2019年07月20日(土) |
怒涛の展開とその後。 |
こんばんは、ぼむでございます。
日が開いてしまいましたが、怒涛の展開とは。
それは何とか別れずに済み、ご飯を食べていた時でした。
彼の携帯に、田中さん(彼がバーで知り合った社長)から電話が。
「えっ……ああ、そうですか……銀行が……倒産……」
とか、何やら不穏な会話。 もう変に遠慮するまい、と内容を聞く私。
私「どうしたの?」
彼「銀行が倒産して大変なんだって」
私「へー。なんでそれを電話してくるの?」
彼「いや、俺田中さんにお金を貸してるから。それがまだ返せないって連絡だった」
私「え、社長さんなのにお金がないって変なのww いくら?」
彼「にじゅうまん」
私「えっ!???」
これ、ちゃんと話を突っ込んで聞いて良かったな、と今でも思います。
多分それまでなら、「いくら?」って聞けなかったと。
彼「けど、24万にして返してくれるっていうから・・・」
私「そんなのありえないよ。そんなうまい話があるならその田中さんがやってるよ。どういう話だったの?」
その、自称社長の田中さんとは、彼がバーで知り合った人で。
自宅で手料理をふるまってくれたり、自分の弟の妻が働いているというスナックを紹介してくれたり、彼のキャバクラでの指名料や女の子へのドリンク代(そういうものがあるのですな)を払ってくれていたりして。
彼も信用してしまったんだと思いますが。
他人に 金は 貸すな。
保証人もダメだけど、貸してもダメ!!
親友だろうと親だろうと、あげるつもりで貸す!
そうでなければ貸さない!!
これは人類の鉄則です!!
で、慰謝料は渋ったくせに、20万は出せたのかよと思って 「よくそんなお金があったね」 と聞くと、
「いや……カードの引き落とし代、生活費なんだよね」
と。
いやいやいやいや。益々貸すなよ。
言いたくないけど、馬鹿なのかな? ってちょっと思ってしまいました。
前の旦那だったら絶対しない……。
けど後日この話を女友達にしたら、
「えー! 彼可愛い! 純粋じゃない! 騙す人より騙される人の方が全然いいよ! 私は彼の株あがったなー」
と言われて目から鱗でしたが。
で、後日彼が語ったところによると、田中さんから、
「不動産の投資をしていて収益もあがっている。次の投資をしようとしたのだが、どうしても資金繰りがつかなくて50万必要になった。50万とは言わないが、10万だけでも貸してくれないか。返せるあてはあるから」
という話をされて、まず10万貸した。そして、また同じ話をされて、もう10万貸した、ということだったらしいです。
くそ。単なる投資のお誘いじゃないところが腹が立つ。彼のお人好しに付け込みやがって。 (けどそういう人を狙うんですよね)
で、彼は「どうしよう……」と青くなってましたが、「週明け嫁に言って振り込んでもらうしかないよね」と言ってその場は終わったのですが。
その後でよくよく聞くと、「引き落としは明日」なのだそうで。
い、言ってよ……。
で、よせばいいのに、「20万……口座にあったかな……」と考え出す私。
それを見て、真剣に「ごめん、絶対に返すから、20万貸して」と彼。
私がテレビの画面でこの光景を見ていたなら、「アウトーーー!!!」と叫んでしまうところです。
しかし、クレジットカードの引き落としは、ローンとかを借りる時に一度でも引き落とし不能になっていたら、物凄く心証が悪くなるので。
将来困るのは私もだ、と思い貸した私。
友達は「女に金を借りるなんて、私は絶対その男無理」と言ってましたが……。
そういう、情けないのも含めて彼なので……。
ただ、彼はボーナスが出てから返したいと言ってましたが、私は嫁に話してすぐ送金してもらい今週中には返せと言い、そうしてもらいました。
で、絶対そのお金返ってこないよと言っていたのですが、6月末からの彼の海外出張前に、20万は返ってきたとのことです。
利子はまた今度、という話だったので、「いいですいいです」と断ったと。
私「それ、一度返して安心させる、詐欺師のよくある手口だからね」
