2003年02月26日(水)



息子>ねぇねぇ。ぱぱぁー。

父>なんだい?

息子>僕ね。僕ね。勉強したよ!

父>そうかぁ。勉強したかぁ。えらいなぁ。

息子>エヘヘ。

父>でも一体なんの勉強したんだい?

息子>んとね。昨日話した「だいのじ」だよ!

父>おお。早速復習かぁ。将来有望だなぁ。よしよし。

息子>うん。ぱぱの言ったとおり「daiの字」じゃなかった。

父>そうだな。daiの形は人間には無理だものな。

息子>でね。ほんとうはどう書くのか僕調べたんだ!

父>ははは。どれどれ。今度はあってるかな?

息子>んとね。こう。こう書いて。こう!でしょ!?

























父>その右上の点は切断された頭部を意味するのかな息子よ。



 < past  INDEX  will >
MY追加




2003年02月24日(月)




息子>ねぇねぇ。ぱぱぁー。

父>なんだい?

息子>「大の字になって寝る」ってどういう意味ー?

父>おお。難しい言葉を知ってるなぁ。エライぞ。

息子>エヘヘー。

父>それはね。大という字が書ければ分かるよ?

息子>だい?んー。僕しらないー。

父>そうだね。まだちょっと難しいかな?ふふふ。

息子>あ。でもボク分かるかもしれないよ!

父>ほんとかい?どれ。書いてごらんよ。

息子>んとねー。んとねー。こう!でしょー!




















dai



父>それは人間の骨格ではムリだ息子よ。手足バラバラじゃん。というかなぜアルファベット。


 < past  INDEX  will >
MY追加




2003年02月18日(火)



久しぶりの日記である。
実はずっと寝込んでいた。
木曜から体温が39度をバシっと指したきり動かない。
今月から私の平熱は39度に変更になったかと思ったほどだ。

月曜になってもそれは一行に変わりない。
風邪なんてのは2日も寝てりゃ治るもんだと私は考えていたので
5日間も高熱続きなのはさすがにやべーかなと
月曜の定時後に
府中病院救急救命室に駆け込む。
いわゆるERというやつだ。
体温が39度ぽっちでは
あまり重要視されないらしく
さんざん放置されたが薬をたくさんもらえたのでよかった。


そして現在、東北新幹線MAXやまびこ号車中だ。
新幹線に乗るのはこれで2度目で
ましてや一人きりなんてのは初めてであり
加えて余裕を持って家を出たにも関わらず
電車がガッツリ遅れて
新幹線に置いていかれそうだったりとかで
あらゆる意味でぎりぎりだった。
さっそく帰りの新幹線のチケット落とした。
帰りは自腹だ。
ほんと電車止まるのムカツク。
具合悪いのに走るハメに。



この一週間で学んだこと。
・風邪とインフルエンザは違う(同じだと思ってた)
・熱が出たらすぐ病院に行くべきだ(寝てれば治ると思ってた)
・中央線はやっぱりすぐ止まる(しかも大事な時に限って)
・なにより健康が大事(ほんと元気が一番)
・府中病院ERの看護婦はツブ揃いだ(殊更に弱ってる所をアピールしてみた)



25日にいったん東京に戻る予定。
電波届くといいなぁ。


 < past  INDEX  will >
MY追加




2003年02月09日(日)



天気のよい日曜日。
この日は以前から計画していたとおり
えみちんと二人で、はとバスに乗った。
東京観光だ(最後かもしれないしな)

10時に新宿駅というかなり早い時間設定に
寝坊しないように早めに起きた。
えみちんはというと前日は夜遅かったらしい。
だが彼女は寝ずとも活動できる変わった人。
ボクにモーニングコールするほどの余裕だ。
まぁ多分、信用されてなかったのだろう。
(ちゃんと起きましたエライ?)


