即席珈琲エディクション/Instant coffee addiction...嶋紗雪

 

 

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 2019年12月01日(日) 

タッチの考察と私の状況

何回咀嚼しても最適解に迷うので書いてみる。

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「タッチ」は小学生の頃に読んだ。
地区の廃品回収で全巻出されていたのを、
集会所に引き取って本棚に置かれたのだ。
地区の行事があるたびに集会所に籠もって読んだ。
皆が公園で遊ぶ中、同学年の友達もなく、上下学年は男の子ばかり。
当時からぼっち慣れしていた私は本に夢中になった。

タッチでは人が死ぬ。
後に読んだH2でも人が死んだ。
この作者は登場人物にとって大事な人を亡くしてしまう。
なんてひどい作者なんだ、と感情移入した悲しい思いだった。

Twitterでバズったツイート。
『和也の死』に囚われた達也と南の物語。
それを最後に克服するシーンで終わったが。

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では、私はどうなのか。

交通事故で弟が死に、親は泣いた。
「お母さんを支えてあげてね」と母と親しい者は言い、私もそうしたいと思い、そうしてきた。
泣く母の背をさすり、同じ子なのに代わりになれない自分にやるせなさを感じた。
一年後、弟の命日に当時の彼氏と電話中、
悲しくて泣く私に
「(子を亡くした)親が一番悲しいんや!」
と一喝された。
…弟を亡くした姉の悲しみは、なんなのか?
同じ親と家族の愛情を受け、寝食をともにし一緒に子供時代を育ち、親が出掛けている時には留守番をし、時に喧嘩し、遊び、同じものを見てきた人間を亡くした悲しみは、やはり親より小さいというのか。

(子がいない私は親の気持ちが分からず、一人っ子の彼には姉弟の気持ちは分からないだろうな、という結論に達した)
(分からなくても寄り添うことは出来るだろ!)
(会ったこともない私の親より私を優先して欲しかった)

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閑話休題。

弟の顔によく似た後輩君。
一目見たとき、なんか似てる、と気付き、事ある毎についつい見てしまった。
部屋に入った時、廊下ですれ違った時、気配を感じた時。
帰り道、脇を車が通り思わず振り返りナンバー確認したら後輩君の車だったときは、我ながらストーカーじみていて寒気を感じた。
一目惚れならぬ百目惚れしたんだと思う。
弟に対する思いと勘違いしてるのかな、と思ったりもしたけど、違うと思う。

告って振られ、万策尽きた私はもう手立てがない。
仕事で繋がるしかなく、そして私は後輩君ほど高度な仕事は出来ない。
例え、万が一にもお付き合いして結婚できるところまでいったとしても、親に紹介できるのか?
弟にそっくりの相手を。

私の恋心も何もかも、弟に囚われすぎているのだろうか?
私はどうしたらいい?




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2005年12月01日(木) がんばれる
2004年12月01日(水) 損しても得になって戻る。がんばれ。
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