TALK TO MYSELF IN MIDNIGHT 

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永遠のこちら側

想いを
伝える言葉もなく
黙って
風に包まれるあなたを
見ている

僕は永遠のこちら側
交わらない線上に立っている

誰も愛してなどいない
誰も愛してはならない

あなたを抱きしめることもできずに
暮れてゆく陽を眺め
明けてゆく陽を眺めて
日々は過ぎゆく

それが運命-さだめ-であるならば
愛とはなんと酷で
孤独であることよ


雨の降る夜

きみは
愛の
ひかり

いまでも


だから

だから
言ったじゃないか

愛の前に
天秤だと



author:蒼井冬星 HOME  
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