東京にはもう居場所がないのだなぁと実感したというわけ。
前回、茨城の方に出張した時 熱を出してヘロヘロになってしまったが 今回もまた体調を崩したのである。 なんですか。 遠足を楽しみにし過ぎて熱出す小学生ですか俺。
ま。今回は早めに投薬を行ったため 少々ダルいくらいで平気だったのでよし。 電車を乗り継いで新しい設備の購入のため西東京へ。 毎日こんなんだったら楽なのに。 と思うほど和気あいあいと商談を行う。 家が何軒か建つような金額も 自分の金ではないので「安いっすね!」とか適当に相槌する。 そのように購入する気を全面に押し出していたため 当然の如く夕食は夜の街へ繰り出して接待を受けた。 わぁ接待なんて初めて。
行った先はとある料亭。 ふぐ料理屋さん。 コレ! コレですよ! 僕が求めていた社会人とはコレですよ! 毎晩遅くまでモニタや数字の羅列とにらめっこするような生活じゃなくて こういう華やかなイベント目白押しな毎日なのですよ!
営業>「まぁまぁまぁまぁ。どうぞ一献。」
私>「いやいやいや。私はもう」
営業>「そうですか?ではなにか余興でもご覧になりますか?オイ!女将!」
女将>「かしこまりました。本日はキレイどころを取り揃えておりますゆえ」
営業>「ふふふ。rikuさんも嫌いじゃないでしょう?」
私>「おぬしもワルよのぉう。ふっふっふ」
とか! とか!(興奮しすぎ)
でも現実は 僕みたいな若造は料亭になぞ行ったことはないし 着物を着た女将に丁寧に挨拶されても 気の利いた返事もできなく 「あ。あう。こんばんわ。」とか 「おい。おいしいですね。」とか。 そんなヘタレな発言かまして終了。 物には分相応というものがあると思い知る。
大体、あんな小皿でちまちま料理だされても 味なんてわかりゃしねぇって。
あ? うん。 ま。多分美味かったんじゃないかな。 美味かったよきっと。 フグだし(スネてる)
冒険は男のロマンであるというわけ。
先日、僕の担当する設備のお引越しがあった。 装置を経ち下げ、結線を一度全てはずし アホみたいに重たいソレを 汗だくになりながら運んで 移設先でまた接続しなおして、再起動。 それを10台やった。丸二日かかった。
他にも書類書いたり工事の立会いしたり えらく面倒で心底疲れる作業なのだが 僕が仙台に来てこれで3回目であり 今回などは前回の引越しから10ヶ月しか経っていない。 たぶん、どこかの秘密組織が ピンポイントで僕を狙っているに違いない。 世界規模の陰謀だ そうとしか考えられない。
とりあえず10ヶ月前と同じ様に
「もう二度とやらねぇ」
と宣言してみたものの あの手のかかる装置達の担当をしている限り 同じような仕事がふってくるのだ。 よって1台ずつ気付かれないように 後輩に担当を譲っていく事を企んでいる。
ところで 移設した後、装置を立ち上げる作業をしている時 いくらやっても電源が入らない。 あれこれ悩んで調べてみた結果 誰かが装置の緊急停止ボタンを押してしまった事に気付いた。 おそらく運んでる時にはずみで押してしまったのだろう。 とにかく、その緊急停止ボタンの解除をしなければ 電源が入らない事は明白である。 で、解除しようとしたらボタンはビクともしない。 よくよく見るとボタンには鍵穴。
か、鍵?
