調子に乗って昨日の更新後、だらだらとネットを彷徨っていた。気がつけば午前三時。いかんいかんと思い床についた。 目が覚めたのは朝9時ちょっと前。特別な用事のない日曜日の通常通りの寝坊だ。俺は漠とした状態で食卓につき、ツマが差し出した菓子パンをひとつ頬張る。 「まだ眠そうだね。もうちょっと寝てたら?」とツマ。彼女は家事を済ませたら「ハリー・ポッター」を読む、と言う。出来れば早い時間にスーパー銭湯へ行ってのんびりしようか、という気分もあったが、札幌出張の最終日に天然温泉の露天風呂を満喫したせいもあって、どうもテンションがあがらない。俺はツマに促されるまま再びベッドに横たわった。 結構楽しんで来たとは言え、俺の身体の奥底のほうには先週の四国、北海道出張の疲れがあったようだ。枕元に読みかけの雑誌が数冊あって、それをパラパラと眺めていたら数分後には当然のように深い眠りの中へ溶け込んでいった。 次に目が覚めたのは、午後3時45分。言葉をなくした。惰眠を貪る、とは正にこのことか。スーパー銭湯はおろか、書店めぐりも、週末には心がけている近所の公園のジョギング&ウォーキングも、すべて「どうでもいいやあ」気分。そのまま枕元にある携帯ラジオ(いったい俺の枕元にはどれだけのものが転がっているというのか)で、まどろみながらラジオ番組を聴く。 夕食は、小樽から送ったうにとイクラを惜しげもなくどんぶりに乗せた「うにいくら丼」。ツマと涙しながらいただく。
ふと、考えた。 大学時代の仲間と、最近、会っていないということ。皆、それぞれに忙しいのだろう。夏の終わりに、久しぶりに奴らの顔を見てみたい、と思った。
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