2004年02月29日(日) |
「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」 |
二月最後の休日は、読書と映画の文化的な一日。 ちょうど取り寄せを頼んでおいた向山氏の著書が届いたので、 読みふけってみる・・・やはりイイことが書いてあった。 小学生と高校生相手では、なかなか勝手が違うのだが、 守るべき根本的なところは変わらないと思う。 別に向山信者になりたいとは思わないけれど、 私だってやはり「プロ教師」を目指したいと思う。
本日の1本: ・「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」
よ、ようやくレンタルできた~~~。 何度通っても全部貸し出し中だったのであるが、 ついに1本だけレンタル中の札がかかっていないもの発見! 早速、レンタルし、堪能させていただいたよ。 関心なさげなポーズをとっていた父も一緒に。
あいかわらず、危なっかしいフロド様。 あの指輪を保管しつづけることは大変だと分かっていても、 「お~~い」と突っ込んでしまうことしばしば。 サム、頑張れ。サム、急げと思わず味方をしてしまう。 一方、アラゴルン、かっちょえぇぇわぁ。 まさに、私がかつてRPGにはまっていた頃に 憧れていた勇者そのもの・・・本物の戦士だわ。 おそらくこの映画がこんなに私の胸をときめかせるのは、 ドラクエの原点にコレがあるからでしょうね。 風にたなびくマントですら、格好いい。 いよいよ最後の一作「王の帰還」は劇場で見るぞ!
2004年02月28日(土) |
「再見 また逢う日まで」 |
期末試験も無事に開始され、 いよいよ仕事納めが近づいてきている。 あんなに辛かった格闘技のような授業の日々も、 もう残りわずかかと思えば名残惜しい。
・・・でも、単位認定会議は頭が痛い。
本日の1本: ・「再見 また逢う日まで」
できれば、今年は毎月最低1本映画を観たいな。 ということで、二月ぎりぎりに観た中国映画。 貧しくても、微笑ましく仲良しだった兄弟姉妹が、 両親が不慮の事故で他界してしまったために、 別々の家族に引き取られ、生活することになる。 それから20年後、・・・アメリカでプロの指揮者となり、 故郷に凱旋したシーティエン(長女)は3人を探し出す。 それぞれの人生において、苦労を重ねてきた彼女等は、 最初はぎこちないものの、血の絆を確かめ合うのである。 そして、いよいよ凱旋公演の舞台上で、4人が揃う。 オーケストラが奏でるのは亡き父の思い出の一曲・・・
あぁ、泣けるわ~~~。心洗われる涙です。 もう子役の4人が本当に可愛らしくて、切なくて。 長男役の少年が必死で弟妹達の引き取り先を探し、 最後に一人ぼっちで泣きながら荒野を走る姿には、 本当に涙が止まりませんでしたよ。 「お前が兄だから、皆を守るのだよ」という 亡き父の言葉を、自分も幼いのに守り通すのです。 ラストはちょっとくさい演出が鼻についてしまって、 涙も一瞬引っ込んでしまうのですが、それでもいい。 ちょっと弟に優しくしてやろうと思ってしまったのでした。
生徒が出演する劇を観に行く。 テーマは「不老不死は幸か不幸か」といったところか。 時間枠を超えて、登場人物がそれぞれの立場で 主張しあう・・・なかなか考えさせられるテーマだ。 今回の劇は市町村合併に先立って、 その地区の高校3校の演劇部が合同で主催している。 とはいえ、自分の高校の生徒は一人しかいない。 高校生の部活離れ・・・ウチは相当厳しいからねぇ。 だからこそ、部活を一生懸命にやろうとしている 生徒に対してはせいいっぱいのエールを送りたい。 どの先生だって皆そう思っているのだろう。
劇そのものはなかなか面白かった。 特に、おばあさん役を演じている子は上手だったな。 その学校の先生に聞くと、「課題出さないけどね」と 苦笑していたが、まぁ大目に見てやってください(苦笑) きっと好きなものがあればそれしか目に入らないタイプだね。 純粋だけれど、きっと生きづらいだろうな。 うまく折り合いをつけられるようになるといいなと思う反面、 ちょっとつまらない生き方だよなと自嘲気味。
きがつくとお給料日。 逃げ足早過ぎませんか、如月さん?
