2010年09月29日(水) |
『小説書きさんを問い詰めるバトン』です |
久々に書いてみます。
1:小説を書く際、資料などは使いますか? 何を使いますか? (例:wikipedia、書籍名、etc)
使ったり使わなかったり。でもパソコンの資料が多いかも。 言葉の言い回しが貧相なので昔は好きな本から地道にメモったりしてました。
2:プロットやフローなどは用意しますか?用意するとしたら、どのように立てていますか?(例:メモ書き、StorYBook、etc)
昔はWord。 その次はTeraPad その後ストーリーエディタ。 最近はEMエディタだけど、また戻そうかなあ。
とにかく思いついた言葉を殴り書き。私の文章はほとんど思いつきです。 ……これじゃだめなのはわかってます。ええ(涙)。
3:小説を、どこかに投稿したことはありますか?
まったくもってなし。というよりも完結できてないし。
4:あなたの小説(文章)が一番影響を受けている作家さんを一人挙げるとしたら、どなただと思いますか?
最近は読んでないからなあ。 冴木忍さんとか(初期)読んでました。文章というよりも、主人公が不幸設定なのはここら辺からきてるのかも(失礼な)。
5:あなたの書いた小説に今まで登場した中で、一番好きな情景描写の言い回しを一つ、見せてください。(ネタバレしそうな部分は伏字などで構いません)
目を開けると、そこは真っ白な雪景色だった。 「…………」 見渡す限りの白。それ以外何も見えない。 「もう何がおこっても驚かないぞ。どっからでもかかってこい!」 誰にともなくつぶやきながら雪原を歩く。 でも今回は何もおこらなかった。 どれだけ歩いても景色は変わらない。雪……のわりには寒くもなんともないし。ただ――寂しい。 哀しい。何かが足りない。そんな気がした。 おかしい。いつもなら何かがおこってもおかしくないはずなのに。何かが襲ってくる気配もまったくない。 まさか、これって本当に夢……?
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はい。全然情景描写じゃないよ(涙)。 今後の課題。いかに風景というか情景をわかりやすく書くか。……できるかなあ(涙)。
6:あなたの書いた小説に今まで登場した中で、一番好きな心理描写の言い回しを一つ、見せてください。(ネタバレしそうな部分は伏字などで構いません)
もしかしたら。 本当にもしかしたらだけど。 時の城で目にした雪の砂漠。あの雪は、アルそのものだったのかもしれない。 静かに、ただ静かに降り積もる雪。 哀しみも、優しさも痛みも。全て覆いつくしていく。誰に知られることもなく屑々(せつせつ)と。 だとしたら、これほど聖職者にふさわしい奴はいないのかもしれない。 全ての感情を、笑顔ひとつで覆い隠す男。 この五年の間、こいつはどんな気持ちで時をさ迷っていたんだろう。 この五年の間、こいつはどんな気持ちで俺達を待ちわびたんだろう。 五年たって。こいつはどんな気持ちで俺と話をしていたんだろう。
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EG10−15より。師匠と弟子の関連性かと思われ。 あともう一つ迷ったのがこっち。
興味本位でのぞくんじゃなかった。 見なければ、こんなに胸は痛まなかった。 興味本位でのぞくんじゃなかった。 見なければ、自分の気持ちに気づくことはなかったのに。 わかっていた。わかっていたはずだったけど、やっぱイタかった。 バカだよな。今の今になって気づくなんて。 オレ、○○のこと――
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EG5−4より。本当は合間にちょっと会話云々がはさまります。EVER GREENはファンタジーですが、微妙にらぶ要素もありました。 相手が告白しているのを聞いて、ようやく自分の気持ちに気づく。なかなかせつないっちゃせつない。
7:あなたの書いた小説に今まで登場した中で、好きな台詞を三つ、見せてください。(ネタバレしそうな部分は伏字などで構いません)
「知ってた? オレ、男なんだ」 某苦労人。自暴自棄になってたときに女の子に向けたセリフ。実際とんでもないことやらかしてます。 へたれてても腐ってもこいつは男でした。