彼「うん、分かってる。また貸してって言ってきそうな雰囲気はあるし、今度は絶対貸さないよ」
最初は「逃げ切れるわけない」とか、「返してくれるよ」とか楽観的だった彼ですが、数週間して冷静になってきたみたいでした。
私「もう田中さんとは付き合っちゃだめだよ」
彼「それは……。個人的には会わないけど、会社の人達と田中さんとで飲みに行く、とかはあるかも知れない」
私「……分かった。だけど気を付けてね」
彼「もちろん」
これ、絶対その後の話が知りたいですよね。
絶対詐欺だと思うのですが、その確証を得たいという意味で。
彼には「もし田中さんがまたお金を貸してくれって言ってきたら絶対報告して欲しい」と伝えておきました(笑)
さて、こんなことがあってすぐ、彼は海外出張へ。
3週間会えず、その間、少しはテレビ電話で話もできてはいました。
最初は連絡取るのを遠慮してたんですが、
「けど、海外出張中何の楽しみもないって言ってたしな。辛いって言ってたし、話すことで気晴らしや癒しになれたらな。私も話したいんだし、電話できるか聞いてみよう」
と連絡を取り。
とにかく「時間を決めようね。今から20分話そう」とかって言っていると、彼の方から「レポート出した後、また話せるかも」とか言ってくれて、結局1〜2時間話す日もあったりしました。
で、彼が帰国してから、
「火曜日か木曜日、お泊りできるかなあ?」
と聞いたらYESで。
火曜日に行ったとき、「木曜日はどうする?」と聞かれて、木曜日も泊まるというと、その手続きもしてくれて。
勝手に、良い感じだと思っていたら。
7月末には結論を出す、と言っていた彼。
「ぼむにしよう、その決意を固めようと思って火曜日も木曜日も会うことにした」
と。
しかし、
「正直まだ迷ってる。嫁といる方が、なんていうか安心する。ぼむと居る方が楽しいし、癒されるんだけど……」
と言われてしまい。
もうね、ここまで来て? って話じゃないですか。
分かってたよ。お前がそういうやつだってことは。
薄々そうなるだろうなーと思ってた。
だけど、何故そうなるかと言えば、私が無理させてるせいで。
それにも私は、気づいていました。
否、気づけていました。
私「癒されると安心するって、普通は同じだと思ってたけど、違うの?」
彼「なんか違う。うまく言えないけど……」
私「それはもしかして、私がお姫様扱いして欲しいって言って、その『失敗できない』っていう緊張感からじゃないの? 私を傷つけたから、これ以上は傷つけちゃいけないって」
彼「そうかも」
私「私も同じように、あなたに嫌な思いをさせたよ。だけど、これからは気を付けようって思うだけで、プレッシャーはないよ。でもあなたにはあるんだね。もう二度と同じことをしちゃいけないって思ってない?」
彼「それはあるかも」
私「そんなことないからね。うっかり遅刻してしまうとか、そういうのは全然気にならないよ。私が嫌だったのは、連絡できるのにしないとか、遅刻しても平然としてるとか、そういうことだよ。本当に申し訳ないと思ってくれてるなら構わないよ。その気持ちが欲しかったんだよ」
そう伝えて。
木曜日には、
彼「自分の感情を前より感じられるようになったからなのか、嫁と迷ってる。やっぱりあの時みたいに喧嘩したりとか、大丈夫かなって。俺はあまり喧嘩とか好きじゃないから……。 多分ぼむの問題じゃない。俺の問題なんだと思う」
と。
私はショックを受けながらも、
「今正直ショックを受けてる。気持ちを思い出すかもって言われてセックスして、これだけ色々なことがあって、私はむしろ、お互いの気持ちがその度に近づいたと思ってたから。 毎回解釈が真逆だよね(笑)
だけど、あなたが自分の本心に気づけてないだけで、嫁の方が本当は良かったともし思うのなら、そうして欲しい。 無理に私といて欲しい訳じゃない。 あなたが納得いく形で、私と一緒にいたいって思ったときに、別居を切り出すなり離婚するなりして欲しい。 だから、7月末って思わなくていいよ。だからと言って何も感じず、考えずそのままでいていいって訳じゃないけど。けど無理にする必要ない」