新宿駅東口の前に
はとバス乗り場がある。
そこへ行くとえみちんがいた。
実は今回会うのは2年ぶりの2回目で
えみちんは髪型も変わっていたが
一発で分かった。
相変わらずキレイだと思う。
二人並んで歩くと
どう見ても釣り合いが取れてないと
自覚できるところが悲しい。
それほどの女性だ。
でも働き過ぎだ(寝ろよ)
2年ぶりの逢瀬を喜び合う。

じゃぁバスに乗ろうかということになって
アルタ前に3台ほど止まっていた中の
2階建てバスにボクは心惹かれたのだが
残念ながらそのバスではなかった(しょぼん)


そして間もなく出発。
向かった先は皇居。
感想としては無駄に広いと思った。
あれだけ土地が余ってるならくれないだろうか。
別にあんなに広い土地いらんやん。


ただっぴろーい。


でも広い空間を歩くのは心地よいと思った。
そういえば東京にきてからはそういう散歩をしたことが
なかったかもしれない。
玉砂利の広場を歩くと
ああ。そういえば砂利道も久しぶりだ。
と気付く。
やはり東京とはそういう土地なのだ。
えみちんも歩くのが好きなほうだ。
たぶん。
初めて会った時、新宿の街をかなり歩き回った記憶がある。
そういった、余裕をもった時間を過ごしたい。と思う点では
彼女とは気が合うと思う。
でも働きすぎだ。


次に浅草へ行った。
よくテレビで見ていた雷門が目の前に見えた時は
なんだかちょっと不思議な気がした。




もっと下町っつー下町を想像してたが
ちょっと大きな寺の境内みたいだなと思った。
二人で甘いもの食べた。
なんという店だったろう。梅屋?なんだっけ?
とにかくぜんざいが甘かった。
ていうか重すぎ。


ずっしり。


それから二人でなんとかっていう寺に行き
おみくじをひいた。
えみちんは凶だった。
ぷぷぅー!
凶て!初めて見たよ!
つーか有り得ねぇ!ぎゃはは!



俺も凶ひいた。

なんだこの寺は。
嫌がらせか。
つーか道理で今年に入ってから良い事がない。


えみちんは
「おかしい!そんなはずないモン!」
と目の前に突きつけられた現実を直視しようとせず
再度ひく。という
おみくじの存在意義を根本から覆す行動に出た。






結果、また凶。


待ち人、金運、恋愛運などなど
いくつかある項目全てにおいて
気持ち良いくらいことごとく否定されてた。
笑った。



次にお台場へ行った。
僕は1年近く東京に住んでいたが
実はこのメジャーなスポットに行ったことがなかった。
なので楽しみにしていた。
もしかしたら芸能人などに会えるかもしれない。

レインボーブリッジを渡り
見えてくるフジテレビ社屋。
うわ。テレビのままだー。
すげー。

なんか埋立地っぽいところに
ちょっとキレイな街があった。
街か?
僕的には科学館とかあったの行きたかったけど
時間がなくて無理だった。ちっ。

フジテレビの中を見学して
クイズミリオネアのセットを組み立ててるのを見た。
日曜だから撮影はしてないそうだ。
テレビってのは土日関係ないのだと思っていたが
そうではないらしい。

それから海へ行き
なんだか分からないけど自由の女神とか見て
犬がいっぱい散歩してたので
触ったりして遊んだ。
面白かった。
海を見たのは久しぶりだ。
いい散歩コースだと思う。
天気もいいし
家族連れが多かった。
海は汚かったけど
夏は泳げるらしい。


最後に東京タワーに登った。
高かった。
札幌テレビ塔より高いと思った(そりゃそうだ)
混んでて特別展望台に行けなかった。残念だ。
時間があったのでトリックアート美術館に行った。
僕、結構騙される。
えみちん。なにがトリックなのか理解するのに時間がかかる様子。
えみちんの脳構造は特殊なのだと思った。

