騎馬民族

2002年04月30日(火) 【29日】馬よ、進め。魚よ、かかれ。バンビよ、跳ねれ。

馬に乗りに行こうと誘われた。
こっこさんは乗馬をする人であーる。
馬になど触ったことはおろか乗ったことなど無い私。


こっこさん:大丈夫、大丈夫〜

普通に誰かが引いてくれて乗るだろうと思っていた。
申し込みの時にコッコさんは係員に言った。

係員:経験はどの位ですか?
こっこ:二人とも10回位、乗ったことありますぅ♪
係員:じゃぁ、大丈夫ですね。
こっこ:はい。大丈夫です〜。


うむ。うむ。うむ。
どうやって乗るんだ。コラッ。
どうやって進むんだ。コラッ。
どこが大丈夫なんだ、コルァァァ。

普通のコースじゃ面白く無いから「白樺コース」にしようとコッコさんが言った。
私にしてみたら白樺でも何でも乗ったことが無いので同じだ。

どっちの馬が良い?と聞かれ、黒い大きな馬を選んだ。
名前はボーニーだそうで、私にしてみたらボーニーでもポニーでも大人しくしていてくれたら何でも良い。

よろしく、ボーニー。
本当によろしく(強


コッコ:乗るときは左膝を折ったら係の人が持ち上げてくれるから。
 
    あ。でも落ちたら死んじゃうから気をつけてネ(はぁと

 
     
そう言い残しさっさと自分の選んだ馬に行ってしまうコッコさん。
目の前には係員さん。今更後にはひけねー。

 行け。行け。進めよ。私。

さえ:こんにちは。よろしくお願いします♪

そう言いながらも確実に顔は凍っている10回経験してる筈の者。私。

左膝を折ると係員の人が持ち上げてくれ、一回でヒラリと乗ることができた。

乗れた。乗れた。乗れたぁぁぁぁぁぁ(心でガッツポーズ

幸運でした(涙
3頭が連なって歩く。私は2番目。うむ。うむ。


係員:近づき過ぎると蹴ったりするので、距離を少し空けながらついて来てくださぁい。

....距離ってどうやってあけるの。あけるの。あけるのぉぉぉぉ!!

係員:はい。それでは行きましょう♪

...どうやって行くの。行くの。行くのぉぉぉ!!

テレビで見たまま、足で蹴って見た。
うむ。動かん。

係員:両足で蹴ってみましょうか♪

うむ。両足ですな。ボンッ。

進んだ。進んだ。進んだよぉぉぉぉぉ!!


..ていうか、走り出したらどうやって止めるのでしょうか...。

係員:はい。少し右に寄らせて下さい(はぁと

....右にはどうやって寄らせるのでしょうか。


その内、気持ち良くなったきた。
砂利を踏む蹄の音。
馬に乗ってる目線や高さ。振動。
白樺の中を3頭が歩く音だけが聞こえる。

かっくいい。かっくいい。かっくいぃぃぃぃ。


馬から降りてコッコさんが言った。

さえちゃん、本当に危なかったんだよー。
生きてて良かったネ(はぁと


釣堀をすることにした。釣る魚は「ヤマベ」であーる。
コッコさんは釣堀名人、釣りなど初めての私。
うむ。子供でさえ軽々と釣っているのだ、できない筈はにゃい。

コッコさん:ここの魚、すぐに釣れちゃうから遊んでから釣っていいよ(はぁと

    
まかせておけーい。
コッコさんが針にエサをつけてくれ、それを投げ入れる。

...つ、釣れない....。

普通に釣れない。エサがだんだん無くなって行く。

コッコさん:もう、そろそろ釣っちゃってゴハンにしよう(はぁと

まかせておけーい。

あ。指に針が(涙
自分を釣ってどうする私。

あ。かかった!!!

....水の上の木の葉でふ。

コッコさん:全くもう! バカかしら、この子は(笑)
さえ:だってぇぇ(涙

なんとか釣った4匹のヤマベをサバいてもらい、自分達で焼く。
火がおきてる炭に串に通した魚を刺してしばらく待つ。

タバコでも吸って待ってよう。
いつもやるように火バサミで炭を1個拾い、タバコに火をつける。

ふーぅ。

コッコさん:あら、ワイルドね。さえちゃん。

普通っす。

炭に刺してる魚は私達だけでは無く、皆が共同で使うので自分達がどれだけ大きい魚が釣れたかがあきらかに分かる。
私のは大きいのが1匹と小さいのが3匹♪

隣りに大人しそうなおじさんと小さな女の子を連れた親子が魚を刺しに来た。
なんとも自分が釣った魚2匹に満足そうな顔をしていた。炭に刺すのが終わり周りの魚に眼が行く余裕が出てきたらしいおじさんは一言言った。


おじさん:うちの魚、ちっちゃいな...


はい。ちいさいです。
明かにそれはそれは小さくて、私のとった小さな魚よりも小さくて炭を囲っていた皆の涙を誘いました。

やっと魚が焼けたのでビールを飲んで魚を食べて帰って来た。
川の魚は泥くさいと言うけれど、そんなことも無くて美味しかったよ。

そう、そう。
たくさんの山菜のお土産を持って札幌まで帰る最中に、バンビを4匹と親鹿を見たよ。きっとこれも誰かの家で飼われてるんだろうなぁと思って草を食んでる5匹を見てたら山の上に逃げて行った。

白いお尻がピョンピョンしながら消えてく姿が超可愛かった。

...って言うか、さすがにここら辺で鹿を飼ってる人は居ないみたいで野性のバンビだったみたいです。

だってダチョウを飼ってる人が居るくらいだもの。そう思うのも当たり前っす。
それよりなにより北海道最高。今年の夏は北海道を周ったる。



2002年04月29日(月) 【4月28日】おじさんの粋な花見

【4月28日】
ふかふかの布団で目覚めた私は朝からマメちゃんと神社まで散歩に出かけた。
おじさんは昨日飲んだお酒で二日酔いだと言い、それでも私が起きた時にはすでに山へ行っていて姿が見えなかった。
午後から山菜採りに行くことになり、日焼け止めをたっぷり塗って帽子を被り借りた長靴を履いて準備オーケー。
長靴を履くのが久し振りでちょっと恥ずかしかった私は車に乗るまで、ブーツのようにジーンズの裾を出して履いてみた。

ミトさん:履き方間違ってるよ?(不思議

はい。すんません...。
恰好つけたがりなんでチュ。

こっこさんを迎えに行った。
私がおばさんに借りた帽子はお洒落な可愛い帽子で、それを見たこっこさん「おかーさーん。私にも洒落た帽子ぃぃ。」と玄関を走って戻って行った。
なんて可愛い人なんだろう。と追いかけて見に行った私の眼に映ったのは、おじさんの赤い野球帽を手に持ったこっこさん。「こんなのいやだぁぁ。」と言いながら被っている姿。その姿が凄く可愛いくて面白かった。