と、自分の気持ちを全て素直に伝えられました。
彼は「ごめんね」と涙目でした。
なんか、やっと、本心から「私といることを望まないなら、無理にそうして欲しくない。彼の気持ちが、そうしたいと思えたときでいい」
って思えるようになりましたね……長かった……。
なんか振り返れば、
「あなたの気持ちはどうでもいいから!! 私といるって今すぐ誓え! 行動しろ!!」
って強制していたも同然でしたね。
それよりも、
「彼が一緒にいたくなるような、自分の地元に頼むから来てくれ、俺と結婚してくれって思うような女になるにはどうすればいいんだろう?」
って考える方がよっぽど良かったのでした。
そして単純に、そういう女の方がよっぽど彼が一緒にいたくなりますよね。
彼の地元のいいところ探しをしたり、地方でも活動できる方法を色々考えたり。
幸い私のやりたいことは、どうしても東京じゃなきゃ出来ない! ということではないので。
そして、つい「嫁が今、子供作りたいからセックスしようって言ってきたらどうする?」と聞いてしまい、彼がうーんとか考えているのを見て
「マジで? この期に及んで迷うんかい」
と思ったわけですが、彼は一応、
「子供は欲しいから迷うかも……けど、多分今だったらしない……と思う」
とか言ってくれたんですが。
私が
「聞いたとき鼻の下が伸びてた。本当はしたいんじゃないの」
と聞くと、
「いや、そんなことはないよ。むしろ、どうして今そんなこと聞くんだろうと思ってた」
と。
そこで、私も正直に
「実は、私はすぐに見捨てられる、って思ってしまう。今だって、どうせ私は選ばれない、って思ってるから、やっぱり嫁が良かったってなるんじゃないかとどこかで不安。 だから確かめたくて、こんな質問しちゃった。 ここまで信じて、裏切られたらどうしようって不安になるの。だけどそれは、母親の影響だから。私が解決するべき問題だから。あなたに被せてごめんね。
最近、やっと親への怒りが出てきて。私がこんなに相手を信じられないのも、全部お前のせいだぞって。そういう感情も、感じ切らないといけないから。まだまだ未解決の感情が自分の中にあるって分かったの。 やっと、私は私の意志で、あなたがどうであろうとも、私はあなたと一緒にいたいって、分かってきたところで。 あなたが私のことを好きかどうかは関係なくて。 そういうの、もっとちゃんと感じていくね」
と伝えました。
彼は、「そんなこと思ってたんだ」と言ってました。
私の母親の、「私の言うことを聞かないならあなたを見捨てますよ」っていう育て方のこと、見捨てられ不安のこと、彼に話していて分かってもらっているつもりでしたが、そうではなかったようです。
やっぱり、ちゃんと一つ一つ、自分の実況中継をすることって大事だなあと思いました。
そして、3月〜4月でめちゃめちゃ彼のことを責めたこと、彼のトラウマになっているのだな……と今書いてて思いました(遠い目)
やっぱり責めるのは、百害あって一利なしなんですよね。
これからは、嫌だって言われたことを一つ一つ気を付けていこうと思います。
それしかできない。
ちなみに、「絶対に12時には寝るようにする」ことを毎回気を付けておりましたが、木曜日はそんな話をし始めたのが12時過ぎ。
途中、
「そんなこと言いながら、また12時を超えてしまったって私今反省してるの。しんどい? 大丈夫? けど、ここは大事な話だと思うから、一応整理されるまで話したいんだけど、どうかな?」
と私が聞くと、彼も笑顔で
「いいよ」
と。そこで私も嬉しくて、「ありがとう!」と。
考えてみれば今まで、
「私(たち)のために話し合いの時間を持つのは当たり前でしょ!」
って態度でしたね。しみじみ反省です。
それで、話が終わったのが深夜1時。
なんですが……。仲直りしてしまったせいで、彼が
「エッチしたくなっちゃった」
と。
そして、私は人生で初めて。
挿入中にイケるという体験を、しました……。