帰り際オモシロい写真があったので撮影しておいた。


見えるかな?おっぱいプリン。


新宿に到着したのは5時過ぎだろうか。
朝の10時からの旅だったから
結構のんびりできるだろうと思っていたけど
思いのほか時間に追われて
僕ら二人は毎回集合時間ギリギリだった(ダメコンビ)
もう少しゆっくりと回りたかったけど
全部はじめて行くところだったので
僕はとても楽しかった。
えみちんはどうだったのだろうか。
僕と一緒にいて楽しかったのだろうか。
まぁ楽しかったに違いない。


帰りに足裏マッサ行った。
初めて行く店だ。
結構、静かなカンジで
落ち着けそうな店で僕はとても気にいった。
なんかズボンを脱いで半パンに着替えさせられた。
いきなり
「下脱いでくださいね。」
と言われて
え?なに?そういうマッサージ?
とか思ったのは僕だけではないはず(テレ
隣のえみちんとはカーテンで仕切られていて
僕は覗いてやろうかと思ったのだが
後が怖いのでやめておいた。
残念だ。


マッサージ師のお姉さんはとても気さくな人で
話がはずむ。
業種と住んでる街を言ったら
一発で会社当てられた。
アイツはエスパーだと思う。
僕は胃が疲れてるといわれた。
ストレスかなぁ。
あと脳が疲れてるとか(どうせ足りないですよ)
えみちんは足裏マッサには目がない。
言ってみればマッサふぇちだ。
ていうかオタだ。
あんだけ寝ずに活動していれば
体のひとつもおかしくなろうというもの。
マッサージに頼らずに
生活を少し休めてはと思うのだが
彼女にとってはそれが普通らしい。
どうか無理せず元気でいて欲しいものだ。

今回は遠くに行く前に遊べてよかった。
実に2年ぶりに会ったわけで
次はいつ会えるか分からないけど
僕が寂しいと言えば
きっと宮城まで来てくれると信じている。

ありがとね。





登場人物紹介。

えみ:Speak easy
オフィス街で働く美しきOL。
にも関わらず夜もバイトなどしたりする
エネルギッシュな人。
というよりも無茶な人。
2年前に一度会い、
それ以来ぱったりと連絡を絶っていたが
今回、いきなり連絡をよこして僕を驚かせた
猫がそのまま人間になったかのような女性。
見た目の毛並みに心を奪われ
撫でようなどとしたらすぐさま反撃を食らいそう。
猫は猫でも野生。
そしておみくじは凶(ぷぷっー!)



 < past  INDEX  will >
MY追加




2003年02月08日(土)


topページのことについては
あまり触れないできただきたい。
訳あってこれより3日間ほど
あのような醜態を晒すことになった。
具体的に言うと
とるちんかおっちにビリヤードで負けた。
いや。負けてないですけど。
ある意味、勝ちですけど。


ということで
本日は上記2名に加え
きっしゃんみんSANA
送別会なるものを開いていただいた。
新宿はみやこんじょにて。
久しぶりに宮崎料理を堪能することができた。
いちおー僕の送別会ということだったのだが
かおっちの誕生日会もできずじまいであったし
なにやら僕自身も
東京を離れるという実感がまるでないので
お別れをするという雰囲気ではなかった気がする。
いつもどおりにみんなで楽しく遊べてよかった。

帰りにはビリヤードをした。
とるちんとかおっちとは一緒にやったことがあったけど
きっしゃんとみんとするのは初めてだったので
勝負を挑んでみたものの
みんな結構ウマイ。
僕的にはみんちゃんのブリッジの手つきが楽しかった。
すごいソフトタッチだった。

かおっちは前回と見違えるほど成長してる。
あんなに爆笑させてもらったのに
今回はサクっと負けたりもした。
おかげでサイト名などを変更する罰ゲームを敢行するハメに。
かおっちが負けたときのサイト名は
「18禁」
だっただけになおさら悔しい。
次回はぜリベンジしたい。

ほんとにみんなには感謝してる。
北海道から上京してきて
いつも寂しくなかったのは
みんなのおかげだ。
これからはあまり会えなくなるかもしれないけど
時々は僕を思い出して欲しいと思う。
東北に来ることがあれば
ぜひ声をかけて欲しい。
そんな夜だ。


