昨日、ワオさんが公演中、フライングで落下したらしい。

最初聞いた時は、ただ「あ〜ぁ。」と思った。
でもいろいろ聞いていくうちに気の毒でたまらなくなった。

なんでも２mの高さから落ちて、しかも左腰から落ち、
しばらく動けなかったのに、転がってるマイクを拾い、
立ち上がって歌おうとしたらしい。

でも立ち上がれなくて、うずくまったまま、歌い、
異変に気がついたスタッフが幕を下ろしたけど
歌い続けていた…と新聞などには書かれていた。

ワオさんはもちろんのこと、一緒に退団するおハナさまも
やるせない気持ちでいっぱいだろうな…と思った。

そしてその瞬間を見た人たち、特にワオさんファンのその時に気持ち。
ある意味トラウマになるかもな…と思った。

それからあることを思い出した。

何年か前に退団したチャリオ。
千秋楽の痛々しい姿。
ダンサーだったチャリオにとって屈辱的だっただろう舞台。
仕方のないこと…と言っても悔しかっただろう。

そして泣きながら「３日間立てませんでした。」と打ち明けた瞬間の
劇場に響き渡ったたくさんの悲鳴と嗚咽。

今思い出しても胸が締め付けられるし、あの公演自体を見ることができない。
一種のトラウマだ。

過酷なスケジュールから自己管理ができにくくなり、
精神的にも体力的にもいっぱいいっぱいになるよりも前に
ふとどこかが悲鳴をあげるのだ。
そして怪我をしたり、病気になったりするのだ。

もう少し生徒のことを考え、スケジュールをたててほしいと
また思わざるを得なかった。

そもそも５組化した当初は
「スケジュールの緩和」と謳っていたはずだ。
なのに全ツが年に３、４回が当たり前で、中日、博多座、日生
緩和どころか過密化しすぎである。

きしくも５組化の初期メンバーのトップコンビの退団…という
この時にぜひともファンがナニを求めているか、
生徒がどういう状態になっているのか、
ちゃんと見つめて考え直してほしいと切に願わずにはいられない。

今日、とても驚くべきことが歌劇団から発表された。

ヅカファンの目下の関心ごと…それは次期宙組トップコンビは誰？

みんな口々に「トウコちゃんが来るらしいね。」とか
「ミズが帰って来るんだって？」とか「タニちゃんだってね。」とか
ホント好き好きに話していた。

この３人以外の名前は全く出なかった(…よね？）
なのに今日発表されたのは…

「雪組より貴城けいが組替。相手役には紫城るい。」とな。

は？貴城けい…ってかしちゃん？は？…なんでかしちゃん？

正直な気持ちこうだった。

かしちゃんなんて宙組とぜんぜんゆかりないやん。
るいるいとだって客演の時に絡んだか？絡んでないか？くらいで
何一つ「ああ、なるほどね。」と思う要素なんてなかった。

組替していきなりトップのかしちゃんも
そして迎える宙組生も…ビックリだと思う。
どうしていいか、わからないと思う。

劇団は生徒に“愛情”というものをカケラでも持っているのだろうか？
そう思わざるを得ない人事異動だと思う。

かしちゃんにはトップになってほしいと常々思っていた。
だからそれはうれしいんだけど、雪組でなってほしかった。
客演した時に星組にもあっていたと思うので星組でもいいかもと思った。

なんで宙組？なんで？なんで？
しかもお披露目が竜馬…ってこりゃまた…なんだか。

ちゃんとお披露目のために丸っきりの新作を書けよっ!!!
かしちゃんとるいるいならではの作品を書き下ろせよっ!!!

なんだかもううれしいのか、悲しいのか、腹立たしいのか…
ワケがわからなくなってしまった。

短期…とは言わせないぞっ!!!頼むよ、劇団。


この日、花組トップ娘役も発表された。
あやねちゃんだそうだ。
またエライ急ぎはったなぁ。
ま、いっか。