2005年02月28日(月)



南セントレア市ってどうなの。というわけ。

名前には意味がある。
もちろん地名にも意味がある。
知らないだけできっとある。
意味は特になくても
命名された経緯があるはずだ。

僕の生まれた北海道の地名は
変わった名前が多い。
道外の人間には読めない地名ばかりだ。
これらの日本語とはちょっと違った韻を踏む地名は
アイヌ語に由来する。
例えば札幌なんてのもそうだし
手稲も、藻岩も、真駒内もみんなアイヌ語が起源だ。

札幌の場合「サツポロ」と発音し
「広く乾いた所」という意味らしい。
広いってのは多分石狩平野のことで
乾いた土地だったのだなぁと思う。

そんな風に、名前の由来とか意味から
その土地の昔の様子をあれこれ考えるのは楽しいことだ。

何百年か後にはきっと誰かが
「南セントレア」という地名の意味に
想いをはせたりするだろう。



何百年後かの子孫A>意味わかんないね。

何百年後かの子孫B>だね。


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2005年02月22日(火)



常に不測の事態に備えたいわけ。


遺言集。という本を読んだ。
色々な人間の変わった遺言や最後の言葉が
たくさん書いてある本だ。

達成感に満ち溢れた言葉を残す音楽家。
最後まで悪意に満ちた言葉を吐く死刑囚。
意味不明な言葉を残した作家。

この世に生れ落ちた時、
人は国籍も人種も問わず皆同じように産声をあげるが
死ぬときばかりは千差万別。
言わずもがな、最後の言葉とは
その人の生きてきた人生を表す言葉であるに違いない。

私はいつどこで死ぬのか分からないが
どんな言葉を残して死ぬのだろうか。

病院のベッドの上で
家族に見守られながら
息も絶え絶えに、力を振り絞って最後の言葉を吐く。
「何か言ってる。みんな静かに!」
酸素マスクをはずされた私はこういい残すのだ。
「・・・パトラッシュ・・僕はもう・・」
ピー。
ご臨終です。
残された家族の微妙な表情を見れないのがとても残念。

もしくは
「み、見える。2年後の夏・・・世界は・・・」
とか予言めいた遺言をしてみたい。


「僕の3億円は親族で均等に分配してください」
とかありもしない財産分与を残して
親族をアタフタさせてみるのもいい。

いやぁ。
こう考えるとわくわくしてくる。
遺言考えるのって楽しい。


とりあえず、
僕の遺言はあまり間に受けないよう気をつけて欲しい。


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2005年02月16日(水)



朝から外は真っ白なわけ。

今日はほんとに一時も晴れることなく
しんしんと雪が降っている。
このまま春になるのかなぁと思っていたのにまた冬景色。
ま。嫌いじゃないけどね。

コーヒーを飲みながら
景色を眺めていたら
後ろから先輩がやってきた。
先輩といってもかなり年配だが直属の上司ではない。
彼も外を見ながら
「よく降るねぇ」と言った。

僕はその言葉に
「めちゃめちゃ降ってますねー」
と言おうと思ったのだが
咄嗟に「めちゃめちゃ」って言葉は目上の方に対して失礼なのでは。
という考えが頭によぎり、何か他の言葉をと思ったのだが
結局間に合わず、私の口から出た言葉は
「めこめこ降ってますねー」
なのだった。
めこめこって。

彼もかなり不思議だったようで
「めこめこ?」
と聞き返していたが
私も男である。もう後には引き返せない。
さも当然であるかのように
「ええ。めこめこ。降ってますよね。」と言った。
彼は「か、変わった方言だね・・・」と言いつつ
また窓の外を見た。
僕も窓の外を見た。
母さんごめん。北海道弁を一つ増やしちゃったよ。

私はいたたまれなくなって
「ではお先に」と言って仕事に戻ったが
彼はやっぱりまだ納得いかないようで
ブツブツ呟いていた。

妻子を持ついい大人の男が
遠い目で雪景色を見ながら
「めこめこ・・・・・」と呟くのは
シュールな光景なのだった。
ちょっと悪いことをした。
今日のことは早く忘れてくれるといいのだが。


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2005年02月14日(月)


デッドコースターという映画を見たわけ。

簡単にこの映画の主旨を説明すると
ひょんなことから九死に一生を得て自らの幸運を喜ぶが
すでに死のリストに載ってしまっているで
「死」というものに取り憑かれ
有り得ないような事故で結局は死んでしまうという話。

