気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
この前もあったな、と。 使用人らしい男に案内されて、三人は屋敷内を見回す。特にガーシアは言葉には出さないようにしているが、物珍しい様子だった。 「こちらでお休みください」 部屋の中は簡素ながらも上質なソファーとテーブルが置かれていた。 「お座りください。今主を呼んでまいります」 初老の男が去るとアニムは座り、続けてウルバも座る。ガーシアは迷っていたがアニムに促されて座った。 「今のところ、変わった様子はなさそうだな」 ウルバは一度は座ったが、部屋の窓を見るために立ち上がり窓まで歩いた。窓の外を眺めている。ガガーシアもまたソファーやテーブルを見ていた。壁紙や絨毯も気になるらしい。 「怪しくはない。多分」 外を眺めつつウルバは言った。 「どんな主人が現れるか、楽しみだのう」
今日の朝は雨でした。なんとも暖かで、下は水浸しでした。 森の外れにあるその屋敷は閑静で獣などの被害があるとは思えなかった。外れということもあり、木々は少なく日の光も届いている。更にアニムには結界が張られていると感じられた。 「きれいだな」 ウルバが言った。獣の気配がしないからそう口にしたのだろう。ガーシアは不審に思っているようであたりをきょろきょろしている。 「結界だ。獣が寄り付かないようにしているようだ。しかし、依頼は獣退治ではなかったか?」 「そうだ。どうしてあんな大掛かりな」 「とにかく、入ってみようか?」 「え、どうやって?」 アニムはまず入り口、玄関を探した。そして、呼び鈴を鳴らす。ややして、初老の男が扉を開けた。 「どちら様でしょうか?」 アニムは弱々しく答えた。 「道に迷ってしまったようだ。ここから森を出るにはどうしたらよいか、教えて欲しいのだが」 「そうですか。それは大変でございましたね。どうぞ少しお休みくださいませ」 「いや、しかし、それでは申し訳ない」 「いいえ、いいのです。主も話し相手が欲しいようなので。もちろん、お連れ様も」 「ありがとうございます」 こうして、三人はそつなく屋敷に入ることができた。
更に寒いところへ行きます。
そしてガチガチに。どうなってんだ、天気。
いい感じにしばれる毎日。 ややして戻って来たガーシアはアニムと似たような恰好をしていた。 「もう少し可愛らしい恰好をすればよいのに」 しかし彼女はアニムを参考にした。それにエルフと人間の感覚は違う。 「かわいらしいとは、どんな恰好だ?」 「まあ、いい。それは今度話そう」 「早く行こうぜ、アニム」 しびれを切らしたウルバが先を行こうとする。 「ウルバ、お主はどこかで会ったことがあるような気がするな」 「俺はあの街で初めてアニムに会ったんだぜ? 記憶は確かだと思うんだが」 「そういうんではないんだが、まあ、それも後で考えるとするか。では、行くか」
いろいろ必要なものがあり、今日は買い物三昧しました。
例の冷凍食品事件の容疑者が捕まったとか。
ネット中毒なんで、最近ネットのニュース見ているとなんともまあ言いがかりやら何やらで、放送中止要請とか販売中止とかはたまたノロとノロ疑いの集団感染で今日恐ろしい不気味感を感じているこの頃です。
となるらしい。 「人間の称号はよく知らないが、確かに森の外れに住んでいる。森の外れは契約外だから放っておいたんだ。でも確かに人間が住むようになってからだ」 ガーシアは頷きながら話す。 「そうか。やっぱりその貴族を調べてみる必要があるようだ」 「調べるのか? その人間を」 「ああ、そうだよ」 「私も連れて行ってほしい。ダメか?」 アニムは少し驚いた。ウルバに会わせたのが早速刺激になったのかもしれない。 「ダメではないが、それではすぐエルフと知れてしまう。せめて帽子かフードを被るといい」 「そうか、わかった。すぐに戻る。少し待っていてくれ」
