2024年02月23日(金):薬剤性間質性肺炎 |
抗がん剤の副作用で、間質性肺炎になってしまった。 母は抗がん剤の服用中、息苦しさを医者に訴えていなかった。 このため、医者も気がつくのが遅れてしまった。 母のSpO2の値は、もはや呼吸不全レベルにまで低下していた。 母は安静を言い渡され、抗がん剤は即中止となった。 服薬中止で肺炎の進行は止まったが、ガンは経過を見つつ治療方針の立て直しになってしまった。
医者は安静を言い渡したものの、母に酸素ボンベは必要ないと考えた。 しかし、多動な母は、じっとしていられる性分ではなかった。 母は呼吸不全にも関わらず、身体がなんとか動かせる午前中は家事に、畑にと重い身体を引きずった。 少し動くだけですぐ息切れし、午後からは寝込むようになった。 普通ならここで家族が止めに入るものだが、弟夫婦は通常出勤、ウチは病状を知らされておらず、昔から何も家事をしない父親は普段通り母に家事をやらせ、自身の面倒を見させていた。
治ると信じて、我慢して飲み続けた薬で、母は思うように生活できなくなってしまった。 ストレスがたまり、ごく稀に、隠れてタバコを吸うこともあったようだ。 呼吸不全なのに、だ。
ガンは、低酸素状態を好む。 昼間寝てしまうので、夜眠れず、夜中に起きてあんぱんをかじる。 ガンのエネルギーは糖分だ。
母のガンは、ここから恐ろしい勢いで進行していく。 |
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