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「マダム小林の優雅な生活」「マダムだもの」小林聡美 2003年07月29日(火) エッセイ2冊。読んでみようと思ったのは、三谷氏の奥様だから。三谷氏の「ありふれた生活」に登場するエピソードが違う視点から描かれているのがおもしろかったです。 |
「三谷幸喜のありふれた生活2 怒濤の厄年」三谷幸喜 2003年07月28日(月) タイトルどおり、三谷幸喜のエッセイ集。相変わらずおもしろかったです。この人のエッセイはほんとにおもしろい。今回声を立てて笑ってしまったのは、井上陽水氏からのFAXの話でしょうか…。-------------- 彼のエッセイには時々、「この仕事をやっていてよかった」という内容が書かれている。 アーティスト(表現者)にとって、「この仕事をやっていてよかった」という瞬間は、「糧」だと思う。 「お金」ももちろんそうなんだけど…そうじゃなくて。 お金じゃなかったら、その瞬間は、どうしたら味わってもらえるんだろうか。…うまく書けないけど。 それとも、私がこんな風に思うことは間違ってるんだろうか。純粋じゃないのかな…。 |
新井素子のこと 2003年07月16日(水) 本屋をふらふらしていてびっくりしてしまいました。「ブラックキャット」の新作が連載開始になってる〜! いやはや…。 私が彼女の本を初めて読んだのは、高校生の時のことでした。「ひとめあなたに…」と「通りすがりのレイディ」だったと思います。衝撃的でした。 それから彼女の著作を集め始めて…。 特に「星へ行く船」が大好きでねえ。御多分に洩れず、太一郎さんが大好きだったんです。あらゆる本の登場人物の中で、彼がいちばん好きでした(笑) 「絶句」も好きでした。「ひでおと素子の愛の交換日記」も大好きでした(笑) よくわからん…てのもあったんですけどね。それでもすごく彼女のパワーには圧倒されたし、今でも好きですね。若い時に読んでおいてよかったなと思います。 今も、新作が出ると読んでますけど。(あ、「ハッピーバースディ」だっけ?は、まだ読んでない) 「ブラックキャット」は、私が当時すでに古本で読んでいた本です。うーん、新作ですか…。 ぱらりと雑誌をめくってみたら、あまりにも変わってない文体になにやら懐かしい気持ちになりました。文庫本になって読めるのが楽しみです。 ちなみに私は、ひろふみくんのような善意で人を踏みにじる人は、かなり嫌いです(笑) |
「蛍火の杜へ」緑川ゆき 2003年07月15日(火) 春夏秋冬それぞれの短篇が収められた一冊。この人は、ほんとに情感あふれる短篇を描く。最近の私のイチオシの漫画家さんです。 特に今回は表題作がよかった。泣かされる。各所のシーンがどれもじーんときて、いいですね。人に触れられると消えてしまう妖怪と、杜に迷い込んだ少女のお話です。 すごく上手い絵ではないけれど、雰囲気があって、表情に説得力があって。読み終わって、ふぅとためいきをついて物思いにふけりたくなります。 もう一冊。 「緋色の椅子 1」も読みました。これはファンタジー。 王になるために村を出た幼なじみの少年に会うために都へ向かった少女の話。 短篇とはやっぱり勝手が違うようで力技な感じの話の進め方なような気もしますが、勢いがあって楽しめます。 それで、ファンタジーを読んでやっと気づいたのですが、那州雪絵さんと絵の雰囲気似てますね…。 |
「紅茶王子 1〜13」山田南平 2003年07月06日(日) 一気読み。小さきことはかわいいことだね(笑) アッサムの小さい姿はラブリー。 ちなみに、紅茶の精が現れて願いを3つ叶えてくれるというメルヘンちっくなお話で、紅茶の精は小さいんだけど、大きくもなれます。 紅茶のいれかたとかがいろいろ書かれてるので、私も紅茶が飲みたくなりました。紅茶大好き。でも煎れるのがめんどい(笑) |
山下和美 2003年07月04日(金) 山下和美の漫画数冊を読んだ。最近、この人の気に入ってるので、新刊で購入。 「天使みたい ガールフレンズ1」 3編収録されていて、その中の「天使みたい」という話が7/5からテレビドラマ化されてるらしい。 どれも「女の子」の屈折さと素直さを前向きに描いていておもしろかったけど、その中の「BARA BARA」という話にちょっとひっかかりを憶えてしまった。レコード会社に就職した女の子の話なんだけどね。 「売れる音楽がわかる」っていうのと、「その人らしい音楽がわかる」っていうのは、イコールなのかな…。「売れる音楽」って何、「やらされてる音楽」って何、「マンネリ」って何。 …主題はそんなことじゃないんだろうから、こんなところで目くじらたてる必要はないんだけどね。 ミュージシャンの「売れたい」という気持ちは、私にはほろ苦い。きっと売れないと思っているからね…。それもひどいんだろうけれど。だって、私がどれだけ好きでも、「売れる」には結びつかないんだものね。 「いい音楽」だから、「がんばった」から売れるわけじゃないって、わからないの? 「白い花 紅い華 ガールフレンズ2」 こちらは4編。女って怖い、って感じの短篇ぞろいです(笑) 読後感は悪くないけどね。 「天才柳沢教授の生活 20」 友だちに借りて読んでたんだけど、時々忘れて貸してくれない巻があるので、もう自分で買うことにしました。 この漫画を読み始めた当初は、説教クサイ漫画だなあと思ったのだけど(笑)、だんだん好きになってきたようです。自分もがんばろうという気持ちになったりします。 今現在は、終戦直後の教授が若い頃のお話をやってる途中。 |
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