2005年12月27日(火)




乗り物には滅法強い私。
しかしながら本日、
顕微鏡でちっさいものをずーっと検査してたら
思いの外、あっさりと酔ったのだった。
あー。気持ち悪い。
もうだめ。
もうやらない。

ここのところまた忙しくなってきた。
何時の間にか、チーム内で行う測定は
全て私が受け持つことになっている。
しかしながら、私の体はひとつしかないので
取り合いになるわけ。

上司A>ここでこの測定して欲しいんだ。

上司B>この測定もして欲しいんだけど。

上司A>だめだよ。riku君にはこの時間に頼んでる仕事があるんだ。

上司A>じゃこの測定とこの測定の間に入れたらどうだ?

上司B>となると、12時間後にまた測定するから、夜中になるな。

上司A>じゃ夜中に出てもらって、と。

上司B>夜中なら測定器使い放題だし。

上司A>12時間ただ待つのももったいないからこれもやってもらおう。

上司B>でもそうなるとさらに24時間後だから休日になるなぁ。

上司A>じゃぁ休日出てもらって、と。

上司B>あ。ここに2時間の空きがあるよ。ちょうどいい測定があるんだ。

上司A>じゃこの測定をこっちに持ってきたらビッタリ収まるんじゃない?

上司B>だったらこの1時間の枠にこの測定もってきたら?

上司B>あ。いいね。それでいこう。


私の意見が全く反映されないところで
まるでパズルをはめ込むように
ガッコンガッコンとスケジュールが決定される様は
見てて少し面白かった。
だって冗談にしか聞こえなかったもん!

しかしそんな呑気なもんじゃなかった。
気付いたら作成されている、私の予約表。
びっしりと埋まっている分単位のスケジュール。
隙間のない、冷酷非道なタイムテーブル。
総理大臣にでもなったみたい。
というか、いつから私は予約制に・・・。


そしてその予約表を見てみると
私はお昼ご飯や晩ご飯を食べないことになっており
トイレには行かないことになっており
休憩なんて必要ないことになっており
測定が終わってから僅か10分で
データをまとめることができることになっていたのだった。
なんだその無敵超人は。


実際、私はそんな超人ではないので
案の定、スケジュール通りには進まず
あー。1時間押してる。とか
巻きで!巻きで!とか
あーもう終わんないよ!端折る?省略する?とか
割と普通にパニくりながら
仕事をしているのだった。
スケジュール管理がどれだけ重要か
心の底から痛感する私。


今後、上司から
仕事に必要なものはないか尋ねられたら
真っ先に、「秘書つけてください」と
申し出ようと思う。


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2005年12月12日(月)



朝10時半。
宮崎駅前の集合。

かおっちが愛車「だんきち」に乗り
わざわざ遠くからやってきてくれた。
久しぶりに見るかおっち。会いたかったずえ。
元気そうでなにより。
相変わらずポワンポワンしてた。
車の免許を取得してまだ間もない彼女は
初めて駅前に愛車で乗りつけたことで
かなりビビリが入っていた。

ほどなくるうが
折りたたみ自転車にまたがり
颯爽と現れる。
なんというか、チャリチャリしてた。
この表現で通じるかどうか分からないが
ほんとにチャリチャリしてた。

そのままかおっちのドライビングで
なんとか海岸の「鬼の洗濯岩」を見にゆく。
たしか小学校か中学校の教科書で
写真を見た覚えがあった。
まさか自分がその場所に来ることになるとは
初めて新宿アルタ前に行ったときもそうだったが
なんだかちょっと不思議な感じがした。


古い地層と波の侵食が形作った珍しい光景。


少し風が冷たかったけど
天気もよかったし
気持ちよかった。
るうは
「こんなに晴れたのはじゅんさんがいないからだね。」
というコメントを述べていた。
じゅんさんは自他共に認める九州屈指の雨男なのだそうだ。
そしてかおっちは
「そうだよねー!」と力一杯同意していた。
じゅんさんはかおっちの手下なのだそうだ。
この場所にいないことをいいことに散々な扱いをされるじゅんさん。
おいしい。