今週は会議続きで、慌しい毎日だった。 でも、別に授業は減るわけではなし。 ガンガン進めていったら、もう試験範囲はほぼ終了、 来週残った授業に関してはちょっと困っている。 しかも、おとなしく自習をしてくれないから困るのよ。 頼むから、試験前ぐらいおとなしく勉強しろってば。 赤点ついても、課題出さないんだからな(怒)
ここ二、三日は寝込んでおった私。 風邪ではなくて・・・この場でさえ書きづらい。 どうも牡蠣に当たったらしく(涙)、 木曜日の深夜に吐き下しが止まらなくなり、 市民病院に救急病棟に駆け込む始末。 本当に胃が飛び出してくるかと思ったほどにひどく、 このまま魂が飛び出せば楽になれると思ったさ。
で、金曜日も本当に休みたかったのだが、 何を思ったか推薦入試・・・国語科に休みなし。 顔面蒼白で作文審理を済ませた後、 さすがに午後は年休を取って家で寝ました。 よく運転して帰ってこれたよなぁぁ、こわぁ。
土曜日は一応安静にしつつ、「ロード~」1部を観る。 面白かったなぁ。2部、レンタル屋にないだろうなぁ。 是非、3部は映画館で観てみたいので、 なんとか2部を借りてこようと計画中。
ラスト本日。読書日。
本日の1作: ・『砂の器』(松本清張/光文社カッパノベルズ)
父の本棚からこっそり拝借。 ずいぶん分厚いかと思ったが一日かけて読み通した。 ここ最近、推理小説が乱発されているが、 さすが名作、この骨太感にはすっかり満足した。 なにせ3分の2ほど読んでもよく分からない。 最後のほうはトトトンと進んでしまったけれど、 幕引きもなかなかで、かなり面白かった。 テレビのほうを見ようという気にはならんがね。 ただ、この作品にも地元の名がちらっと出たよ。 つか、高校時代の同級生が住んでたよ(笑) 時代が違うので、当時の面影を偲ぶことはできないが、 そういう時代もあったのかと感慨深かった。
今日の大河。 全然山南さんの話を聞かない沖田さんが笑える。 イイ感じだよ、あの剣術お馬鹿さんぶりは! 土方さんもあいかわらず面白いキャラ発揮。 頼めといわれて一応頭を下げるものの、 「おねがいしま~す」って全然やる気ないし! そして、ぐっさんパチ、いよいよ仲間入り。
「こころ」導入としての漱石話。 40分ずっと彼の生涯をしゃべりどおし。 大学院時代にも勉強していたおかげで、 私が唯一生涯を語り通せる作家なのです。 ただ、こういう授業は個人的にはどうかなと思う。 別に皆が皆、文学を愛しているわけではないし、 興味が無い人が大半だと思われるし。 まぁ、夏目漱石は本当に有名人なわけだし、 知っていても別にソンはしないと思うのでできるのね。
でも、けっこう生徒は聞いていたかも。 私もかなり話し方を工夫してあるので。 これでにわか漱石博士が誕生してくれればちょっと嬉しい。
明日は推薦入試。
祝日。 3年学年団に誘われて、牡蠣を食べに行く。 牡蠣といえば牡蠣フライぐらいしか知らない私は、 バケツいっぱいの牡蠣でびっくりしてしまった。 しかも、炭火で焼いたやつ、美味い~~。 牡蠣フライ、牡蠣飯も美味しかったけれど、 本当にいくつでもいけるわと思ってしまった。 さすが海のミルク・・・栄養価も高いしさ。
その後、温泉に浸かりにいく。 これまたすごくキレイな温泉で身も心も洗われる。 あ~、心の洗濯させてもらったわぁ。
今日、来れなかった仲の良い先生方に 芋菓子をおみやげにする。 さすがに生牡蠣持って帰るわけにはいけないし。 でも、あんなに美味しいものを食べた後では、 芋菓子ぐらいでは申し訳ない。
帰りは英語科の先生に送ってもらう。 男性。26歳独身・・・おぉぉ!? なぁんて、この人、すごくイイ人なんだけれど、 時間にすっごくルーズなのでねぇ・・・ 「合コンしますか?」と軽く誘われたが、 「アンタが時間どおりに来るならね」と心中呟く。 だって、今日も1時間も待たされたんだもんね、ふんっ。
連日の雪がウソのように晴れ渡った本日は、 3年生の最後の試験終了日。 晴れ晴れした顔で学校を飛び出していった彼等は、 その後、街で豪遊でもしたのだろうか。 おめでとう。
それを祝福するかのように、今日の白山は桃色。 「赤富士」ならぬ「桃白山」 これも場所によれば赤に見えるのだろうが、 う~ん、白山までバレンタインカラーかい? 生徒会室にきた女子が「このごろカップルだらけ」と ぼやいていたけれど、羨ましいことですね。
まぁ、なかなか珍しい光景なので満足。 私、初めて観ました。