山に車で登る。どんどんどんどん登る。
上に登って行くにしたがって、遠くにある雪山と同じくらいの高さになって行く。

おじさん:お前達3人に仕事がある。

道は車1台しか通れないクネクネ道で、上から崩れてきて石が所々をふさいでいるのでその石を蹴ってどけるのだ。ますます楽しくなってきた。
石をどけながら前に進んで行くこと、山に登ることなんてあっただろうか(笑)

おじさんから山での法則をたくさん学んだ。
それは法則というよりもおじさんの山で積んできた体験。

ウドは崖の途中になっているから、そこまで降りて採る。
カッターを支給されたので採りかたを教えてもらう。
ウドってこういう風になってるんだー。
土を掘って赤い根の近くで切る。

ウドは捨てる所が無い。
ウドの葉は天ぷらにすると凄く美味しいし、白いところは酢味噌で食べる。
超美味い。


「こごみ」というゼンマイに似た山菜はゼンマイのようにクルクルとした形で伸びてくる。で、10本あったら、短いこごみを5本だけを採る。
そうしたらまた生えてくるそうだ。
こごみのおひたし最高。
豚肉とこごみの煮付けも超美味しい。


そして天下の「たらんぼ」
たらんぼはトゲトゲの木で、トゲトゲの先端に1個だけしか生えないから凄く貴重。
たらんぼは背の高い木なので専用の手袋を履いて寄せてタランボを採る。
その後に幹を斜めに切るのだ。そうしたらまた生えてくるのだと言う。
たらんぼの天ぷらに惚れた。

フキもたくさんあったけれど、フキの本当に美味しい場所はソトブキと言って説明はできないけどソトについてる部分。そこが美味しいのだ。
でも、まだ季節が少し早いので探すのが難しい。

おじさんが一人で行くときはもっと崖だったりするのだけれど今回は私達の為に危険な場所は避けてくれたらしい。
2.3時間も居ただろうか。帰るときになって水溜りを覗いたらオタマジャクシが泳いでいた。久し振りにオタマジャクシを見たのですくいあげてジックリ見てきた。

うーむ。何年ぶりだろう、おたまじゃくしに触るのって。
もう嬉しくてしょうがない。

大サンショウオのタマゴもあった。
昔からそういうのが大好きな私は持ち上げて見たりして、ミトさんやこっこさんに「よく触れるねぇ。」とビックリされた。

1度山を降りてからおじさんが水芭蕉が一面に咲いてる場所へ連れて行ってくれる。と車をまた走らせてくれた。
その場所に着く頃には夕方になってしまうので、急いで行かなくては行けなかったので車を飛ばしてくれた。

おじさん:ここに俺よりも背の高い鳥がいるんだぞ。
さ&みと:背の高い鳥?

ふとその家にさしかかった。

    ....ダチョウだぁぁぁぁぁぁ!!!

ダチョウを飼ってるなんてさすがです。しかも2頭(匹?)

水芭蕉は白い花、湿地の多い所に咲いている花でおじさんは何度も「感動するぞー。」と言っていた。

車は占冠の方まで行き、またどんどんどんどん山の上へ上がって行った。
そして「後3キロ」位になった時、私達の眼に映ったのは「道が半分崩れて行けない道だった。
去年の水害で土砂崩れになったそようで、ここから先はどう考えても通れないし、歩いて行くにしては遅すぎる。

諦めるしか無くて皆でガッカリしながら車を降りて来たのだけれど、私が一番残念だったのはおじさんが私達に本当に見せたかったんだろうなぁという所から、おじさんが何度も残念そうに言う姿だった。
水芭蕉が見れないことはおじさんがどうしても見せたかったもので、その気持ちが叶わなかったのが凄く残念だった。

その帰り道に偶然、水芭蕉が20〜30咲いてる所を見つけた。
私とミトさんはそこに長靴で埋まったりしながら見たり写真を撮ったりした。
私にしたら十分に綺麗だったのだけれどおじさんは「あそこはこんなもんじゃねぇ。一面全部がこれなんだ。」とやっぱり悔しそうで、おじさんの気持ちがなんだか凄くあったかく伝わってきたし自然のモノを見るということは私達の都合通りに本当に進まない。ということだった。

【おじさんと桜のビール】
帰って来てからジンギスカンをした。
昨日のようにビールをコップに注いでくれたおじさんがしてくれたこと。

まだ泡の立つコップの中に桜を一つ浮かべてくれた。
綺麗だった。感動した。
こんな粋なことをしてくれたおじさんは本当に最高かっこいい。

変なドキドキがした。
おじさんにドキドキしたのでは無くて、こんなステキで粋なことをさりげなくできちゃうおじさんの繊細な心とか、ただのビールが一気に飲むのも勿体無いものになったこと。

少し照れくさかった私達は、おばさんはおじさんのこういう所にコロッと行ったんんだ。等ととキャーキャーとはやしたてて喜んだ。


ビールの中に桜の花が咲いた。
その桜の中にはおじさんの暖かい心がありました。



2002年04月28日(日) 【4月27日】満月とビンビール

夕方にミトさんの実家に着いた。

10分で周れるんだよ。と言ったミトさんの町は
実際には車で10分かからないで終わってしまう町だった。
予想を上回っていたけれど、最後の29日までずっとずっとスゴイことだらけだった。

ミトさんの実家の裏庭に行くとおじさんが作った階段があって、そこを降りると涌き水が流れている。
その涌き水で山ワサビを育てていて、もう「10歩」降りると大きな沙流川が流れている。
向こう岸に馬の親子が草を食んでいてその向こうには神社がある。その神社までも歩いて5分。

茶の間から馬の親子が見えるのだから、その近さが分かるであろう。

マメという可愛い犬をミトさん家で飼っている。
着いて1時間後にはマメちゃんとミトさんと散歩に行き
ミトさんの家もすっかり見える神社に行ってお参りをした。

その神社にあるジャングルジムの上に座るのが私のお気に入りになった。

ジャングルジムの上から見る景色はそれはそれは最高で青い空と春の山。
ミトさんの家、大きな沙流川と馬の親子。
左を向いては空があり、右を向けば雪の残る日高山脈が見え
真中を見ると大きな川が流れているのだから
目に映る全てが1枚の絵のようで、2泊3日の朝と夕方は
マメちゃんの散歩に張り切って出かけた。

その風景の中に何度か人や車が映ったけれど
殆ど誰にも会わなかったし、車で移動して人を見かけても
後姿を見ただけで「○○さんだ。」等と分かるくらいで、
迷子になったら「ヤスさんの家はどこですか。」と聞きなさいと
言われていた。