先代の担当者よりこの装置の使い方を教わった時も 装置を引き継いだ時も そんな鍵のことなんてこれっぽっちも言ってなかった。 見たこともない。 どこにあるのか心当たりすらない。
ということで
今週中に報告書を書かなくてはならない。 ↓ そのためにはデータが必要。 ↓ 測定しないとデータがない。 ↓ 装置をはやく立ち上げないと測定できない。 ↓ 立ち上げるには緊急停止ボタンの解除が必要。 ↓ 解除には鍵が必要。
という感じでもって 僕のリアルドラクエ的冒険の旅が始まったのだった。
ルーラ!(いきなり逃避)
現在、riku的には 空前の納豆ブームなわけ。
納豆にはやはり醤油が一番合うが 好みによっては様々な薬味が加わる。 例えば、ネギやカラシなんてのはメジャー。 他にはうずらの卵とか トロロとか オクラとか めかぶとか。 僕などは上級者であるので マヨを入れてみたり 砂糖を入れてみたりして楽しむことも可能だ。 だまされたと思ってやってみるといいと思う。 本当にだまされるかもしれない。
とにかく僕は 納豆さえあればご飯は何杯でもイケるし 納豆さえあればもう無口になるし 納豆さえあればアイツの足のクサさも気にならないし 納豆さえあれば上司のむかつく態度にも我慢ができる。 そんなわけがないおまえちょっとダマレよデブ。
という旨を社食にて ヨウスイさんとコクさんに切々と語ったところ 誕生日プレゼントに納豆をくれたのだった。
こればっかりな納豆があっても クサイ誕生日には変わりなかった。 ポッキーの方がまだマシだった。
28年前の昨日、僕は生まれたというわけ。
僕が声も高らかに産声をあげた瞬間 雲が晴れ 優しく太陽の光が差し ふと風がやんで 街中からあらゆる音が消えた。 その澄んだ静寂の中で 待ち望んでいた民衆は息を呑んで空を見上げ 僕をこの世に送り出した神様はこう言った。
「やっべ。間違えた。」
連絡不精になっているにも関わらず 色んな人からおめでとうメールをいただきました。 どうもありがとう。 でもサイトが死んでるので誰もこの日記読んでないかも。
次男と末弟からもメールと電話がきた。 かわいいやつらだ。 なにか欲しいものがありますか。と聞かれたので じゃぁ、プレゼントに現金でもくださいな。 と遠慮がちに申し出たら切られた。 かわいいやつらだ。
近所のコンビニのお姉さんは 袋の持つところを 明らかにねじり過ぎなわけ。
例えばコンビニで弁当を買ったときに 袋に入れてくれる箸だとかフォークだとか。 それは 「お箸は入れますか?」とか 「スプーンはいくつ入れますか?」とか そういう慎重な接客を差し置いて 彼らの体に染み付いた一連の流れは 無意識のうちに余計なものまで入れてしまう。
ポテチ買ったのにフォーク入ってたり シャンプー買ったのに箸が入ってたり。 食えというのか?
今日は見たことないボールペンが入っていた。 どうしろと?(返しに行きました)
間違って現金入れてくれと僕的にはとても嬉しい。
ああ。紅葉がいい具合に色づいてきた。 今週末は山に行くか。
映画のチケットを買う時 チケット売り場のお姉さんに向かって 映画の題名を言うのがちょっと照れくさいというわけ。
例えば「半落ち」とか「ブラザーフット」とかは 比較的言いやすい。 普通だ。
でも最近の映画は 「世界の中心で愛を叫ぶ」とか 「いま、会いにいきます」とか まだ未公開だが「僕の彼女紹介します」とかは なんだかとても照れくさいのだ。
なので僕は照れ隠しに 売り場のお姉さんをからかってみたりする。 例えば題名を途中で切る。
「世界の中心で愛をさけ。一枚ください」
え。あと一文字なのに。というところで切ってみる。 とても違和感がある。 お姉さんも「え?」というような顔で僕を見て 少しばかり逡巡するがそこはホラ。プロなので。 復唱することで確認を行う。素晴らしい。 ここで、僕と同じように 「世界の中心で愛をさけ。一枚ですね?」と復唱してくれれば なお素晴らしいのだが、今のところそんなお姉さんはいない。 残念だ。
そんな風にして見た「いま、会いに行きます」は 僕的にはとてもよかった。 「世界の中心で愛を叫ぶ」よりも格段よかった。 竹内結子はとてもキレイで透明感があったし 中村宇童は誠実で優しい男を見事演じていた。 子役は名前を知らないけどかわいくてよかった。 登場人物が少なめだったも僕の好みだ。 とても気に入ったので原作本も買ってきて読んだ。 映画でも泣いたけど、本でも泣いた。
あそこまで心の底から たった一人を愛し、たった一人から愛されるという そんな相手を手に入れることができればと思う。 それはとても難しいことだけど。 きっと誰しもが 私にもあんな相手がきっとどこかに。 と思いながら、生きているのだと思う。 だから生きていけるのだと思う。 ああ。見てよかったな。と思う映画だった。
でもチケットを買う時は 「いま、会いに行きま。1枚。」なのだった。
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