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「非常ノヒト 3」碧也ぴんく
2008年07月28日(月)
源内は、直武の絵の才能に惚れ、各地へ伴い絵を描かせる。
様々な発明をしたり忙しく暮らす源内だったが、いったい自分は何を成し遂げたのかと内心焦燥を募らせる。次第に資金繰りは苦しくなっていき、歯車は狂い始める……。

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鬼外カルテシリーズ最終巻。
平賀源内の一生を描いたこの漫画は、正直私にはおもしろさがわかりません。今までの作品のように、誰かを探しているといったドラマティックな筋が一本通っている物語ではないので。
どうなんだろうこれ、と思いながら読み進みましたが、やっぱり最後まで話としてはぴんと来ず。

ただ、ラストでは感慨深く、思わずほろりと来てしまいました。
それはやっぱり、この15年続いた鬼外カルテシリーズのラストであるということからだと思います。
何度も泣かされたなあと。
あとがきで書かれているように、テンションの落ちていた時期もあったそうで、確かにイマイチなのもあったけれど……。
初期の「水中童子」「Golden Child」とか最近の「太夫」とかは素晴らしかったです。

お疲れ様でした。
「君に届け 7」椎名軽穂/「となりの801ちゃん 3」小島アジコ
2008年07月25日(金)
「君に届け 7」椎名軽穂
風早くんと二人で初詣をした爽子。次の行事はバレンタイン!

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初詣の二人が初々しくてかわいい!
バレンタインはやきもきですな。先がキニナルー。



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「となりの801ちゃん 3」小島アジコ
なぜか3巻まで買っている(笑)
なぜか小冊子までついてきてます。そ、そしてなぜか……ええっ、結婚したの!?
「グーグーだって猫である 4」大島弓子/「花の魔法、白のドラゴン」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
2008年07月21日(月)
「グーグーだって猫である 4」大島弓子
4巻出るのは早かったですね。この人の普通の漫画のおもしろさはよくわかりませんが、グーグーは好きです。
いなくなった飼い猫の心配で、猫探偵を雇う話や、散歩する話など、おもしろかった。後半は、飼い猫たちより、通い猫たちの話が主でしたね。こんなに猫って通ってくるんだなあ…。
しかし、あとがきで、現在13匹買ってらして、一日世話に追われているという話にびっくりしました。なぜそこまで…と思ってしまうのですが、漫画などにも描かれている「今でもこのときの感激は忘れられない」、この一瞬のためなら、なんでもないんだろうなあとも思いました。うん、私もそういうのでは、人のこと言えないんだ…。



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「花の魔法、白のドラゴン」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
国中を巡る、王の<巡り旅>に同行するロディは、天気魔法使いの娘だ。ロディは、国を揺るがす悪巧みを耳にしてしまう。魔法を使える人たちはみんな、悪い水を飲まされてしまったのだ。まだ会ったことのない祖父へ助けを求めるロディ。
一方、<地球>のニックは、父親に連れられて、人気推理作家と会っている最中、なぜか異世界へ飛ばされてしまう。わけのわからないまま、あちこちの世界をさ迷う羽目になるニックだったが、自分の理想の少女に助けを求められて…。

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クレストマンシーシリーズのように、多元世界が舞台になっています。ロディとニックの章が交互になっていて、二人の立場から見た世界と事情が語られていきます。
なんだかすごく変わったお話だった気がします。ほんとに、一冊ごとに作風が違うと言われるのがわかる気がします。その中でも、好きな雰囲気と好きになれない雰囲気とあるんですが、これは割りと好きな方かな。
なんなんだこの世界は?と思っている間に、飲み込まれている感じ。
ニックの黒豹がもっと出てきて欲しかったなー。
★★★☆
「よつばと! 1」あずまきよひこ
2008年07月20日(日)
田舎から、父ちゃんと共に引っ越してきたよつば。早速、隣家の三姉妹と仲良くなる。

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前から気になって読んでみたいと思っていた漫画。
えーっと……うん、私はダメかも…。よつばが天真爛漫なのはわかるんだけど! でも!
こういう、人に迷惑かけまくる…というと言いすぎかな、人を巻き込むタイプの主人公が苦手なんですよー。
たぶん、この子のこういう性格が売りの漫画なんだろうから、読み続けても変わらないだろうしなあ…。
「1/2〜ニブンノイチ〜 3」木々/「タコちゃんの青春シュビドゥバダ 海外・日常編」うぐいすみつる
2008年07月19日(土)
「1/2〜ニブンノイチ〜 3」木々
一日交代で仮死と覚醒を続ける、ドギーとマギーの双子。
ある時、双子が同時に覚醒する事件が起きてしまった。双子の謎が解ける…?
そして、シウの代わりに現れたのは、いったい誰!?

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なんと最終巻です。早かったですねー。
一気にバタバタと、いろんな謎に説明がついてしまって、ちょっとあっけない気がしてしまいました…。
でも、おもしろかったです。仲間もみんな楽しくていいし。私もこんな仲間たちなら園芸部に入りたい(笑) ジュリも、ちゅんちゃんと違ってかわいいし(笑)

最終巻…ですが、あとがきを見ると、このお話は終わったけど、同じ舞台とキャラたちで、また読めるみたいですね。嬉しいな。


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「タコちゃんの青春シュビドゥバダ 海外・日常編」うぐいすみつる
アメリカ留学時代のエピソードやら、うじ入りシチューの話やら、えええっと言ってしまうような日常を描いたエッセイ・コミック。

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しましまえぶりでぃの頃は妹さんの方はあまり好きではなかったんですが(姉はTONO)、今や、あれこれ買うようになってしまいました。
おもしろいです。

