☆言えない罠んにも☆
モクジックス
|過去にススメ!
|未来にモドレ!
2004年06月25日(金) |
日本三大中華街、あるいはポジティブシンキング |
「ねえ、中華街って行ったことある?」
「え?横浜の?それとも神戸?長崎?」
「中華街っていっぱいあんの?行ったことないよ。」
「私は3つしか行ったことないよー。ほかどこにあるの?」
「北海道とかあるでしょ?札幌じゃないなあ、きっと函館だ。」
「なるほどー!函館かあ!ありそう!」
…ウソでした。 北海道に中華街などありませんでした。 しかも行ったことがないと言った人は タイでばっちり中華街に行っていました。 よのなか、偽りばかりです。
とまあ、悲観していてもしかたないので、 次からは、「99年以降、お台場の小香港も中華街に認定されたんだよ。」 くらいのことをサラッと言ってしまおうとおもいます。
2004年06月21日(月) |
【こっそり更新】第二弾 台風ランチ、あるいは日常と非日常の境界 |
天候のせいで延期され、それがまた別の理由で延期された予定を、本日漸く遂行した。 指定された場所で、取引相手と会い、密談(ここでは「親密に話す」の意。観察可能な実態としては「きゃ〜ん、ひさしぶりっ☆」「ゆっくりはなしたいね〜!」「おひるたべた?」「まだぁ☆」「いっしょにたべよーよ!」といったところ。)のため移動する。目的地は我々の会話に適した環境と適度な食事が提供される場所だ。 しかし、唯一条件を満たすと思われた候補地は定休日であった。 我々は急いで次を探すことにした。 なにしろ時間がない。だってほら。。。と思っているところに第一波がやってきた。 予想より早い。 「うわ〜!降ってきたよぉ!どうしようっ!」「とにかくランチやってるとこ見えたらすぐはいろう!」。 その必要充分な提案にはなんの反論もいらなかった。 雨はすぐに傘など役に立たないくらいに降ってきたし、なにより今回の取引物は長距離の輸送が困難である上、耐水性がない。 そんなとき、突如目の前に表れた「Lunch」の文字。 ほっとして入ったそこに広がっていたのは、カジュアルなかんじの外装からはかけ離れた、クラシックミュージックが静かに流れるシックな空間だった。 鏡ばりの壁、やわらかい間接照明、クリーム色のクロスがかかったテーブル、細首のクリスタルグラスに、銀色のカトラリー。 まさに本格フレンチレストランの様相である。
一瞬、その外装と内部のあまりの落差に驚き、東京ミシュランとかに「隠れ家的」とか書かれたいとでもいうのか、しかし「隠れ家的」というのはあくまでアクセスが悪くて小規模で空いていてCozyで味が良いということであって、内部とギャップのある外装をしたところでそれは隠れ家的と呼ばれうるのか?そもそも客に対しては不親切きわまりないな、ていうか、あの黒板のメニューの文字がすべての現況ではないのか?サイズとフォントは一考を要するな(あの給仕長らしき人物の手書きに違いない。あの年代に特徴的な書体だ)、などといろいろな想いが頭をかけめぐったのだが、ぼくは外食産業のマーケッターではないし、まあ気にしないことにして、我々は食事に移った。 若年労働市場の実態把握や事例分析、余暇活動の動向や彫像文化の歴史的展開、果物の調理法や競技鑑賞の慣習といった話題に関しての意見交換を行なった後、取引を負えて帰路についた。
インパクトの有る天候状態であり、偶然性が盛り込まれた非日常的コンディションが作り上げられていたにも関わらず、先客であるマダムたちのテーブルから銃声が聞こえたり、厨房から悲鳴が聞こえたり、給仕が不穏な笑みを浮かべたりすることもなく、名探偵も登場しなかった。もちろん期待などしていたわけではない。この文章を書く段階になってから、話に落ちがないなと思い無理矢理付け足しただけである。それでも落ちになっていないあたりが実に落ちつかないのだが、まあどうにかなろう。
予定より早く帰ったので何をしようか迷った。濡れそぼった衣服を替え、テレビをつけた。 静岡の海岸でバーベキュをしていた大学生2人が高波にさらわれたという。
「かいくーーーーーん!」「みなとくーーーーーーん!」
一緒に来ていたという学生が、雨の降り荒ぶ中、波打ち際に向かって叫ぶ姿が放映される。 サイドチェストにまだ熱すぎるコーヒーをおいて、髪をくるんでいたバスタオルの端を顔に当てた。
なぜか涙が止まらなかった。
2004年06月20日(日) |
【こっそり更新】第三弾 風の丘から人ごみの谷へ |
日差しがまぶしくって、気温は真夏並みだったの。映画の時間よりかなり早くついちゃって、お買い物でもしよっかなあ?って思ったんだけどね、こんないい天気の日に、こんなに気持ちのいいお外にいるのになんだか悔しいなっておもって、上に出たところのベンチにすわって本を開いたの。『ONとOFF』っていうエッセー。ちょっと古い本なのだけどね。2階で買ったドーナツ食べながら、車とかワインとか会議とかについての短編を7つくらい読めたとおもう。 風がすごいの。ヒルズはなんで風が吹くの?ケルビンだかパスカルだかしらないけど、そんな理由じゃないの、きっと。丘だから風が吹くんでしょ?そうだよね!
