当世高校教師気質
一生勉強 一生青春

2004年11月17日(水) 国語部会

よっしゃーー、終わりました。
ちょっと早口になってしまいましたが、つつがなく発表終了。
一緒に発表した主任さんはちょっと不満げでしたが・・・
「あっさり終わったね」って、自分がしゃべるって言ったじゃん。
だから、私は私のやったことだけをしゃべりましたさ。
そもそもね、研究発表なんて講師にさせる仕事じゃないっつうの。
人数いないというならまだしも、ベテランいっぱいいるのに。
きっと聴いている先生方も不思議だったろうと思います。
明らかに1人だけペーペーだったし。

部会には昨年お世話になった先生方もいらっしゃったので、
合格したことも含め、挨拶ができたのはありがたかったです。
また、いらしていた指導主事が模擬授業の試験官だったのには
びっくりしました・・・そうか、この人が指導主事だったのか。

結局、今の時期は何をしても許されるのが私の特権だと思います。
「知らないから」「若いから」で許される部分がたくさんある。
でも、後数年もしたら、もうこの言い訳は通用しませんよね。
だから、今回部会を経験できたことは本当にイイ勉強になりました。
(心身ともにハードであったことは否定しませんけどね)



2004年11月14日(日) 「源さん、死す」

今日も新選組!のお話。
ついに、源さんが亡くなってしまいました。
しかし、ちょっと待てや~~!
なんで刀で銃弾弾かなあかんねん。
いったい何や? ふざけてんの?
マトリックスな源さん・・・そんなもん期待するか!
つうことで、ものすごく良いシーンなのにカチーン来てました。
でも、泣く。もう泣けますよ。
私の中で、源さんは「教師」なのです。
いつも温厚、でも年下の間違った行為はきちんと正す。
源さんを囲んで涙を流す隊士がまるで生徒のようでした。
あの斎藤さんまでが咆哮を上げて、敵に突っ込んでいく。
気持ち分かります。私だってすごく悲しい。
山南さんの死も、平助の死も悲しかったけれど、
源さんの死が実は一番淋しいです。
本当にステキな源さんをありがとう、三谷さん、小林さん。

本日の1冊:
・『High & dry(はつ恋)』(よしもとばなな/文藝春秋)

ばなな作品は文庫化してから、自分で買って読むというのが
私の習慣なのですが、今作品は司書さんがあまりにもプッシュするので、
フライングで読んでしまいました・・・なるほど、キュンキュンします。
ばなな作品の男性はステキな人が多いのですが、
今回のキュウ君もすごくステキな人です。
こんな人をはつ恋の相手に選んだ夕子ちゃんは偉い!
そして、とっても羨ましい。
年齢差はちょっと大きい2人だけれど、
一緒にいることで自分達でも気づかなかった胸の奥の傷を
自然と癒せてしまっているステキな関係。
はつ恋は実らないものだとしても、こんな人とめぐり合えたなら、
それはとても幸せな経験だよなぁと素直に実感。イイ本です。



2004年11月07日(日) 『道長の冒険』

イライラするのをなんとかおさえつつ、
授業の予習を進めたりしました。
なんといっても「こころ」が始まるので、
他の科目はできる時にやっておかないと・・・
しばらくは「こころ」にかかりっきりになりそうです。

本日の一作:
・『道長の冒険 平安妖異伝』(平岩弓枝/新潮社)

今までの道長イメージを吹っ飛ばす痛快冒険小説。
道長ってどうしてあんなに悪者になりやすいんですかね。
傲慢で暴君で・・・やっぱり自分を満月に喩えたりするからですかね。
去年、「競弓」やった時は、道長の大胆さを称えたつもりですが、
一般的にはあまり良いイメージはないんじゃかしら?
でも、この小説の道長はめっちゃ好青年です。
なんといっても謙虚ですから。
そして、素直・・・可愛い兄ちゃんです。
単純明快ですが、そこが最近こじれていた頭には優しかった。
もともと『平安妖異伝』という短篇集があるみたいなので、
そちらのほうも今度読んでみようかなと思っております。

あと、日記を書かない間に、『そして警官は奔る』も読了。
「やらなかったことを後悔するより、やったことを後悔しろ」
良い言葉です。
ふとした時に、思いがけない小説に教えられます。
だから、読書はやめられません。



2004年11月04日(木) 『それでも警官は微笑う』

11月に入りました。
正直、しんどいです。
肉体的にも精神的にも。

一番の悩みは部活だったりします。
今まで顧問を立てるつもりで放任してたら、いよいよ崩壊しました。
で、崩壊した状態でウチに回ってくるし・・・
どうせなら最後まで顧問に託しておいてくださいよ。
なんて・・・結局、この責任転嫁が最大原因なんですよね。
生徒の1人が不信感いっぱいなんです。
そりゃそうですよ。
顧問に振り回されるツラさは経験上よく分かるんです。
「辞めさせりゃいいじゃん」と簡単に言う先生もいます。
確かに、彼女も悪いと思います。
でも、ここまでこじれさせたのは大人のせい。
誰かが責任取らなくちゃいけないのだと思います。
言い訳するのはもう止めて、もう一度部活に戻ろうと思います。
生徒に対して誠実な教師であろうと決めたはずなのに。
すでに基本を忘れていました。何たる怠慢!


本日の一冊:
・『それでも警官は微笑う』(日明恩/講談社)


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葉明 [MAIL] [当世高校教師気質Ⅱ]

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