マメちゃんと仲良しになれたのも幸運なことで
マメちゃんは余り人になつかないらしいけれど
毎日1時間は散歩に出かけ、ジャングルジムや沙流川、芝生の上に座り
夕焼けに染まる山と空、神社の大きな桜を見ていた。

景色全部が私のモノのような時間。
時間の流れが無いようでこんなステキな花見ができたことを
本当に宝物に思う。

おじさんのアトリエがある。
外に専用の台所があり、マキが積まれている。

晩御飯になり「飲めるんだろ?」と
ビンビール2本を両手にかざすおじさん。
「はい(笑)」と言うと満足そうなおじさんは
採って来た山菜の天ぷらやおひたしを食べさせたくてしょうがない。
「早くしろ。」とおばさんを急かし「ウドの葉も揚げろ。」とおばさんを
急かす。
「身体は1個しか無いんだよ。」と言いながらおばさんもたくさん作ってくれる。

それをミトさんと私で美味しい、美味しいと食べ
全部がおじさんの採って来た山菜であること、
明日には私も一緒に山菜を採りに行くことにワクワクした。

ミトさんの親友のコッコさんも遊びに来た。
コッコさんと私、そしておじさんはビンビールと焼酎を散々飲み
おじさんは私達を1件だけあるスナックに連れていってくれた。
スナックは歩いて3分の所で、余りの近さに笑ったし
楽しい気持ちでいぱいだった。

スナックに一人いたお客さんもやっぱり町の人だから
私達はビールを飲みながら歌を歌った。

おじさんは滅多に歌を歌わない人らしい。
そのおじさんがマイクを握って本当にちっさいステージに立った。

嬉しいと喜ぶミトさんはシラフだし、そういうキャラの私とコッコさんは
抱き合って踊り出した。
コッコさんと私はおじさんの真横で抱き合いながらクルクルと笑いながら踊った。
歌を歌ってるおじさんが全く私とコッコさんを見てくれないのを良いことに
もっと真横でクルクル回り面白くてしょうがなかった。

歌が終わった後、おじさんがそのままアカペラで歌いはじめた。
その曲は2番まであり、ミトさんも初めて聞く曲だと言っていたけれど
スナックのママは昔大流行した曲で、ヤスさんは滅多にこの曲を歌わないし久し振りに聞いたと驚いていた。

お店に居た私たちは手拍子をしながらその曲を最後まで聞いたけれど
おじさんの飾らなくてあったかい歌と、力強い声、娘が帰ってきたことの嬉しさや
美味しいお酒になったのかなぁとか、昔を思い出してくれたのかなぁと思ったらなんだか嬉しくてちょっとだけ泣きそうになった。

2時間くらい居て外に出た私達はさっきよりも嬉しかったし楽しくて
そのままおじさんのアトリエに行った。
おじさんのアトリエにもビンビールがあり、マキストーブに当たりながら
ビールを飲んだ。
マキストーブも肌が焼けそうにあっつくなってきたので
満月を見に行こうとビールを持って外に出ようとしたら、コップが無いので
一人ひとビンを持ちビンビールのまま外を歩いた。


コッコさん:さえちゃん、見てご覧! 月がこんなに綺麗じゃないかぁぁぁ
      
ビールを持ちながら月を指差すコッコさん。

さえ:本当だ。今日は月が綺麗だよ。...おとっつぁん。
  
       おとっっつぁぁぁぁぁん!

膝をついてコッコさんの腰にすがり月に手を伸ばす私。
おっかしくてまた笑っていた。

次の日に話を聞けば、隣りの人の裏庭でやっていたらしく
ミトさんの家の裏庭だとばかり思っていたので、思い出すとまた面白かった。
そんな感じでコッコさんをミトさんの運転で送りに行き
今度はミトさんと二人でいろんな話をした。
なんの話をしたか忘れたけれど、私はテーブルの上にあった
山菜や天ぷらをビールを飲みながらもりもり食べた。

二人でフトンをひいて話をしていたら、おやすみという間も無く
コテッと寝てしまった私にミトさんはビックリしたらしい。
私はフカフカのフトンで幸せな気持ちを感じる間も無く
次の日に起こるであろうワクワクなことを考える間も無く
眠りに落ちた。



2002年04月27日(土) 神の領域

私の足りない言葉では
この3日で感じたことは表現できなくて。

だから日記に書けないことは
私の心に閉まっておこう。
それがこれからの生き方に繋がれば
きっと何かが起こるであろうしあるだろう。

神の領域にいたのだと
今もなお、感じてることが
私の素直な感想です。

有難う。

全てのものに感謝の言葉と私の愛を。



2002年04月26日(金) サルの山菜採り

今年は山に登ると言った。
あぁ。確かに言ったさ、つい2.3日前に。

...登って来ます。明日。

うーむ。
話せば長いので省略。

みとさんの実家に行くことになった。
実家は田舎だと聞いていて、山で山菜やマツタケを採るのが
おじさんの趣味で「山は俺の味方だ。」とおじさんが言ってるそうな。

みとさんを連れて山に登った時は
すんごい崖で細い道。
超怖かったらしく、それを横で見てたおじさんの方が
娘のみとさんを心配してたらしい。
そんなみとさんは、空気は考えられないくらい
凄く凄く美味しかったと言っていた。

いいなぁ。いいなぁ。

そう思っていたら何故か行くことになった。
即決5秒。

2泊3日。
うむ。

さえ:何を持っていけば良いですか?
みと:聞いたら、長靴とジャージとトレーナーだって(笑)

うむ。
さすが山です。
長靴です。トレーナーです。ジャージです。

登ってやる。掘ってやる。採ってやる!


そして最終確認の電話をしてて気がついた。

さえ:ところでミトさんの実家はどこですか?
みと:((爆))


そんな感じでどこに行くのか場所がよくわからないけど
運転手は私。
うむ。まかせなさい。

その後にとくちゃんから電話が来た。

とく:旦那の友達で花見するから
   さえちゃんも来ないかなぁと想って♪


行きません。行きません。
何故なら私は田舎で長靴履いて山菜取ったりするからです。
わくわくしちゃうような明日が来るからです。

山です。山菜です。自然です!

コンビニが11時で終っちゃうような、
お土産は何が良いですかねぇ?と聞いたら
「ケーキ屋が無いから生クリームものが喜ぶよ。」と
言っちゃうような田舎です。

リュックも持ったし、ジャージも持ったし
帽子も持ったし、タイツも持った。靴下もいっぱい。←寒いかと想われ


一番大事な長靴が無がった...。


うーし。
山菜め、待ってろよぉぉぉぉ。
北海道の自然めー。待ってろよー!


