噛む茶・研究記録
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2003年05月29日(木) 一番茶が・・終わった。

今日が最終の、玉露の仕上げをした。

昔のような海苔香はないが、甘味は十分期待できる。
やんわりと静かに火入れをした。

今年のお茶は、下葉が早くに身が入った。
新芽のやわらかな味と下葉のしっかりとした味がミックスされて
お茶本来の味を形成する。

それを自然が気候の中で作り上げていく。
人間の努力は、ほんの数%しかない。

温暖化現象。
言葉で片付けてしまえば簡単だが。

変わってしまった気候は仕方がない。

今年は、この気候の味と香りが証明する。

お茶は、お湯の温度で、何通りもの味わい方がある。
ぬるま湯。
白湯。
水に近い温度。

熱い温度は、舌の感覚を破壊する。
柔らかい新芽の味を楽しむなら、やさしい温度で出すことが必要。

柔らかさを知る。
そのときの気候を知る。

舌に感じ取れる、その味覚が、そのときを感じさせる。

渋味感は、植物の抵抗の証。
感じ取れ、そのたった一杯のお茶に。


2003年05月23日(金) 同級生が亡くなった。

ハイキングコースの山登りをしいて、突然死。
あんまり話しをした事が無かったが、みんなから連絡がきた。

僕らの仲間は、一人自殺した奴がいて後は、みんな変りが無くて。
なんとなく、あの頃のままで。

あだな。

そんな感じで簡単な奴らで、男も女も。

アルバムを見た。

思い出した。

おとなしい子だった。
だから・・・あんまり遊んだ記憶がない。

でも、どんな子かは、しっかりと覚えてる。

みんな50になった。
それぞれがどんな人生かは、知りたくもない。

会えば、馬鹿ばっかり言ってる。
それでいいと思う。

どこに誰が住んでるかって、別に気にしない。
会った時に、昔のままに話しが出きる。

そんな、気楽な連中だ。
明日通夜に行こう。

挨拶だけは、してこよう。

小学校、中学校と同じメンバーだった。


2003年05月20日(火) 日がたつのが・・早い。

新茶の買い初めが、4月19日。

4月15日が雨。
快晴の条件と相場と茶の内容を見て、18日を買いと見た。
この日に予約をして、19日にお茶が届いた。

他の場所の出来具合も確かめた。
ボクの買い付けの場所は、確かだった。

お茶の味や香りは、表土の深さにある。
茶畑の条件は、生まれた土地の、そこを開拓し選んだ条件に当てはまる。

表土の深さは、選んだ者の絶対条件である。
作業がしやすく日当たりも良く、色んな条件を当てはめると、なかなか条件を満たさない。

その微妙な条件と生産意欲の重なりが、美味しいお茶を作る。
人間の努力は、自然の中では10%にも満たない。

早いから高い、有名産地だから美味しい。
そんな事は絶対無い。

どこの土地にも、それぞれの美味しい物はある。
その条件を最初に満たすのが地形である。

表土が深くある茶は、茶葉自体に力がある。
冷めた味にも、その深味はある。

快晴の緑茶を決め込むのに、何十年掛かったろう。
今の仕入れ場所を絞りこむのに、何十年かかったろう。

人に伝えるのは簡単だ。
この条件さえ分かれば、お茶の奥いきが分かる。

呑むだけ、香るだけでそれがわかる。

若い頃には、とうてい考え付かなかった。
売れればいい、そんな考えしかなかった。

この頃気候がズイブン変わってしまった。
想像し得なかったくらい変わってしまった。

そんな変わってしまった条件の中でも、私の説は間違っていない。

舌は、今も昔の味を香りを忘れていない。

丁度、1ヶ月立ったか。
4時起きして、夜1時近くまで掛かって・・・・・・。

疲れはしないが、この頃充実感がわかない。

追求する物と私とに距離を感じる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・。

今年もうまいお茶がそろえられた。

もっとうまいお茶をと・・・そればかり考える。


2003年05月19日(月) 快晴は、待ってくれた。

明日、最終の仕入れに行く。

今日の天気に感謝。

快晴の日がやっと来た。
天気予報では、雨が降るようなことを言っていた。

岡部町は晴れた。
私の願いが届いた。

果たして、お茶の出来具合はどうだろう。
明日の朝、5時起きをして出かける。

今から興奮気味だ。
自分の信念がどこまで、届くか?