ためになった(?)話は、欧米人の肌は強いので、化粧で皺がカバーできるという話。
化粧前化粧後で、別人のように変わる欧米人の写真というのを見たことがあって、そんな化粧テクだったら私も教えて欲しい!と思っていたんですが…。問題は、お肌の質のようですよ。私の肌じゃダメか…がっくり。
「百鬼夜行抄 10」今市子
2008年07月16日(水)
なんだか、絵が荒れてきてますね…。
お話はひっそりとした怖さが丁寧に描かれている感じでよかったです。一話読みきりスタイルなのに、冒頭の断片的な謎が、次第に解かれていく過程をうまく描かれていて、すごいと思います。
首の赤い糸とか、ふすまの絵が動いてるのとか、ぞっとしますね〜。
「呪われた首環の物語」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
2008年07月13日(日)
アダーラの兄、オーバンが<ドリグ>を殺して首環を奪ったことから、この物語は始まった。殺されたドリグの子が首環にかけた呪いは、オーバンだけでなく、種族全体、湿原全体にまで及んでいくのだった。
湿原には、塚に住む<人間>、水の中に住む<ドリグ>、そして<巨人>が住んでいた。<人間>の娘アダーラは、成長し、3人の子供を持った。上の子と下の子には、<能>があったが、真ん中の子、長男であるゲイアは、自分には取り柄がないと思い込むようになっていた。
やがて、<ドリグ>の襲撃を受け、ゲイアたちは<巨人>に助けを求めようとするのだが…。

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タイトルと序盤の雰囲気からして、もっと重々しく嫌な感じのする内容なのかなと思っていたのですが、それほどどろどろではありませんでした。
好きかと言われると、うーんという感じですが、まあ、悪くはない、かな(笑) だってさー、オーバンの一家がかなりイライラするのに、別に大した目にあってないし(笑) や、やっぱり…児童書は勧善懲悪が楽しいじゃないですか…。
★★★
「LEGAの13 2」やまざき貴子/「星空から来た犬」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
2008年07月12日(土)
「LEGAの13 2」やまざき貴子
錬金術の研究のために、元首に監禁されているレガーレだったが、地下に抜け道を発見する。早速、探検を始めるレガーレは、一人の囚人と出会うのだった…。

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相変わらずごちゃごちゃしてて読みにくい絵ですが、話は、読みやすくなってた!
海賊の話、道化の話など、前巻よりおもしろかったです。
しかし、どこに向かっている話なのかよくわからないな…。


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「星空から来た犬」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
星人である天狼星シリウスは、無実の罪で裁判にかけられ、地球に落とされた。犬の姿で。元に戻るためには、「ゾイ」というものを探し出さなければならないのだが、それがどういうものかさっぱりわからない。
他の子犬たちと共に川に流されたシリウスは、少女キャスリーンに拾われる。キャスリーンは、親戚の家で虐げられていた。キャスリーンを慕いつつ、ゾイを探すシリウスだったが…。

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犬の姿にされたシリウスの冒険と、飼い主の女の子キャスリーンとの交流が心温まる本でした。
筋立てとしては、シンプル。犬として手探りに成長していくシリウスの様子が、おもしろかった。ちょっと、「ジェニィ」を思い出しました。
でも、小道具なんかは、この人独特な不思議なテイストを感じました。太陽とか地球が親しみやすい存在として出てくるのがいいですねー。
ラストは、せつなかったなあ…。もっとハッピーエンドだったらよかったのに。でも、好きな一冊になりました。
★★★★
「しろくまカフェ」ヒガアロハ
2008年07月11日(金)
マイペースでしっかり者のシロクマくんの営むカフェには、常連客のパンダくんやペンギンさんがいつも入り浸る。のほほんとして駄洒落に満ち溢れたカフェの日常を描く。

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なんていうんですか、ほんとに淡々としてて、駄洒落もたいして笑えないんですが(笑)、絵がかわいいんですよ! 割りとリアルな絵(デフォルメしてない)なんですけど、パンダくんのあのおっさん体型とか、かわいくてほのぼのします。
この漫画で変わってるのが、シロクマくんとかパンダくんとか、普通にしゃべってる世界なのに、人間も普通に存在してるんですよね。で、パンダくんが動物園にバイトに行ったりするんです。パンダの役で(笑) なんだそりゃって感じなんですけど。
でも、パンダくんがかわいいので、オールオッケー!

ところで、猫本好きな友人が、「立ってしゃべってる(擬人化してる)猫本はダメ!」と言うのですが、この本にはなんと言うでしょうか?(笑)
★★★
「草の上 星の下」谷川史子
2008年07月08日(火)
結婚してスイスに行ってしまった姉が、突然帰ってきた。朝子は、出来のいい姉が、ずっと苦手だった。突然の姉の帰宅に、ちやほやする両親と、居心地の悪さを覚える朝子だったが…。

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姉と妹、妻と夫、先生と生徒、父と娘、コンプレックスを抱えるそれぞれの関係を、暖かく描く4つの短編を収録。
どれもかわいかったけど、先生に思いを寄せる「プリズム」が好きでした。
★★★
「夏目友人帳 6」緑川ゆき
2008年07月06日(日)
廃屋で箱に閉じ込められた少年を助けた夏目。少年は妖に命を狙われているようだった。少年に親近感を覚える夏目だったが、そんな時、夏目の前に名取が現れる…。

夏目友人帳の特別編2編と、先生への淡い恋心を描く「まなびやの隅」を収録。

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前巻から、心温まる一話形式ではなくて、続き物のスリリングな展開になってきました。
うん、これはこれでおもしろい。
ニャンコ先生も素敵です。

「まなびやの隅」は、ごく普通の学園恋愛物。でも、この人はこういう話でも独特の空気感をかもし出していて、いいですね。


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