北海道の田舎で自然を満喫しにひとっ走りいってきます。
おじさんとおばさんがお客が来るって喜んでるんだって(笑)



2002年04月25日(木) 心の形

形にできない想いを心をじれったく感じながら
ただ此処にいる

言葉にできない心をじれったく想いながら
キーを打つ

そして涙が浮かぶかもしれない
この瞬間

早く過ぎてしまえ
こんな時間はいらないんだ


そう想いながら
ずっとこのままで居たいし
泣きたい気持ちでいっぱいなんだ



2002年04月24日(水) あひる隊長はスゴイんじゃ。

朝から喉が痛い。
しかし、朝からシャワーに入る。
逆療法じゃ。

ずっと喉が痛くてあきらかにカゼなので
薬を飲んで、今日は帰ったら寝てようと思ったら
マキちゃんから遊びに来ませんかと電話が来た。

カゼをユウカに移したら大変だし。と言うと
「全然、大丈夫ですよー。」って。

会社が終わってから、お店屋に入ると
ドラエモンの鯉のぼりがあったのでユウカに買った。
マキちゃんにはビール6缶プレゼンツ。

っていうか、ユウカもカゼ引いてるみたいで
ハナミズたらして笑っていて、面白かった。
可愛い子ってハナミズ垂らしてても可愛いのね。うむ。
くしゃみするのも可愛いけど、いろんなモノが
私めがけて飛んできた。

お。いい度胸してやがるな、コノヤロー。
超可愛いぞ。

前に私がプレゼンツした「あひる隊長」を最近
お風呂にいれて遊ぼうとしたら、
なんと、あひる隊長は足を動かすだけでは無くて
口から水を発射するらしい。
マキちゃんとヒロ君が大喜びしてるんだって。

当たり前じゃ。
あひる隊長はスゴイんじゃ。

マキちゃんがカレーを作ってくれた。
サラダも作ってくれた。
いっつも作ってくれて、しかも美味しい。
昨日のお昼もカレーだったけど、やっぱり
カレーは何回食べても美味しいしダイスキ。

マキちゃんとドラマを少し見た。
義理の姉妹もだんだん良い感じになってきたと思われ。
今度、一緒に温泉行こうと約束して帰って来る。

ちぅか、明日家に遊びに来るって言ってたなー。
ユウカの写真を貰った。
手帳に挟んでるんだ。ユウカとノブ君の写真。
かわいっしょ?

っていうか、家に帰ったら鍋があったので蓋を開けたら
カレーだった。
うむ。

ちょっと食べた。


写るんですカメラ5台がある。
フイルムの現像しないとなぁ。

1.今年の成人式
2.鍋パー&カラオケ
3.元気ちゃん開花記念撮影
4.結婚式・ヨサコイ

うーむ。どれも捨てがたいけど、やっぱり4ヶ月も経ってしまった成人式からか。

夜中にふと起きた。
閉鎖したHPを覗いたら寂しくなって自分の好きなMIDをつけた。
そうしたら閉鎖してないような感じになったので文字も書いた。

こうやって少しずつ進化していくのかな。私のHP。
MIDが鳴ると少し寂しくなくなった。
MIDを聴きながら朝まで眠った。




2002年04月23日(火) 洞窟には

朝起きて、また露天風呂。
うーむ。
夜の露天も最高だけど朝の露天もやっぱり最高。
しかも山だから寒い寒い。
うん。いいねぇ。

朝ゴハンには「春を召し上がって下さい」等と
味噌汁に「サクラの花」が。

うむ。召し上がったぞ。

チェックアウトして歩いて3分の
「カッパ大王」の所へ願いごとをしに行った。

子カッパの頭にヒシャクでお湯を入れて
「ウン・ソウ・カッパ。ソウナなんたら」と3回呪文を唱えて
お願いごとをする。
十分にウサンくさい。
でも願い事した。フフフフ<怖い

そう言えば、皆に「昨日流れ星を見た。」って言ったら
「願い事したかい? 「金」「金」「金」って3回。」と言われた。
ロマンのかけらも無いことに笑った。

足だけつける足湯につかった。
15分から20分つけるといいんだって。

ここで皆が気がついた。
誰も時計を持ってないので時間がわからない。
なんとも優雅な6人です。
とりあえず適当に入り足を真っ赤にして終了。
身体までポカポカして気持ち良かった。

横に神社があってウサンくさいオミクジを引いた。
音楽入りで巫女がオミクジを運んできてくれるのだ。
家に欲しいと思った。

その奥にどう見てもウサンくさいドアがあった。
覗いたら暗くて狭くて寒い風が吹いてきた。
120メートルの洞窟で33体の仏様が居ると書いていた。

6人で300円と無人の箱に入れて入った。

中は本当に狭くて冷たいコンクリートの壁、上からお水が
滴り落ちてきている一本道の洞窟。
外のポカポカな陽射しとは全くの無縁だった。

小さな仏様が2m間隔くらいに祭られていて
ロウソクやお水がおいてあるけど、風で消えてるのもあった。
なかには、泥みたいので顔が無くなってる仏様もいたけれど
一つずつに仏様の名前と言葉が書いてあった。

3人ずつペアになって言葉を誰と言わず読み始めて
読んだ後に手をあわせていった。

「木の葉一枚でも感謝します。」という仏様
「生きたいと願えば長生きをさせてくれる。」という仏様
「人の見えない所で皆を支えてくれてる。」という仏様

33体にお参りをした後、表に出て木陰に座って
タバコを吸った。
木の葉があった。

スゴイなぁ。
木の葉1枚に感謝できる仏さんになりたいなぁと思った。

今度はあの鍋をした子供達を連れてこよう。
今度はあの人とこの人とこよう。
こんな一時があれば、自分はもちろんのこと
一人一人の心がどんな形であれ、洗われたようになり
何かが変わって行くだろうなぁと思った。

今度は定山渓ダムに行くことにした。
適当ドライブ。ポカポカ陽射し。

草むらに二人の男の人が居た。
北海道ではよく見られる「検問」だけれど
草むらにいるから面白い。
久し振りに見たので嬉しかったくらいだ。
対向車も警察だよ。と合図してくれる。
春だなー。

っていうか、いつも思ってたんだけど
あんな感じでスピード違反者を捕まえることはできるのでしょうか。
ただただ、ルームミラーでちっちゃくなってくオマワリさんが
可愛いく見えた。


定山渓ダムに行った。
広くて大きい道をクネクネ走り、青い空しか無い道を走るのは
これから始まる短い春と夏に何をしてやろうかと
私のやんちぇ心に火をつける。

雪山の残る山をバックに写真、写真。

そのまま市内に戻ろうとしたけど
やっぱ桜でしょー♪

丸山公園という大きな公園がある。
そこで花見。
七分咲きの花もあったけど、満開でふうわりと咲いてる
サクラは本当にキレイで、昨日出発の時に詰めてもらっていたグレープフルーツを食べた。美味しかったぁ。

