★★☆ 想 う ☆★★
目次|過去|未来
祭日。普段はゲーム三昧の次男。
「たまには外で遊ばない?」との声かけに
「お父さん、つくし採りに行こう!」
春から夏にかけては次男の季節、つくしからはじまって、カエルのたまごやめだか、
フナ、ザリガニ、カメ、セミ、ダンゴムシと何かをとって来るのが大好き。
「よし、今からつくしとりにいこう!」
するとママ。
「つくしを採ると、きまって祖母に佃煮をつくれってうるさいから、どうぜ とるならたくさんとってきてよ!」
よぉ〜し!わかった!
次男に聞くととなりの家の裏につくし畑があるとかないとか。
特大のスーパーの袋を片手に家を飛び出した。ところが...
ないぞないぞ。全然ない!かろうじて1本見つけて袋に入れる。さ、さびしい...
すると次男。ケロっとして、「公民館の近くにたくさんあるよ。」
そうか、車で行こうか。歩きで行こうか。迷って結局自転車で行くことに。
私は長男の自転車を借りて2台で出発。
公民館までいってみたが、ほとんど見当たらない。
「あるまで探そうか」公民館をすぎて工業団地の方まで足をのばす。
突然次男が「あった!あった!」と叫んだ。
田んぼのアゼに何十本のつくしが...
でも待てよ。なんかしおれているような...
二人でしゃがみこんで何本か採ってみる。すると次男が解説してくれた。
「ここの頭の帽子がこうなっているのはもう食べてもおいしくないからとっちゃだめだよ」
なるほど、なるほど。結局ここのは全部だめだね。
私達はさらに先へ進むことにした。
工業団地手前には狸が住んでいるような裏山がある。
「こっちに行こう」
自転車を降りて引きながら、山の中に入り込んだ。
途中薄暗く、道幅も狭くなり、次男が怖がったところもあったが、そのつど 相談して先へ進むことに。
結局山を抜け、小学校の北側あたりに出るまで小一時間の冒険だった。
つくしは結局1本のみ。次男と一面の畑の中の一本道を自転車で走りながら、 会話がはずんだ。
そのとき、くれよんしんちゃんの「モーレツ大人帝国」の回想シーンが頭をよぎった。
お父さんと裏山一周の冒険を次男は記憶するだろうかと。
私は父親の自転車の後ろに乗せてもらって見た田舎道の夕焼けをまだ覚えている。
それがために、しんちゃんでは大泣きしてしまったが、今回の帰り道ではしんみりしてしまった。
そのあと、シダックスへカラオケに行く予定があったのにこの冒険で出発が遅れ、
フリータイム時間に間に合わなかったので、スポンサーのママには申し訳なかったが、
次男とのお金には換えがたい1時間を過ごすことが出来たこと、本当によかったと思う。
|