自分がどちらかと言えば感じにくい体質なせいで、挿入でイケるとか、都市伝説だと思ってましたよね(遠い目)
自分の身には起こらないことだと思っていました……。
実は、しっかりと中イキできるようになったのも彼と付き合いだしてから。
Cさんの時も、上手だったので中で指でイカされること自体はあったのですが。
特にそれ以上は成長せず。
それが、彼と付き合ってから、指でもおもちゃでもどんどんイケるようになり、ついに奇跡の……。
彼は「俺のお〇〇〇〇でいってほしい。だってそうしたら、二人同時にいくことが出来るんだよ」と言ってて、つい以前の女がよぎってしまったのですがそれは言わず。
今回が本当にそうなるとは思っていなかったのですが、
・お互いに心が通じ合ったと思った状態(私はこういう精神的なものに快感がめちゃめちゃ左右されます)
・いつもは前戯で何度かイカされているが、深夜で時間がなくていきなり挿入だった
という条件が重なり、そのようなことに。
ピストン運動、というものが良いことが、実感として分かりました。
なるほどこれか……。みたいな。
やっぱり、彼なんですよねえ。
身体が反応するってことは、きっとこの人だってことなんだと思うのです。
いやわからないですけれど。
とにかく、まずは自分。
これからの一人の時間は、自分と向き合う時間に使えるように。 彼ことをもっと思いやれる自分になれるように。
頑張ります。
2019年07月01日(月) |
どどどど怒涛過ぎた。けれども前進。 |
こんばんは、ぼむでございます。
ちょ、あれから本当に超展開(自分的に)でですね……。
今彼が出張中で、やっと落ち着いてきました。
いやね、何ていうか、前回の日記の後、日曜日に彼が家に来たんですがね。
それまで私、自分の感情とか紙に書いて、感情を感じていたら感じすぎてめちゃめちゃ腹が立ってきて、その後何とかやっと「いや、私ばっかり気持ちを言ってるな。彼の気持ちを聞いてないから聞こう」という余裕が出てきたところで。
会って、彼に気持ちを聞いたところね。
彼「正直……何でここまで責められなきゃいけないんだろうって気持ちはあるし……。あと、このことだけじゃなくて、価値観のすり合わせなんだろうけど、毎回喧嘩になることに疲れてきた」
と。
私「(あっこれ別れたいって言われてるやつやん)……別れたい?」
彼「……。うん……。今は正直、その気持ちの方が強い」
もうね、大どんでん返しですよ。(私の中で)
で、とにかく謝って、必死に『彼に、それならそれでもいいよ、って本心ではないこと言ったらダメだ。私はどうしたいの? どう思ってるの?』と自分に問いかけて、
「私は別れたくないよ。確かに責めすぎたし、あと、すり合わせに疲れたの? 私が、自分の意見が正しい! って主張するから疲れたの?」
と聞くと、
「後者かな……」
と。
今度はそれを謝ったのですが彼の表情は硬いまま。 何とか話を続けていると、
「迷うけど……別れたい気持ちの方が強い。けど、ここに来るまではもう限界だ、絶対別れるって思ってたのに、顔を見たらやっぱりぼむが可愛い。でも……」
と。そして、
「ぼむがお姫様扱いして欲しいって言うから、頑張ったけど、正直平日の電話が1時超えるのは辛かった」
と。
私「お姫様扱いってそういう意味じゃないよ、違うよ(泣) 私を大切にして欲しいって意味だよ……。ごめん、そうやって無理して頑張ってくれてたんだね。私は話し合いを重ねることで、これでまた二人の距離が近づいた、とか嬉しく思ってた。無理させてたんだね。ごめんね」
そうやって私が泣きながら謝ると。
彼「そっか……。俺、全然俺の気持ちを分かってくれてない、って思ってたのかも。分かってくれたなら、いいよ。俺も伝えてなかったし」
と。
本当に 危ないところでした。
自分のことに盲目になってはいけないという見本ですな……。
しかし、まだまだ怒涛の展開は続くのです。
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