ふうわり綺麗なサクラをバックに写真、写真。

そのまま最後はカレーを食べに。
ちっちゃいカレー屋なんだけれど、美味しいと有名なカレー屋さん。
6人で入ったらママがビックリして「売りきれ」の紙を外に貼ったくらい。

スペアリブの丸ごと入った辛さ8倍のカレーを食べて
そこで解散。

皆の感想

面白かったねー。
いやー。楽しかったねー。


今年中にすること
1.ルーレットを作って行き当たりばったりのラリーをする。
 (お金が無いのでお金をかけない旅&ドライブ)
2.山へ登る
3.なるべく老若男女関係無くたくさんの人といろんな所へ行く

北海道ばんざーい。なのです。

ちゅーか、札幌バンザイなのか?
ちっちゃ(笑)



2002年04月22日(月) 流れ星と露天風呂

ハゲの元気ちゃんのこと知ってます?
日記にもしつこい位に書いて愛着・執着めちゃめちゃしてた
あの元気ちゃん。

なんと開花しました。
おめでとー。ありがとー♪
札幌の桜開花宣言と同じ今日開花。
だから記念撮影もしました。
社長室で。もちろん女性3人で写りました。
育ての親っすから。

教訓:一致団結した愛着はスゴイしコワイ。

元気君の開花予想は5月中旬。
でも、元気君GWに咲いちゃいそう。
うーむ。
開花してる最中に記念撮影できるかしら。
それだけが心配。

教訓:諦めるな。
   愛情かければいつかは花咲く時が来るのだ。そうなのだー。

【私信】
元気君と元気ちゃんが居ることを
覚えてくれてて有難う。
覚えててくれてるんだ。って凄くビックリして
それ以上に凄く嬉しかった♪

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前日位からのカゼもなんのその。
今日は女6人で温泉なのだ。

17時に会社を出て17時10分に待ち合わせ。
18時45分には温泉に着いた。

老舗だと言っていた定山渓の旅館。
料理ウマー。
仲居さんの対応サイコー。

あまりに喜びを表に出しすぎて
「お客様はどちらからいらっしゃったのですか?」
「札幌です。」

..っていうか、定山渓って札幌なんです。
市内に泊って、こんなに喜んでるのって面白いと
また笑った。


お客さん来てないのか、誰も来ないし誰にも会わない。
平日だからなのか、老舗だからなのかなんなのか。

皆はさんまとキムタクのドラマを見ているそうだ。
露天風呂に一人で行くことにした。
露天ダイスキなんだー。

本当にちっちゃい露天風呂。

そこから見えるもの

【下】 スゴイ勢いで流れる大きな川の水。
【眼の高さ】 何十もの大きい鯉のぼり。
【少し向こう】雪の残った山
【上】 澄みきった月と星。

さいこーっす。

ニャー。
忍び足でネコが露天の淵を歩いてきた。

「ありゃ。こんにちわ。どっから来たの? んぅ?」

しばらくにらめっこ。
さいこーっす。

...ヒュンッ。

流れ星!!

さいこーっす。さいこーっす。さいこーっすー


こうして一人で2時間入っていた私は
従業員と共に「溺れているのでは無いか。」と
友達に調べにこられる始末。
「こちらにいらっしゃいました。」って言われました。
アハハハ。

いらっしゃいましたです。


..っていうか、初めて、この6人で旅行した。

でもって溺れても看護婦さん3人居るから
誰か助けてくれるでしょー。

あ。
でも仕事以外は仕事しないなどと言ってたなぁ。
面白いっす。サバサバしてて。



2002年04月21日(日) 薬とカップラーメン

ふふふ。寝坊した。
結婚式。ニャハハハハ。


具合が悪くて薬を貰った。
薬を飲むことは殆ど無いし
頭が痛くなることも無いから
本当にキツかった。

でも、薬を貰って少ししたら効いた。
うーむ。薬ってすごい。
栄養ドリンクも飲んだ。
漢方の二日酔い止めも飲んだ。

もー、なんでも良いから
最後までモッテクレ私の身体。と思ったら
3次会まで行った。

最後まできちんとできただろか。
皆、楽しんでくれたかなぁ。

いいさ。
私は疲れた。


だから親友の家に着いたら
カップラーメンとオニギリ2個を
頬張ったんだ。
...っていうかさ?
結婚式でアイスしか食べて無いよ。

はい。
楽しかったので花丸です。

寝まふ。

風邪引いたみたいです。
根性で治します。
ニャーッ!!!!




2002年04月20日(土) 23の瞳

これからどんなことがあるかなんて
予想がつかないから面白いしワクワクしてる。
だからゲームなんて考えたり司会の台本なんて
考えちゃうけど、実際動物園のような皆には
そんな台本は通用しない。

クソー。聞けぇぇぇぇ(笑)


合計23名。

はぅー。つかれたー。

そんなヒマ無く帰ってきたら親友から
泊りに来いとの電話。

明日の準備なんもして無いんだよねー。
明日の朝に靴取りに行くわ。
なんて言葉は通用しない。

2年前のバリの写真ができたんだって。
遅いっちゅーの。
でも、最高。昨日のことのように思い出した。
だから二人で今度はタヒチに行こうなだんて
言い出しちゃうんだ。

ちゅーか、もう寝るよ?
はぃ?私も寝るよ?

おやすみー。

で、二人でグーグー。
うーむ。老夫婦のような二人だ。



2002年04月19日(金) 一個

明日は中学生から大人までの鍋とカラオケ。
楽しいだろうと企画したは良いけど、つかれたー。
それに明後日の結婚式の発起人。そして踊り。
毛布を送る運動。。。。

運動。。。運動。。。


ゲームの司会。
鍋の手配。
人数のなんたらかんたら。
ヨコサイ。

できるかーっちゅうの。
そんなにできるかーっちゅうのぉぉぉぉぉぉ。


やりまふ。

考えて行動ってできなくて良かった。
考える前に動かねば時が過ぎてく一方。

けれどそこに心が無ければ意味が無い。

今日、謝ることができた。
「私が貴方だったら腹が立ったと思う。
○○君の気持ちがわからない私だったんだなと
思ったら悲しくて。本当にごめんね。」

「俺さ、魚サバけるんだけどサバくかい?」


そうして皆が一個になる。
いろんな個性が集まるけど怖く無い。
やんちぇな奴等だ。ケンカしたらさせとこう。


ところで明後日の結婚式の靴無いんですけど
誰か知りません?