死ぬシーンの描写がかなり生々しくて
みんなエグイ死に方をしていくけど
見ていてあんまり怖くなかったのは
映画の中の「死」も、現実にいつか私にも訪れるであろう死も
概念的で現実味がなく、
そして裏を返せばすでに受け入れているのかもしれない。

モンスターに襲われるとか
高いところから落ちるとか
子供の幽霊が現れるとか
なにかが自分の命を脅かす時、強い恐怖を感じる。
恐怖を感じることで避けようとする。
うまくいけば避けることができる。
でもその恐怖は死そのものに対する恐怖かというと
なんだかそうではない気がするのだ。
だって死は誰にだって避けることができないからだ。
死の原因になるものには恐怖を感じるが
死に対する感情はどちらかというと純粋な「拒絶」に近い。


普通なら考えられないような偶然が重なり
登場人物が次々と順に死んでゆく。
身の回りに起こる全てのことが
自分の命を脅かす可能性を持ち
それらの中に含まれる僅かな「死の予兆」を頼りに
「死」を回避してゆこうとする主人公。
作中では「死」という言葉で表現されてはいるが
それの根ざすところは運命とか死神とかいう概念に近い。

どんなことが死の原因になるのか。
実際にも予兆みたいなものがあるのか。
もしあるとしたら自分はそれに気付くことができるだろうか。

とかホラー映画を見たにしては
ちょっと考えさせらられるものがあった。

ところで
同じチームのシヴァさんから
バレンタインのチョコレートを貰ったのは
なんの予兆だろうか(死?)


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2005年02月08日(火)



ヒットカウント33333を踏んだ幸運な人に
心からおめでとうと言いたいわけ。
おめでとう俺!(ある種の自慰行為)


兼ねてより私は下着にトランクスを愛用してきた。
言ってみれば自由人である。
プラプラである。
脱ぐとマジックのようにちっさく縮まる下着をしている
女性には分からないかもしれないが
その開放感が良いのである。
世界が俺の庭さ。

しかしながら今回、ふとした思い付きで
ボクサーブリーフなるものを購入。
モッコリである。
普通のブルーフとは違って
幾分オシャレな感じではあるが
モノをガッチリと固定するその力強さは
かなりのものである。
僕ってば身動き取れない。
すごい束縛されてる。
ねぇ。アタイのこと信用できないの?
そんなに縛らなくてもどっかに行ったりしないってば!
(着脱できないので)


だがなかなか具合がいいので気に入った。
ちょっとケツに食い込むがじき慣れるだろう。
かなりセクシーなので
心臓の弱い方はご注意ください。
モッコリに弱い方は
白線より一歩下がってご覧ください。
あ。ダメですよ!お客さん!
踊り子にはお手を触れないように!


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2005年02月01日(火)



美しいものは人の目を奪うというわけ。


映画女優やモデルなんかと
知り合うことのない生活を送る一般人にとって
思わずはっと息を呑んでしまうような
美しい人に会うことはそうそうあることではない。

「美しい」というものが一体どういうものなのか
それを定義することはとても難しく
「なぜ美しいと思うか。」とか
「そもそも美しいとはなんぞや」という問いかけには
人は誰だって答えることはできない。
だけど誰にだって
美しいと思えるものがあり、
美しいと思える人があり、
そして誰だってその美しいものを見ていたいと思うのだ。

そう考えると
昨夜、寄ったコンビニの店員さんを
まじまじと凝視してしまったのは
責められることではない。

その人は
比喩ではなく、透き通るような肌をし
その白い肌に冴えるような
ほんのりと赤み掛かった薄い唇は
きっと化粧など必要としないだろうと思えた。
すっきりと延びた鼻梁の奥の
しんとした水辺のような涼しげな目元に
時折かかる前髪が
彼の美しさを引き立てていて
私は思わず見惚れた。


・・・彼?


いやー。そうなんだよ。
男なんだよ。
最初は女かと思った。
でも声は男だし、体つきも男。
美人だと思う男なんて初めて見たよ。

自分にとってゲイは絶対に有り得ないなと思っていたが
彼ならばいいかも。
とか思う自分に気付き
おぉい!ちょっと待て自分!
と突っ込みを入れてみたりした初体験の夜(ぽっ)

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日記才人