ＡＭ１２時過ぎに・・・「キタ！！！」
そう、陣痛がやってきた。ズシンと鈍く重い痛み。
「陣痛きたみたいだわ」と傍にいた弟に伝えた。
「どうする？だんなさんに電話する？」弟は心配したけど
あたしは「生まれるのはまだまだだし、急いで事故とかしたら
いかんから、連絡せんでええよ」と言った。

ダイくんの時も同様にＡＭ１２時過ぎから陣痛がはじまった。
で、生まれたのがＡＭ５時半くらいだった。
だから「生まれるのは二人目の方が早いっていうから
ＡＭ３時くらいかな？」と思ったのだ。

あたしは傍にいる弟に説明した。
・陣痛はずっと続くものではないということ。
・１分くらいしたら治まってくるということ。
・陣痛の間隔の時間を見ていてほしいこと。

再び陣痛。あたしは「スーーーハーーー」と深呼吸して耐えた。
そして弟に「何分？」とたずねた・・というのを繰り返してた。
数回、看護師さんが内診してくれた。
「７ｃｍくらいかな？まだだね」とか言われた。

陣痛の間の休みは平気だから、テレビ見てたし（笑）
でもその間隔が５分、３分・・・と思ったより早く短くなった。
「いったい、いつになったら来るのよ〜！！」
↑
夫のこと（−−；

ＡＭ１時過ぎて、あたしと弟は見たいテレビ番組があった。
水曜の深夜番組といえば「水曜どうでしょう」←笑
陣痛が来て苦しんでたら、弟が「看護師さん呼ぶ？」と言う。
あたしは治まってきたら「はーー、今のはきつかった！
でももう１回耐えるわ・・・テレビつけていいよ」とか会話してた。

ＡＭ１：２０頃、携帯に電話が。
弟が出て「今、高速降りたって！！」と。
病院は高速降りてすぐの場所なのだ。
「よかったー」と思ったあたしは、「よしよし、じゃ・・・」と
陣痛の時にちょっとイキんでみた。
ダイくんの時のことを思い出し、あたしの場合イキまないと出産が
進まないみたいなのだ。

ほどなく夫が到着。
「大丈夫か？頑張れ！」とか言いながら、あたしの頭を
なでた・・・ような気がした（＾＾；
看護師さんが再び内診してくれた。
「１０ｃｍ！！じゃ、分娩室行こうか。お父さんを待ってたのね」

あたしはベッドから起き上がり、向かいの分娩室へ向かった。
看護師さんが「お父さんは立ち会われますか？」と聞いた。
夫がまごまごしながら「イエ・・」と。
あたしたちの中では「立会いはしない」と決めていた

あたしは「待ってて」そう彼に言って一人分娩室に入った。

分娩台に座って、足を乗せる。
「高さはこれくらいでいい？踏ん張れる？」と看護師さん。
「こっちをもうちょっと上げてください」←普通に会話してるし（笑）
途中にやっぱり陣痛はやってきて、「フーフー」言ってたけど。
点滴をされ、「尿採りますねー」と導尿。
「あら、尿たまってたのね」と言われた。
「あー、しばらくトイレ行ってなかったんで」
・・・また普通に会話してるし（笑）

「尿採ったら、膀胱が邪魔にならんから進むかもよ」とのこと。
やってくる陣痛を「ヒッヒッフー」と何度か逃し、
「じゃ、次の陣痛からイキんでみようか」となった。

キタ！うーーーーーん（＞＜）
息を思いっきり吸って力を入れた。

「はい、息吸って！！」助産師さんが言ってくれる。

「今ので一気にぐるっと回ったわ」←降りてきたの意味。
「先生は呼んだ？」「今呼んだけど・・・」
足元で会話が聞こえた。

再び陣痛、うーーーーーん（＞＜）
「先生、間に合わんわ」って言ってるし（オイ）

いきみながら「アソコがいったーーーい！！」と思いながら
頑張る。そこへ先生がやってきた。
もう出かかってるし（爆）
頭が出る感触。でもなんか詰まっている感じ。
「もうちょっと頑張って！！」と言われて頑張るあたし。

頭が出た！！！でも詰まってる。
「ちょっと力抜いて・・・もう一回力入れて！」
言われるままのあたし。
たぶん、肩がひっかかったんだと思う。
赤ちゃんは引っ張られて、ツルン♪と出た（ようだ）

「はーー、終わった・・・」としばし脱力。

ちょっと間があって「ふぇぇぇーー！！」と産声が聞こえた。
一瞬「あれ？泣かない？」と思ったから「泣いたー」と一安心。
体重「２７９０ｇ」だった。
小さくてびっくりした。この前の検診ではもう３０００ｇある
って言われたから。あれってあてにならないんだねぇ。

時間は１２月１日午前１時４４分だった。
・・・見ていた深夜番組（３０分番組）が終わる前に
出産してしまった・・・超ハイスピード出産だったのね（笑）

その後先生が「胎盤出しますよー」と言った。
感触はわかんなかったけど。
で、陰部はかなり裂けたようだった（ＴＴ）
先生が局所麻酔を打っていく。これが痛い！！！
出産はそりゃもう大変だけど、無我夢中じゃない？
後処置って、冷静になってるからさらに痛いよぉ・・・。

縫うのに結構時間がかかった。
いくら麻酔かけてても痛い部分もあったし（ＴＴ）
驚いたのは先生が「上の方もだなぁ」と言ったこと。
裂けたのは肛門側だけじゃなかったのねぇ。なんてこったい。

先生が去り、あたしは傍にいた看護師さんに聞いた。
「けっこう切れました？（裂けました？の意味）」
すると、うなずきながら苦笑する看護師さん・・・がふっ。

赤ちゃんを抱っこさせてもらって写真をパチリ。
これはダイくんの時と一緒。
ただ、どうもオデコのところでひっかかったらしく
オデコが白っぽく変色していた。かわいそうに。

その頃、分娩室の外には弟と夫の他に、母親とダイくんと
もう一人の弟が来ていた。
分娩室には１人ずつ入るように、と言われたので
あたしの処置が終わったら夫が入ってきた。
赤ちゃんは保育器の中。しばらくは保育器の中に入れるんだって。
真冬の今は暖かい保育器がいいのね・・・
赤ちゃんの手を触ってみるとちょっと冷たかった。

夫は「頑張ったな」とか言ってた・・と思う（＾＾；
しばらくして看護師さんがいなくなったら、「一人ずつ」なんて
言われてたけど、みんなが分娩室に入ってきたし（笑）

赤ちゃんは「乳くれー！」とばかりに首を振って口を動かしてた。
すごい・・・もう食欲があるんだー（笑）
ダイくんはそんなことなかったのになぁ。

１時間くらいしたら看護師さんが迎えにきた。
「今、個室が空いてないからとりあえず陣痛室に戻ってください」と
言われて、あたしは移動用ベッドに横たわり、さっきまでいた
陣痛室に戻った。
ダイくんがベッドで寝てたけど・・・。

母親はダイくんを連れて、弟たちも帰宅。
夫だけがあたしの傍に残った。この時はもうＡＭ３時過ぎ。
出張続きだし、急いでかけつけたのとで疲れている夫。
傍のソファで横になって夫は寝た。

あたしも寝たかったんだけど、出産直後から「後陣痛」が（ＴＴ）
もうめっちゃ痛くて寝るどころじゃなかったよぉ（＞＜）
出産も痛いけど、産後も痛い。
あぁ・・・女って大変だわ。。