でもって、足に大きい青アザあるの隠れません。
そして足、捻挫しました。

どうにかしてください。
明日までに。



2002年04月18日(木) さっちゃんの魔法の手

17時15分【K】
昨日のあのことはきっと彼のなした事であろうかと
どこかで感じるから彼に手を合わせに行かして貰った。
昨日のおばさんは昨日と同じように暖かく、
ちょっと恥かしかった私はアップルパイを持っていった。

17時30分【M】
卑屈になってる自分が見え隠れする。
余りにも素直に真っ直ぐに二人を心配する彼女に
私は卑屈になっていった。

「私はお祭屋をしたい訳じゃない。」

そんなことを言ったって無駄。
今の私はお祭屋。

自分の今の姿を直視しない自分は
まだ逃げたがりの意気地無し。

19時00分【A/K・S・Y】
窓から可愛い顔が3つ。
初めて対面した三つ子ちゃん。
会うのをずっと楽しみにしていた。

最初の10分はモジモジと。
15分後には...。

何をするのにでも3人一緒だから
嬉しかったのではない。
二人が一人を一人が二人を
3つの命が一つであることが嬉しかった。

だから私は最後に握手をして御礼を言って
また遊んで下さい。なんて言ったんだ。

さっちゃんの魔法の手は可愛いらしかった。
最後まで私の手を両手でしっかりと握っててくれた。
さっちゃんの魔法の手の温もりが
今もまだ残っている。

21時30分【T.K】

卑屈になっていた自分を吐き出した。
あの人はそれを聞くだけで、思ったことを言うだけで
感じたままに返事をしてくれるだけだった。
それが私には自分が戻ってくるようで
卑屈になっていた自分を素直に言えたことが嬉しかった。


1時50分
家に着いた。
もっと素直に生きれたら、きっともっと自分を好きになれるだろう。
素直に謝ろう。素直に気がついたことを
昨日のあの子に言おう。
そして今日卑屈になった理由も彼女に言おう。

素直な貴方が羨ましかったんです、と。


そうやって素直になろう。



2002年04月17日(水) 救いはどこにあるのか

あの子をただ単に甘えさせてただけ。
そんな簡単なことに気がつかなかった。

久しぶりに男同士のケンカを止めに入った。
身体は引きずられるし、思い切り引っ張っても
何をしても引きずられる自分は大きな木を引っ張ってるみたいだった。
んで、転んだ。
転んで、その人も転んで不戦勝。


心の叫びはその人の身体から溢れていた。
力では無い。
その人が求めていたのは、ただの暖かい温もり。

あの子が私の側に寄り添ってくれた。
それだけで涙が出た。

逃げても逃げても追いかけてくる
自分の弱さに向かい会うことは
何よりも苦しい。
自分の弱さを直視しなくてはいけないから。

でも、そこには小さくても確実に
逃げない自分がいる。
確かな自分がいるのだ。

2時間半泣き続けた私は皆を置いて家出した。
徒歩5歩の家。
そこで出会ったおばさん。
部屋に入った瞬間に足がつり、脈まで計られ
何事が起こったか私がオロオロ。
看護婦さん二人に介護して貰った。
情けないよ。さえちゃん。

あまりに泣きじゃくり過ぎて
何かが欠乏したらしい。


人一人に本気に関わっていただろうか。
どこかで逃げてた自分が一番情けない。
私は一体何をしているのだろう。

心底、自分の逃げ腰には呆れる。
かかっていけ。真剣に。

んでもって、暖かい人間になれ。










2002年04月16日(火) 何を答えとするのであろう。

今週末に結婚する二人。
うーむ。うーむ。うぅぅーむ。
大丈夫かいな。。。

ただひたすら、とくちゃんの幸せを願うのみ。

それに相応しく縁になってるという考えをして見ると
きっと見る縁、聞く縁、触れる縁と言う位だから
一緒に考えなくてはいけないことなのだろうし、
人の話として聞くだけでは足りないであろうと思う。


これから結婚する二人と関わり
子供ができた20歳の子に関わり
愛妻を亡くした人に出会い
きっと溝ができるであろう暴言を聞いた時
一切の不安を無くすことは無理であり
誰もが多少なりとも不安や悩み、苦しみを抱えて
毎日を暮らしていることに気がつく。

そして私は?
何を自分自身に問い掛けるのか。

見たまま、聞いたまま、触れたまま。
だけど奥の奥もある。

何を言わんが為に今がある?








2002年04月15日(月) 貴方は私の心の中に生きています。

おじさんの一つ一つの言葉が
私の全てを刺激した。

もう、言わないで。

痛いほど分かった。
形は違うけど、「分かった」のだ。


帰る方向が同じだからと一緒に帰ったおじさん。
2週間前に食道ガンで最愛の奥様を亡くされた。
55歳。早すぎる死。

どんなに会いたくても会えない。
治ってくれるのを心待ちにしていた。
もし、治らなくても散々迷惑かけた分
たくさんお世話をしたいと思っていた。

退院して10日後に亡くなったそうだ。
余命半年といわれていたのに。


何をしてても悲しい。
何もする気力も無い。
写真を見たり、話かけたりしてね。
無理に何かをするんだけれど
それも今はできないようになっちゃってね。

時間が解決してくれると思うけれど
今は何をしてても切ない。

子供も居なかったからねぇ。
二人でケンカしながらも、早く死ね。なんて
言ってた時もあったんですけどね。
まさか、本当になるなんて。。

こんなんだったら、こんな別れなんだと知っていたら
結婚しなければ良かったと、そう思うんです。。


私には頷くことしかできなかったし
涙を流すことしかできなかった。

亡くす。無くす。

私は忘れる為に無くそうとしていた。
でも、違う。
間違ってました。
ごめんなさい。
本当にごめんなさい。

生きている。
生きています。

生きています。


いつでも遊びに来てください。

そう言いながらおじさんは私の車が見えなくなるまで
暗い道に立って見送ってくれた。
だから私は会いに行く。
お父さんと一緒におじさんに会いに行く。

時が流れるお手伝いをさせて欲しいから。





2002年04月14日(日) 稚児行列

未来の自分が小さな時の自分を見てるかのような
錯覚に陥った。

なんて素敵なんだろう。
ただ、子供が並んでるだけ。
その姿に胸が震えた。

泣きそうな胸の中に
小さな時の自分が重なると共に
未来の宝達に感動した。
私も宝を持った子供だったんだなぁ。

ん?
じゃぁ、今も持ってるじゃん。
あは(笑)