夢診断したら『今の生活が悪いから改善するといい』みたいなこと言われた。 手を引かれるまま、そこに辿り着いた。 「ここには人は来れない。集落からも遠い。アニム、この人間は?」 ガーシアは厳しい目でウルバを見るが、ウルバはガーシアを見てもエルフだと騒ぐ事はなかった。 「これはウルバ。小生の仲間だ」 アニムが紹介した。 「ふむ、ウルバとやら。お前はあの街の人間か?」 「いいや、俺は流れ者のウォンテッダーだ」 「ウォンテッダーか。なら、エルフには会ったことはないのか?」 「会った事はない。でもよく話は聞いていた」 「そうか。悪い人間ではなさそうだ。しかしアニム、一緒では集落へはやれない」 「わかっておる。この森でやることが出来たからそちらへは行けなくなった。どうやらお主らが気にしている事と関係がありそうだ」 ガーシアは少し意外そうな顔をする。 「最近、この森に貴族が住み着いたらしい。知らぬか?」
昨夜、寒さと鼻づまりで眠れず、我慢出来なくなって点鼻薬を使用したら、差し過ぎて痛くなって余計眠れなくなりました。
堕落まではしないのだけど。
今日くらいまでかしら。
テレビも音楽もない方がはかどる。 ウルバとともにまた街を出て、森へと入る。案の定エルフたちは出てこなかった。 「この辺かな?」 アニムは大声で叫んだ。 「ガーシア、出てきてくれ! 小生の友人だから」 「!? なんだ、アニム? いきなり」 ウルバはややうろたえたが、アニムはなおも叫んだ。 「大丈夫だ、彼は味方だ」 それでもガーシアは姿を現さない。 「やはり、ダメかもしれんのう。このウルバなら十晩は面白い話を聞かせてくれると思ったのだが」 そうつぶやくと、茂みから腕が伸びて、アニムの腕を捕まえた。 「そう来たか。ウルバ、何も言わずついて来い」 「え? ああ」 アニムは腕を引かれるまま、ウルバはただ黙ってアニムのあとをついていった。
かつて世界一だったという観覧車の撤去。 その貴族の屋敷へ行き、何が原因で獣が出るのか、どんな獣が出てくるのかを調べに行ったほうがいいのかもしれない。もしくは貴族の虚偽かもしれない。 「俺も一緒に行く」 ウルバが立ち上がった。 「しかし……」 アニムはやや躊躇する。ウルバが一緒であればエルフたちは姿を現さないだろう。 「アニムは魔法使いだろ? 獣が出るというなら腕っ節が必要だろう?」 「いや、魔法使いではないのだが……それはともかく、確かにお主がいた方が助かるのだが……」 アニムはふとあることを思い出し、ウルバにいった。 「わかった。一緒に行こう」
3DSのダウンロード版のソフトにて。
物事に落とし穴あり。
昨日忘れてた、パソコン出してしたにも関わらず。
目がぁー目がぁーな状態に昨日なりました。
1月11日、鏡開き。鏡餅を開く日です。
それまであんまり利用したことはなかったのですが、良いところでした。区切られたスペースが多数あって勉強しやすい。そして、なにより静か。図書館だから。 ウルバとの話は宿屋ですることにした。 「ちょっと待っててくれ」 盗聴防止のための簡単な結界を張る。まず、これを破れる人間はそういないだろう。 「よし、いいぞ」 ウルバは頷いて話を始めた。 今回の依頼人は街のはずれに住む貴族からだった。最近その貴族が住む屋敷の周りに獣が住み着くようになったのでその駆除の依頼だった。その貴族が住むのは街の近く森の中にある。 「そんなところにどうして住んでいる?」 「なんでも養生するため最近になって住み始めたらしい」 「なるほどのう、だから……」 その森にエルフの集落がある。最近になり人間の出入りがあるのはそのためなのかもしれない。 「だけど、森に獣が住まうのは当たり前だろう」 「それが異常に多いからって依頼することにしたんだってさ」 「これは、その貴族の方に何かあるな」
図書館行こうと思ったら、混んでいた。 アニムは再び街へ向かった。半ば逃げ出すように出たその街はまだ落ち着かない様子だった。まだたくさんの賞金稼ぎやウォンテッダーたちが行き交っている。 「アニム? アニムじゃないか!」 街の中でそう声をかけたのはウルバだった。 「ウルバか。ちょっと黙っておれ」 「黙っておれって? アニム、どこ行っていたんだよ」 ウルバは本当に心配そうな顔をしていたので、アニムは少し戸惑った。 彼は、体力、力自慢の戦士タイプ。剣の腕はかなり立つ。性格は見た目よりも若く、幼く、何より純粋だ。そのため、アニムは危なかっしく思え、この街で2、3度ほど彼の手伝いをした。 「ああ、ちょっと用事を足してきたら、またこっちに用事ができた。それだけだ」 「実は、アニム、ちょっと相談があるんだ。昨日招集がかかった依頼なんだけど。どうも変なんだ」