その後、るう行きつけの川べりの喫茶店で
本場のチキン南蛮を食す。



とても美味しかった。
マスターはヒゲのステキな老紳士で
店にはアンティークカメラがずらりと並んでいた。
あまりそちら方面への知識がない私は
かっちょえーなー。くらいにしか感想を述べられなかったが
多分、とるくんとかnochanがいたら
さぞかし大騒ぎだったんだろうと思う。
それもいつか、見てみたいものだ。

のんびり宮崎の休日をくつろいでいると
あっという間に飛行機の時間が迫ってくる。
そのまま空港へと向かい、急ぎ土産を購入し
そしてるうとかおっちに別れを告げる。
私はいつもこういう空港や駅での別れの時
どうもそっけない態度をとっているように思われるらしい。
違うんだよ。
私のマインドの中では、とても二人に感謝していたんだ。
私だって名残おしかったよ。
もっと遊んでもらいたかった。
もっとポワポワしてたかった。
それとるうはチャリチャリしてた。あ、まぁそれは置いといて
そんなにそっけなかったかなぁ?

搭乗口で携帯の電源を切ろうと思ったら
るうからメール。
「屋上で手を振るから見とけ」
やぁ、嬉しいね。
しかも幸運なことに屋上が見える窓際の席だった。
私は一生懸命二人の姿を探した。
いた!
なんかチャリチャリしてるのと
ポワポワしてるのがいる!
しかもすんごいピョコンピョコン飛び跳ねて
こちらに手を振っているのだった。
二人は、窓から姿が見えなくなるまで
ずーっと手を振り続けてくれたのだった。
嬉しかった。
私も負けずに(周りの目も気にせずに)懸命に手を振ったよ。
さよなら。
また3年後に来られるといいな。
ありがとね。


でも後から聞いた話によると
二人には私の姿は全く見えていなかったらしいし
ピョンピョン飛び跳ねていたのは
あまりに寒くて軽くキレてたからだそうだ。

「寒いよ!早く飛べよ!遅いよ!」


そんな風に愛を込めて見送られて終了した
小旅行でした。
楽しかったです。

うわ。
なんか普通の日記だ。


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2005年12月11日(日)


寝たのが朝方だったせいもあって
朝9時半起床。
ホテルをチェックアウトし
宮崎在住の友達的存在であるところのるうと連絡をとる。

ホテルに迎えに来てくれるとのことだったので
東館と西館に分かれているホテルの
東館に私はいますよ。とるうに申し出たのだが
彼女は「それはキラキラした方?」と何度も聞くのだった。

「東館というくらいだから、海側にあるんじゃない?」と言っても
「キラキラしてる?前とかキラキラしてる?」
としか言わないのだった。
相変わらず面白い。
キラキラて。わかんないよ。
2択で待ってはみたが案の定はずれ。
るう的にキラキラしていたのは西館の方らしかった。

るうと合うのは約3年ぶり。
最近、体調を崩していたと聞いてはいたが
腕とかあまりに細いのでちょっと心配になった。
ちっさいのが余計ちっさくなったように見えた。
ほんとに元気なのか?大丈夫か?

ともあれ久しぶりに会えたことを喜び合い
そのままシーガイヤをチラ見して
感じの良い喫茶店でランチを食べてから
宮崎在住の友達的存在であるところのきよに会うため
延岡へと向かったのだった。

道中、るうの彼の話を色々と聞いたのだが
彼女は彼のことを「私の彼は」とは言わず
「るうの好きな人はねー」と言うのだった。
あれは照れ隠しなのかそれともノロケていたのか。
ちょっと笑った。

2時間ほどかけて延岡に到着。
3年ぶりに見る、焼肉まるまる。
家の前にはきよとりくちゃんがいた。
私が来るのを今か今かと待ちわびてたのかと思ったら
自転車のサビとりしてた。
あげくに、私に向かって「じゃ、私るうとお茶するからサビとっておいて」
などと言う始末。な、仲間に入れてください。