身体が異常に疲れてる。
結婚式でヨサコイを踊るため
久しぶりに汗を流した。


ちかれたー

今月・来月はフルに動く月だ。
アフリカに1000枚の毛布を送る。送りたいのだ。

うし。
暖かい毛布、集まるかなぁ♪

数が問題では無い。
思いをどこまではせることができるか。
心はアフリカへ。
身体はできることを。

でも、今は睡眠。

おやすみなさい。
全ての人よ。



2002年04月13日(土) 違う心と知れる感謝

自分がどうしたら良いのか
わからないことがたくさんある。

その中でも自分がありのまま素直になれる
その瞬間を見過ごさないようにしないといけない。

そうでなければ昨日みたいに
何様なんだ。という気持ちが湧きあがるから。

相手の立場に立ちたいと深く思った時に
自分の簡単に出す間違った答えのバカさかげんに胸が痛み
申し訳なかったと頭を垂れる。

もっと素直に。
もっと深く。
もっと...もっと。


皆がいるから私がいて
皆がいるから自分の道を見つけられる広さを貰える

自分がどう歩んで生きたいのか。
一切のモノやコト、全てが私の人生に必要であり
全てが私のエネルギーになる。
それは良し悪しを超えたものだと節に思う。



2002年04月12日(金) 救いを私に求めるな。

泣きたいのはこっちだ。バカ。

待ってろ。
孤独から救ってやる。
私のプライドと交換だ。



2002年04月11日(木) フラッシュ

彼女らしくない仕草と行動におかしくて笑った。

恋してるのに暗いだなんてありえる?
いや。そういう恋もあって良いかも
しれないけど彼女には似合わないっす。

だから、一言。
らしくなーい(笑)

歳の差があるからとか言っちゃって。
ドキドキでわくわくの恋が始まる前に
そんなこと言ってる彼女に笑った。
5つくらいは差にならん。

二人で笑いながらそんな話をできることが
これまた親友。これ最強。

問題はそんなことと違う。

分かち合うことができる痛みと
そうじゃないモノがある。
分かち合えないモノが多いから
彼女の少ない言葉で答えを探し
分かろうと努力する。
そんな関係が好きだ。

話をしながら、自分が見えた。

それはフラッシュのように光るもの。
もう忘れた。
だって、フラッシュだから一瞬だしぃ(笑)

そんなんで良い。
きっと心の奥にあるものは
大事な時に出てくるもので
そんな感じで出てくりゃいい。



2002年04月10日(水) 瞳の奥の暗闇

それでも笑っているあの子が凄いと思った。

それでも笑ってるあの子も凄いと思った。
そんな笑顔と一緒に、恐怖やどうにもならないことや
時には逃げたいことに立ち向かおうとしている
あの子達が凄いと思った。

だから私の身体は動くんだ。

それでも毎日、生きている。


答えはいつもシンプルである筈。
そしてその答えを望んでいる。

出ることのできない暗闇の中に
必ず光りは射している。



2002年04月09日(火) 無数の手

どうか全ての手を握り締める暖かい手を下さい。



2002年04月06日(土) 暖かい眼差し

今日は札幌に帰る日だけど朝から皆でピクニックをすることになった。
姉ちゃんが凄く張り切ってくれて、東京に着いた日に私が美味しい♪と誉めていたサンドイッチをたくさん作ってくれた。
それはベーコンやクリームチーズ、トマトの入ったホットサンドのようなもの。

もう一つは初挑戦だと言って
生クリームとブルーベリージャムのサンドイッチを作ることにしたようだ。

姉ちゃんからの指令で生クリームを混ぜた。
...しかし、この家には混ぜるものが無い。
菜箸一膳で混ぜる生クリームは全然固まらないし、しかも私の混ぜ方は超ノロい。

姉ちゃん:貸して!

そう言って菜箸6本を束ねてスゴイ勢いで混ぜ始めた。

シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカ

....服に飛んでますがな、姉ちゃん。

そんなのに負けない姉ちゃんはスゴイ勢いでもっと混ぜる。

シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカッ

....髪についてますが、姉ちゃん。

シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカッ

姉ちゃん:ほら、これくらいの早さなんだって!
さえ:量が少なくなってるんだけど(笑)

気がつくと姉ちゃんの顔にも飛んでいた。
ギャグですがな。姉ちゃん...。
おっかしくて二人でワザと飛ばしながら遊び心満載で完成。
おかしかったなぁ。

お弁当も持ってビールも持って、車で15分の大宮八幡宮という所に行った。
神社にお参りをして森の中を歩いて公園まで移動。
その間にもハトやニワトリがいて、ノブ君と一緒に「ポッポちゃん、ポッポちゃん。」と戯れた。

公園に着き、ベンチに座って姉ちゃん夫婦を見ているとだんだん面白くなってきた。絵に描いた家族をしているのだ。

ノブ君を抱っこしながらブランコを漕ぐすずりん。
ノブくーん。等と言いながら写真を撮ってる姉ちゃん。

うーむ。
私は一人でニヤニヤと笑っていた。<怖い
そして、すごいなぁと思った。

絵に描いた家族じゃん。

少し遊んでからシートを引いてお弁当を食べた。
サンドイッチの美味しさは姉ちゃんが朝から腕によりをかけてくれたお陰であーる。
ここでも家族3人が家族をしていた。

うーむ。
私も結婚して子供ができたらこうやってピクニックしたいなぁと思った。


ノブ君は大事にされすぎてる傾向がある。
それはノブエの子供、蓮を見て思った。
ノブ君と蓮は同じ歳。ノブエが保育所の先生だから、子供の育て方や関わりに馴れているのだと思うし何事も教えるのが上手だとも思うけれど、親がずっと付き添ってるのもどうかなぁと思った。
少し危ない所へ行くと「危ない、危ない。」と手を繋ぎっぱなしである。
少しは野放しにせんかーい。等と思ったのも事実である。
子供は転んで泣いてなんぼのもんだ。

んで、姉ちゃんに言った。

さえ:ノブくんは過保護すぎるよ。危ない、危ないってさ。
姉ちゃん:そんなのしょうがないじゃん。言ったってわかんないもん(怒

さえ:分かるよ。
姉ちゃん:わかんないよ(怒

さえ:わかんないんだったら教えてやればいいじゃん。
姉ちゃん:言ったってわかんないもん。(怒り&スネモード

人の子育てに文句をつけようとは思わないけれど
他人の子と触合う機会をこうゆう所で作った方が良いんじゃないかなぁと思うし
少しは他の子供に鍛えられた方が良いと思うし。
鼻水たらして走りまわるくらいが丁度良い。

まぁ、いいんですが。
私がその分、ノブ君を鍛えたるし。フフフフフ。(悪魔

そんな姉ちゃんとの会話があり、少しギクシャクするかなーと思ったら
姉ちゃんも受けとってくれたようで少ししたらまた普通に会話をするようになった。

そりゃ、そうだよね。
いきなり来た人に子育てに文句をつけられるんだもん。嫌だよね。
でも私もノブ君、大好きだし。
もちろん姉ちゃん大好きだし。
でも、可愛い、可愛いだけじゃダメだと思うんだ。
ワガママになりそうでさ。