自然の摂理を教えてくれた快晴の緑茶。
その理論が、明日分かる。

明日も晴れてほしい。


2003年05月15日(木) 雨に・・なってしまった。

快晴緑茶を目指す私にとって、この雨はきつい。

快晴の条件をまてば・・・20日になってしまう。

茶の木も植物。
成長は待ってくれない。

今から5日後・・・物的に無理だろう。
と考えても仕方がないことだ。

自然にまかせる。
玉露茶、かぶせ茶の完熟の頃は、いつも雨がからんでくる。

だから・・玉露・・・露の頃。

昔は、この時期まだまだ寒かった。

ここ10年くらい、温暖化が激しい。
寒ければ成長は、押さえる事が出きる。

が、梅雨入りしたような・・そんな陽気。

お茶は、90%を自然が作る。
逆らってもダメさ。
ま・・・・時節にまかせることにしよう。

快晴を待つ。


2003年05月08日(木) SARSは、こして・・殺菌する。

SARSは、体力や免疫力が低下しているときこそ、感染しやすい。
感染の条件は、風邪と同じである。

ただし、コロナウイルスは、トゲトゲがあるから粘膜に付着しやすい。

でも、細菌やウイルスの構造上、タンパク質の殻で出来ている。

たんぱく質に作用するのは、カテキン。
渋味成分だね。
渋く感じるのは、粘膜に収斂作用が働いたから。

紅茶や緑茶を飲むだけでは、殺菌時間が長く取れない。
口の中に何分もお茶を含んでいるのも辛い。

それに、口腔内の粘液も洗い流してしまう。

そこで、噛む茶の咀嚼は、噛みつづける事で殺菌時間を長く保つ事が出きる。
噛む茶は、味もさほど悪くはない。

噛み終わった後も、粘液は保たれている。
粘膜に十分保護作用が出きる。
殺菌と保護作用。

SARSは、湿気がある場所を好む。
噛む茶は、どんな場所でも、自由に噛む事が出きる。

室内、車内、人の出入りが激しいところでも、噛む茶は、いつでも噛むことが出きる。

実行あるのみです。


2003年05月07日(水) 噛む茶の粘膜保護作用について。

なにか質問ありますか?

粘膜の保護作用は・・・。
口腔内での自覚反応は、渋味です。

粘膜が少しザラツク。
緑茶カテキンの収斂作用は、いつも呑んでいるお茶で分かるようにソフトである。

センブリのように、苦くて飲みづらいものではない。

粘膜のたんぱく質に作用した、それが収斂作用。
簡単に言えば・・・渋味だ。

噛む事の大きな利点は、粘膜の保護作用が自由にコントロールできる事だ。
喉が痛い、不快感がある、そんなときに噛む茶が有効。

時間を掛けて咀嚼すればいい。
長く噛んで長く保護する。

噛み終わっても、喉の調子が悪ければ・・また噛めばいい。

何回でも出きるのが、噛む茶の特徴だ。
しかも野菜栄養分が取れる。
そして、口腔内の殺菌もしてくれる。

歯肉炎、歯槽膿漏、歯茎の腫れにも効果バツグン。

胃腸の調子も整えてくれる。

SARSの予防にも効果はあると思う。
細菌もウイルスも、たんぱく質の膜から出来ている。

渋味効果で殺菌できる。

質問があれば、即・・お答え致します。



2003年05月06日(火) 温暖化現象。

4月の陽気が無くなった。

5月に入って、この陽気は下旬頃。

半そででも、暑いくらいだ。

今年の新茶状況。

去年より若干・・いいかな?

近年、昔のような・呑みこくが無くなった。
マイルド・・その表現になってしまう。

この陽気は、もう数十年が経過している。
自然環境で育つ、緑茶を見ているから・・それがわかる。

近年だけの話しではないのだ。

最初に気がついたのは、シイタケだった。
作柄の悪さと、一個の重みが軽くなった。
人口栽培をしていると、気がつかない事だろう。

最初は、菌類から現れた。
そして・・・今は植物にも現れている。

これは錯覚ではない。
今起きている現実の世界だ。

虫の世界も動物の世界にも変化は現れる。

気をつけて観察してみよう。


2003年05月01日(木) 24時間、口腔内殺菌できるのは噛む茶だけ。

細菌は、粘膜に付着して感染症を発生させる。

喉の粘膜の保護が大事である。

目、鼻、唇、口の乾きに注意しよう。

粘膜の渇きが、細菌の進入を簡単にさせる。

粘液には殺菌作用がある。
その渇きは、柔らかい粘膜にとって傷つきやすい環境にある。

潤いを取り戻せば、体機能が働いて傷ついた粘膜を癒してくれる。

うがい薬や喉アメを舐めても、一時の保護でしかない。

24時間保護できるのは、噛む茶しかない。

噛む茶の野菜栄養分が、免疫力を高めてくれる。
カテキンの殺菌作用が24時間働いてくれる。

栄養を取りながら、分泌活性しながら24時間、粘膜は保護できる。

胃腸の調子は整えられ、食欲が保たれる。

体力は落ちないから、症状の改善効果が早い。

なにより、24時間の保護は、体にはいい。
院内感染も、噛む茶によって守られる。

噛む茶は、軽い気持ちで噛む事が出きる。
自然の効果を活用して、体を守る。

噛む茶を・・・噛むだけ。





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