のづ随想録 〜風をあつめて〜
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【のづ写日記 ADVANCE】

2005年04月02日(土) 一歩も家を出なかった

 たっぷり1時間風呂に浸かって、冷蔵庫のダイエットコークをぷしゅっとやったところである。
 土曜日。
 大抵、土曜日というと休日出勤することが多いが、来週の月曜日から2週間の社員研修の事務局として、また会社の研修センターに泊り込む生活が始まるため、今日はゆっくり休むことにした。月曜日の朝からの研修なので、いろいろ準備を考えると明日日曜日の午前中には家を出なければならない。
 今日は11時過ぎに起床。途中、最近ツマが購入したらしいジーンズを見せられたり、「ダイエーにキャベツを買ってくるからね」と告げにきたりして、さすがにもうベッドから抜け出そうとしたが、「あ、別に寝てていいよ。ステイ!」と、まるで座敷犬に言いつけるように言うので、俺はそのまま眠りこけてしまった。
 朝食兼昼食のツマ特製ベーグルサンドを食べ、そのままソファへ。ツマはスポーツジムへ出掛けていった。ビデオに録り貯めてあったバラエティ番組をだらだらと見続けていたら、もう夕方だった。
 夕食後、ジャイアンツの開幕2連敗を見届けたあと、文庫本を持って風呂へ。2週間前くらいに地元のブックオフで買ってあった『銀座のカラス(椎名誠)』をようやく読み始めた。

 昨日までは『ネバーランド(恩田陸)』、その前は『口笛吹いて(重松清)』。
 恩田陸は以前友人に勧められて『六番目の小夜子』を読んだ。タイトルからしてちょっとコワ気なカンジがするのですが、学園もので、しっかりミステリーで面白かった。そんな記憶があったので彼女の作品をまた読んでみたいと思っていて、たまたま先日の会社帰りに立ち寄った本屋で購入。これも学園もので、導入部分から前半はかなりホラーな雰囲気が漂っていて期待大だったのが、あとがきで本人も書いているように、展開がだんだんほのぼのとしてきてしまって、すこし残念だったかな。

 『銀座のカラス』は椎名誠の自伝的小説で、たしかどっかの新聞に連載されていたんじゃなかったっけ。同じく椎名作品の『新橋烏森口青春篇』は、俺にしては珍しく何度も読み返している大好きな作品のひとつで、椎名氏の若きサラリーマン時代のことが描かれている私小説だ。この作品の続編のようなカンジで同時代が描かれているので期待をもって読み進めようっと。
 じつはこの『銀座のカラス』は上・下巻の作品で、その両方をそろえてブックオフで購入したつもりだったが、昨日気がついたことは、俺はなぜか“上巻を2冊”買ってしまったようだった。ばかだ、俺。


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