ここの映画館ってね、行くのはじめてだったりするんだ。 ネットで座席指定をしてあったチケットを専用端末でゲット〜☆、っていうちょっと流行に乗ってるかんじのことをやってみてうれしかったぁ! 映画館はイスが広くてスクリーンがきれいでうれしかったし、はじまるまえのご注意ムービーもかわいくてうれしかったの〜☆(あれは東宝系はみんなそうなの?ひさしぶりすぎてわかんないよぅ)映画自体は西荻の駅の看板の方がインパクトあったけどね。 そうそう、予告編にあったDeep Blue、あれってぼくにとってはちょっと恐怖感キツすぎちゃうなー。 深海ってちょっと、こわくない? 先行公開のハリー・ポッターを見とけば、J-Waveに感想流れたのかな。 映画の後はね、 ソニーのハードディスクカーナビのイベントをちょっと見て触らせてもらって、あっ、でもね、アンケートはしなかったの。なんだかタイミングはずしちゃってー。車のサンシェード、ちょっとほしかったんだけどね。グレー地に白のロゴが入ってて、すっごいかわいかったんだよ! そのあともね、お池のふちを歩いたり、(カルガモのおうちがあったの!)マックスマーラのほうまで散歩したりしたんだけどね、もう用事もないし、渋谷に行こうと思ったの。そろそろ涼しくなってきたし、歩いていったら気持ちいいかな、っておもったんだ。 ぼく、その日はたまたま歩くのにぴったりの格好してたし、これはもう歩くしかないよね?ってことでぼくの決意はわりと固かったんだけどね。 でもね、いざ下に行ったらね、高速とその下の道路の間の空気がね、昭和の高度成長期の空気ですってくらいどんよりネズミ色ってかんじだったの。もう、空気なのに見えちゃうくらい。なんかね、ここをずーっと歩いていったら気管支とか肺胞とかにグレーの粉塵が張り付いちゃいそうで、っていうか、その張り付いていく映像がぼくの頭の中でやたらリアルに展開されちゃって、もう、ぜったい、「きゃーっ!」ってかんじになっちゃって、結局ね、バスにしたの。でもね、バスの中の空気は、すっごいきれいってわけでもなかったから、たぶん、ぼくの被害妄想だったんだよね、えへへ。 渋谷にはすぐについたけど、ぼくったら、お買い物をするわけでもなく、オードリー展に行くわけでもなく、たらりんしちゃってたんだ。で、お家についてから、渋谷に行ったんだったら、めがねとかお化粧品とか買っておけばよかったあ!、って思ったんだよね。ああゆうのってぜんぜーん覚えてられない。必要なときにメモしとかないと忘れちゃうの。でないと「ぼくは渋谷で何か2つほど買おうとお風呂上がりに鏡台の前で決意していたけどなんだったっけ?」っていう感じになっちゃうんだもん。欲しかった砥石は昨日買ったしね。(包丁は近所のスーパーにもドラッグストアにも日用品店あるのに砥石ってなかなかないんだねー。探しまくった。はじめからハンズにいけばよかったよー)厳密には砥石じゃなくて刃物用サンドペーパーなんだけど。まな板に水でひっつけるやつ。そのあと演劇に行かなくちゃいけなかったからね。値段が10分の一になって重量が1000分の一ほどになったよ。お家に帰ってからさっそく包丁とペティナイフよみがえらせたよー!全然オッケーなの!すごいのー! こういうのってすごいうれしくなるよね? いろいろめんどうなことがあってちょびっつdpressだったんだけどいつのまにかわすれてたよ。こんどやな気分になったらすぐにホームセンターとかDIYのお店に行こうっと☆
2004年06月13日(日) |
【こっそり更新】第一弾 自然の風が吹き抜ける屋根の下で |
駅を出る前から、電車を降りた乗客たちのすすむ方向は一つだった。 ぼくたちはすこし並んで当日チケットを買い、中に入って席を探した。 アリーナでは、服を着た白いライオンがバク転している。 ぼくたちが座ると間もなく、ライオンは手を振りながら去って、オープニングセレモニーが始まる。 ぼくはテレビで見るのと距離感が違うことにすこしおどろく。 だがぼくは、アリーナの中心よりも向かい側の席の観客の動向の方がよほど気になる。全員総立ちになった彼らは、お揃いの黒い服を着て、きれいに整列していた。 セレモニー後、装置や人の配置がさっとかわり、メインイベントが始まると、すぐにかれらは手拍子をうち、手旗信号のようなパフォーマンスを繰り広げはじめた。聞くところによるとこれらの行動様式は、世界最大規模の商業リーグや異業種人気リーグの応援方法を導入していて、関係者の間では結構有名らしい。 