとは思わない。そんな空気でした。

箸が落ちたと探していたお隣の人に
「これで食え」と菜ばしを渡し、
それを一言も嫌といわずに受け取って
もくもくと菜ばしでてんぷら食べてた杉作さん。

ごめんね。あなたのお箸を床に落としたの、実はこのわたしでした。


はじめて会ったばかりなのに 新宿に移動する地下鉄のホームで
急に尿意をもよおしたわたしに「すぐ帰ってくるから 絶対先に行くな!
だからおしっこ終わるまでこれ 持ってて!」と
見ず知らずの女の荷物を持たされて ちゃんと待っていた しんさん。
すみませんでした。
インド赴任応援してますのでどうぞ
立派なタイガージェット・シンになってください。

それと とどろきさん、あなたのインパクトは
おやじになった山咲トオルを見たようでした。一生忘れません。

これだけの人数がほどんど2次会に突入し
するやいなや 手ぬぐいを頭にまいたこっぱげ氏が
キャンディーズメドレーを歌いきったのを皮切りに、このオフ会 
メンツも選曲も おもしろすぎ。

イモ欽トリオとか、シュガーの「ウエディングベル」とか。
大学生のABZさんは よくこんな平均年齢高い場所に
涼しい顔していられたもんだ。
だって虎のおりに放たれたウサギみたいなもんだし。
食われなかった?

このあたりから 謎美女と隣あわせて なにがなにやら話しを交わしたのですが
覚えているのは

「こっぱげ なんとかしろ」とか「なんとかしてくれ」とか
まー そんな会話だったかと思う。

あ、そうそう。
モヘっち(途中からそう呼んでいた気がする)は 想像では
生きることに希望を失い ただうつろにくらげのように漂う印象だが

ぜっぜーーーん ちゃう。

目に力がある。
何かを見つけようとするような 目。
新宿の交差点で キャバクラで働く女の子を捜す「キャッチ」のような目。
または、「次はどんないたずらをしてやろう」と虎視眈々と獲物を探す
ちびまるこのような目。
だから彼女は美しい。




あと 
なぜかいろんな人(全て女)に抱きつかれたり 
ほっぺにチューされたり
おっぱい触られた気がしますが
えーっと
私からしていたら すみませんでした。

あと
「友達になれ!」とわたくしにすごまれた方々、
すみませんでした。


幹事のにごさんは すっごく大変だったろーに
これまた何でもないよな顔をして 
鎖の離れたオオトラ達を調教していらされた。
さすが。

しかしよく飲みました。
ビールやチューハイをご返杯とかいいながら 
何十デシリットルかいった気がします。

今朝起きて 「こってりしたパスタ」を所望されたのでテーブルに出したら
ダンナさんは気をきかせて缶ビール500MLを2本出してきて
1本を私の前に置いた。
さすがに全部飲みきれず半分ほど残してしまった。
あぁ もったいない。



でもすごいよね。
いち日記サイトで集まった「モヘジファン」たちが
目をさらのようにして生モヘジをみつめ
いつのまにか主役そっちのけで呑みに走る。
ある意味実に大人の宴会でありんした。

モヘジさんの日記はここだ。
http://www.enpitu.ne.jp/usr1/16128/diary.html
面白いぞ。

ただ ひとつ気になっていることがある。
セバスチャンこっぱげが酔いにまかせてこう言った一言。
「言っちゃーいけないと思うんですが めぐっちさんって
ハヤシマリコに似てますよねー」

だから それは言ってはいけない。



2002年03月01日(金) なまえ

AOLというプロバイダに入ったのが 確か97年。
FM-VにくっついていたNIFTYにも入っていたが
会議室とか掲示板とかどうにもわかりにくくて放っていた。

AOLはもともと自分のおかんでもネットが使えるようにと
アメリカ人が作ったプロバイダらしく
そのおかん以下の能力の私も 人差し指でキーを押しながら出来そうだ。

英文字で名前を決めなきゃいけないとかで うーん。
当時アパレル業に身を置く者として ちぃとかっこつけて
イタリアちっくにせまろうと決め込む。

CERUTTI セルッティの真似をしてMEGUTTI。

つまり私の本名(?)は メグッティなのだ
だが、書いてしまえばそれはただの「めぐっち」だった。

「~っち」って自分で名乗るにはカマトトっぽいし、
なによりもええ年の女が「~っち」もなにもないもんだと思うのだが、
矢部っち とか たまごっち とか パパラッチとかあるし
ま、いいかと。

えー、じつはイタリアの牝牛メグッティはその美しい肢体を隠し
日夜べったべたの関西女@東京在住として どてどてと電脳世界を闊歩するのでし。


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