というかとっても普通の日記だ。
かれこれ2年ほど続けるうちに
僕にとって「日記」というものが
ただ日常の出来事を記すというより
誰かを笑わせる。
というものに変化してしまったようだ。
どこでどう道を間違えたのか不思議である。

ともかく。
必ずオトす。
というポリシーにのっとって
オチを加えて終わりにする。



























東北転勤とか全部ウソ。
実はドッキリでしたー。











ほんとだったらみんな怒るだろうなぁ。
あー。宮城行きたくねー。


 < past  INDEX  will >
MY追加




2003年02月04日(火)



最近ちゃんと日記書いてます。
どうだ。エライか(それが日記です)

先日、頑張って
2日分をまとめて書いたら
1つの日記しか気がつかない人続出。
ほんとにもう。
ちゃんとチェックしないとだめですよ。
そんなテロちっくな日記を書かせたら
右に出るものがいないrikuですけども。


今日はみなさんに
お知恵を拝借したい。
実は困っている。

というのは
私はまもなく東北という
前人未到の卑怯秘境に足を踏み入れるわけだが
そうなると移動手段として車両を所有しておきたい。
実は今日、住所となるだろう地域を
yahoo地図で検索したところ
山や空き地を意味するらしい、茶色で
しかもそれ一色の地図が表示されたため
そこには文明が未だ到達していないと私は即座に判断した。
私は快適な東北ライフを送るためにも
引き篭もりにならないためにも
ぜひマイカーを手に入れておきたいのだ。

しかしだ。
そこにきて問題がひとつある。
金がないというのも問題ではあるが
この際、車種について贅沢は言ってられないので
動けばヨシ。とするが
それよりもなによりまず
車庫証明なるものをてにいれなければならない。
だが私は車庫など所有していない。
現在住んでいる寮に駐車場はあるが
その寮は来月には閉鎖されるし
空きがあるかどうかも分からない。

人に尋ねたところ
とりあえず実家の住所で取得したらどうか。
とアドバイスを頂いたが
私はすでに住民票を移してしまっているので
今や立派な東京都民である。

もちろん東北に引越してしまえば
車庫証明をとるなど簡単なことだが
引っ越してからでは遅い。
なぜなら車がないと
通勤ができないからだ。

・・・ちょっと待っていただきたい。
涙を拭わせて欲しい。

・・ぐすっ。
失礼した。
とにかく
そういった事情で
かなり早急に車庫証明を手にいれ
かつ、
安い車を入手しなければならない。

どうだろう。
私に知恵をいただきたい。
あといらない車とかあったら頂きたい。
もしくは現金とか頂きたい。
できればメイド付きでいたd(ほんとに困ってます)





 < past  INDEX  will >
MY追加




2003年02月02日(日)



頑固オヤジ的な意思の固さでもって

「マフラーとは吹雪の日に
襟元から雪が入らないようにするためのものだ。
雪も降らないのに東京人のなんとひ弱なことよ」

と常々豪語していたのですが
正月帰省した時に
なにやらかわいらしいマフラーをもらったので
巻くことにしただが(意思弱っ!)
如何せん普段巻かないものだから
巻き方が分からん。
最終的にはぐるぐる巻きにしたのだが
これであってるのだろうか。
誰かおっしゃれーな巻き方を
我輩に教えるといいと思う。rikuですけども。



先日申し上げたように
来春から2年ほどの
東北への出向がほぼ確定してしまい
しかも最悪の場合、そのまま永住。
というネタにしか思えない現実が
我輩に降りかかったのであるが
この突然のことに

