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メロディの無い詩集        by  MeLONSWiNG


メロディの無い詩集        by  MeLONSWiNG
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鉛の珈琲 2006年02月09日(木)


鉛の珈琲飲み干して
身体を重くしたなら
さあ
背中の傷を隠すように
飛び降りろ
あの鉄橋の真横に

鉛の珈琲飲み干して
身体を重くしたなら
さあ
腹に溜まった言葉など
ぶちまけろ
あの鉄橋のレールに

走れ走れ
重い足取りで
誰もがあざ笑う
あの塔によじ登り

見下ろせ
やがて地平から
大きな津波が押し寄せる

世界を押し流す
それを見ているのだ
世界を押し流す
それを見ているのだ



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