って大きなお世話か。あはは(笑)

でも、やっぱりこの家族は私の理想の夫婦でいつも良いなぁと思う。
それは旦那様と姉ちゃんが二人で築いてきた家庭であるし、こんなに可愛く育っているノブ君がいるのも二人のお陰。
やっぱり尊敬。

すずりんにも今回のお礼をたくさん言って、姉ちゃんにもたくさんお礼を言った。

姉ちゃんは本当によくやってると思う。一人東京で離れて10年になる。
今も寂しい時もあると思うし大変な時もあると思う。
友達に会いたくてもすぐには会えないし、子育てをしながら仕事の遅い旦那様を待つのは本当に寂しかったり大変だと思う。

そんな姉ちゃんを私は尊敬しているし、いつでも駈けつけたいし、元気でいてくれるならなんでも付合ってやりたいと思う。

すずりんも私は大好きだ。
姉ちゃんの気持ちをいつも考えてくれている。
姉ちゃんの強い我を受取れるのも分かるのも包んでくれるのもすずりんだからだと思うし。

そんな3人に羽田まで送ってもらった。
ノブ君も頑張って歩いて1時間10分も電車を乗り継いでかかる距離をずっと起きたまま送ってくれた。

モノレールに乗った。

すずりん:タカエ見てごらん。あれが○○だよ。
姉ちゃん:へぇぇぇ♪ ノブ君見てご覧。あれが○○なんだって(ハァト


....楽しんでやがる。


明かにこの親子は「私を見送る為」では無く「電車に乗るのを」楽しんでいる。

さえ:うわっ。楽しんでるよ(笑) 
   私を送りに来たんじゃないのかしら、この親子は!

姉ちゃん:そうだよ。電車に乗ることあんまり無いから楽しいんだもん(笑
すずりん:いつも車だからねー。こうやって話せる機会ないしねー(笑

へぇ、へぇ。
ご馳走様ですぅーだ(笑)

空港で親子3人の写真まで取らされ、私は帰路に着きました。

お別れもワタワタしていたのだけれど、遠くか姉ちゃんがノブ君を抱っこして
見えなくなるまで手を振っていてくれました。
それが凄く嬉しくて。

飛行機を降りると札幌はやっぱり寒くて、なんだかラーメンが食べたくなりました。
駅の近くにあるラーメン屋に入るとお客が私だけで、ビンビールを頼んで見たり。
つまみにキムチを頼むあたり、おばさんに「好きなんだねぇ。」と言われてもしょうがないっす。

らぁめんを食べて帰るとさえ母の一声が。

さえ母:あらぁ。今までヒロ君とまきちゃんがアンタ帰って来るの待ってたのに。

...おかえりって普通は言うじゃんかぁぁ

どうやらすれ違いだったらしく、兄ちゃん夫婦が待っててくれたらしい。

送り出してくれる人が居て、待っててくれる人がいることが凄く暖かく感じて今もその暖かい皆のことを思い出します。

どこに行っても私は私。
だからまた札幌のこの地で頑張ることができるし、笑顔で居ることができるのだと思います。
GW中にお世話になった皆にはまた手紙やらメールやらお土産やらでお礼をしたいと思ってます。

...が

その後、メールを読むと悲惨なことに...。

「さえちゃん、助けて。」

こんな題名のメールが来てました。
明日からは楽しく激しい戦争です。

うし。行ってきまっす。

...って、GWに戻りたいよー(号泣




2002年04月05日(金) 瞬く星達

17歳のあの子はお父さんが2年前に自殺した。
どんなに辛かったことかは、久しぶりにあった
おばさんの姿で想像ができた。
あの子が私には愛しくてしょうがなかった。

「お母さんは居ないけど私は居ます!」
そんなことを言っちゃう彼女が好き。


少し難しい話かもしれないけれど
きっと良いと思うんだ。と言ったとき、あの子の眼は
真剣になっていた。

私にできることは少ないけれど
できることはさせて貰いたい。

二人は支えあっていた。


久しぶりにあったA君は少し大人になっていた。
17歳になるA君は背丈も伸びて身体の大きくなっていた。
彼は人から離れて行動する。
だけど、本当は人の中に入りたいんだろうなぁと思う。
だって、素直だもん。
ただ、同じ歳の子だときっと構えてしまうんだろうなぁと思った。
まぁ、いいさ。
ゆっくり行こう。

ちぅかお母さん、やっぱり可愛い人だ。

そう、そう。
小さな犬を可愛がるA君は身体から想像できない位に
優しい光りを出していると思うんだ。


同じく17歳になるH君。
甲子園を狙ってると言っていたけど久しぶりに
爽やかな少年に出会ったと思った。
野球をしていると言いながらメガネをかけてる姿は
なんとなく不思議な気がしたけれど、「はい。はい。」と
今時珍しく爽やかで、だから私も嬉しくなったんだ。
8月で引退だと言っていたけど、その時にしか出来ない青春を
してるんだろうなぁと思ったら、私の眼も細まるっちゅうの。
いいねぇ。青春。

******************************************

Nちゃん
お母さんの心配を他所に、元気だねー。

千尋くん
あんたは凄い。
Nちゃんに会いに5日と空けずに
300キロを走ってくるなんて。
うーむ。
仕事しれ。


Cちゃん
言葉使いなおさんと(笑)

Mくん
細かい部分まで気がつける貴方は素敵だと思う。
いい少年だよ。キミは。
保護観察。それこそ若気の至り。
これからだ。


Hさん
若い子と一緒に居るのが好きなんだなぁと思う。
家庭科の先生だけあって、懐かしく教え子を語る姿。
必要以上に喋るのも、道が全くわからなくなるのも
面白い。


Sちゃん
「もう、いい歳になりましたから。」
そう聞いたとき、やべーと思った。
ヤバイ。じゃなくて「ヤベー」と思った。
正直、少し凹んだ。
どうしてかなぁと思ったら、彼女の大人っぽさが
ただ単に羨ましくなったんだ。

大人っぽさは自分が作ればいいんだと思った。
んで解決。
次に私は何を目指して歩いてるのかと考えた。
いつもここで考えさせられる。

言える事はこれしかない。
私は私の道を歩く。


*****************************************

自分にあんな所は無いと言えるものは何も無く
ただ、自分でわからないだけで他人と同じものを
自分は持っているんだ。と聞いた言葉が胸にあるから
きっと皆の気持ちとわかりたいと思えるんだ。

*****************************************


肺がんのTさんが月曜日に退院する。
肺がんは息ができなく、看護婦さん曰く
息ができないことが一番苦しいのだと言う。

息ができるだけで有り難い。


その時まで私は心のままに生きたい。


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