2006年08月21日(月)




体調が悪くて早めに寝た。
12時前に寝るなんて
ここしばらくなかったことだ。

そうしたら夜中の3時近くに電話があった。
意識の遠いところから
呼び出し音がどんどん近づいてきて
やがて僕の耳元で鳴り始めた。
何度も何度も鳴った。
鳴り続けた。
朦朧とする意識の中で電話に出た。
出た途端切れた。
彼女からの電話だった。

でもものすごく眠かったから
そのまま寝ようとするもちゃんと眠れない。
2時間くらい浅い睡眠が続いたところで
眠ることを諦めた。

あまりに早朝に目が覚めてしまって
やることもないし
仕方がないから散歩に出た。
ここのところずっと蒸し暑かったけど
早朝の空気は涼しくて心地よかった。
マンションの正面玄関に腰掛けて
タバコなんかふかしながら
太陽が昇りきるのを待った。

やがて新聞配達のバイクがやってきて
目の前で止まった。
朝から大変だなぁと思っていたら
彼は僕の姿を見てビクッ!と驚いていた。
バイクに足がガン!とか当たってた。
そりゃこんな朝早くに
誰かに会うことなんてあまりないだろう。

ちょっと悪いことしたかな。と思いつつ
彼がエレベータで上がって行ったのを見届けてから
部屋に戻ろうとした。
そしたらエレベータの前にある掲示板に
なにやら地域のお知らせが貼ってあったもんだから
僕は思わず足を止めて読みふけったんだ。

やがてエレベータが下りてきて
さっきの配達員が降りてきた。
そして僕を見て、またビクっと驚いていた。
エレベータのドアに肘がガン!とか当たってた。

そそくさとバイクにまたがり去って行く彼。
まるで小動物のようだ。
いつか、コクさんらと連携し
このマンションのあらゆる影に人員を配置したりしたら
さぞかし楽しいだろうな。
と思いながら、最後のタバコの煙を吐きだした。


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2006年08月15日(火)


カカオ99%のチョコレートがある。
残りの1%はなんですか。
優しさ?
だとしたらド厳しいね。
苦いはずだ。
ありゃ何マニア向けだ?

マッサージに行ってきた。
「ご指名のマッサージ師はありますか?」
という問いに私はいつも通り
「特にありません」と答える。
誰だろうとそれほど違いはないし
顔なじみになるほどの常連でもないので
マッサージ師にこだわりはない。

そして「本日担当させていただきます**です」
とやってきたのは女性のマッサージ師だった。
はじめて見る顔だ。
しかも結構かわいい。
はじめはラッキーと思ったりしていた私だが
「力加減などご注文がありましたらおっしゃってくださいね。」
と言って開始されたマッサージに圧倒されることになった。

あ。え?なに?うわ。ちょ。
こ、この人触り方がおかしい。
はわっ!はわわっ。
この人なんでこんなエロい触り方するの?
まじ?
ていうかこれはマッサージじゃなくてむしろ
愛撫じゃね?

撫でるように触ったり
軽く押したり
振動したり。

腰を揉みほぐすっていうより
揉みしだかれてる?
この人、俺を感じさせようとしてるのか?
ここってそういう店か?
次は仰向けになってください。とか言うの?

「あの。もう少し強くてもいいです」

あまり注文をつけたりしない私だが
このままではと、思い切ってお願いしてみた。

「わかりました。これくらいですか?」

・・・・・・
ああー。ああー。違うー。
強さじゃなかったんだ。
やっぱり触り方だ。
この人、タッチがエロい。

「あ。はい。いいです・・」

もう私にできることはなかった。
これ以上、注文のつけようがない。
だって、触り方を変えてくださいなんて言えないもの!
あとは30分間耐え忍ぶのみ。
これはもう、陵辱といってよかった。
されるがままに弄ばれた私。

あー。やめてー。
もうやめてー。
なにが望みなのー。
私をどうしたいのー。
ああ。もうお嫁にいけないわー。

息も絶え絶えといった体で
悶々とした30分間を私は耐え切った。
ぜ、全然癒さない・・。
むしろ逆に火照ってる。
発散しに来たのにフラストレーション溜まってるし。
この内に渦巻く私のパッションはどうしたら・・・。

「どうですか?腰はよくなりましたか?」

にこやかに尋ねてくる彼女。
私は聞きたかった。
これは何マニア向けのプレイですか。と。
わざと私を弄んだのかどうかは
表情からは読み取ることはできなかったが
もし、天然でやっていたとしたら
彼女は生まれながらのテクニシャンだと言わざるを得ない。
完敗だ。


「ありがとうございましたー。またお越しくださいね」

何事もなかったかのように、笑顔で見送る彼女。
ええ。また来ます。
そして次回は必ず指名をします。


君以外に。
だって君には勝てる気がしない。

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2006年08月11日(金)



例えば
という言葉で始まる例え話。
小難しい話を分かりやすく説明するには
とても重宝する。


例えば酷使され疲れ切ったエンジニアが
喫煙室で休憩している時に
上司を兵隊の隊長に例えてグチを言い出したりもする。

うちの上司が兵隊長ならさー。
きっとこういうタイプだよね。

弾撃ったか?
当たったか?
何発撃ったんだ?
なにを撃ったんだ?
はずれたのか?なんではずれたんだ?
次は当たるか?
当たるように工夫しろよ。
いつ当たるの?
まだ当たらないの?
あっちにも当てろよ。
それからあっちにも当てろよ。
的が遠い?そんなこと聞いてねーよ。当てろって。
無理?じゃおまえいらねー。


実に見事な例えであり
聞いていたみんなも
うんうん。と頷く。

が。

「でもそれって例え話っていうよりも・・・・」

「うん・・。」

「そのものだ・・・・。」

「だね。」


例え話をするつもりが
真実ずばりそのものを表現し
自分達が理不尽な隊長の号令のもと
働きアリのごとく酷使されていることを気付かされたり
そんなこともあるので
例え話の使用には
少しばかり注意が必要だと思う。


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日記才人