TALK TO MYSELF IN MIDNIGHT 

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路地裏で

浮かんでは
消えていく言葉たちよ

なくした記憶は
陽炎の中に

知らず知らず
口ずさむメロディーの
物悲しさに

ひとり 沈む

ダーリン
淋しい女の戯言など
笑って
ききながしてよ


それでも 君が

君への想いに
偽りはない

けれど
約束はできない

勝手な言い分だと
君は怒るだろう

誠実を置き去りにした
この想いを

愛とよぶつもりはない

私は いつか
君を忘れて

帰ってゆくだろう
私の場所へと

それでも 君が
私を愛し続けると
いうならば

それもいいだろう

心を失くした私と
心を求める君と


MOONLIGHT EXPRESS

指折り数えて
君を待つ

泣いていてもいい
笑っていてもいい

ただ 僕の元へ
走っておいで

悲しみも
喜びも
ふたり 共に


FLY

雨上がりの空に
飛び立つ鳥たちよ

わたしも
その背に飛び乗りたい

はばたけよ大空に
さえぎるもののない
雲の彼方まで



author:蒼井冬星 HOME  
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