紅い猫の落とす影 生きた記録|夕方|明け方
この場所だけ四角く切り取られて 闇の中に墜ちちゃえばいいのに 輝く色の中で 真っ黒に抜け落ちたこの場所といっしょに 真っ黒に染まっていく僕のこと 誰か気にかけてくれるかな?
「きっと大丈夫だって」 待っていたのは偽善的な言葉のようで 本当は初めから望んでいなかったのかもしれない 「アンタ最悪」 「このままじゃ駄目だよ」 本当は真実が欲しかった 自分が一番解っていて 一番認めたくなかったこと 他人が一番言いにくくて 一番知っていること ありがとう これで少しは前に進めるかもしれない
傀儡
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