今回のプレゼンは、だめでした・・・ というか、なんだか先生たちの前に立って話しながら、自分の建築について「これじゃだめだ」と気づくことが沢山あった。 自分ではこれで良いと思っていたけど話をしてみると意外とつじつまが合っていなかったり、あまり深く考えられていなかったり。 先生方に言われるまでもなく、ダメなところがいっぱいだー!と思ってしまった。 唯一、救われたのは私のプレゼンのときは人があまりいなかったこと・・・(苦笑)
今回の私の集合住宅設計のコンセプトは「独立」だったんだけど、「独立」に「共有」をどう絡めるかが難しくて、結局プレゼンまでにはうまくいかなかった。 理由としては、深く考えることから少し逃げていたこと。中庭の用途がはっきりと見えないのはわかっていたはずなのに、無視してました・・・ごめんなさい。 先生方にも、助手の先生にも申し訳ない。 あたしは馬鹿です。 やっぱり妥協は劣悪を生むのね。
今回、プレゼンの場で先生の話を聞いてハッとしたのは、「集合住宅をポジティブに考えたかどうか」という言葉。 確かに、あたしはあんまりポジティブには思っていなかったような気がする。 生まれてこのかた一軒家住まいしかしたことの無い私。 リアルに考えられないという理由もあるけど、「個建ての方が環境としては良いに決まってる」と無意識に思い込んでいるところが、ダメだったのかもしれない。 住環境には元からの優劣なんて無くて、それを良くしたり悪くしたりするのは建築や住まい方なんだと気づいた。
実は今回のプレゼン直前にどうしても行きたいイベントが2つあって。 んで、行きました。 行ったことは後悔してない。 失敗の原因だとも思ってない。 社会に出たらきっと、どうしてもやらなくちゃいけないこととかが沢山重なってくるだろう。きっとひとつのことに集中してやれるってことは少ないと思う。 だからある意味、そういうやり方の勉強にはなったかもしれない。 でも気持ちがそっちに行っていたことは事実で、それは私の気持ちの持ってき方が悪かった。逃げにしていたかも。 これからの実習は、おもいっきり時間を割いてあげたいと思いました。 けどね、みんなからしてみたら、遊びまくってるように見えたかも。 うっとおしかったかもしれない・・・。ごめんなさい。
今回とても評価の良かった子がいました。 初めは悔しくないや〜って思ってたけどやっぱ悔しかったな。 その子には才能というか、センスがあるんだなと思う。 見てるとあたしには才能が無いかもしれないと思ってしまう。 けど、競争したい。 もともと、競争するようなことではなくて、自分の思う通りにやれば良いのかもしれないけど、上を目指す為には競争心って必要だと思う。 誰よりも良いものをつくりたくて、そしてそれを認めてもらいたいというのは当然の欲だと感じる。 だからこっそり(こっそりになってないかもしれないけど)心の中でライバルに設定させてもらってるんです。
けどね、プレゼン後、助手のMさんの研究室を訪ねて話したらわかった。 Mさんと話してて、あたしは悔しがってるのを隠してたんだけど、すぐばれてしまった。 「ほんとは悔しいんでしょ?」 図星。 「けどね、あの子も前回ずいぶん悔しがってたよ。だから今回頑張ったんだよね。」 あ、そうなんだ・・・。そっか。そっかぁ。 「実はさ、惜しいと酷評なんだよ。今日きみが言われたみたいにあの子も前回言われてたからね。」 ・・・そうだったかもしれない。てゆうか私惜しかったの?
少し嬉しくなりました。 惜しかったと言われたことももちろん嬉しかったけど。なんか別のことが嬉しかった。 んで、よくよく考えてみるとその子は今回めちゃめちゃ頑張っていた。 全然寝てなかったし。ずっと考えていたし。ひたすらスケッチを描いてたし。 才能とかではなく、成功の裏にはやっぱ努力がある! 努力することで才能も生まれるし、センスもアップしていくんだ!