きよの子供的存在であるところの
3人トリオは相変わらず元気で
人懐こく、可愛らしかったのだった。
しかしながら私のことは覚えていなかったので愕然。
しかも、穴が開いてたりダメージが入ってたりの
私のとってもステキなおしゃれジーンズに
かい君が興味津々だったので、
「かっちょえーやろ?」と聞くと
「だらしのない大人」というコメントを貰い
軽くしょんぼり祭開催。

やがてきよの店が開店する前に
みんなで近くの公園に遊びに行き、
「rikuがずっと鬼ねー」
という、きよ家ローカルルールにのっとり
捕まえようがなにをしようがずっと私が鬼。的な
エンドレス鬼ごっこをやらされたのだった。
その合間、きよは雲梯が出来ずにもがいていた。


カメラを向けると必ずこっちを見て固まるさんた。


子供達に遊ばれるるう。


日も暮れて開店の時間になったので店に戻り、
夕食の準備を始める。
もちろん焼肉まるまるで焼肉三昧だ。
これを楽しみにしていたのだ。
と、そこで、るうの彼氏的存在であるところの
じゅんさんがやってくるとのこと。
私はまだ会ったことがないので
一体どんな人がやってくるのかと少しばかり緊張しながら
まんじりとして待つ。

きよもラブっぷりを発揮し
ものすごい乙女になってた。
あの男らしいと巷で噂のきよが
「私は毎日イチャイチャ派〜♪」とか
聞いてもいないことをもじもじしながら言い出す始末。
るうと二人で笑った。
でも幸せそうでよかった。

やがてじゅんさんが近くの駅に到着したと連絡があったので
きよとるうが迎えにいって私は留守番。
話に聞くと、どうやら駅前はえらく霧が立ち込めており
しかも街灯がいい具合にあたって、かっちょえーシルエットになっていたらしい。
そこでじゅんさんは、私がカメラを持って迎えに来るだろうと予測し
寒い中、ポーズをとって待っていたそうだ。
ご、ごめんじゅんさん。
そんな美味しいことやってるだなんて。
あとそんなアホな人だったなんて知ってたら
きっと爆笑しながら撮ってたのに。悔しい。

彼は、飲食店を経営するイケ面。
スラっと背が高く、いつも優しそうに笑ってた。
しかも、なんだか独特の世界を持っている人だとピンと来た。
私はこういう人は大好きだ。
あまり初対面は得意ではない私も
楽しく話しながら、焼肉に舌鼓を打った。
カメラの話もできたので楽しかった。
るうが惚れるのも無理もない話だと思った。
幸せそうでよかった。


店が忙しくなったきよは時折、我々のところにやってきては
「なんか食べたいものない?」と言いながらも
「でも、もうメニューは決めてるから。聞いてみただけ」
と頼んでもいないのにどんどん肉が運ばれてくる。
すげーよ。地鶏うまーい。
最後に出てきたデザートはかなりの美味さで
飲食店を経営し、料理長も兼ね、
新作料理も自ら考案するというじゅんさんは
「これのレシピちょうだい」
と、堂々とパクろうとしてたので笑った。


あっという間に帰る時間となりきよにお別れ。
さんたには「おやすみのチューして」と言ったら頭突きされた。
今度会えるのはいつのことか。
また3年後に、焼肉食べにこられたらいいな。


帰り道、るうとじゅんさんと3人で
宮崎のクリスマス時期のデートスポットであるところの
ライトアップされた民家を撮影し
じゅんさんの店に寄って、地元のレアな焼酎を譲ってもらってから
街中のホテルにチェックイン。

なんというか
丸一日遊んだ幸せな日だった。
長い日記を書いた割には
オモシロさが書ききれてない気がする。
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2005年12月10日(土)


ホテルを朝5時にチェックアウト。
まだ暗い。
でも新宿駅は人がたくさん。
ほんとに眠らない街だ。

新宿駅で知り合いと合流し
羽田から宮崎へびゅんと飛ぶ。
知り合いの結婚式に出席するためだ。
しかしながら結婚式は昼過ぎから。
朝いちの飛行機で到着したため
ヒマで仕方ないのだった。

