手を伸ばせば届くと思った そこにないと分かった時も 手を伸ばせば届くと思った
全部あきらめたなんて言いながら まるで何もあきらめてない自分は 少し怖い
きっと死ぬまで 下手すると死んでからも あきらめない その貪欲さが怖い
感情の名前は幾つあっても きっと追いつかない
今こうしている時にも 新たな感情がどこかで生まれている気がするんだ
それ以上先へ進む事は出来なかったけど これ以上同じ場所にいる事は出来そうにないけど どんな遠くからでも分かる位に あなたが輝くひとであって欲しい
誇らしく 切ない その光を見て
かつて自分がその欠片を持っていた事を 懐かしく思い出せる日が来ればいい
私には それがいい
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