TALK TO MYSELF IN MIDNIGHT 

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旅路の終わりへ

失くした時間‐とき‐を
取り戻せるのなら

叶わぬ願いだとしても
あの頃の君に会いたい

この道は
遥かに長く

君の笑顔は
忘却がとらえて
離さない





笹舟

あなたの心は
誰かの物

焦がれる想い
笹舟に乗せて
流れる河に
浮かべましょう

夏の雨に乗って
遠く遠く
彼方へ


闇からのびる手

逃げても
逃げても
追われ続ける

闇の触手は
足首を
肩を
頭を

どこへ行けばいいの
このまま飲み込まれるの

光なんて
どこにあるの






author:蒼井冬星 HOME  
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