街をぷらぷらしながら
この日に撮った写真はとてもたくさんあったけど
私の中でのベストショットはこれだ。




順番待ちしてた。



sらに宮崎市内を散策していると
「乗馬クラブ」なんていう
ちょっと大人な店の看板に赤面する。
乗りつ乗られつですか。
宮崎はアダルトな街らしかった。

教会での結婚式には初めて出席したが
なにやらよく分からない歌を歌ったり
何人かの人間が祈りの言葉を宣言したり
なんだか小学校の集会を思い出した。

しかしながら白いドレスに身を包んだ花嫁は
とても綺麗なのだった。
なにやらエネルギーがある。
僕とは別の世界に生きているようだ。
その時ばかりはきっと泣いたって
照れたって
笑ったって
なにをしたって絵になるんだ。
写真をとりながらそう思った。

新郎の方はというと
式中で段取り間違えて
いきなり花嫁のベールめくってチュウしようとしてた。
アホだ。先走り過ぎだ。

それから披露宴、2次会、3次会へと流れた。
知り合いの知り合いとかいう
ちょっと遠い間柄の人とも
3次会あたりになるともう打ち解け
しかも妙に気が合ったものだから
楽しかったのだった。
2次会の最後に新郎がみんなの前で挨拶していると
酔った彼のいとこが
振り払っても振り払ってもずーっと新郎のチンコ触ってた。
笑った。

しこたま呑んで歌いホテルに戻ったのは4時近く。
そのまま倒れこむように眠りについたのだった。
なんというか
結婚式に出席するってハードだと思った。


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2005年12月09日(金)



東京に出張があり
次の日はそのまま九州に行かなければならなかったので
新宿に宿をとり、街へと繰り出した。
ほどなくnochanとランデブー。
あとなんか影の薄い人がいたような気がするけど
あんまりよく覚えてない。

nochanは次の日、撮影があるとかで
大きなカメラ用ケースを購入していた。
子供くらいならすっぽり入ってしまう大きさだ。
実際、彼は「今2人くらい入ってるけど内緒ね」と言っていた。

どこで飲もうかという話になって歩き回ったが
週末であるし忘年会時期であるのでどこも満席で入れない。
で、「黒うどん」という看板を見つけて入った。
これがまた
ソバみたいな見た目なうどんでおいしかったのだった。




カメラ話やくだらない笑い話などしながら
私も割と良い感じで酒など飲み
軽くいい気持ちになったりしたので
「ほら。鼻にタバコ入れて」とか
「もっと舌だせよ」
とかいったリクエストに素直に従ってしまうのだった。
いや。普段の私はあんなでは・・・。
そしてその写真を見た彼女のコメントは
「ちょっと考えた」なのだった。
え、なにを?


相変わらずnochanの話は楽しいし
影の薄い人はアホなのだった。
でもわざわざ会いに来てくれて愛を感じた。
おまえらラブ。

帰りに西新宿で
キレイに光るビルや都庁などを撮影しつつ
ホテルにて就寝。
エッチなテレビは我慢した。
えらい。
明るいレンズ欲しいなぁ。
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2005年12月05日(月)



ただ今、他社にお使い中だ。
ちょっと装置を借りに車で20分。
処理が終わるのを待っている。
早い話がヒマだ。

話相手になってはくれないかと
彼女にメールしてみたが返事がない。
コクさんに「なんか楽しい話してよ」ってメールしたら
死ねって言われた。
最後の望みをかけてヨウスイさんにメールしたら
首吊るとよいよ。と死に方の指定まで。

だから僕は彼等に
優しく語りかけるように
「いいかい?君らは僕の大切さが分かっていないようだけど
ちょっと落ち着いて考えてごらん?
僕がもし本当にいなくなったら
どれだけ寂しいか想像してごらんよ」
と送った。


それから返事がない。

早い話がヒマだ。


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日記才人