TALK TO MYSELF IN MIDNIGHT 

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2003−2004

愛をあげる
リズムに乗って
軽やかに

通せんぼの
ウサギさん
酔っているのね

呂律が回っていないようだけど
しっかりしてよと
紅の空


君に

私が何を言おうとしているのか
分からないわけではないだろう

君ももう子供ではないのだから

君がこれから築いていく年月と
私のそれとは
くらべものにならない

まだ若い君が
私と共に生きることが
幸せだとは思えない

その自信もない

私は君が思うほど
強い男ではない


Christmas・Eve〜It's a small world〜

子供たちに
笑顔と祝福を

大人たちに
慈愛と安心を

世界に
平和を

僕に
この祈りに
ふさわしい心を


罪と罰

やぁ
ずいぶん上機嫌じゃないか

そりゃそうか
自分の犯した大量殺人に
一応の言い訳はたつしな

あとのことは非公開
そのまま闇の中へ葬って

利権と資源が
ザクザクだ


自分の蒔いた種は自分で刈りとれ

私たちには
行く事の出来ない
危険な地へ赴くのだから
誇りを持って
彼らを送り出したい

使命感を持って
頑張ってもらいたい

笑止

彼らに使命などない

そもそも
この事が起きた原因を
考えてみたまえよ

大量破壊兵器は
見つけられたのか?

独裁者を
つかまえることは?

あの国にとって
戦争はビジネスだ

そのことを知っていながら
いちもにもなく飛びついた
馬鹿な国の尻拭い

それが彼らの仕事だ


好戦家達よ

残虐非道とは
恐れ入ったね

己の利権のために
他国を侵略し
破壊し尽くす
あの男の為にある
言葉じゃないのかね?

君たちエリートは
色々な事を知っているんだろう?

戦争とは
人と人が憎しみあい
殺しあう事だ

追従してしまったのなら
殺されるしかない

分かりきっていた事じゃないか

それとも 
お得意のアレかい?

「自分たちの身には
 そんな事が起きるはずはない」


Smile 

やぁ 
やっと
笑ってくれたね

ずっと
待ってたんだ

やっぱり 
君には
笑顔が
似合うよ


 


同じ穴の狢

大量破壊兵器ではなく
石油だけが目的の
どら息子へ

暴力を是とは言わない
堪えぬく事が美徳だと思うから

けれど
親や子供
妻や夫を
亡くした者もいるだろう

彼らに対し
堪えろと言いきれる自信はない

彼らは 勿論
正義ではない

しかし
お前の存在もまた
正義ではないのだ




author:蒼井冬星 HOME  
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