それは一つのイニングが終わるまで、一定のパターンで繰り返された。 再度、人の配置が入れ替わる。 それに伴いぼくの周りの人々は総立ちになり、打楽器を取り出して踊り始めた。こうなると座っていては何も見えない。立ち上がると、観客席の最前部には、観客であるはずの人が、メインイベントに背を向けて立っているのが見えた。彼が、身振りでいろいろな合図をすると、それにあわせて、観客が声を出したり、とびはねたりする。 楽しそうだったし、なにより、ただ座っているのがだるくなってきたぼくは、てきとうにまざってみた。見よう見まねで踊り、叫ぶ。長時間座り続けた体には、手を振り回したり、声を張り上げたりすることが予想以上に快感で、最高潮の盛り上がりにあわせて拍手をしているときなどは、一種のカタルシスであった。日頃の運動不足が解消される気分である。 一緒にいた人は、そんなぼくを冷ややかな目で眺めつつ、メインイベントの戦略や展開について分析を加えていた。 よく見ると、観客にはかなりの温度差があり、それは例えば一つの家族で来ている場合でも、父親:イベントに夢中、母親:毛布を出してきて子どもと一緒に寝てしまう、子ども:宇宙服のようなカラフルな衣装を着てタンクを背負いガソリンの注油みたいなノズルで飲み物を売り歩く人(胸ポケットの機械でクレジット清算も可能!!)やマシュマロを口に向かって放り投げているおとなりのお兄さんたち(推定年齢12歳)が気になって仕方がないが、母親の手から脱出できない、といった多様な様相を呈していた。
その後、メインイベントの合間には、観客が一斉に大量の風船を飛ばしたり、大盤振る舞いの抽選会があったりして、最後には、花火が上がり、銀テープが舞ってイベントは終了した。
帰りの電車は、夕暮れの日差しを浴びてとろとろ進み、ぼくは爆睡した。
(その後池袋によって、ケーキを食べて、本屋で福祉統計と情報生態学と絶対内定を立ち読みして貧血になった。。。)
2004年06月10日(木) |
バカンスのために決意 |
BGMがね「天国にいけるかは それは誰にもわからない だから今日を楽しまなきゃ」って言うの
週末を罪悪感いっぱいですごさなくっていいように
ウイークデイはお休みしません☆
今年のバカンスはこんどこそフィレンツェ行くの
2004年06月09日(水) |
構造的トランジション問題 |
。。。。
フリーター問題とか扱う、学校職業トランジションがテーマの 授業にでた直後、ともだちから「かいしゃやめちゃった☆」 とかいうメールを受ける。 先日は高校時代の友達がかいしゃやめて実家にもどったし、 サークルのせんぱいとかもそんなこといってたし、 いとこで初職つづいてる子いないし、 ていうかぼくとか依然「延長される移行期」まっただなかだし、 っていう状況を考えると、 構造的な問題だとしか思えないよね? でも、ポストモダン的なメリトクラシーへの転換が必要だあ、とか言っても モダンメリトクラシーに過剰適応したぼくとかの人生はどーなんの?ってかんじだし、 社会インフラとか公的支援制度の整備だって、今すぐどうこうなる問題じゃないしー 個人の自助努力に還元するなんてヒドい話だあああー
ていうか、博士課程の出願締め切りとかもうすぐなんだけどね、 テーマは親子戦略と社会化エージェント機能の変容と可能性みたいにしちゃおうか、とか すごい場当たり的になってるっていうか むしろ、博士行かないことにしようか、とか、 さっぱりきまらないけれど、それってもう、どこにいってもどうしようもないっていう ああ。うわあー。そんなああああー。
「ふつうにまじめにやってたら、そんなに困ることはない」
父親はこんなふうに諭す。
でもねー、 10年貯金しとけば倍になったような時代じゃないのよぅー きっと、みんながそう思っていられたうちに、 水面下で誰かがそのしくみかえちゃって 今はもう、何も考えずにやってるだけじゃ 疲れ果てて何も残らないようになっちゃったってきがする。
ダーリンに言ってみた
「欲望の塊だね」
って言われた。。。ぼくの夢を。。。
2004年06月04日(金) |
いつものパパじゃない |
「お前にはともだちがいるのか?」
「最近人と話しているか?」
父親に電話でそう言われた。 つづけて「オレはほんとうにおまえが心配でたまらん。」
マジ???もしかして、ぼくって、子ども失格?
モクジックス
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