昨日は一日中仕事。 午前中は漢字検定の監督補助なんかをし、 午後は生徒を引率して読書フォーラムに参加した。 フォーラムは児童文学作家、院生、中高生各一名を パネラーとしていたが、メインゲストが大雪で欠席。 なんだか消化不良の会だったと記憶している。 なにせもう一人の作家の話が長い・・・ 長いことには目を瞑っても、話がまとまってないよー! 結局、何がいいたかったのかよくわからない。 しかも、言い方がなんだか嫌味。上からモノを言っている。 他人の話し方は自分の話し方への反省に繋がるもの。 やはり「結論ありき」が一番分かりやすいのだろう。
夕方からは学校の先生と三人で飲み会。 お二方は同期なのだが、両極端に位置する。 話を聞いているだけで面白かったし、タメになった。 昨日のストレスを発散させるつもりで飲んださ。 やはり飲み会は少人数でやったほうが面白い。 連れて行ってもらった店の串カツもおいしかったし。
で、今日はなんだか風邪気味です。遊びすぎたか? 「新選組!」第五回はいよいよ平助君登場。 うわ~、坊ちゃんだというポケポケキャラ。 斎藤さんは、今回の件でこの人若いんだよねと再認識。 他作品では一歩超越した人間として描かれているけど、 本来沖田さんとほぼ同年代の人なわけだし。 ちょっとぼけてるところも人間くさくてよいなぁ。 来週は再び八つぁん登場。
今日も冬型気圧が押し寄せ、吹雪。 明日は漢字検定の監督なんだけどなぁ・・・
今日は飲み会。体育科主催。 ・・・なぜ、私が呼ばれたわけ? 最初、生徒会室に電話がかかってきた時には、 人間違いだろうと思って、確認し直してしまった。 しかし、どうもご指名されたのは事実らしい。 他にも各教科から一名ずつぐらい呼ばれていた。 私は車もあったから、ノンアルコールで参加。
体育科のノリはイメージどおりの体育会系のノリ。 おそるべし、縦社会。 ものすっごい大きな生徒指導の先生ですら、 先輩相手には全然腰が低い・・・すんばらしいわ。 そんな中、私もよく体育会系に間違えられる。 おかしいなぁ、私はずっとブラスなんですけど。 まぁ、譲歩してブラスを半体育会系とみなしても、 根っからの文学系は変わらないはずなんですけど。 首を傾げつつ、一次会だけで帰宅。
それにしても、肩が凝った。 しらふで飲み会なんて、私にはやはり無理だわ
節分です。 昔は豆まきが一般的行事だったはずなのに、 いまや太巻き丸齧りが恒例行事に・・・ 豆まきももちろんやっているのでしょうが、 店先に並ぶ豪華な太巻きにはびびります。 しかし、私はありつけませんでした。 母が買い物の行った時点で、売り切れとか。 う~ん、本当に日本人は謎な生き物です。 普段、そんなに太巻きを好んで食べないくせに。 おまけにもう10日ほどすればチョコ祭り。 結局、余裕のある国ってことですね。
今日で「仮面と~」の評論が終了するクラス続出。 これで最後の試験は楽に作れるだけの範囲ができたぞ。 試験まで残りわずか・・・とどめは「こころ」です。 全国の高校生が避けては通れない「こころ」です。 あれを賞味6時間でやります・・・無理でしょ~~。 まぁ、深く読み込むというよりも、漱石についてと、 あの作品の根本的な主題が読み取れればオッケーかな。 全く触れないというわけにもいかない作品ですし。 マジメに読んだ子は面白いというのですが、 なかなか全員が読むというのは難しい現状。 きっと私の朗読大会になるんだろうなぁ・・・つらぁ。
「一月は行く、二月は逃げる、三月は去る」 いたるところで目にし、耳にするお言葉どおり、 あっという間に二月がやってきてしまった。 (明日の授業はすべてこの言葉で始まるだろう)
昨日は女講師3人で飲みに行った。 実は講師同士で遊びに行くのは初めてなのだ。 去年は講師が7人もいたため、仲良かったらしいが、 今年は少ないうえに、職員室が全く別なので、 ゆっくり話す機会もなかったのである。 やはり同じ世代、同じ立場で話し合えるのは嬉しい。 他の先生方と飲みに行くのももちろん楽しいし、 いろいろな話が聞けて、非常に勉強にはなる。 でも、どうしようもない不安とか愚痴とかを 気兼ねなく話せるというのはありがたいことだった。 来月ももう一度集まろうと決めて、お開きにした。 少なくともそれを支えに今月は乗り切ろう・・・
さて、大河4回目。 山本版土方・・・ますますはまってきた。 もうすっかり「一つ~」のイメージは抜けたなぁ。 山南さんはこれまたセンのほっそいインテリさん。 斎藤さんも出てきたし、鴨さんも出てきたし。 あとは藤堂君の登場を待つばかりか。 どんどんにぎやかになっていくので嬉しい。 江戸のこの時期が一番幸せな時期なわけだから、 ワイワイガヤガヤ、存分にやってほしいものである。
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