なんだか俄然やる気がわいてきて、「次は絶対負けたくない!頑張ります!」と言ったらMさんが笑ってた。その意気だよと言ってくれたので頑張りたい。
夏休み、まずは集合住宅をやりなおして、住宅もちょっと修正する。 パソコンで図面を書けるようになって、どっちもポートフォリオに載せられるように精度を上げる。そして、近代の建築を勉強する! やる気満々です。頑張るぞ〜! 次のステップを早く踏めるように。
久しぶりにマウスを使ったらなんだかクリックに対応しきれていない。 いつからこんな鈍い子になったのか。 マウスの名前は・・・わかる人にはわかるはず。定番だからね。(笑)
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さてさて。久しぶりの日記です。
集合住宅のプレゼンまでもうあと一週間。(で終わらせたいと私は思っている。) で、思ったんだけど・・・。 私ってこないだどんな風にプレゼンしてたっけ!? 思い出せない。緊張しすぎて胃がめちゃめちゃ痛かったことしか覚えていません。 ある人によると、へらへらしていたそうですが。(T_T) ・・・今回はへらへらせずにやりたいところ。 どうすれば良いか考えてみた。
プランを考えるとき、あたしの場合どうしても譲れない自分の主張というものにかけていることが多い。 先生とかに「こうしたらいいんじゃない?」と言われたら「あ、そうですね」とわりと簡単に納得してそのままそれを実行してしまったりする。 けどそれってどうなの!? もしかして、ダメなんじゃ・・・。 と、いうことを4年生の先輩と話していて今日やっと気づいた。 なんか、もっと、自分のやりたいことを明確に考えなければならない! そうすればもしかしたらプレゼンもはっきりちゃんと喋れるのかも。
もうひとつ。 「これはここが良いんだよ!」っていう主張をちゃんともつ。 「良いんだよ!」っていうポイントはひとつでも良い。 つまりそれがコンセプトになる。 コンセプトを軸にしてはじめから考えることはたぶん大事。 他の部分は「さりげなく良い」か「まぁ良い」くらいで何もかも良くしようとしない。 あれもこれもって欲張れば絶対に明快な答えは出せないから。
今日は先輩のプレゼンを見ていたのだけど、やっぱり喋れてる人は上手に喋れてる。 ゆっくりはっきり、それでいて角が立たず、わかりやすく。やりたいものです。
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メディアテークについて
先輩たちの課題が、メディアテークだったので私の考えるメディアテークって何か。(即席思考)
私がせんだいメディアテークに行ったときは、建築のことも知らず、伊東豊雄のことも知らず、ただ単に仙台でどこがおもしろそうかってあそこしかなかったから。 思い出してどんなのだったか書いてみる。 入ったときに思ったことと言えば「なんかすごい、柱が」みたいな感じ。 「ガラス張りだなぁ」とかも思ったかもしれない。 てゆうかあたし写真撮ったはずなんだけどあのデータはどこへ行ったんだ。 そして、今思えばあそこにはコンセプトブックやらメディアテーク建築に関する本が売っていたけどあたしは興味が無かったらしい。(もったいない!) なんかすごい柱がいっぱいで、斜めになった赤い柱とかがあった気がする。一階が凄く広くて天井も高くて、インフォメーションと、カフェとショップ(デザインに関する書籍とか)が仕切りなしで入っていた。 入っていたけど空間はまだかなり余りまくっていて、奥の方とかは何に使っていたのか覚えていない。柱は奥の方にあったんだけど周辺には人がいなかった気がする。 ガラス張りで明るいはずなんだけどあんまりその印象はなくて、逆にでかい建物なので真ん中あたりは少し暗いくらいだったかも。 エレベーターがガラス張りで上には図書館フロア、展示フロア(として使われていた)、会議室みたいなのがあったかな。 展示フロアなんかでは、通りに面したほうがかなり広い廊下になっていてデザイナーズっぽいベンチ(なのか?あれは・・・)がありました。気持ちがよい空間だった。 図書館フロアは奥に行くほど静かな感じで閲覧用机とか自習用机があった。良いなと思ったのは奥のそれらのスペースは半階くらい階段を上ったところにあること。これならかなり集中できそうだった。上がれば、天井も低いし、逆に本が置いてあるところの天井は高くなるし。 ただ閲覧室はあんまり広くなかったかな。中央あたりに閲覧用のベンチが弧を描いてあったのを覚えています。
せんだいメディアテークについて覚えているのはそれくらい。
「メディア=情報」だけども、せんだいのものはそこまでハイテクというイメージは無かった。 むしろ地域住民の発表の場と言った感じに使われていて、絵画展とか習字展とかが行われていた。 『メディアテークとはフランス語で「メディアを収める棚」という意味で、新しい公共施設の創造を目的に付けられた名称』らしいから、あの建築は「棚」ということに対してとても明快に答えてるものという感じがする。
じゃあ、「新しい公共施設」ってなんだ? それって、複合施設ということかもしれない。 今回の名古屋の敷地も仙台の場合も、美術館は近くにあるのだけど、メディアテークの位置づけとしてはそれよりもかなり地域に近しい存在で、入っていきやすいものといった感じだろう。だから、建築には透明感がある方がそれを表現しやすいかな。 そして、図書館やギャラリーはそこにたまたま入ってきている要素であるから、そこまで重要というわけではない。ただ、使われ方としてはそれが有効、ということ。 だから空間としてはフレキシブル。 今の私の考えとしては「使用法が限定されない公共の複合施設」。 もしくは「使用法がある程度決まっていても他の使用法も可能な空間の積層」。 でしょうか。
今はまだそれくらいです。 もう一度せんだいメディアテーク見てきたいなぁ。
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