飛ぼう 夢は叶う

空を見ることを
やめてしまえば
飛べないことに気づくんだろう

大地を見れば
足が離れないことぐらい
わかっているんだろう

それでも少女は
夢を追う
「翼があったらいいのにね」
そう言って笑う 少女の背中に
小さな翼を見つけたんだ

小さくて
小さくて
本当に見えないくらいだったけど
確かに翼はあったんだ

空を見ることを
やめてしまえば
飛べないことに気づくんだろう

大地を見れば
少しだけ足が離れてることに
気づくんだろう

少女はいつか
飛べるだろう
夢を諦めることを知らないから
きっといつか
空を手に入れられるだろう
2000年09月28日(木)

例えば絵の具の色のように

寂しい
ただ それだけ
それだけだよ

何故こんなに
寂しいって気持ちは
強いんだろう
別に孤独なわけじゃない
なのに… 寂しい

きっと
あたしの心が冷めてるせい
少しだけ離れて
一歩手前で立ち止まる
自分を失いそうで怖いから
その人の色だけに染まってしまいたくないから

でも
あなたに出会って
あたしは変わった
一歩手前で立ち止まることが
自分を失わない秘訣じゃない
近づいて
解り合って
自分を作っていくんだね

その人の色を少しだけ手に入れよう
みんなと混ざり合って
あたしの色が出来るんだね

でもまだ
寂しいから
今度はあなたと解り合おう
そして
あなたの色を少しだけ
あたしに分けてやってね
2000年09月23日(土)

この道の先に

走ろう
私は二度と振り返らない
走ろう
立ち止まってもいい
歩いてもいい
また走り出せば
それでいい

走ろう
道はいくらでもある
けれど
私は迷わない
寄り道してもいい
拒んでもいい
ただ
最後に選ぶ道は
ひとつだ

今日は どこに行こうか
明日は 何をしようか
走ろう
ただ ひたすらに

最高の今を手に入れよう
走り続けられるなら
きっと手に入れられるはず

走ろう
私が選ぶ道の先には
きっと最高の幸せがあるのだから
2000年09月20日(水)

何を知らなくても

あの頃 僕らは小さくて
善いことも
悪いことも
何も知らなかったんだ

子供ってのは純粋で
大人には分からない
心を持っているんだ

子供ってのは残酷で
大人でも言わない
言葉を持っているんだ

何も知らずに
人を幸せにした
何も知らずに
人を傷つけた
それに気づかないほど
僕らは小さかったんだ

今となっては
思い出すことさえ少なくなった記憶のカケラ

でも確かに
あの頃 僕らは小さくて
いつも無邪気に
幸せを感じてたんだ
2000年09月19日(火)

存在

あたしは
なんの為に生まれたの?
あたしは
だれの為に生まれたの?
望まれなかった子供
あたしが存在してる理由は何?

あたしは
あたしは確かにココにいる
なぜ存在を認めてくれないの?
どうして
愛してくれないの…?

あたしの存在は何?

あたしは
愛される為に生まれたの
あたしは
あなたの為に生まれたの
あたしは
あたしの為に生まれたの

あたしが存在してる理由
愛する為に
愛される為に
それだけで満たされる


満たされるのに…
2000年09月17日(日)

願いは

会いたいのに 会えないね
抱き締めたいのに 抱き締められない
側にいたいのに 許されないんだ

私は貴方の何を知っているのだろう
何も知らないのに 貴方が好き

貴方の空になりたい
貴方が空を仰いだ時
そこに私がいるように

貴方の風になりたい
貴方に一瞬 たった一瞬
触れられるから

貴方の夢になりたい
貴方が眠った時でいいの
それでも私を思い出して欲しい

願いは この想いを伝えたい
願いは 貴方に愛されたい
でも
叶うことはないかもしれない

星に祈ろう
この想いを届けてと
神に誓おう
貴方を愛していると
あらゆるモノに願おう
幸せになりたいと

いつかきっと
叶うというのなら
貴方の側で
笑っていたい
2000年09月16日(土)

雨のち晴

雨が降る中
ずぶ濡れで歩く

滴る雨が
頬を伝う雨が
あなたの涙みたいで
怖かった

怖くて
怖くて
あなたを抱き締めた

心配そうな あなたの顔が
困ったような あなたの顔が
「雨」にぼやけて
よく見えない

幸せだよ
幸せだから怖くなる

どうか私に
微笑んで
あなたの笑顔が好きだから
それだけで安心できるから

今は
「雨」でよく見えない
でも
明日はきっと「晴」だよね
2000年09月11日(月)

光に 闇に

月の光は優しい
こんなあたしさえ愛してくれる

太陽の光
強く求められている
貴方の姿を見ていると
なぜか悲しくなるのです
闇夜の光
貴方の姿を見ていると
なぜか安心するのです

あぁ…貴方は光なのですね
そしてあたしは闇なのですね

太陽に
めいっぱい祝福された
月の光は
こんなあたしさえ愛してくれる

貴方を愛しています
自らは何もできない
闇だけれど…

太陽に… なりたい
2000年09月05日(火)

月の夜

あなたのいない
この部屋に
何年かぶりに訪れました

何も無い この部屋を見ていると
涙が溢れて止まらないんです

あなたのぬくもりを探して
そこで眠ってみたけれど
あなたがいない現実があるだけです
ただ冷たいだけです

月があたしを照らしてくれて
その光が暖かくて
その優しさが余計に辛くて
涙が溢れて止まらないんです

宝物を
どこにしまったか忘れてしまう子供のように
この部屋に鍵をかけて
しまっておきましょう

いつか笑って話せる時が来たら
宝物の鍵を開けましょう

涙の跡は まだ消えないけれど
いつかきっと笑って話せる時が来るでしょう
だって明日も 月は優しいのだから
2000年09月01日(金)

□■白昼夢■□ / 透花

My追加