「もし、あのままだったら」 それはつぶやき。 「『高校生』ってやつをやってたら、どうなってたのかな」 オレとセイルにしか聞こえない、二人にしかわからない未来予想図。 少しだけ考えて言葉を返す。 「文化祭あったんだ」 「へぇ。学校のお祭りってやつだよね。どんなことするの?」 「クレープ作った。カレー味」 「ああ。君の得意料理か。ぜひ食べてみたかったなぁ」 学校の話、身近でおこった話。暗殺者は一つ一つに一喜一憂し、時には腹をかかえて笑った。 「三学期になったら修学旅行がある」 「旅行?」 「雪国でスキー三昧。それしかすることがない」 「『すきー』って何?」 「雪の上を細長い板を使ってすべるんだ。運動神経いいからお前絶対モテるぞ」 「いいね。それ。連れてってよ」 「ただし同学年じゃないと参加できない。お前じゃ無理」 「そこはほら。昇の力で」 「どんな力だ!」 売り言葉に買い言葉。あまりにもくだらない内容に二人どちらともなく笑いあう。もし同じ世界の住人だったら、間違いなく友達になれたんだろう。 ひとしきり笑い終えて、青の瞳を見据える。 「それも、冗談?」 「そう。冗談」 それはあまりにも悲しい冗談、だった。
EG9−4ここはセリフというより全部のシーンが好きかも。 苦労人VS暗殺者。
「『げーむ』という遊びのしすぎだろ。気にしなくていい」 首をかしげた坂井に答えたのは楠木(くすのき)高校の制服を着たショウだった。勢いがあったから顔が痛い。けど悪友はまったく気づかずにもう一人の友人と話を進めていく。 「だいたい異世界なんてあるわけないだろ。そんなところから来た人間がいるなら俺が見てみたい」 お前がそれを言うか。 「そうだな。異世界なんてあるわけないよな」 あるからこんなことになってる。 「そうだ。いつの間にか迷い込んだあげく、斜め四十五度の下り坂人生おくる男もいない」 そんな言葉どこで覚えた。 「そだな。急に変な物が見えたり殴られたりする人生なんかないよな」 悪かったな。オレはそんな人生おくってるよ。 「それは……気の毒としか言いようがないな」 誰がどの発言をしているかは想像に任せる。どっちもどっちのような気がするのは気のせいだと信じたい。 「でも昇ならありえそうだよな。知ってた? こいつオレに髪の毛の相談持ちかけるんだぜ? まだ高校生だってのに可愛そうに」 「コウコウセイと髪は関係あるのか?」 「さぁ? でも昇だから」 「ああ。ノボルだからか」 そこでなんでオレの方を見る。かつなんでそれで納得する。その哀れむような視線は一体何。
EG7−3より。こっちもひとまとまりで好き。 と言うよりもここ読んだだけで主人公の扱いがはっきりわかります。
8:あなたがこれから小説に書こうとしている台詞で、「今後の見所!」になりそうな意味深台詞を三つ、ここでコソッと教えてはいただけませんか? 最近全然書いていないので(涙)。
9:小説を書く時に、音楽は聞きますか? 聞くとしたら、どんな音楽を聞きますか? あんまり。強いて言えばEGにおいてはHYの降福丸とスキマスイッチの全力少年がなんとなくテーマでした。
10:日々の生活で、「あのキャラならここはこうするだろう」「あのキャラならこれを選ぶだろう」といった妄想が展開されることはありますか?
ロ○シタンのシャンプー(連れさんの頂き物です)を「ハ○防止シャンプー」と言ったら連れさんに怒られました。 あとたまにこれで殴ったらどれくらい耐えられるのかな……とか? どう見ても危ない人だ(汗)。
11:これから小説を書き始めようとしている方に、何かアドバイスがあればどうぞ。 考えるより前に書く。 というよりも続ける。……耳に痛いなあ(涙)。
12:ありがとうございました。 もし良かったら五人くらいにパスしてはいただけませんでしょうか
お暇な方はどうぞもってっちゃってください。
過去日記
2006年09月29日(金) 「EVER GREEN」10−6UP 2004年09月29日(水) 当日 2003年09月29日(月) 「強い」と「強さ」は違う
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