客が少ない。 「私たちエルフは、自然を住処として森なら、その全体が住処だ。だけど今は違う。この近くの街の人間たちが私たちを狙っている。理由はよくわからないけれど、最近特にチラチラと現れる。私たちの集落まではさすがに踏み入れられないけれど、魔力の弱い子供たちだけで集落から出すことができなくなった」 アニムはあの街から出るときのことを思い出した。何やら物々しい様子だったし、それに巻き込まれそうになっていた。まさかと思うが、ここと関係があるだろうか、と。 「今までこんなことはなかった。街の人間は大昔にエルフと契約したんだ。エルフが住む森は豊かになる。人間は森の恵みを譲ってもらう代わりにエルフには不可侵という契約をしたんだ。人間はそれを忘れてしまったんだろうか」 「……これは調べてみないとわからんな」 アニムには人間が易々と契約を破ることはないと思っている。 「集団でそんなことをすると思わん。少ーし小生に時間をくれないか?」 「アニム? どうした?」 「どうも、まだこっちの方が言いやすい。昔、育ててくれた人間がこんな言葉遣いだったんだ」
しばらくやってなかったのですが、忘れていたわけじゃない。面倒だったにすぎない。(もっと悪い) その夜は、長の家に皆が集まった。長の家は集会を行う場所でもあるらしく、集落に住むエルフが集まって、大量の料理が置かれても余裕があった。 ガーシアがアニムを紹介し、皆は様々な表情を浮かべたが、そのほとんどは興味があるといったものだった。 「さ、アニム。まずは遠慮なく食べて」 食事中もとくに決まった席はなく、皆が次々に入れ替わりでアニムのそばに座った。食事中はたわいのない話をする。ほとんど質問攻めでアニムは食事どころではなかった。途中でガーシアが気づいてそれとなく皆に注意する。そのおかげで満足に食べることができた。 「俺の話が面白いかどうかわからないが、まずはどうしてこうして旅をするようになったのかを話します」 身の上話は苦手だった。正直辛いことだったので思い出したくない。それでもエルフたちに話すことにした。あるエルフは憤り、あるエルフは涙する。それでも食いるようにアニムの話を聞いていた。 「そんなこともあったが、今俺があるのは人間のおかげでもある。だから、すべての人間を恐ることはない。しかし、だからといって見ず知らずの人間を信用までしていない。と、ここまでが身の上話だ」 「貴重な話をありがとうございました」 「何、俺にできることはなんか、このくらいで」 「見ての通り、この集落は閉鎖的でね、新鮮な話がないから助かったよ」 「確かに、エルフはほとんど集落を出ないが……」 「今は特にだ」 ガーシアは声を潜めた。
そんな話でもここでは重要。
やっぱり気分転換は必要です。
家でおとなしくしているのがいいのかもしれない。
こんにちは、お正月を楽しく過ごされてますか?
ん年ぶりにタロットカードを取り出し今年の運勢を占ってみる。とはいっても霊感ゼロで、インスピレーション的なものなど皆無な私が占うことは時間の無駄に近いものがあるので、真剣には占うけれど、信じてはいないという、本当に無駄なものです。 結果、本当にいいことはなさそうだ。 ちょっと金運がいいところがあるけれど、しょっぱなからやなカードが出てくるところがどうにも。 しかもカード読み違えるし。 なんだかなー。 ニフティの占いサイトで運勢占ってください。遊び程度に。実際にはコンピュータで占っているようなもんなので、金まではらうことはないと私は考えてます。
草うららか
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