★★☆ 想 う ☆★★
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2001年11月13日(火) 経験と知識

セミとか、アメリカザリガニを子供たちはよく捕って来る。

別にザリガニでなくてもいいけれど、
我が子供たちは、夏になると、やたらとってきて
面倒も見ずにほったらかしている。

子供に、たとえ虫でも命の尊さを教えようとムキになる父親。

実は、本気でムキにならなくても、子供は自然に覚えていくものらしい。

しかし、そう思わないのが父親。

セミを捕まえてカゴに入れっぱなしで、干からびているセミを見るたびに
父親の説教が始まる。

「セミは7年間も土の中にいて、たった1週間しか生きていないんだよ」

僕の説明では、子供たちは理解できなかったようだ。

虫かごに入れて自分の物にしたい。という欲求が先立っていたのか、
飼育するという概念がわかっていないのか、
何匹も死なしてしまった。

自分だって子供の頃はカエルを何十匹と捕まえては皮をはいで捨てたことが
あるじゃないか!

残酷とか、命とかの意識なんてなかった。
カエルを水中に数日間も沈めておくと
おぼれて死ぬ事もその時知った....

大人はさんざん自分がしてきて知ったこと、悟った事を
子供に伝える。

自分が荘だったように子供は、聞いて知ることよりも
やって、見て、知ることを求めている。

朝食時、もし子供が、あたためた牛乳が熱いといって、水で薄めようとしているならば、
「よしなさい。牛乳を薄めるとまずくなるから...」
といって、それをさせない親が多いかも知れない。

「やってみな! でもまずかったら次はやめてね!」

最初の1回は経験さ。間違った方向に行かせないことを教えることも大切だけど

間違ったこと事態を教える事は、今しかできないよ。きっと....


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