「えっ?!rikuが関東からいなくなっちゃう!
そんなのマチコ(仮名)耐えられない!」

とか

「東北に行っちゃう前に
ワタシのメイド服姿見てもらわないと!」

とか

「いっそ東北に連れて行っテ!(脱ぎつつ)」

とか
そんな婦女子が後を絶たないのは明白で
ステキ極まりない我輩としてもそんな子猫ちゃん達に

「大丈夫さっ。例え離れたって
僕はいつでもハニー達の傍にいるサっ☆(カメラ目線)」

と言いたいところだが
スマン。
思いの外、素でヘコんでる。
東北いきたくねー。



そういえば
先週の水曜日にみすりると
sakuraのライブ行きました。
うひひひ。
もう。最高。
マジ最高。
結婚したい(人妻です)
ほんとヤラれたな。
また行きたいなー。
今度いつ見れるかなー。
東北には・・・・来ないだろうナァ(我ながら痛々しい)



でもあれだ。
みすりるがいなかったら
確実に迷ってたね。渋谷。
田舎育ちなので方向感覚は良い方なのだが
どうもあの街は合わない。



 < past  INDEX  will >
MY追加




2003年02月01日(土)



金曜日はちょっとした研修があって
同期の一部である数十名が
半年振りに揃ったわけであるが
もちろん研修などとは名ばかりで
適当に聞き流し
東北出向を皆から同情されながら(半笑いだったけど)
メインである定時後の飲み会に望んだわけだ。

半年も経つと
やはり皆成長するのだな。
アホな会話に紛れて
時折仕事の話や
専門的な知識の情報交換が
聞こえてくる。

入社したての
あの学生となんら変わらない
頭の悪そうな顔と違い
いっぱしの社会人として
まぁわずかながらも
1年という時間を過ごしてきた人間の
自信と意思が
その顔からは感じられた。

僕も
自分では分からないけど
少しは成長したのかな。




同期K>「うぅーし。一次会終了。次行こう!」

俺>「いいね。どこいく?」

同期K>「温泉いきたくね?」

俺>「この時間から温泉?(時刻23:00)
オマエ・・・・・・なんていいこと思いつくんだ。

同期K>「決まりだ!温泉だ!温泉といえば草津だ!

俺>「草津て!いくらなんでもオマエ・・・冴え過ぎ。よし行こう!」




全然成長してないことが判明。




俺>「NとAも誘おうか。」

K>「しかしヤツラは冷静だからな。付いてくるかな?」

俺>「大丈夫だ。俺が説得する。」

K>「おお。頼もしいな。まかせたぞ」





俺>「よう!二人とも。明日は予定ないんだろ?温泉行こうぜ!」

A>「これから?この時間で温泉開いてるのか?」

俺>「平気。ここは東京だぞ。眠らない街だ。」

N>「近場?」

俺>「ああ。・・・うん。まぁ近いといえば近い。

N>「え?どこ?」

俺>「まぁ、いいじゃないか!久しぶりに会ったんだから!付き合うだろ?な?」

A>「まぁいいけどよー。」

俺>「ようし!そいじゃ行くぞー!」









K>「説得できたのか?」

俺>「バッチリだ。




という具合でもって寮を出発。
NとAの二人を適当に誤魔化し
まずはカーナビの行き先を草津に設定する。


ピッ。
ピッ。

カーナビ>-到着予定時刻は5時15分です-



N>「ちょっとまて。今、そのカーナビなんて言った?」

K>「は?なんのことだ?恥ずかしいからあんまりカーナビ見ないで。」

A>「恥ずかしいってなんだよ!見せろ!見せろって!」

K>「わわ。見たってなにも面白くないって!山ばっかりだから!

N>「山?今、山って言った?」

A>「コイツらなにか企んでるぞN!」

俺>「まぁ落ち着きたまえ。確かAは長野出身だったな?」

A>「ん?ああ、そうだけど?」

K>「だったら関東あたりは俺らより詳しいだろ?」

A>「まぁ、キミらよりは・・・。」

俺>「じゃぁこの辺りで箱根、伊豆に次ぐ有名な温泉と言えば?」

A>「くさt・・・・・・降りる!帰る!

