2005年11月28日(月)



ラーメンを食べに行った。

注文を済ませて
料理が運ばれてくるまでの間
退屈だった私は
雑記張を見つけて読み始めた。

よく店にある
客から店への一言。とか
料理の感想とか。
そんなことがツラツラ書いてあるやつだ。

読み進んでいくと
この店はそこそこ人気のある店だということがわかる。
ほめ言葉ばかりだ。
そして店員もちゃんとそれに対してお礼のコメントを書いている。

ふーん。


やがて私は気がついた。
サラリーマンや主婦や学生
仙台だけでなく県外からやってきている人もいる。
そんなたくさんの人たちに
ある共通点を見出したのだ。

文章中によく見られる
「(笑)」
などの文字だ。

みんな、自分の感情を表現するために普通に使っている。
40歳間近の営業マンまで
「今度は妻を連れてこようと思います(笑)」
と書いていた。

すごい。これってすごいことじゃないか。
おそらくはネットの影響だ。
ネットがここまで浸透した証拠だ。
そしてネットで使われていた
これらの手法は
文字だけで自分の感情や意思を伝えるためには
とても具合がよい。という証拠でもある。

言葉というものが
これまで長い時間をかけて
徐々に変化し、淘汰され、選別されてきたように
こういった表現文字も、淘汰され生き残り
やがては当たり前のように使われるものに
なるのかもしれない。
文章にただ一文字だけ感情を意味する文字を付与する。
これが未来の文章における
トレンドだと私は考えている。


先駆け的存在であるところの
(株)とかにも
なにか秘められた想いがあるはずだ。



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2005年11月17日(木)



今朝、起きて顔を洗おうとして
左手首が痛むことに気が付いた。


確かに昨日、ジムに行ったが
平日だったので軽く流したし
手首を痛めるようなことはしていない。
そのうち治るだろうと
そのまま出社して仕事をしたが
この時間になってもまだうずく。

特に今日はデスクワークの日であるので
タイピングするのに気になって仕方ない。
痛い。
なんでだ。
どうしてだ。
原因はなんなんだ。
気になる。


で、一生懸命考えたら思いついた。
多分、俺、寝違えたんだ。
手首が寝違えるって聞いたことないけど
首が寝違えるくらいだから
手首だってなるに違いない。
1字違いだし。

という旨をコクさんに述べたところ
一体、どんなアクロバティックな寝方してたんだオマエ。
とツッコミを貰ったので
私は、おごそかに
それは定かではありませんが
おそらくはこんな感じの体勢だったのではないでしょうか。
と言う感じで、一生懸命に今朝の私の寝相(想像図)
を再現していたところ、
ちょうど再現映像がクライマックスを迎えるあたりで
私の手首は、クキっと鳴り
またちょっと痛くなったのだった。


とどめ刺しちゃったかな。


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2005年11月11日(金)



29年前の今日。
私は生まれた。

その瞬間、
雲の切れ間に太陽が差し込み
飛び散る波間に風が走り
民衆は息を呑んで空を見上げ
私を見た父親はこう言った。

「・・・サル?」(実話)

メールをくれたラブリーユー。
どうもありがとう。
多分、世界中から数え切れないほどのメールが
私に送られたんだろうけど
あまりに多すぎてサーバーがパンクしたのかな。
私の元には届かなかったけど
気にしなくていいよ。
君達の気持ちには気づいている。

ところで
私の誕生日を祝うメールが
母親から来たのだけど
内容はこうだった。


送信者:母
本文:29歳おめでとう。20代最後。すぐおじさんになるよ・・・。


祝っているのか。
なにかを警告しているのか。

ともかく
文章の最後の「・・・」に
なにか重大な意味があると
私は睨んでいるが
怖くて聞けそうにない。


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2005年11月09日(水)



大規模な組織変更があり
私のデスクも移動。
これまでは壁を背にしたステキポジションだったのに
今回は思い切りその逆。
おかげで仕事中に日記が書けないという有様(当たり前)

私の所属するチームも変わり
今までと全然違うチームへ異動。
この1年ほどは開発も終盤に差し掛かり
のほほんとのんびりな日々を過ごしていたが
この度めでたく、一番忙しそうなチームに異動になった。
そこは忙しさのあまり故障者が出たほどの仕事量であり
そして私はその故障者の穴埋めなのだった。

俺なら壊れないと?
そう踏んだわけね?
ふーん。

早速、次から次へと沸いてくる仕事。
まだ終わってないのに次が待ってる。
その次も待ってる。
正確に言うと待ってない。
行儀よく順番になんて並んで待ってない。
ルールなんて守らない。
全部一気にねじ込んでくる。
い、いたっ。ちょ、そんなにたくさん入らないって!
みなさん!順番を守ってください!
みなさーん!

そういう時は
全部を綺麗に並べて
順番を守らせて
きちんと誘導する人が必要だ。

はいそこ。列を乱さないように。
こら!静かにしなさい!

それがつまり上司の仕事である。
それこそがマネージメント。
が、しかし概ね上司というのは逆のことをする。

いけ!どんどん行け!まだ入れるって!
ほら!まだ隙間あんじゃん!
早く入れよ!入れって!
いつまで待たせんだよ!

誘導するどころか
真っ先にキレだす暴れん坊。


例えばライブ会場の順番待ちで
そんな行動をとったら間違いなく排除されるが
仕事では普通にまかり通るから不思議だ。



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2005年11月01日(火)



私のチームが解散した。
こう書くとなにやら
警察の一斉取締りにあった
年末の暴走族のようであるがそうではない。

ここ数年とりかかっていた開発も
ようやく大詰めを迎え
毎度ながらドンピシャのタイミングで風邪をひき
発熱してフラフラになりながらも
なんとか最後の仕事を終える事ができたのだった。
死ぬかと思った。

思い返せばこの開発品。
次から次へと問題が発生し
まことに手のかかる子だったが
私達の手を離れ、量産工場へ巣立っていくと思うと
なにやら感慨深いものがあって
心の底から「あーせいせいした」と思った。

とりあえず解散会を開き
チームのみんなで苦労話に花を咲かせたが
課長は思いの外嬉しかったらしくかなり酔っていた。
同じ話を何度もするし
何度も同じ事を聞き返す。
最初はさしあたりの無い返答をするも
段々、ウザくなってきて
適当な返事をし始める私。

「いやぁ。バカな上司だっただろうー。」

「そうですね」

「チームが無くなって寂しいねー」

「いや。別に」

バッサリ切り捨てる返答にも
何事もなかったようにさっきと同じ質問をする課長。
短期記憶の壊れたらしい。
この人の頭の中の消しゴムは特大MONOなのかもしれない。
そして案の定、次の日はなにも覚えていないのだった。

「酔って気が大きくなる人」はよくいるが
私の場合、「酔った課長に対して気が大きくなる」
というかなり限定されたパターン。


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日記才人