TALK TO MYSELF IN MIDNIGHT 

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風の生まれる場所

風の生まれる場所
独り佇み

目を瞑る
耳を澄ませて

風の声を聴く

寂しい?
でも
もう独りじゃないよ

僕がここにいる


楽園は何処に?

日毎
感覚がマヒしていくって?

とんでもない

悲しみや怒りは
増すばかりだよ

だけど

楽園は幻想じゃない
求める人がいる限り


冬の花

憂鬱に
しかめ面のダーリン

世界は
揺れながら
動いているの

このまま
終わってゆくのかもしれないね

大いなる存在の為すことは
人間には解らないよ

そうだね

ならば
哀しい人は
何処へ行くの?

光の中さ
すべて 
物事は帰ってゆく


星の瞬きは神の夢

バカ騒ぎのTVに
愛想が尽きて

ベランダに出ては
星を眺める

煙草のけむり
燻らせて

未来と
君を
想う

夜空に
瞬く星たちよ

人々の涙と
嘆きと祈り

神に
届けて



author:蒼井冬星 HOME  
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