俺>「K!逃がすな!ロックしろ!車出せ!」

N>「え?なに?くさってなに?どこ行くの?」

K>「出発ー。」


という具合でもって
可哀想なNとAは見事拉致された。
諦めたのか日ごろの疲れか
あっという間に後部座席で眠りにつくNとAの寝顔を
ニヤァと思い切り悪い顔で見ながら
到着したのは4時間後。
早朝の5時前。
群馬県六合村入山。焼尻温泉。



K>「よーし。到着だ。」

俺>「二人を起こすか。ってあれ?N起きてたの?」

N>「・・・・・ちょっと前からな。」

俺>「起きてたのになんで黙ってたの?」

N>「目が覚めたら一面雪景色なんだぞ。言葉が出ねぇよ!

K>「わははは!まぁまぁ。温泉着いたから!な?」

N>「まさかマジで草津来るとは。甘かった。」

A>「え?なにー?着いたのー?(目を擦りながら)」











A>「ゆ、雪っ!Σ( ̄◇ ̄||)」



あの顔。
ちょっとオモシロかった。


焼尻温泉というのは
コンビニの温泉雑誌で見つけた
唯一、24時間入れる温泉で
しかも無料ときた。
川底から温泉が沸々と湧き出るところらしく
川の中にザブンと入る粋な温泉。
Kと俺は実に楽しみにしていたのだが
着いて驚いたのは
なにもAとNだけではなく
明かり一つない山奥に
あれ?温泉って一体どこ?
状態でかなりビビった。
なんせ懐中電灯も持ってなかったので
俺の持つ携帯のスポットライトが大活躍。
そんな状況で
川の方へと雪をザクザク踏みしめながら
歩いてゆく。気温マイナス5度。


K>「あ、足跡あるからこっちじゃねぇ?」

俺>「そうか?よし分かった。道産子の俺にまかせろ。」

K「おお。頼もしいな!」


数分後。

俺>「オーイ!K!足跡がー!」

K>「どうした?」

俺>「途切れてる。

K>「まじで!川はあるのか?」

俺>「川はあるが・・・温泉が湧き出ているかどうかは分からん・・」

K>「・・・・入ってみる?」

俺>「アホか!もし普通の川だったら死ぬて!」

K>「うそーん!ここじゃねーのかよー!」

A>「長野に帰りたいなぁ・・・(逃避)」

K>「さ、寒い。死ぬ(大阪人)」





そんなことを繰り返しながら
ようやく看板を発見。
駐車場から数百メートルも離れたところに
川へと降りる階段を見つけた。


俺>「小屋がある!脱衣場じゃない?」

K>「おお!そうだ!やった!入れる!」

A>「ははは早く!入ろう!」

N>「そろそろ死ぬかもしれん(大阪人)」


気温マイナス5度。
明かりは携帯のみ。
外は雪。
足元も雪。

温泉が湧き出ているらしき川まで数十メートル。






全裸で走る男4人。





明るい昼間じゃなくてよかった。

俺>「おお!ほんとに川が温かい!」

K>「温泉?まじで?」

A>「うひー!あったけー!」

N>「ほんとに川だこれ!コケでぬるぬるする!」

俺>「あー。さいこーだー。」

K>「まったくだー。」

N>「きもちーなー。」

A>「極楽だねぇー」




もう。ほんと最高だった。
僅かな街頭の明かりの中
それでも透明と分かる川の中
温泉に浸かれるんだからもう。
気分は最高。
ところどころで川底から温泉が噴出してるから
ちょっと油断すると火傷するのが
たまにキズだ。
焼尻温泉って変わった名前だと思っていたが
おそらくこういう由来なのだろうな。



さんざん嫌がっていたNとAも
かなりいい気分になっていたので
この拉致温泉旅行は成功だったといえる
次回はぜひ昼間の天気の良い日に来よう。
という話をしながら4人で仲良く家路についた。










真冬の早朝5時とかではなく。
(俺もほんと寒かった。)


 < past  INDEX  will >
MY追加




日記才人